なんとなく、物資の補充も兼ねて、改めて1階から潜り直してみる。
とりとめもなく潜っては拾い、潜っては拾いを繰り返す。たいした物は出てこないが、こちらも最初からそういったものは期待していない。『スピードの薬』や『体力回復の薬』『全復活の薬』『聖預言の巻物』『邪悪退散の巻物』などをちまちまと拾っては貯めていくプロセスである。
中間階で『殺戮の鉄弾』なるものを拾う。初めて見る。これはスリングで投げて武器として利用するためのものである。せっかく『★バック郷のスリング』を持っているので、それなりに使ってみようと思い立った。
★バック郷のスリング (x2) (+19,+15) (+3加速) {{+速r盲乱恐;明射}}
このスリングは暗闇と混乱のただ中に於いてさえ驚くほど明晰な思考を可能にし、弾を恐ろしい速さで撃つことができる。
それはスピードに影響を及ぼす。
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは盲目への耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは永遠の明かりを授ける。
それは矢/ボルト/弾を非常に早く発射することができる。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
とりあえずは現状の”弓としては使えない”銘入りの『ショートボウ』を外し、この『★スリング』を装備してみた。加速と耐久力が減ってしまうの残念だが、中階層ならばまあ何とかなるレベルだろう。
しばらく使ってみたのだが、存外悪くない。弾もそこそこ手元に回収できるし、効果もほどほどにある。さすがにD相手に使う気にはなれないが、Vや単独のW相手にはそれなりに効果があった。
『護りのへヴィ・フレイル『焔鷲』』なるものを拾った。これにようやく『対生命力吸収』がついたので、装備してみた。ACが94となったのは良いが(なぜ武器で防御力が上がるのはよくわからないのだが)やはり魔法道具が使えないのは辛い。そこで、実質意味がなくっていた『勇者のアミュレット』を以前と同じように『魔法道具支配のアミュレット』に変えることとした。おかげで多少AC等は減ってしまったが、致し方無しというところか。
だが、どういうわけか、そこで安心して戦ったはずのV相手に経験値吸収が起きてしまっている。もしかして、これって生命力とは別なパラメータなのか?それともこの武器の防護レベルが低いのか?
しばらくそのまま進んだが、なかなか『経験値回復の薬』が落ちていない。ふと、もしかして、と思い、たまたま拾っていた『レベルアップの薬』を飲んだところ、経験値が回復した(完全に元に戻ったのかどうかはわからないが)のに驚いた。なるほどなあ。こういう使い道もあるのか。贅沢な経験値回復方法である。
そんなこんなを繰り返しつつ、気がつくと経験値が600万を超えていたが、悲しいかな何も起きない。ただただ数値が増えていくばかりである。そもそも表示上は『次レベルは550000』となっているのに、それを越えても残念ながら何も起きていなかった。そういうものなのだろう。
拾った『スピードのスタッフ』を存外活用している。『スピードの薬』も溜まりつつはあるのだが、補充が利くスタッフを優先的に使っていくのは悪い選択ではない。珍しいアイテムとはいえ、そこまでの貴重品でもない(自宅にも数本溜まっている)ので、おみやげで手持ちインベントリが溢れたらあっさり捨ててもそれほど惜しくないのも良いところである。
『獲得の巻物』を19階で拾ったので、例のごとく期待しないで読んでみたところ、意外にも『★ダガー『アングリスト』』なるものが出てきた。これは悪くなかった。
★ダガー『アングリスト』 (2d4) (+10,+15) [+5] (+4) {{+器隠探r暗;投麻視|切/邪オト(器}}
偉大なドワーフの鍛冶テルハールにより隕鉄から鍛えられた小剣で、かつてベレンがモルゴスの王冠からシルマリルを切り離す時に使ったものだ。シンダール語の「鉄裂き」の名が示す通り、並の金属ならば難なく切り裂くことができる。
それは器用さに影響を及ぼす。
それは隠密行動能力に影響を及ぼす。
それは探索能力に影響を及ぼす。
それは非常に切れ味が鋭く敵を切断することができる。
それはオークに対して特に恐るべき力を発揮する。
それはトロルに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは邪悪なる存在に対して聖なる力で攻撃する。
それは投げて使うのに適している。
それはあなたの器用さを維持する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
この小刀は、モルゴス大魔王(魔王サウロン先生の元上司)がかぶっていた王冠から”噂の宝玉”『シルマリル』を削り取った(上司当人は魔法の歌の影響で寝ていた)という超いわくつきの逸品である。
アイテムの効用としては、器用さが上昇し(カンストした)、隠密が上昇し、敵を切断でき、邪悪な存在に対して聖なる力で攻撃する。攻撃力のアップ以上に『隠密+4』が効いているようで、ついに隠密行動は『英雄』ランクに上昇した。ついでに知覚と探索も多少マシになった。
モルゴスさんとの最終対決に『★リンギル』とこれを装備していくというのも因縁的にアリかもしれない。
ただし、現状の『防衛者』さんたちが持っている機能をどこでカバーするのかが問題となる。
意を決して20階に潜る。ドラゴンを退治したら『妖精のグレートアックス』が出てきた。なるほど効率が良いなあ。有効かどうかは別として。
やはり戦うのであれば20階が良い。
ということで、しばらくを20階と地上の往復に費やすこととした。
そこそこいろいろと入手はできるが、これというものがない。
『人殺しのランス』は微妙である。さようなら。『護りのグレートアックス』さんも無銘ではいかんともし難い。
すると『凡庸の巻物』を入手する。早速帰る。またすぐ戻る。さすが20階である。
また潜る。20階である。
しばらくして『☆ロングソード『クリソフタール』』を入手する。*鑑定*したところ、正直たいしたものではなかった。攻撃力は割とあるが、精度が低く、対アンデッド専用武器のようで、それほどの特徴もない。ほぼ無に等しい知能を保護されてもなあ、という感じである。自宅も狭いことなので、残念ながらすぐに美術商様の店頭にてお別れした。悲しいかな、店頭価格でも聖戦者さんとかよりもずっと安かった。一応☆装備なのに。
『勇者のアミュレット』さんも新たに拾ったが、各々性能が微妙に異なるため、インベントリを個別に消費する。似たようなものが4つもあっても仕方ない。自宅でパラメータを鑑みて、二つは処分した。各々美術商で30000Gになった。お世話になるアイテムではあるのだが、複数はもつ意味がないものでもある。
『エルフの行糧』が自宅にもフルに溜まっている一方、なんとなく拾い続けていたらこちらでも70個を超えてしまった。『空腹充足の巻物』も良く見つけるため、燃やされてしまう可能性も考慮してそちらを優先しているのだが(なぜか『エルフの行糧』は燃やされるということがない)、おかげで拾ったエルフ飯をなかなか食べない。旅が進むごとに次第に行糧が重みを増しているのも妙な感じである。
箱の中から『☆金の冠『グアロス』』が出てくる。が、これはこれでまた微妙である。魔法道具利用に影響を及ぼすということなので、ないことはないかもしれない、という程度である。いちおうとっておくか?装備してみると、ACが72まで減ってしまった。それはどうなんだ。あれ、でも魔法道具利用が英雄的まで上がった。魔法道具支配のアミュレットを除いても、である。ということは数値的には+3か+4あるということなのか。
ということで、なんとなくだが『勇者のアミュレット』を装備して多少ACをフォローしつつ、これを使って少し潜ってみることとした。
銘入りの冠『尊厳の金の冠『嵐狼』』を拾うのだが、拾った*鑑定*によると、知能とか賢さとか魅力とかに影響するようだ。戦士的には、影響してもらってもそんなに良いことがない気がする。うーん。いくら銘入りといえども、なんだかむなしい。一応持って帰るか?どうする?というレベルである。同じく『耐電の金属製スケイルメイル『耀鷲』』さんも正直微妙である。
Wの群れと戦ったら、いきなり装備が5つくらい呪われているのに笑えて来た。これってガードはできないのか。反魔法とか?
調子に乗って21階に。四角マス目が4部屋ある怪物の皆様の憩いの場?に乱入して暴れていたら、お隣の部屋にふと赤いUの字が。
『バルログだ、バルログが出た!』(弓を取り落としながら)
このバルログ、「指輪物語」本編では、あのガンダルフを奈落の底に引き込んで相打ちになった強敵だ。さらに、そのはるか昔の時代の物語では、古代のエルフの強戦士たちと戦い、エルフ軍団に痛手を負わせている。とにかく、ユニーク以外の一般モンスターの中では最強の一角を占めるものだ。
そして、この縛りプレイでは初めてお目にかかる強敵である(以前の通常プレイでは数回対決して勝利してはいるが、ここまでお読みの皆さんにはお分かりの通り、それは装備の助けを借りてのものだ)。
とりあえず、逃げては見たが、割としつこく追いかけてくる。いつまでも逃げてはいられないので、ヒーローを飲んで加速して戦ってみた。
かなり体力を削られたものの、何とか無事にたたき殺した。タイマンなら何とかなるようだ。お得意の「脳攻撃(得体のしれない”脳や精神に直接攻撃する力”らしい)」をされなかったのが助かった要因であろう。Uは本装備であっても慎重に戦わないと厳しい相手であるし、群れていたりしたら逃げの一手である。
この戦いの後、そこそこ貴重な『追尾クロスボウの矢』も30本ほど拾って持ち帰ってみたが、実は自宅にすでに99本溜まっていた。なるほどなあ。もういらなかったのか。しかし俺はいつになったらクロスボウを装備できるのだろう。嘆きつつ売り飛ばす。
さて、永らく使いまわしていた『殺戮の鉄弾』も、25個程度あったのがもう残り8つである。そろそろ装備変更の頃合かもしれない。戦いの最中に切れると悲しいから、一歩前に変えていくほうが安全である。
あれ、なんか打撃の合計が520を超えている。なんでだろう?器用になったから?
そして所持金はひっそりと800万ゴールドを超えていた。使うあてもないんですが。できればこれで倉庫でも借りたいものだ。
『焼棄のグレイブ『燦隼』』も拾ったものの、鑑定してもいまひとつ。地震の要素があるのでこれは実運用は無理だろう。
『吸血ブロードアックス』さんも割と久々ではあるが、よく見る。溜めておくか。でもあんまり使い道がなくなっている。雑魚相手には有用だが、そもそも雑魚相手だとほとんど怪我もしないので、出番がないのだ。強いて言えばDの群れがいたら有効なのは前述したとおりなのだが、そのとき一度遭遇して以来、二度とお目にかからない。
『高精度のクロスボウ』もテレパシー付きと言う点を除けば普通である。売り飛ばして見たら3万になったので、まあそれでいいのだろう。ありがたいことにこの手の高級クロスボウは割と高く売れる。
さらに『冷気の追尾の矢』34本を拾った。これがある種、悩みの種となる。インベントリが一杯な状況で、新しい種類の矢なんぞ溜めている余裕がないのだ。とはいえ、このままだと加速+4と耐久力+2の銘入りショートボゥがこのプレイの最終装備になる可能性もあり、捨てることも難しい。やれやれである。素直に加速+4と耐久力+2の『クロスボウ』が出てきてくれたらいいのになあ。などとぼやく。
21階で『獲得の巻物』再登場。詠んでみたところ『★ガントレット『パウアネン』』が出現する。装備してみると、確かにACが99まで上がったのは喜ばしいが、他の影響がまったくわからない。
★ガントレット『パウアネン』 [2,+15] (+4) {{+器r酸;遅(器!!}}
シンダール語で「水の拳」を意味する名を持つこの篭手は常に酸でてかっていて、酸の矢を放つことができる。
始動したときの効果...
アシッド・ボルト(5d8) : 6 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは器用さに影響を及ぼす。
それはあなたの器用さを維持する。
それは酸への耐性を授ける。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
ガントレットはこれという定番がないのがわかるような気がした。実は最後まで殺戮さんでいいんじゃなかろうか。今は劣化されまくっているけれど、お金をかけて直していけばそこそこ何とかなりそうな気もするし。
先ほどから地下21階で繰り返し戦っているのだが、それは上に上る階段が見当たらないためである。なぜかみな下向きの階段ばかりのように見える。プログラム的には必ず上下の階段は最低ひとつ以上はあるらしいので、何かと重なっているのかもしれない。とはいえ、大量のアイテムを一つ一つどかして行くのも面倒なので、よくわからないままに戦い続ける。こういうのも状況によっては問題になりそうだなあ。
ちなみに、20階以降に出てくる赤C(ヘルハウンド)は、遠方から焔は吐くし割と堅いし倒してもほぼ何も落とさないしで、経験値が無意味になった昨今では戦ってもいいことは何もない。にもかかわらず、群れているし起きていたらしつこいしで面倒なこと限りない(aの一族もほぼ同様だが、こちらは寝ていることが多いのでまだましだ)。こういう相手には普通は『抹殺の巻物』を使うのだろうなあ。とはいえ、この巻物もそうそう落ちているものではないので、使いにくい。
…そういえば『抹殺のスタッフ』ってなかったか?と思い出す。このプレイになってからも1本は拾っているはずだ。魔力補充できるなら、かなり使えるかもしれない。とは言うものの、こういういやらしい相手ほどスタッフを燃やしに来るわけで、あっという間に虎の子のスタッフを消滅させられそうである。『抹殺のロッド』とかがあればありがたいのだが(ロッドは燃やされないし魔力吸収もされない)自分は寡聞にもその存在を知らない。もっとも、仮にあったとしても、魔力補充期間は相当に長そうだ。
また、抹殺してしまうと、おそらく経験値はもちろん持っていたはずのアイテム類もまったく手に入らなくなる。相手によってはこれは惜しいところである。物を落とさないCとかHとかaとか(あと怒り狂ったj)を相手に使うものだろうか。
新たに(防衛者)さんを拾うが、装備してみたところ、今ある装備のデチューンバージョンといったところであった(対毒がない)。うーむ。君は美術商で高く扱ってくれるだろう。
鑑定のロッドを拾う。6本目である。20階前後だと皆さんが群れている巣窟も多くなり、アイテム密度も高いので、連続鑑定可能なのはかなり助かる。本プレイでも9本なので、そろそろ迫りつつある。ついでに周辺感知のロッドも7本目が加わった。こちらはそろそろいいかも。
『粉砕の戦闘用つるはし』を見つけたので、とりあえず装備しながら戦ってみたところ、何合か打ち合わせたところで必ず地震が起きてあたりがむちゃくちゃになってしまうことが判明した。想定どおりとはいうものの、やはり迷惑千万である。これ以外の特徴は『★』とそれほど変わらない印象である。なぜかデフォルトの打撃力はこちらの方が大きいようだ。
『★トゥルカスの指輪』の”発動”(特殊機能の発現)が、実はスピードだということがわかった。となると、スピードのスタッフは微妙である。とはいえ、発動間隔は250ターンごとで割りと長い。どうしたものか。おまけ機能としては悪くないんだが、『スピードの薬』が割りと好き放題に飲める状況なので、ありがたみがやや薄い気もする。
このゲームにはスピードを”一時的に増す仕組み”が、薬やスタッフ、ロッドに加えて、このような装備の特殊発動機能にも存在している。が、各々の一時効果は加算されない(装備自体の恒常加速は装備ごとに加算される)。つまり、一時増速の効果は常にどれか一つでしか機能しないのだ(常に+10のみ)。これが残念でならない。せめて★の発動で生じるような特殊機能はもう一段別に加算されて『二段加速』になって欲しかった(本家Angbandでは一部そういう実装もあったようだ)。そうすれば、スピード方面に割く装備をもう少し減らせるのだが。
そういえば、これまであまり覚えていなかったショートカットだが、ようやく箱を見つけたときにs(罠の探索)、D(罠の解除)、o(箱を開く)を連続してできるようになって来た。こうした学習がプレイ効率の向上に繋がるのだ(遅すぎるという説)。
あとはマクロを学びたいと思っているのだが、まだよくわからないでいる。
まずは、鑑定とか全感知、周辺感知、イルミネーションといった必ず使うロッドについて、できればインベントリ上の位置を固定するか、あるいは適当な銘をつけてそれらを常に同じキーコマンドで使えるようにしたい。勉強せねばなあ。
などとぼやいていたら夜遅くなったので寝ることにした。
何とも道は遠い。そもそも、どこにたどり着くのかもよくわからない気もする。
夏休みである。
ややのんびりできるようになった。気分的に。
ネット上でTinyAngbandで検索していると、それほど多くはないものの(日本での*bandの記録は大部分が”変愚蛮怒”という日本産の亜種)、世間の先達の皆様が、このTinyAngbandで戦ってこられた軌跡を目にすることができる。大半は数時間での*勝利*を飾った皆様ばかり(Tinyは元来がタイムアタック目的の短縮版Angbandなので、そのプレイが正しい)で、自分のような怠慢のんびりプレイの例は皆無だが、それでも様々な例が載っていて参考になる。
そこで、信じられないものを目にする。『☆』の反魔法アミュレットである。これまで長々とプレイしてきて、☆付きのアミュレットなど一度も見たことがなかった。というより、そんなアイテムがあることを知らなかったので、たいていのアミュレットは鑑定せずに無視してきた。これはどうしたことか。これからはアミュレットもきちんきちんと鑑定して確認しなければいけないのか。ちょっとげっそりしてきた。なんということだ。大変だよこれ。
正直勘弁して欲しいというのが本音だが、しかし『鑑定のロッド』も本数が揃ってきたことだし、やってみましょうじゃないですか。ええ。運がよければ役に立つアミュレットが手に入るかもしれない。これまでの経験上、可能性は限りなく0に近いような気もするが。
また、ロッドの成功率が『知能』に関連するというページを発見する(上記の”変愚蛮怒”における計算だが、TinyAngbandでもおよそ傾向は同じだろうと思われる)。ご丁寧にもシミュレーションまでできる。
変愚蛮怒 魔道具発動失率計算機
これによると、『全感知のロッド』はそれほど難易度が高くない一方で、『周辺感知のロッド』はもともと失敗率が高いのだとわかった(てっきり逆だと思っていた)。それどころか、体力回復とか全復活とか、下手をすれば攻撃系の各種ロッドも、「知能」が低いと失敗する確率が相当に上昇する。
何はともあれ、「知能」を向上させなければいけないのだとよくわかった。うん、やっぱりお勉強は大事だね。
また、スタッフとワンドとロッドの関係もわかってきた。
利用可能性という面では全般的に”スタッフ>ワンド>ロッド”という順番らしい。とはいえ『抹殺のスタッフ』を使いたければ、やはり相応の知能か魔道具修正が必要になる。aとかC相手に『抹殺のスタッフ』を使おうなどと考えてはいたものの、もしそうしたいのであれば、ある程度『知能』を重視した装備に変更を考えねばならないことになる。
だが、現在の@の知能は『18/10』しかない。”最高水準の中では最低ランク”である。もともと低い知能(40)が種族(-1)と職業(-2)で下げられており、さらに装備でのサポートも何もない。これをまともな水準に引き上げるというのは至難の業である。無理なんじゃなかろうか。冷静に考えて、こんなんでよく各種ロッドが使えてるな。そりゃ『周辺感知のロッド』のミスも多くなるわけだ。なるほどなあ。
ちなみに、このゲームでは巻物(飲み薬も)ならば100%発動が保証されているので、大事な戦いにはこちらになるのだろう。このゲームはこういうところが絶妙な設計である。
このシミュレーションによると、6本もある『抹殺のスタッフ』をまともに使えるようになるためには、魔法道具修正が+3以上ないといけないことがわかった。いやはやである。+2のアミュレットだけでは到底まかないきれない。
ためしに最終装備確定の『★アーケン石』をお家で装備してみたら、とりあえず知能は40までは上がった。しかし、この状態での魔道具修正+2ではまだ失敗率が33%ある。これでは危険すぎる。先日拾っていた『☆金の冠『グアロス』』を装備してみたら、これが知能と魔法道具使用に+4程度の影響を与えるようで、魔法道具利用も一気に英雄的水準まで上昇した。すげー。しかしながら、ACは75まで低下したし、何よりテレパシーがなくなってしまった。そうなるとテレパシーを何か別の装備でカバーしなくてはいけないのだが…
等々、本装備を含めていろいろ検討してみたが、一見ほどよく条件を満たしているようでも、どこかが不足する。気がつくと浮遊が消えていたり、魔法道具利用が低かったり、対生命力吸収がなかったり、ACがひどく低下していたり、耐久力が頼りなかったり、スピードが遅かったり、打撃力が低かったりという具合である。あちらを立てればこちらが立たず、といったことの繰り返しとなり、すぐにはこれという決定解が見当たらない。なるほど、あらためて”良くできたゲーム”である。
しかし、”反魔法機能”って本当に必要なんだろうか。そもそも、これ何に対する機能なのだろう? これがあると何が良いのだろう? 今更ながらよくわからない。先日遭遇した魔力吸いの被害を防ぐためにはいるのか?というあたりなのだが(『抹殺のスタッフ』が吸われてしまうとたしかに大変なことになりそうだ)、実際には詳しいことがわかっていない。そもそもああいった形の魔力吸収の被害自体がこれまであの1回(第4週)しか体験していないので、よくわからないのだった(もともと魔力頼りの@ではなかったためかもしれないし、本プレイでは早期から反魔法機能のあるランス『☆ミスガエア』を装備していたため生じなかったのかもしれない)。これが実は必要がない機能だったりしたら、強力な武器を採用できてかなり打撃強化に回せるのだが。
ウワサでは、反魔法機能があると、呪いが通りにくいらしい。なるほどねえ。でも逆にその程度なのか。それとも、最終戦あたりには何かもっと別な効果がでてくるのか?
なんてことをちまちまと考えていくのが、このゲームの楽しいところなのだろう。
とりあえず潜ってみる。
すると『エルフのスモールソード『蒼鷹』』を拾う。なんと発動は*鑑定*であった。これはこれで使いこなせると面白そうではある。*鑑定*のロッドとして使えるかもしれない。75ターン毎ではあるが、そもそも*鑑定*したいものがそんなに頻繁に出てくることはない。強敵のいない中階層にはよいかもしれない。
と思って潜った瞬間に、実はテレパシー装備がなくなっていることに気がついた。しまったなあ。と思ったが、後の祭りである。しばし『全感知のロッド』の能力に頼る。一通りの探索を行なって、無事戻る。なんとかなった。
こういうところは難しい。
いつかこのスモールソードを装備して潜ってみたいものだと思う。
『*体力回復*の薬』を拾う。やっと6つめである。ちなみに、これまでたった一つだけ『無敵の薬』というものを拾っている。本当にこれ一つだけである。使えるのだろうか。
仮に、『願いのスタッフ』を『凡庸の巻物』でリセットするという行為を思い切り行うとしたら、いっそこの『無敵の薬』を願うというのもあるかもしれない。現段階で10個以上は入手できることになる。最終戦の最終段階に使うとなかなかよさそうだ。
『人殺しのへビィ・フレイル』はそれほど必要性を感じなかった。
『(防衛者)ブロードアックス』は対毒がなかった。今装備中の銘入り『防衛者』さんって結構優秀なのだね。
『殺戮の鋼鉄のクロスボウの矢』23本を拾う。これは持ち帰る。いずれ使えることを期待する。
『折れたエルフのダガー』を鑑定したら少しいい感じだった。珍しい。持ち帰って修復してみたところ、それなりの高級品となった。投げても惜しくはない感じでもある。修復に9000金もかかったことは忘れよう。ちなみに美術商での売値は9600金であった。うーん。
『賢明の硬革の帽子『旭鷹』』は正直たいしたものではなかった。銘入りだったのになあ。売値も微妙だった。
ガレ場で『妖精のパイク』を拾う。珍しく加速が+2である。だが打撃は弱い。ついでに『魔術師の杖』も拾う。これって俺使えないよなあ。売り飛ばす。かなり珍しい割にたいした価格にならないのが不思議といえば不思議。
『トロルスレイヤーのグレイブ』は残念ながら置いてきた。持てる物が少ないなあ。
いろいろなものを拾うが、いろいろと使えない。
と、そこで『凡庸の巻物』を拾う。あわてて帰る。じわじわと溜まるものだ。
気のせいかもしれないが、全感知の範囲が若干広くなっているような気もしないでもない。
次に『鑑定のロッド』7本目を拾った。これはよい。どんどん鑑定が楽になる。
でも有効なのはこれくらいだ。
さて、20階で一通り探索し終わって、お土産も持ったしそろそろ撤収か、と思っていて、なんとなくうろうろしていたところ、不意に画面下から青D(ワイバーン)の群れが沸き、20匹ほど怒り狂って猛然と突撃してきた。なんだなんだ。
こういうときの敵は完全にこちらを把握していて反感も強く、一目散に向かってくる。とりあえずは加速し、遠距離から『ドラゴンスレイヤーの矢』で削れるだけ削って後は近接戦闘で叩く、を繰り返してなんとか全滅させた。この矢を持っていて良かった。
で、後は残された大量のお宝の鑑定のお時間である。が、高級品はたくさん出てきたが、これというものが出てこなかった。『☆バスタード・ソード』も一つだけ出てきたのだが、採掘能力に+のみとか、どうにも使えない。
『妖精のバスタードソード』もこれまでの妖精さんたちと被る感じである。最近妖精さんと出会うことが多い。
『追加攻撃のヘヴィ・フレイル』もたぶん実用的ではないので、その場でお別れをした。
いろいろ残念であった。
そんなこんなで『ドラゴンスレイヤーの矢』20本を事実上使い果たす。いろいろとがんばってくれたと思う。お疲れ様。
一度地上に戻って、いろいろ整理してからまた20階に戻ってみると、その瞬間に真っ黒の世界に黄色いHが群れている。全感知とか以前の問題であった。その場ですぐに見て分かった。ふーん、と思ったが、実はこれがとんでもなかった。
キマイラ(キメラ)であった。
ピットであった。
目覚めていた。
怒っていた。
大きな部屋であった。壁もなかった。
闇の中で、ぎらついた黄色い目が一斉にこちらを捉えた。
(キメラだけになんとなく夢枕獏調で)
とりあえず『スピードの薬』を飲んで、『耐性の薬』を飲んで、などと通常手順どおりに対応したら、数十匹のHの群れから酸のブレスの集中砲火を浴びた。うわあ、怒ってる怒ってる。目の前の仲間が生焼けになるのもお構いなしにブレスを放ち、ひたすら@を攻撃してくる。
走れ走れ!と全力疾走で近くの通路に逃げている間にもブレスを浴び続け、わずか数歩であっという間に耐久力が1000から300程度にまで減ってしまった。二重耐性を張ってもこの体たらくである。なんだこれ。おっそろしいなあもう。危なく死ぬところだ。
『体力回復の薬』をあっさりと数服消費した。
こういうときに『抹殺のスタッフ』のありがたみがわかる。20階以降にはきちんと持っていくべきかも知れない。とはいえ、いつも必要なわけではないので、それはそれで荷物になるわけで、考えどころである。こういう状況ではまさに酸で焼かれる可能性も高いわけだし。
いずれにしても、ここで巻物や薬を拾ったとしても、あっというまに消されることは確実である。倒しても、持ち物もなく益もない相手なので、この階からは逃亡することとした。相手から直接見えない通路に飛びこみ、『帰還のロッド』を振り、なんとか時間稼ぎをしようと逃げ惑う。
レベル50のこの@にしてなんということか。たとえ単体では雑魚であっても、遠距離攻撃のできる群れた相手の恐ろしさよ(aとかnとかも含めて)。下手にテレポートなどして敵の密集地帯に出たら悲惨であるので、とにかく後ろも見ずに逃げる逃げる。なんとかこそこそと隠れて時間を稼ぎ、しばらくして無事帰還した。文字通り、生きた心地がしなかった。このゲームは油断するとこういうことがあるので恐ろしい。
こういうときに広域攻撃ができる(であろう?)魔法使いは便利なのかもしれないが、如何せんrogue系で魔法使いはまだ一度もプレイしたことがない。自分が本質的に脳みそ筋肉根性気合系の人間だからかもしれない。
次に潜った時には緑cの群れに遭遇した。こちらも特に益もないが、たいして害もないので手作業で殲滅した。
なんとなくびびって16階まで戻ったところ、『凡庸の巻物』を入手。これはこれで。即座に撤退。これで14巻目である。ある意味順調ではある。どう使うのかは考え中というところだが。
次の17階で得たのは『電撃のグレートアックス『天鳳』』と『強力射のショートボウ『嵐鳳』』である。一見するとどちらも銘あり武器で結構よろしい。が、またショートボウである。何とかしてくれ。
装備しても特に良いこともなく(赤外線視力が上がるとかまさにどうでも良い)、結局両方共に売り飛ばした。高値では売れたが、やや空しい。
さて、そのまま16階に戻ったところ、またもや不穏であった。
普通は20階以降の一つの階に一人しかいないはずの『キリス・ウンゴルの番人』さん達が、なぜか16階にて十数人が群れているところに遭遇した。あれ、たしかここ16階だよね。
おまけに、普通であれば静かに寝ているはずが、全員起きて元気である。それどころか、労使交渉でもされていたのか、皆さん妙に殺気立っていらっしゃる。姿も見えないうちから筋力吸収とか、むやみな召還とか、やめてくださいよ。幸いにも直線状の通路であったので、召還怪物たちを適当になで斬りしてやり過ごし、加速してヒーローになって耐性をつけてわりとまじめに対応した。
しかし、16階とは思えない戦い方である。この階のレベルで普通に戦っている@だったら確実に死んでいただろう(この番人は結構固い)。おまけに空しいかな、この敵は硬くて厄介なくせに倒しても何も出てこないのだった。
あえて召還を喰らって資源を集めるという手もあったのだが、一部屋に番人がたくさんいるという事態が異常であり、またそもそも起きて積極的に攻めてくるというのも普通ではない。つまりこれは極めて稀な『番人(小)ピット』だったのだ。ピット相手に余裕こいて調子に乗っているとろくなことが起きないのがこのゲームの常であるため、真面目にすべての番人を順番に殲滅した。
しばらくすると、『追加攻撃の指輪(+2)』を発見する。このゲームで二つ目である。加速さえ他の部分で補えれば、この指輪を両手にはめて攻撃回数を+4にすることができるのだが、『★トゥルカスの指輪』と比較してどうなることか。
すると『★金髪ケレゴルムの革製ラージシールド』が放置されていた箱の中から出てきた。箱に罠がなかったのが不思議である。しかも雰囲気白だし。こういうところは良くわからない。とりあえず装備してみたが、*鑑定*していないためか、ACの上昇以外の機能がまったくわからない。危険な気がしたので、とりあえず外しておく。
お家に帰って*鑑定*したところ、基本的には基本4属性+毒、+暗黒のガード特性を持っていた。そこで、防衛者さんと交代し、護りのヘビィ・フレイルさんだけを装備してみたところ、AC 98までの上昇と引き換えに、浮遊が失われたし、隠密行動が卓越まで落ちた(事実上無意味)。これはいけない。元に戻す。
★なのだが、いま一つ使えない。が、本来は、万能の防衛者さんとかに頼らずにこのパズルを★や☆で丹念に埋めていくことが*勝利*への近道なのだろうとは思う。
自宅に置こうと思うのだが、もう置き場がない。参ったなあと思う。とりあえずは『守りの指輪+19』は使わないだろうということで売り飛ばす。一応装備してはみるが、やはりACの上昇以外の効果はない。もちろん+19は相当に大きいが、貴重な指輪枠をACの上昇だけに割くのはやはりもったいない。ということで売り飛ばすのだが、2160金にしかならない。+19なんて奇跡的な数なのに、ええーっという感じである。これと『守りの冠+32』を合わせるとそれだけでAC50を超えるのだ。どやっ!
とはいうものの、まあたぶん使わないだろうということで、『守りの指輪』は世に放った。冠はもうしばらく保留である。
ここまで物の置き場に困ってしまっている理由の一つは、やはり弓と矢である。明らかにクロスボウの矢よりも威力に劣る通常の矢(高級品も含めて)にインベントリを取られすぎている(4種類)。とりあえず本数の少ないものから持っていって使っているが、それでも20回付近の敵には微妙すぎる威力であり、なんとも使いにくい。
とはいえ、このプレイは本来は『人知れず身を窶した(「やつした」ってこんな漢字を書くのか)君主が裸一貫から再度成り上がる』ことを目指しているので、このプレイで貴重なクロスボウの特殊矢を消費してしまうのは本末転倒ではある。その意味で、ここで普通の矢(一応特殊矢ではある)を使い続けるのは確かに正しい。正しいのだが、その矢が思った以上に場所をとるので困ることは困るわけである。
もっとも、@はもうぜんぜん身を窶していない気もする程度には強くなった。むしろ、『★トゥルカスの指輪』を装備して以降は、本プレイよりもパワーアップした部分もある。『鑑定のロッド』も7本も揃ってきてしまい、ほぼ困らなくなった。装備の一部だけが弱い(手関係とか)が、それはあえてお金をかけて+10まで鍛えていないだけであって、本当はそのあたりもどの装備も+10までは無条件にお金で強くできてしまう。そうなるとACもほどほどに堅くはなる。100前後までは行くだろう。そこまで行くと本プレイと変わらない。
どこまでこのプレイを続けるのか、というところでやや迷う。
このプレイは、別の面では本プレイのための資源採集という側面もあった。かなりいろいろなものを貯めた。このプレイの最初の頃に困っていた食料(餓死とかしたなあ)などは、自宅に99個の『エルフの糧食』が溜まっているだけではなく、手荷物の中にもいつの間にか99個溜まってしまっている。もともと遅消化の効果があるアイテムを装備していたことが多かったのと、もうひとつ『空腹解消の巻物』を利用する(落ちていたら拾わずにその場で読んでしまう)ことが多かったため、なかなかエルフの食べ物を使うことがなかったのである。正直重くて仕方がない。さりとて、食べ物を粗末にするのはどうかということもあり、売り飛ばすのもなんだか、というところだ。むしろ、これから先は見つけても拾えないというところに残念さが出てきそうだ。
『吸血グレートソード』さんを拾う。いてくれたらいてくれたでとてもうれしいものなのだが、最近どうもそのあたりの皆さんの出番がない。基本的に武器による耐性重視の戦い方になってしまっているためか、あまり吸血道具の出番がないのだ。ということで、『啓蒙の薬』2つと引き換えに置き去りにしてしまった。以前では考えられないことである。
もっとも、啓蒙さんにも若干の問題がある。まず、トラップを検知してくれない。なので、警告機能がない装備だと頻繁に罠にかかる。また、マップ全体を一度に照らしてくれるのはよいのだが、自分がどこに行ってどこに行っていないのかがわかりにくい。これが『全感知のロッド』と『周辺感知のロッド』の組み合わせだと、自分が歩いたところとまだ行っていないところが区別できる。逐一ロッドを振るのは面倒ではあるのだが、副産物としての履歴的なものが残ることになる。それが存外便利だったのだ。
『周辺感知のロッド』が10本になり、重くなってきた。さすがにこんなにいらない。少しお家においておく。
時折怒り狂ったnとか赤Rとかに薬や巻物を吹き飛ばされる。溜まっているので大したダメージではないのだが、なんか頭にくる。
『凡庸の巻物』をまたもや拾う。これで17巻になった。ある程度使える自由度が高くなってきた。
すぐ帰る。お家にしまったらまた戻る。
18階で怒ったRの群れを殲滅したときに、またもや『鑑定のロッド』を拾った。これで8本目である。助かるなあ。
『獲得の巻物』を拾ったので呼んでみたが、銘入りの『アニマルスレイヤー』さんの登場となった。銘入りではあるが、残念である。
18階で、使い方に迷っている件の『アーティファクト生成の巻物』をさらに一巻入手する。スナガ君、君なかなかエエもん持っとったなあ。おおきに。これで全部で3巻あるのだが、どうしたものかというところである。
自宅に戻ったとき、なんとなく思い立って『★ペルシエル王妃の王冠』のマイナス数値を防具屋で+に改善してみようとしたが、残念ながらすべて失敗となった。そういうものなのか。★とか☆はお店では改善されないのね。惜しい。『防具強化の巻物』等ではどうなのだろう。
『魔法道具支配のアミュレット+4』を入手する。これまで見てきたものはすべて+2だったので+4はうれしい。
試しに使ってみたところ、実はこれを使っても、これだけでは魔法道具の失敗率が高かった。実は☆ヘルメットさんがこれ以上にいい仕事をしていたようだ。ということで、残念ながら戻す。組み合わせ次第ではまた別のタイミングで働いてもらえるかもしれない。
『ミスリルの弾』を拾う。これってどうしたものかなあ。またスリング使ってみるか?でも無駄だよねえ。もったいないんだけれど、捨て去る。
『☆軟革ブーツ『ミスヒリル』』なるものを拾う。隠密が+4あるブーツでる。
☆軟革ブーツ『ミスヒリル』 [2,+12] (+4隠密) {+魅隠探r獄恐}
それは魅力に影響を及ぼす
それは隠密行動能力に影響を及ぼす
それは探索能力に影響を及ぼす
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
どうしたものか。たぶん使わない。いや、隠密だけを目当てに使う可能性も0ではないかも。一応地獄耐性もついているし。とっておこう。
それにしても『護りのフレイル』さんと『防衛者』さんが、攻撃でじわじわと劣化していくのが辛い。やはりここは☆とか★装備が望ましいなあ。どうしたものか。
そして、ついに、自宅の『聖預言の巻物』の貯蓄が99を超えてしまった。もうこれから先は持って使うしかない。なんだかそれはそれで寂しいなあ。『聖唱歌の巻物』のほうがなぜか50巻くらいなのだが、これはそもそも聖預言の巻物の下位互換のアイテムに過ぎない(効果の継続時間の相違のみ)。両方共に集める必然性はない。けど、なんとなく集めていた。どうしたものかという感じである。インベントリの無駄もいいところだし、持っていくのも重い荷物になりそうだ。
ふと、これまで試したことがないことを試してみた。
武器や防具を鍛えるところで、『装備品を鍛える』という項目があった。今まで気がつかなかった。『防具を強化する』とはどう違うんだろう。なんだかわからないうちに適当に試してみたところ、10万$ほどかかって(何だこの金額!?)『殺戮のガントレット』さんに『旭虎』という銘がついた。はあ。なんだこれ。対麻痺がついたようだ。なんだこれ。こういうことができたとは。へえ。もうひとつ『忍びの影のクローク』さんにも試してみよう。今度は『焔隼』とかいう名前がついたぞ。なになに、魔法道具使用に+がついたようだぞ。はあ。
☆がつくわけではないので、劣化させられることは変わりなさそうではあるが、でも、お金で特殊能力をつけることができるのは初めて知った。なるほどなあ。ある意味では『アーティファクト生成の巻物』の簡易&金バージョンだ。なんでもありだな。
いろいろ試してみたところ、1回あたり10万$から20万$という膨大な金はかかるものの、いろいろな装備に付加機能を1回だけ追加することが可能だとわかった。なるほどなあ。期待したものがつくとは限らず、むしろ被りが多いようにも思えたが、まあそれはそれで仕方なしであろうか。おそらく付加機能の選択はランダムだろう。時によっては反魔法装備などができたときもあったので、これはこれで使えるときもあるかもしれない。
装備の改善は1アイテムあたり1回だけのようで、それ以上はできなかった。
どうせやるなら、もともと機能のあるアイテムの方がよいのかもしれない(お金は相当かかりそうだが)。
さすがにこのプレイでこれはどうかと思ったので、『殺戮のガントレット』と『忍びの影のクローク』さんの直後まで時間を巻戻してなかったことにした(それ以前のタイミングだと戻りすぎたため)。
貯金が1000万を超えたらその余剰でいろいろ試してみよう。1回当たり数十万金単位でお金がかかりそうなので、これをやり始めると、あっという間に金がなくなるだろう。ある意味お金を貯める目標ができたといえば言えなくもないようだ。
『全感知のロッド』が7本を越える。本プレイが5本なので、明らかに超えた。さすがに多いので、5本だけ手元において家に2本を保存した。また、『鑑定のロッド』も9本に達した。本プレイが10本なので、こちらもほぼ匹敵している。というか、たぶんこれもうすぐ追いつくぞ。実際ぜんぜん困らなくなった。
17階でうろうろしていると、なぜか文字が赤い。『この階はとても危険なようだ』。なんだろうと探ってみると、なんと右上隅に赤いUのピットがあった。
バ、バルログが出たっ!
しかも群れている!
怒っている!
本気でびびる。一匹でも大変なバルログ先生が、百匹近く群れを成して、しかも怒り狂っている。一応部屋の中だとはいえ、出口は一箇所開いているようだ。もう何人か表に出てきていらっしゃる。ここ17階だぞ。何考えてるんだ(普通はバルログは22階以降にしか出てこない)。
昔17階で青Dの群れに遭遇したことはあったが(そのときはピンクで『死の幻がうんぬん』という雰囲気だった。おそらく雰囲気としてはこれが一番やばい表記なのだろう(推測))、絶対レベル的にはそれどころの騒ぎではない。たしかにこれは雰囲気が赤にもなろう。バルログさん達がGの皆さんみたいに壁を突き抜けてくるタイプの人たちでなくて良かった。ピットから少し距離があったのも幸いだった。
もともとフル装備でもまともに対応できる相手でもなく、しかも資源の消費は激しい割りにドロップも微妙である。特に現状は安全策をとっているため、その副作用として打撃の力がひ弱で、PやD相手ですら苦しむときがある。
ということで、階段を使ってあっさりと上の階に逃亡した。無理無理。
ああ怖かった。せめて数匹なら挑戦する気になったかもしれないが、Uピットとかありえない。このゲームは時々振れ幅が極端すぎる。
ついに『レベルテレポートの巻物』も自宅でフルに99巻溜まってしまった。もう使うしかない。通常のテレポートの巻物が50巻行かない程度であるが、なぜかこちらのレベルテレポートは溜りが早かった。あまり使わないためかもしれない。もっとも、通常のテレポートもあんまり使ってはいないのだが、なぜかこちらの方が中層階にはあまり落ちていないのと、割と燃やされたりするのでなかなか溜まらない。もっとも、普通の『テレポートの巻物』はお店で売っているので、通常プレイであれば普通にいくらでも調達可能である。
15階で、今度は赤いdの群れに遭遇した。いかんせん、こちらもUほどではないけれども、焔を吐かれてお土産が焼けてしまうのと、正直ドロップがよくないので、あっさりと上の階に逃げる。弱いなあ。いずれにしても、このゲームでは、倒したときの報酬が期待できない限り、ピットを相手にする意味というのはあまりない。せいぜいが各色のoを相手にするくらいだろうか(結構な巻物や薬を良く落とす)。
そんなこんなで、ついに13階まで上がってきた。弱い王である。
しかし、気のせいか、どうも先ほどからゲーム環境自体が@に厳しくなっている気がしてならない。魔法道具利用が失敗し始めるし、ダメージが通らない。
もしかして、連続プレイ時間による制約などがあるのだろうか?
『知能の鉄ヘルメット』を拾ったが、おそらくは不要である。さようなら。
そんなこんなで、自宅に戻り、また潜りを繰り返す。
改めて、少しずつ深い階層に戻っていく。
18階にて、すでに探索の終った部屋に、なぜか白いPと茶色のpが同時に沸いたらしい。そこまではよくあることなのだが、なぜかこのお二人はそりが合わなかったらしく、互いに戦っていた。東夷の隊長pさんが仲間p一同を魔法で呼び寄せているので(この東夷pはなかなかできる)、近くに行くとpの軍勢と白いPが戦っている様子がメッセージ欄に勝手に中継されてくる。その間こちらのターンが回ってこないので、正直邪魔である。
#この遠方でのイベントのメッセージ表示は設定で”なし”にできるようだ
とはいえ、それなりに面白かったので、近くの部屋まで行って壁越しに観戦していたら、@が検知されたらしく、不意に仲間割れが終って@に近い壁の方に整列して動かなくなった。なるほど、共通の敵が出現すると統制が取れるわけだ。このあたりの”基本的な思考パターン”は我ら人類と同じであるとわかる。
人類もモンスターも、結局神様がお創りになられたものなので、根は同じなのかもしれない。ただ、その向かうベクトルが異なるだけなのかもしれない。よくわからないけれど、そんな気がする。
仕方なく場所を変えて近所の部屋でうろうろしていたら、白Pだけが向かって来た。なるほど、反目しあってるので共同戦線は張らないということらしい。ということで、めでたく各個撃破となった。pの群れの方は(召還があるとはいえ、呼び出される敵のレベルは低いので)恐れるに足らずである。
簡単なプログラミングなんだろうけれど、こういうところ、単なる記号の振る舞いが知的に感じられてなかなか面白い。
しかし、またもや目標を見失いつつある。これまでは、資源の蓄積を目標にしてきたのだが、その目標の割と多くが達成されてしまった。それらの資源を新たに拾っても、もう家には貯められないので、とりあえずアイテムとして持っていて、必要に応じて使うことになる。
しかし、なまじ@が強いため、なかなか使うタイミングに遭遇しない。そうこうしているうちに、その手元アイテムの数が膨れ上がっていき、手元でも数十を超えるようになってしまう。すると、結果的に重量がとんでもないことになり、@の機動が遅くなるし、持ち物インベントリもほとんど余らなくなってしまう。さらには、家にいる素の状態で『限界の175%』とか言われてしまう。おいおい、良く動けるな、@よ。
何が悪いって、そもそも自宅でも荷物でもカンストしてしまった『エルフの行糧』が99個で15キロ、『スピードの薬』が80個近くで16キロ(これは『スピードのスタッフ』が繰り返し充電可能であるため、あまり使う機会がない)、『体力回復の薬』は70個を超えて15キロ、さらには『耐性の薬』が80個越えで16キロある。ついでにいえば60個以上ある『癒しの薬』も13キロあるのだ。合計すると、現段階でこれらの余剰アイテムだけで74.5キロあった。ああ、重いわけだ。一体何の修行だろう。
押井守監督著の”小説版アヴァロン”に出てくる30-06的に言えば『お前、薬と心中する気か!さっさと捨てろ!』というくらいにはアホのような重みである。ちなみに、これらの薬は自宅にはすべて99個保管されているのである。本気のアホである。
本来であれば、これらの資源を使ってより深い階に潜るのが筋なのだが、なかなかその勇気が出ない。このゲームは、楽なときと超へヴィーな時のギャップが激しすぎて、程よく挑戦してみたい、という場面が実は少ない気がする。
そんなことを思いながら、20階で皆さんが格子状に整然と並んでいるところで青いDを倒した。で、出てきた「クロスボウ(x5)」を鑑定したところ、こんなものが。
『★クロスボウ『クブラゴル』(加速+10)』
き、来た……ついに来た……夢の加速装置+10!である。またの名を”スピード三種の神器”の一つ目ご到来。永らくこれを待っていた。当然これを基本にすべての構成を組みなおすことになる。
3つのうちでまさかこれを最初に拾うことになるとは予想していなかった。
飛んでお家に帰る。
『★クブラゴル、君に決めた!』という感じで、このクロスボウを前提とした装備を整える。
ちなみに、この『★クブラゴル』さんの性能は以下の通りだ。
★クロスボウ『クブラゴル』 (x5) (+10,+14) (+10加速) {+速r炎;警倍!!}
シンダール語で「疾き弓」を意味するこの素晴らしい弓を手にする者は炎のごとき素早さで行動することができ、さらに消えることのない炎で輝く矢を射ることができる。
始動したときの効果...
刃先のファイア・ボルト : 999 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それはスピードに影響を及ぼす
それは火への耐性を授ける。
それは危険に対して警告を発する。
それは矢/ボルト/弾をより強力に発射することができる。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
何はなくとも”加速+10”である。これだけでいい。おまけに強力射の属性もあるので、単純に「飛び道具」としても十分に有効だ。
一方で、”始動効果”は正直よくわからないと思った。「刃先のファイア・ボルト」っていったい何だろう。そもそもが再始動間隔が999ターンというのが異様に長いので、とてもではないが、頼る気にはなれない機能だ。
それはともかくとして、このクロスボウが入手できた以上、それ以外の飛び道具装備はほぼ無用だと思われた。
そこで、まずインベントリ的に邪魔だった『ロングボウ用の矢弾』群をすべて売り飛ばす。それなりに特殊能力の備わった優秀な矢だったが、ここから先は基本的には不要である。ついでにクブラゴルさんの完全下位互換である『高速度のクロスボウ(加速+4)』も売り飛ばす。ありがとう。君には一時期ずいぶんお世話になった。一応これまで装備していた例の『銘入りショートボウ』は取っておく。功労者だからなあ。
これまでの弓に備わっていた耐久力+2がなくなってしまい、やや体力は落ちたが、それでもこの速度には代えがたい。これまでも弓では+4のスピードがあったので、差し引きノーマル状態で速度+22である。なかなかやりおる。
もう明らかに本プレイ相当である。というか、これを引いてしまったわけだから、実力的にもう本プレイを越えていると見てよいだろう。
説明をよく読むと、
『それは矢・ボルト・弾をより強力に発射することができる』
とある。ん?ボルト?弾?
もしかして、以前拾ってそのまま売り飛ばしてしまった『ミスリルの弾』とかもこのクロスボウで撃てるということなのか?今度試してみよう。っていうか、ボルトって何?そんなもの落ちてるの見たことないよ。もしかして、『クロスボウの矢』というのがボルトのことなのか?
おまけにこの『★クブラゴル』さんには『警告』機能が備わっているのが喜ばしい(これは『★クブラゴル』なら常にというわけではないらしい。出現時にランダムに属性が付加されるらしく、これは『この★クブラゴルさん』固有の特性のようだ)。この『警告』は、これまでは『護りのへヴィ・フレイル』さんに付随した能力だったのだが、確かに便利である。
@は基本的には『全感知のロッド』であたりを哨戒してから動くわけだが、時としてつい夢中になって哨戒範囲を気にしないで動いてしまう場合があり、その際に、目の前に見えない罠があったら
『○○は震えた。先に行きますか?(y/n)』
という警告が表示される。そこで改めて検知をするなり考え直すなりができるのだ。
これは、罠のときや、あるいはそうでなくとも、明らかに危険な場所に踏み出す瞬間(テレパシーで検知できないjピットの目の前など)に機能する。
これがなかったときには、不意に召還ルーンを踏んでしまって、気がつくとあたり一面敵だらけ、ということが割とあったりなかったり、ということだったのだが、この警告が備わってからはそうしたボーンヘッドが一切なくなった。これはプレーヤーの精神衛生上もなかなかよろしい(おそらく@の肉体衛生上も)。
手持ち武器の最終装備はおそらくもっと強力な★武器(おそらく警告機能はない)になるだろうから、その際にこの『★クブラゴル』さんの警告機能が有効に働くことだろう。ありがたやありがたや。
で、気がついたら、赤外線視力が190フィートもある。なぜだろう?何の装備の影響だろう。クブラゴル?いや、外してみても変わらないぞ。
まさかと思うのだが、『赤外線視力の薬』を見つけるたびになんとなくその場で飲んだりしていたが、もしかして、それがこういうところの基礎能力に効いていたりする?まさかねえ。
もしそうだとしたら、他にもいろいろと薬がこういう形で増強チックに効いたりするのだろうか?もしそうだとしたら、自分はとんでもないロスをしていたことになるのだが…さすがに違うだろう。いくらこのゲームに『増強の薬』がないとはいえ、この方式だといろいろと影響がありすぎる気がする。仮にあるとしてもこの赤外線の薬の特例だろう。
と書いてて思ったけど、あまり関係ない気もしてきたなあ。何か別な装備の影響じゃなかろうか。何かはよくわからないけど。
#どうもこれは関係がなかったようで、その後、他の装備に切り替えていったら普通に赤外線視力は低下した
ということで、満を持して『★クブラゴル』装備で潜ってみる。20階で佇むキリスウンゴルの番人さん目がけて『殺戮のクロスボウの矢』を叩き込んでみる。あの番人が見る見るうちに削れる。これはすごい。これまでも『銘入り高速ショートボウ』に『殺戮の矢』のコンビで悪くない打撃だったはずだが、その比ではない。さすがである。
ちなみに、拾った鉄弾をクロスボウで撃とうとしたが、残念ながら打つ矢の対象の候補に現れなかった。あれ?どういうこと?やっぱりだめじゃん。ということですぐ捨てる。なにか違うようだ。
そして、気のせいか、打撃が問題となっている気がする。これまでの銘入りショートボウでサポートされていた何かの部分がなくなったためか、やたらに弱い。また微妙に外す。
調べてみると、耐久力はもちろん、腕力も器用さも以前よりも下がっている。なるほどなあ。『高速度のショートボウ『焔燕』』さんよ、あなたは優秀だったのだ。クロスボウでありさえすれば『★クブラゴル』さんと並んでの最終装備候補にすらなったであろう。とりあえずは今は家でお茶でも飲んでお休みになっていただきたい。いずれは美術商行きかもしれないが、何かの機会に再登板もありえるかもしれない。
ちなみに『スピードのロッド』の三本目を手に入れた。例のごとく使えるかどうか微妙なところだ。魔法道具利用が英雄的以上なら、『スピードの薬』や『スピードのスタッフ』の代わりになるだろうか。とはいえ、回復が遅いから使いまわすのは大変だろうと思われた。ロッドには、ワンドやスタッフと違って自然充填があるけれども、そのための具体的な回復ターン数が良く見えないのが運用上いささか困るところだ。『魔力充填の巻物』で回復が早まることもわかってはいるが、完全充填とはいかないことと、最悪の場合には充填の失敗で壊れてしまうこともあるらしく、大切なロッドにはかけにくい(もしロッドが壊れるようなことがあるとしたら、だが)。
もうこのあたりで、すべての装備を利用する通常プレイに戻ってもよいかもしれない。とは思うのだが、なんとなく踏切がつかない。万一、『★リンギル』とか『★フェアノールブーツ』を拾ってしまったら、本腰入れて考えなければなるまい。
しかし、ここまで来てもまともに使える反魔法装備が出てこない。なんだろうこれ。さすがに『妖刀』さんでは、切れ味が良いとはいえ、反感の塊であるので、本装備にしにくい。とりあえず、お金を一千万まで貯めて、そこから余った金でいろいろと装備を鍛えてみるか。当面の目標は”お金”だな。
おお、珍しく普通の武器屋に『防衛者』さんが売っている。調べてみたが、今装備中のものの下位互換という程度であった。それにしても23000金ほどするのだなあ。稀ではあるが、基本的な物品販売しかないように思われる寺院でも、高級品が売られていることもある。不思議だ。
しばらく前にブラックマーケットに売った『ドラゴン・アーマー』と『ドラゴン・ブーツ』だが、数日経過後だがまだ売れ残っている。そしてなぜかブーツの方に高値がついている。よくわからないけど、そういうものなのか。おまけにどちらもなかなか売れていない。こういう制御ってどうしているのだろう。
そして17階にてついに『鑑定のロッド』の10本目を拾う。これで完全に本プレイに追いついた。もはや普通の鑑定に困ることはないだろう。
『追加攻撃のスピア+1』もたぶん使わないのではあるまいか。美術品として売り飛ばす。
潜ってちまちま戦っていると、青いoとかに割とよく呪われる。『解呪のスタッフ』を拾って事なきを得る。とはいえ、インベントリが少ない関係ですぐにお家に帰るわけなので、不要といえば不要かもしれない。『解呪のスタッフ』自体も、隣のお寺に『解呪の巻物』が売られていることが多いので、自宅に溜めて置く必要性も薄い。こういうのって何で防げるのだろうか。
『殺戮のレイピア『焔隼』』を入手。どういうものだろうか。微妙。
今更ながらだが『強力射のスリング『蒼虎』』を拾う。赤外線視力+3だそうだ。名前はカッコイイのだが、性能的にはほぼ意味がない。スリングだし。
良く見ると、スリングにも
『それは矢/ボルト/弾をより強力に発射することができる。』
と書かれている。つまり、この説明文は、単に飛び道具共通の文言ということであって、それが打てることを保障しているわけではないということらしい。あと、たぶん『ボルト』というのは、このゲームの他の場所では『クロスボウの矢』と訳されているアイテムなのだろう。確かにその方がわかりやすい気がする。
このTinyAngbandでは、他にも『スタッフ』『ワンド』『ロッド』はそのまま使っているところが他のangbandバリエーションと違う(他のバリエーションでは『杖』『魔法棒』などと訳されている)。私はTinyのカタカナの語感が好きだ。
17階で探索中、突然文字がオレンジ色に。『悪い予感がする』なんだこれ。
しばらくいくと、あれ赤いUの字だ。なんとまあ。またもやバルログ先生のご登場である。とはいえ、幸いにも一匹だけのようだ。これはどうしたものか。どうも壁の中にいるようで、ちょっかいを出さなければ出てきそうにないのだが…。
まずは一度上の方の格子状の部屋に整然と佇むoとかuの群れを殲滅させておいて、さてどうしたものかと考えてみた。
できる準備はたかが知れている。いつもどおり『スピードのスタッフ』で速度を上げて、『ヒーローの薬』『聖預言の巻物』で打撃精度を上げる、といったあたりだろう。『アンデッド退散の巻物』も持っているので、一応読んでみるか?効くのかどうかわからないが。脳攻撃には『癒しの薬』、状況が悪化した場合には即テレポート、最悪の場合には『レベルテレポート』である。これができることの精一杯であろう。
意を決してチャレンジする。
4つの角のうちの一箇所以外はすべて永久壁で掘れないようになっていて、その一箇所を掘って敵と対面するようになっている。全部で4箇所あるが、バルログさんはうち一人だけである。はじめに中央に待ち構えているdさんを平らげた。あとは茶色pとかなので、まずさいしょにそれらを一匹ずつ退治する。出てくるのは見事な高級品ではあるが、★や☆ではない。
さて、バルログさんを掘り出したが、幸いにも動かない。そこで、対角線の小部屋に入り込んで、短い斜線ではあるが、あらかじめクロスボウで削っておくこととした。
撃つべし、撃つべし、撃つべし、撃つべし。
お、なんだか効いてるぞ。
結構削れる。
いけるやん。
そのまま撃ち続けていたら、なんと出てきたUさんが後ろを向いて逃げ出した。
こうなったらもうこちらのものである。後ろからクロスボウで追撃して、なんと直接打撃なしで撃破成功である。
勝った!
『★クブラゴル』さん、ありがとうございました。大変助かりました。
で、とりあえず戦利品を確認するが、実のところ、微妙だった。
「
Uさんの持ち物:『焼棄の切り裂きの大鎌 (8d4) (+7,+5)』
p1さんの持ち物:『(破邪)ヘヴィ・フレイル (3d6) (+18,+14) (+1)』
p2さんの持ち物:『殺戮のグレート・ソード (4d6) (+8,+9)』
空の部屋から出てきた:『デーモンスレイヤーのグレート・ソード (3d6) (+6,+7) (+2)』
」
結局、自宅に戻ってすべて売り払った。『切り裂きの大鎌』さんに至っては、バルログさんの持ち物なのに割と安かった。少し悲しい。
別に拾った『力の金属製スモールシールド』も微妙だが、シールドで耐久力や腕力に影響するのは珍しいので取っておこう。と思ったが、よく見たら『★トーリン王のスモールシールド』の完全下位互換であったので売り飛ばすことにした。うーん。どのみち使わないかも?
#これはおそらく誤解だったと思われる。力の何とかは必ず打撃に影響するためだ。この時のプレーヤーはそのあたりの機能を理解していなかったものと思われる。
『邪悪存在退散のスタッフ』を拾った。これまで意識して使ったことがなかったので、なんとなく活用してみた。
部屋の中に十数匹の白Wが寝ていたので、部屋に入って距離を置いてこのスタッフを振ってみた。ワイトの皆さんがびびり始める。効いているようだ。さらに3、4回振ったところで、なんとワイトの皆さんが”溶けてしまう”ではありませんか。これは初めて体験した。しかも、きちんと物を残したままである。経験値も入っている(今更意味はないが)。とてもありがたい。便利だなあ。
こういう経験をすると、たしかに便利ツールを持っていきたくなるわけだ。『アンデッド退散の巻物』よりこのスタッフのほうが強力そうだ。他の敵にも有効なようなので、しばらく使おう。
しかし、どんどん荷物が増えてお土産を入れるスペースがなくなるな。現状で素の状態でなんと限界の191%である。うーん。いや、プレーヤーの自分がアホなのはわかっているんですが。
…がんばれ、@よ。
さて、16階で、今度は緑色のMの集合体を発見する。これはヒドラだ。ピットである。例のごとく怒っている。100匹近くいるのではないか。Mは結構な体力を持つ(番人よりも体力があるように感じる)が、実のところこれまでタイマンで戦った限りではそれほどひどい目にあったことがない。さて、どう戦うか。
まずは小手調べ。ということで近づいて戦ってはみたのだが…
加速して速度+30(ちなみにこれはラスボスであるモルゴス先生の速度と等しい)でしばらく戦ってみたが、残念ながら、かなり厳しく、またガスのブレス?で体力がかなり削られる。数匹倒してから、とりあえず逃げた。おいおい、まずいんじゃないか。何このブレス。厳しすぎだろう。倒したMは周辺にかなりの$を落としているが、とてもじゃないが回収の余裕がない。
そう、このMさんは倒すと$が入手できるのだが、落とすのは小銭ばかりで、正直あまり旨みはない(実際には金というよりも体内に取り込んでいた宝石類という設定らしいが、いずれにしても小物ばかりである)。そして、とにかく遠方から”ガスのブレス”を吐くので、いかんともし難い。二重耐性がないと一度に100近く削られる(そもそもガスの耐性って何だ?酸?毒?)。すさまじい。このモンスターは、普段遭遇するときにはたいてい単体で寝ているので何とか対処できるのだが、ピットではどうにも困る。
雰囲気表示の文字が突然赤く変わった。
『とても悪い予感がする。』
どうみてもヒドラの皆さんのことですね。ご丁寧にありがとうございます。毎度思うのだが、このメッセージ変化のタイミングがよくわからない。
まず、陰に隠れては、近寄ってきたうかつなMを10数匹しばき倒してはみたが、しかし埒が明かない。世間的にはMさんはそれほど邪悪ではないらしく、『邪悪存在退散のスタッフ』では効果がなかった。これを効率よく倒すためには、おそらく『抹殺』以外ありえないだろう。とはいえ、この16階に『抹殺のスタッフ』を持ってくる気はしなかった。
そう、ここはまだ16階なのだ。
ちょっと言わせてくれ。何なんだよ最近の中階層は! 本当にもう勘弁していただきたい。先の17階のUのピットも相当酷かったが、Mなんて普通は21階以降に一匹ずつ植物のように寝ているはずなのに、なんでまた16階で群れて起きてしかも怒りまくりブレス吐きまくり突撃しまくりなんだ。何かおかしいよ。いいかげんにしてもらえないだろうか。これでは安心して物資補充ができないじゃありませんか。
山に住んでいた熊が環境の変化で里に降りてきてしまったのと、似たような印象を受ける。もっとも、規模が極端すぎる。100匹の群れで来るな、群れで。
とりあえず、隠れた場所でアナグマ戦法を採って、ピットの近くまで穴を掘って挑発し、我慢しきれなくなったはぐれ者Mが遠くから回り込んできたところで一匹ずつちまちまと退治していた。と、20匹近く退治したところで、不意に群れの戦術が変わった。これまでひよっていたMさんの群れが、数十匹一斉に@に向かってきたのである。何が起きたののかはわからない。いまだにこのゲームには時々こういう謎現象が起きる。
そこからが勝負だった。
1対1でも相手は相当に固い。この屈強な戦士が斬っても叩いてもなかなか削れない。さすがはヒドラさんである。それが100体ほど群れているのだ。どれだけの脅威なのか、お分かりただけるだろうか。
とはいえ、こちらも実のところ”そこそこ”は強い。戦力および物資的には”一人歩兵小隊”と言ってもよいランクである。ありていに言えば、こちらはこちらで化け物である。パワーと耐久力面では、ナズグルの皆さんをタイマンで全員倒してしまう(『体力回復の薬』を一切飲まずに)程度には強い。おまけに、これまでの地味な資源収集の積み重ねが幸いし、基本物資は異様に豊富ときている。『エルフの行糧』も、『体力回復も薬』も、『癒しの薬』も、ほぼMAX分手元に有している。持久戦はまったく苦にならない。
そこで、有り余る物資をこのときのためとばかりに全力で投入する。酷いときはブレスで体力が半分近くまで削られて追い詰められるが、そのたびに『体力回復の薬』を飲みまくるので、問題なく戦い続けていける。一服300回復は伊達ではない。
穴熊に隠れてひたすらゲリラ戦を繰り広げる。
これはもう”戦闘”じゃなくて”戦争”だ。
『★クブラゴル』さんのおかげか、タイマン時にはほとんど先手が取れる。ありがたし。一マス以上離れていたら『殺戮のクロスボウの矢』で多少なりとも削っておける。さすがにヒドラさん相手だと一撃必殺とは行かず、少しずつ少しずつの攻撃になるが、これが存外効いた。
数十匹を倒したところで、あちらの方針がまた変わる。挑発に乗らずに、遠方で待っている。というか、そういう特性の固体だけが生き残ったものと見える。参った。どうしたものかというところだ。とにかくうろちょろと挑発する。
しばらくするとまた挑発に乗り、数匹がこちらに向かってきてくれた。何とか対応する。とりあえずそれを繰り返していく。ちまちまと数を減らすのだ。地味な作業である。
と、残り30匹程度のところで操作ミスをし、アナグマの壁に穴を開けてしまう。しまった。と思う間もなく、その隙間からあっというまにガスのブレスが吹き荒れる。一瞬で体力数値が赤くなる。この隙を逃さない素早さ、何なのよ。あんた達本当にあのヒドラさんなの? 穴熊の中にいたので、安心して『耐性の薬』を飲んでいなかったのも甘かった。油断大敵。
ちなみに、このゲームは壁を壊すことはできても、壁を新しく作ることができない。もしかしたら魔法使いなら何か方法があるのかもしれないが、この戦士の@はひたすら壊すばかりである。一度穴を開けてしまうとそこを塞ぐことができないのだ。これが結構辛いときがある。
ともかく、あわててテレポートする。一か八かであったが、運よくダンジョンの西の隅に出現、何とか体力を回復する。遠路はるばる追ってきた二匹の間抜けなMを返り討ちにしてから恐る恐る戻ってみた。ちなみに、階の雰囲気は赤からオレンジ、そして黄色に変わっている。おーしおし。もう少しじゃ。
戦場を移し、新たなるアナグマ陣地を構築し、またちまちまと一匹ずつ退治する。が、なぜかここで雰囲気が茶色に。
『多少は運が向いてきたか』
ちょっと待て。まだ何か来るのか。
これは微妙にまずくはないだろうか。それとも、これは状況が楽になっているということなのか? よくわからない。
しばらく戦ってみたが、なかなかMさん達がこちらに来ない。こう着状態に陥った。そこで、マップを大回りして逆方向から誘い出し、またちまちまと一匹ずつ叩く。叩く。叩く。最後の残り数匹は、通路の奥側に完全に引っ込んでしまって、広場にある膨大な小銭を挑発的に漁っても出てこようとしない。ということで、最初に倒したMの置き土産である小銭の群れを回収する。そこそこの額になる。正直なところ、これでもうこの階の目的は達している。
これで終ってもよかったのだが、なんとなく、けりをつけたくなった。最後はどうしても引っ込んでで来なかった数匹を、袋小路の奥に無理やり突撃して全員たたき殺した。うらああああああ。ぜいぜい。
約100匹のヒドラの殲滅完了である。
長かった。実時間で30分以上かかっていた。ランタンの残りターンで数えてみると、おそらく4000ターン以上かかっていたようだ。普通の階の5倍以上だ。恐ろしい。
それにしても『殺戮のクロスボウの矢』はよく戦ってくれた。とにかく撃ちまくった。そして繰り返し拾っては使い拾っては使っていった。次第に一本また一本と消耗し(このゲームでは、放った矢は相手に刺さる・刺さらないに関係なく回収可能だが、一定の割合でどこかに消えてしまう)、この戦いの最初には20本程度はあったものが、最後には5本しかなくなってしまった。しかし、強力なM相手に見事な効果を示してくれた。何匹かはこの矢だけで倒していたはずである。ありがたかった。そして、この矢を強力にぶち込んでいただける『★クブラゴル』様さまでもあった。
ちなみに、最後まで雰囲気的には特に何もなかった。なんだったんだあの茶色は。殲滅後も改めて周囲を回ってみたが、何もなかった。
そして、得られたものといえば、多く見積もってせいぜい数万金というところである。一方、費やした資源は相当なものだ。この程度の金額は、普通の階でも高級品の一つ二つ、あるいは『スピードの指輪』の一つ二つを売り飛ばせば手に入る金額である。正直大赤字である。資源的にも、精神的にも。
雰囲気は見事に真っ白になっていた。
『なんて退屈なところだ…』
ああ、そうだねえ。退屈だろうねえ。
退屈に”なった”んじゃなくって、俺が退屈に”した”んだよ。
でもわかった。
俺は退屈な世界が好きだ。
ガレ場を掘るのが好きだ。ちまちまと物資を貯めるのが好きだ。溜まっていくのを見るのが好きだ。
化け物と戦うのは本当はキライだ。怖いから。そしてせっかく貯めた物資を使ってしまうから。
…自分が何のためにゲームをやっているのか、@から問いかけられた気がした。目的なんてないのは最初からわかってはいるのだが、それでもなにか考えてしまう。
例のごとく『マッチョな近接戦闘』を好む脳筋プレーヤーに操作されるハーフオークの戦士の@だが、むしろプレーヤーではなく、コンピュータの中の@の方に知恵というものがついてきたのかもしれない。
が、ともあれ、難関を乗り切ったということで、ほっとした。
幸か不幸か、@の荷物が”多少”軽くなった。
スピードの薬は残り83個。これは『スピードのスタッフ』全8回を使い切っての値である。もともと少なかった『ヒーローの薬』が残り9個。『致命傷の治癒の薬』は残り9個(元は20個程度あったはずなので、今回はこれを良く使ったものと見える)。『体力回復の薬』は67個。もともと80個以上あったはずなので、こちらも20個近く使ったことになる。これだけで回復ライフは6000である。すごい量だ。ちなみに、中盤以降は自然回復も多用したし、また『癒しの薬』の回復50(これは結構大きい)にもかなりお世話になった。その『癒しの薬』は残り73服。『耐性の薬』は76服残っている。
おかげで、200%近かった重量が180%まで減った。
っていうか、これだけ戦って消費してそれだけかーい! どんだけ貯めてたんだあんたは。
ちなみに、Mはブレスは吐くものの、そのブレスが何かを壊すことがなかったようなので(ガスのブレスの特徴なのか)、そこは助かった。これがバルログだったら、火炎ブレスで手持ち物資が破壊されて一層悲惨なことになっていただろう。やはりUピットと正面切って戦うのは無理な気がする。火の免疫でもあれば別だが。
ともあれ、物量と意地の勝利であった。
が、良く見ると、持ち物インベントリがまったく埋まっていないのである。それはそうだろう。この階には小銭以外にはほとんど何も落ちていなかったのだから。
つまり、今回の探索は『まだ始まったばかりというところらしい』(by 範馬勇次郎)。
…わかりました。
いきますよ、いけばいいんでしょう(棒読み)。
ということで、@は更なるダンジョンへと上昇していった。
14階へと。
特に何もないので13階へ。
どんどん上がっていく。
プレイヤーも@もちょっと疲れたのである。
そして、その13階で寂れた祭壇のようなところに18巻目の『凡庸の巻物』が祭られていた。手にとってすぐ帰る。
こんな階にも出てくるのだなあ。
神様、ありがとう。これでお家に帰れます。
ということで、休んだ。
第12週は夏休みということで、こんな感じで少し長くプレイした。
まだ夏は続いている。幸いにも、今年は少し涼しいようではある。嘘かもしれない。
夏休みということで、いろいろ”自由研究”をしてみる。
店で『願いのスタッフ』を充填できる?という情報をネットで入手する。
価格もわずか15万$だという話である。本当だろうか?
さっそく試してみよう。
平行世界の数週間前の@を呼び出し、実験してみることとした。
魔術師の店に出入りして、再充填を選択してみた。が、この『願いのスタッフ』が選択肢に出てこない。店を間違えたのか、と思いうろうろいくつかの店を出入りしてみるが、やはりどこにもない。できないようだ。
おそらく、この機能はバージョンアップによって無くなってしまったのではあるまいか。だって、たったの15万$でなんでも好きなものが願えてしまうというのは、ゲーム的にまずかろう。
なお、このゲームは、毎回の初期設定によって店舗の性質が少しずつ異なる。具体的には、買取金額が変わってくる。今@がいる世界の店は、美術商は最高で30000$で買い取ってくれるのだが、防具屋は5000$である。ブラックマーケットは20000$という具合だ。他の世界を垣間見たときには、美術商は20000$が上限だったり、防具屋が10000$だったりした。うまく世界を選べば、拾った高級品などを売り飛ばすことでかなりのスピードでお金が溜まる。特に『スピードの指輪』はたとえ+1でも美術商が最高価格で買ってくれるので、資金稼ぎには有効である(ここからこのゲームでのスピードの有効性も垣間見える)。15万$程度はあっという間に溜まる(真面目にタイムアタックでプレイしているなら、そんな余裕はないと思うが)。せめて150万$ならわからないでもない。が、それでも安いと思う。
ふと『願いの杖(0回)』をブラックマーケットに持って行ったところ、一応最高価格の20000円で買ってくれた。さて、これがどのくらいの値段で売られることになるかといえば
9438000$!
すごい。1000万金持っていてやっと買えそうである。誰かこんなの買えるのか?そもそも空でしかも充填できないんだぞ。中身が入っていたらどのくらいになるのだろう。
せっかくなので試してみよう。『凡庸の巻物』で『願いのスタッフ』をリセットする。回数が元に戻って1回となる。
さて、ブラックマーケットにもって行く。
今度は12672000$!!!!
充填してあると300万$ほど高くなるようだが、いずれにしても、もはや笑うしかない価格である。
ここまで金をため続けてきた@ですら、全財産は1000万$を超えていないのだ。
この杖のレアリティさがよくわかる。
もっとも、この杖で『★一つの指輪』を願っておいて、『凡庸の巻物』で指輪の機能消失ができることは実証済みなわけなので、たとえ何千万$しようとお安いものかもしれない。これさえあれば世界が救えるわけだから。ガンダルフの視点からすれば、まずこれを買うためにお金をひたすら貯めるということも考えられるのだ。サウロンを倒すよりも話が早いかもしれない。
その意味で、この『願いのスタッフ』は『★一つの指輪』を超えた恐ろしさを持ったアイテムである。そもそもが神の領域のアイテムなのだから、そういうものなのであろう。
ということで、噂は噂に過ぎなかったようだ。あるいはかつての時代の『神話』とでもいうべきなのかもしれない。
もしかしたらこれは『凡庸の巻物』での回復を前提としたものに実装が変更になったのかもしれない(これはこれで一種のバグ技と言う気もするが)。
蛇足ついでに、物は試しということで、その『★一つの指輪』を願って、その性質を確認してみた。
未鑑定の「金無垢の指輪」のままで売ろうとしたら、美術商でわずか41$となった。ブラックマーケットでは15$である。
で、鑑定して正体が判明したら、今度は呪われているのでそもそも売れない。”売れるものリスト”に出てこないのだ。なるほどねえ。売るのであれば、未鑑定のまま売らなくてはいけないわけだ。
ということでやり直す。
ちなみに、その際に売れないのでその辺の道端に放置した『★一つの指輪』は、ちょっと地下に潜って戻ってきたら消えていた。誰が持っていったのかはわからないが、どの店にも並んではいなかったし、街の皆さんも相変わらずただ幸せに酔っ払っているばかりであった。どうなったのであろうなあ。
とりあえず気を取り直して、あらためて『★一つの指輪』を願って、未鑑定の「金無垢の指輪」をブラックマーケットの店主の元に持ち込んでみる。今度は12$であった。さらに安くなっている。足元を見られてるなあ。
さて、売り飛ばした瞬間に鑑定が行われる。そこで、店主の『うわああぁぁ!』という叫び声が聞こえてきた。
お気の毒である。
そして、店の中にはその指輪が並ぶことはなかった。
どこに行ってしまったのかはわからない。
その後もその店で普通に売買はできていたので、店主が正式な所有者になったというわけではなさそうだ。もし店主が所有していたら、彼は割とひどい目に遭うであろうし、良くても最後には船に乗って西の方に行かねばならない。
ちなみに美術商でも同じ反応・同じ結果であった。店主の皆さんを不幸にしてしまったのかもしれない。すまぬすまぬ。
なお、『☆幽鬼の指輪』のみなさんは、凡庸化したらただの『幽鬼の指輪』と表示され、とりあえず店に売ることもできた。インベントリもまとまっているようだ。一応これも確認しておきたかった事柄である。
『願いのスタッフ』が2本あったので、ふともう一度『★一つの指輪』を願ったところ、またもや同じものが出現した。あれえ。なんなのこれ。
拾ってみると、今度は『力の指輪(未鑑定)』と表示される。先ほどの経験はある程度生きているようではある。またもやブラックマーケットに持っていくと、今度は一応上限の20000$で買い取ってくれた。なるほど、鑑定はできているわけだから、相応の価値は認めてくれるようだ。
で、当然『★一つの指輪』だと判明するわけだが、今度は叫び声はなく、ただ店主の泣き声が聞こえてくるばかりであった。なるほど、一つの指輪は呪われているわけなので、どのみち店頭には置けないのだ。
残念ながら、この指輪がその有名な名で店頭に並んでいるのを見ることはできないようだ。
しかしながら、一度凡庸化して、単なる『力の指輪』としてブラックマーケットに持っていったところ、なぜか今度も上限で買い取ってもらえた。さて、売値はと見てみたところ
なんと14410000$!!!
何の力もないただの『力の指輪』だというのに、大変な評価である。中身入りの『願いのスタッフ』よりも高いぞ。
ちなみに同じく凡庸化した『幽鬼の指輪』の売値はせいぜい30万$前後であるので、この評価額の差は大きい。
同じものを美術商に売り飛ばしたところ、こちらは5500000$というところになった。こちらの店はあまりぼったくらないため(30000$以下なら売値は買値の一割り増しといったところ)、おそらくこのあたりが妥当な評価額というところになりそうだ(500万$くらいということか)。しかし、実際には何の機能もないのに、なんでだろう?工芸品的な価値?
そして、この指輪はたとえ呼び出すことはできても、手放したらまたどこかに失われてしまうようだ。そしてあらためて呼び出すとまた出てくるということらしい。一度凡庸化しても『願いのスタッフ』で願うとまた出現してしまう。
しばらく実験して、そう解釈していた。
ところがである。
さらになんとなく、一つの指輪を未鑑定のまま持っている状態でさらに一つの指輪を願ってみたところ、なんと普通に出てくるではありませんか。ためしに全部で4つ呼び出して、鑑定してみたところ、すべて『★一つの指輪』となった。さらに*鑑定*してみると、4つが4つともに微妙に違うらしく、インベントリがまとまらない。確かに、一つだけに警告機能がついていたり、テレパシーがついていたりした。
『★一つの指輪』とはなんだったのか(疑問文)。
そこで、両手の指に装備してみたら、たいへんなことになった。そう。『★一つの指輪』を”両手に装備する”のである。私何かおかしなこと言っていますかね?
すべての属性に+5+5=+10がついた。ついでなので、手元にあるすごい装備をすべて投入して、すべての能力ステータス(腕力・知能・賢さ・器用・耐久・魅力)を上限カンスト状態(***)にできるかどうか、試してみた。
いろいろ試したところ、なんとかなった。かなり苦労したが、何とかならないわけではなかった。
さて、その状態で潜ってみたのだが、これがまた、すべてのモンスターが全力で立ち向かってくるため、とても勝ちきれない。タイマンならまだしも、召還呪文も全力で使ってくるため、あっというまに敵に囲まれる。そして、その召還されたモンスターもまた召還呪文を使う場合がある。大変なことになる。
混乱させられて大変になってきたので、地上に戻った。これでは長生きできない。
このゲームでは、仲間を召還してくる敵は本当に厄介である。鬼門といっても良い。
これでは使うとしても、対最終戦くらいだろう。しかも、正直言って、フルステータスとはいってもそれほど強くない。耐性(というか、この指輪には、すべての”元素属性に対する完全な免疫機能”がある)は揃ってはいるが、打撃が少ないので、いまいち闘えている気がしない。
ちなみに、このむちゃくちゃな装備でも『反魔法機能』はついていない。なるほどなあ。ほんとにレアなのね。
さて、この実験が正しいとしたら、先に私が提案した”『凡庸の巻物』で『一つの指輪』を凡庸化する”大作戦は、最終的な解決にはならないようだ。むしろ『願いのスタッフ』で『★一つの指輪』が量産できてしまうことがわかった。これはとんでもないことだ。『★一つの指輪』はたった一つだからなんとか対応できたのであって、誰かが願うごとに増えてしまうようなら、それはもはや世界の破滅を意味する。『願いのスタッフ』など、見つけ次第破壊してしまうことが望ましい。それがこの世界の平和のためなのである。
『この★一つの指輪が量産された暁には、自由の民などあっという間に叩いてみせるわ』
などというセリフと軍服のおっさんの姿が心の隅に思い浮かぶ。誰だあんた。
ちなみに『願いのスタッフ(0回)』を2本まとめて手元に持っておくと、『凡庸の巻物』1巻で2本まとめて元に戻してくれた(この実験は以前にもやったような気がする)。なるほど、この方法だと効率は倍だ。普通は、複数のスタッフを凡庸化すると1本を残して壊れるはずだが、この『願いのスタッフ』については例外らしい。
とはいえ、そもそもこの『願いのスタッフ』が一つのゲーム中に複数出現することなど、普通のタイムアタックプレイ中にはありえないので、ほとんど参考にならない情報であろう。
なんとなく、今度は『ロッドによる戦闘』の実験を実施することとした。とりあえず貯めておいた攻撃的ロッド(『ファイアボールのロッド』『アシッドボールのロッド』『サンダーボールのロッド』『アイスボールのロッド』『壊滅のロッド』、最後に『テレポート・アウェイのロッド』)だけをありったけ担いで潜る。そして、ロッドの攻撃だけでその場を凌いでみようというチャレンジである。せっかく貯めているので、実地試験くらいはしてみたいというわけだ。
さてどうなったか。
結論から言おう。無理。というか、面倒。
いろいろ試してはみたが、正直かったるかった。
ロッドの攻撃力がどれも弱く(200前後)、たいていのモンスターは繰り返し繰り返し攻撃しないと倒せない。多少は広域攻撃なので、赤aの群れなどには有効かと思ったが、有効範囲はそれほど拡散しなかった(モンスターの吐くブレスとは違うようだ)。一つの群れあたり100回程度振る必要があり、疲れる。なかなか削れない。おまけに一度ロッドを振ると皆さん目が覚めてしまうので、容赦なく遠方よりブレスを吐いてくる。隠密を利用して接近して寝ている皆さんを一匹ずつ始末した方がはるかに早い。
ロッドの充填時間自体は割と短く、5種類のロッドをかわるがわる振っていている場合には、連続攻撃をしていてもどれも5本以上が充填中になることはなかったように見えた。どのロッドも、せいぜい15本もあれば充填が間に合わないことはなさそうだ(自宅にはどれも30本以上ある)。しかし、1回あたりの攻撃力が弱いので如何ともし難い。
アリとの戦いにおいてロッドで有効なのは『アシッドボールのロッド』と『アイスボールのロッド』、そして『電撃のロッド?』くらいが一応ダメージは与えていたが、正直言うと一番使えたのが『テレポートアウェイのロッド』だった。増えたアリをとりあえず飛ばすことができるのは助かった。とはいえ、それでも女王アリの召還速度に追いつかなかったので、仕方なくそのときたまたま近所で拾っていた『周辺抹殺の巻物』で解決せざるを得なかった。女王アリは召還が早すぎる。伝説では、かつては女王アリが女王アリを呼ぶような仕様もあったという。とんでもない状況が想像できる。たぶん収拾がつかなくなってしまっていただろう。世界が修正されたのは幸いであった。
おまけに、アリのブレスはヒドラのそれと違って持ち物を壊す。長期戦にも向いていなかった。保有アイテムがどんどん消し飛んでいく。こりゃだめだ。
しばらく24階で戦ってみたのだが、あまりにかったるいので、途中でいい加減にさじを投げてしまった。心身ともに疲れすぎた。相手が「石ゴーレム」なら『アシッドボールのロッド』の効率が多少よかったが(ほぼ一瞬で溶けてしまう)、しかし「鉄ゴーレム」を相手にするには厳しすぎた。20階で戦ってもそれほど結果は変わらなかっただろう。
結論として、残念ながら『深い階層でのロッドだけでの戦いは無理』ということがわかった。この方法で楽ができるのはせいぜい一桁階層までだろう。『壊滅のロッド』くらいは戦力になるかもしれないが、それも遠距離攻撃用途での準使い捨て資源という位置づけくらいが妥当ではないか(魔力充填の巻物が大量にあれば、効率よい再利用は可能かもしれない)。どの道、ロッド類はある程度以上の敵には打撃が弱すぎて牽制くらいにしかならない。
@の自宅に大量に溜めているロッドたちよ、君たちが活躍する日は残念ながら来ないかもしれない。
ワンド類についてもおそらく同様であろう。もしかすれば『ドラゴンブレスのワンド』くらいは多少役に立つかもしれないが、それも打撃の大きさはあまり変わらないので、限定的だろうという気がした。
さて、実験にも飽きたので、リアルタイムの@を呼び出し、本気で装備の改善を考える。
今の@はどう見ても足装備と手装備が弱い。そこで、意を決して虎の子の『アーティファクト生成の巻物』を、とっておいてあった『ドラゴングローブ』と『ドラゴンブーツ』に読むことにした。
結果的に、『反魔法装備のドラゴングローブ』と『対地獄特性のドラゴンブーツ』が出来上がった。悪くはないのではあるまいかと考えて装備してみた。これまでの高速ブーツの加速+3がなくなって少し速度が落ちたが、対地獄が加わったので、なんとなく安心である、が、具体的な有効性は実は良くわからないままである。
正直、ACが多少上がった以外は微妙なところである。殺戮のガントレットさんの助力がなくなったので、打撃が相当に下がってしまっている。これが反魔法の代償なのか。
とりあえず、せっかく作ったアイテムなので、装備してしばらく潜る。
潜りつつ、『邪悪存在退散のスタッフ』さんを活用して行くことにした。
このスタッフ、実はとても有効であった。
しばらく、中階層の、さらに低い方(地下12階から15階程度)をうろうろしているのだが、よく遭遇するのがoのピットである。このピットに乱入し、中でこのロッドを1、2回振ると、ほぼすべてのoが溶けてしまう。後に残るのは持ち物だけである。とても効率がよいばかりでなく、なんとも気持ちが良い。
もともとこの@は肉弾戦に特化していて、魔法を覚えたくとも『本を読むことができない』と言われてしまう。とにかく接敵しては攻撃、接的しては攻撃、の繰り返しで、たまには弓矢も使うものの、基本的には肉体勝負の戦士である。その@が唯一魔法っぽい効果で戦うことができるのがこのスタッフなのだ。
なんとなくうれしい。
ということで、このスタッフをもう数本入手したいと思い探索しているのだが、実は意外にもこのスタッフの入手ができないでいる。『邪悪存在”感知”のスタッフ』はよく見るのだが、『邪悪存在”退散”のスタッフ』は本当に見かけない。むしろ、このスタッフの探求の途上で『凡庸の巻物』を数巻拾ってしまったくらいである(気のせいか、13階でよく拾う)。このスタッフ、今まで気にしていなかったけれど、存外貴重品だったのかもしれない。
そんな徘徊のさなか、16階の隅にVのピット発見。どうでもいいけどまた16階だよ。魔の16階だな。
普通ならできるだけ避ける相手だ。しかし、イメージ的にVは割と邪悪っぽいので、『邪悪存在退散のスタッフ』が有効ではないかと推測して、正面から突っ込んでみる。ここまで2回降ってきて、あと6振り残っているから、単純ダメージでは900あるわけだ。さてどうなるやら。
満を持してVピットの真ん中で振ってみる。確かにVは震えた。効果はあるようだ。が、6回全部使い切っても、一匹も溶けない。あれ? 大して効いていない? もしかして、相手のAC分だけ打撃が引かれるから、900ダメージがそのまま伝わるわけではないってことか?それにしてもなんかダメージが低い気がするんだが。
ともあれ、戦い始めてしまったからには続けるしかない。Vは経験値吸収と精神攻撃を仕掛けてくるので対応は面倒である。ともあれ、経験値吸収には『経験値復活の薬』、幻覚攻撃には『癒しの薬』を使って対応する。今まで知らなかったのだが、Vには相手をショートテレポートさせる術もあるようで、ピットの中で気がついたらいろいろなところに飛ばされている。囲まれているので結構打撃は食らう。適宜『体力回復の薬』を使いつつ戦うのだが、割と面倒であった。
幸いにもテレポートでピットの外に飛ばされたので、一時撤退して戦術を立て直す(いや、自分でテレポートすればいいんですけど、なんかそれだと負けた気がして)。穴熊を掘り、挑発し、数匹ずつを倒すという定番の戦術をとる。1マス分距離を置いて、★クブラゴルさんで『殺戮のクロスボウの矢』を打ち込んでおくことも忘れない。この距離だと相手に当たるとちょうど足元に落ちてくれることも多い。拾うのが楽なのだ。
そんなこんなで数十匹を平らげ、挑発を続けたものの、やはり最後の方には挑発に乗らない個体が生き残って篭城をしている。仕方なくこちらから攻めて行く。最後の十数匹を囲まれつつも蹴散らし、ピットの外にお散歩に出ていた数名を追いかけて消滅させた。減らされた経験値はとりあえず、『経験値回復の薬』を適宜飲みつつ対応した。この薬については、拾っては使い、拾っては使いでなかなか蓄積しない。
そんなこんなでVピットに勝利した。1000ターンほどだったので、Mピットほどの大変さではなかったようだ。
さて、実はVさんも存外物持ちで、最後の鑑定大会には時間がかかった。特に、穴熊の周辺には落し物が散乱して大変である。とはいえ、もう鑑定のロッドも10本揃っているので、待ち時間は事実上ない。
相応に時間と手数をかけて鑑定を行ったが、残念ながら、これというものはなかった。せいぜいが『西方国のロングソード』くらいだったろうか。とはいえ、これもすでに拾っているものに近いため、美術品としてドナドナされていった。
それにしても『邪悪存在退散のスタッフ』がVにそんなに効かないことがショックであった。Vのアーマークラスを調べてみると、本家angbandでは45であり、それほど高いわけではない(そもそもこういう特殊攻撃にACの数値が影響するのかどうかもよくわかっていない)。HPも平均して150というところなので、150x6=900の打撃をすべて吸収しきれるとは思えない。なぜ効かなかったのか、よくわからない。
ちなみに、スナガ君はAC32、HPの平均が32というところらしい。うーん。こちらに効いてあちらに効かない理由はなんだろう。
ただ、ひとつわかったのは、このスタッフを持ってUのピットに颯爽と乗り込むなどというアイディアは却下されたということであろう。調子こいていたら危ないところであった。このスタッフはせいぜいがoとかW相手にぶいぶい言わせるときに有効であって、それ以上の敵には効果が薄い可能性が高そうだ。
ということは、1本あればいいということなのかなあ。
それにしても、なんか違うな。何だろう、この違和感。
ということで、あらためてこのスタッフを*鑑定*してみた。
すると、意外な事が判明した。「本家angband」とはかなり異なり、このTinyAngbandでは『邪悪な存在に対して80の打撃を与える』という効果になっていた。@のレベルは無関係なようだ。あれ? 話が違うじゃん。 しかも、たった80? ということは、V相手に6回振っても合計最大480しか打撃がいかないことになる。ACで減殺されてしまうとさらに下がる(そういう計算でいいのかよくわからないが)。ぐぬぬ。これでは勝てないわけだ。
スナガ君はたまたま80からACの32を引いてもHPを上回っているから一発で効いたのだろう。Wも2発目には溶けることから、おそらく似たようなものであろう。しかしVはACが高いので、一発一発のダメージが35程度となり、6発撃った程度ではたいしたダメージになっていなかったようだ(でもHP150なら35*6=210でわりと効きそうなものだが…みたところではVは一匹も溶けてはいなかった。このあたりのからくりはよくわからない)。
このTinyAngbandがオリジナルのangbandとは細かいところが違うことは(ある程度)聞いてはいたが、こういうところでかなりの違いがあるというのははじめて知った。こう改変した理由もきっと何かあるのだろうなあ。考えてみると、1回あたりの打撃の大きさが”レベル*3”という元の設定では効果が派手すぎるのかもしれない。
また、*bandの@のレベルが50でカンストになる理由もこういうところに一端があるのかもしれない(あるいは、ないのかもしれない)。
自宅に戻り、ふとなんとなく”装備を鍛えて”しまう。お金が1000万$を超えるまではしないつもりでいたのだが、Vピット相手で疲れていたのであろう。鍛えてしまった防衛者さんを調べてみたところ、多少は打撃が向上した。これはこれでありがたい気がする。とはいえ、二刀流で500もいかない程度である。一応、これはこれで採用することにした。
18階付近で『スピードの指輪』を拾う。あきらめつつどきどきしつつ鑑定すると、加速+9と出る。やっと本プレイ並みのものが出てきた。やっほーい。早速+8と交換し、お家に帰って予備になっていた+8の指輪3つを売り飛ばす。3つで9万$である。よしよし。ちなみに本プレイでは+10が最大である。10を超えるものはなかなか出てこない。かなりの回数を試した『願いのスタッフ』の実験でも一度も見たことがない。
さて、19階まで潜ってようやくガレ場で『邪悪存在退散のスタッフ』の2本目を拾う。効果のほどはさておいて、これはこれでうれしい。単純に与えられるダメージが倍になるわけだし。喜んでこれを2本装備して潜ってみたのだが、実は、これはこれで困ったことになった。
ロッド類は、たくさん装備して一部を使っても”うち○本充電中”とだけ表示され、インベントリの消費は変わらない。ワンドも、インベントリ上では複数のワンドが一つにまとまり、総合的なの残り回数が示される。ところが、スタッフは、残り回数別にインベントリが別れてしまい、今までまとまっていたものが別々になってしまうのである。
つまり、これまで残り回数8回のスタッフを2本持っていたとしたら、その段階ではインベントリは『『○○のスタッフ』(残り8回)x2本』となり、一つの項目にまとまっている。ところが、そのうち一本を使ってしまうと、『『○○のスタッフ』(残り8回)x1本』と『『○○のスタッフ』(残り7回)x1本』という具合にインベントリを意味なく余計に消費してしまうのだ。
ただでさえ持ち物が多くて持ち帰るお土産の量が減っている昨今、この状態はまずい。もちろん常に同じ回数だけ両方を使うようにしておけばよいのかもしれないが、あるタイミングでは必ず回数のずれが生じるので、インベントリが溢れて物を落とす可能性が高い。その場合には、対象となるアイテムが落とされることになるため、運が悪いとその瞬間に消えてしまうこともありえる(溶岩の上で燃えてしまうなど)。せっかく入手できたこのスタッフが燃えてしまうのは悲しい。同じスタッフを3本以上運用する際にも、こうしたところに気を使いそうだ。
スタッフ類の運用は難しいということがわかった。
そういえば、先日『☆のアミュレット』が存在するという話をネットで読んだわけだが、さらに読んでいくと、どうもあれが一部の神様からの特別な賜りものではないかという気がしてきた。
このゲームには、各@が信仰する神様がいるという設定になっている。神様は指輪物語の世界観に則ったもので、10柱以上いらっしゃる。各@がどの神様を信仰するのかはプレイ開始時にランダムに決まる(@のキャラクターを決めるときにやり直すことで多少の選択の余地はある)。ちなみに、今の@が信仰している神様はウルモ(海の神様)である。これはプレイ開始時にランダムに決まっていた。
これらの神様は、レベルアップ時などにありがたい”なにか(モノやコト)”を下賜してくださる。神様に応じて賜るものが違うのだが、一部の神様に、どうも☆アミュレットを賜る神様がいらっしゃるようである。逆に、それ以外の神様の信仰者は、そうしたアイテムはおそらく入手はできないのではないかと思われる。すくなくとも、これだけプレイしてきて一度も見ないというのはおかしい。
ということで、逐一アミュレット類を鑑定するのはもうやめようと思う。
#と、このときは思っていたのだが…
そう言えば、自分はまだ『力のあるエルフの3つの指輪』を一つとして拾っていない。現状のアイテム状況では、拾ったからといって、戦力として活用できるとは思えないのだが(やはり『スピードの指輪』は外せない気がするのと、やはり『★トゥルカスの指輪』は戦士にとって有効なため)、それでもいつか試してはみたい気がする。
最近思ったこと。このゲームのアイテムは、どれもある一定の”基本資源”を保有していて、その資源をその能力スロットのどこに振り向けるのか、によって個性が出ている、という印象を持つようになった。その基本資源の大小は多少はあるものの、おおむね多くのアイテム(特に武器や防具)は、それらの基本資源をどのように振り分けるのか、が特徴になっているのではあるまいか。
つまり、ある武器にいくつかの特殊能力がついている場合もあるのだが、そうした武器については、実は打撃力があまりないことが多い。逆に、打撃に特化した装備もあるのだが、そうしたものは、他に有効な機能が備わっていない。たとえば、『防衛者』カテゴリの武器は、確かに様々な防護特性を持っていて大変便利なのだが、特化武器と比較して相対的に打撃が低いので、最後までそれを使って進もうとすると厳しいことが多い。一方で、『殺戮のなんとか』『追加攻撃のかんとか』等、打撃特化型の装備には、それ以外の能力がほとんど備わっていないことが多い。また一般的な『吸血武器』は、そのほとんどが”対生命力吸収”以外の機能を持っていない。それは、この”吸血”機能が基本資源を多く必要とするためではないかと推測している。”加速”機能装備も同様である。
すなわち、どの武器も実際には保有資源はほぼ同じで、その振り向け方が異なるだけではあるまいか、という考え方である。
さらに、イメージではあるが、銘入りの装備、および★や☆装備は、それらの基本資源を比較的多く保有しているものが多いようにも見える。
また、各々の能力には相関しやすいものと相反するものがあるようにも思える。
たとえば、戦士系のアイテムとしては『ドワーフのなんとか』が有効なことが多いが、これには耐久性の向上と、器用さと、打撃力が備わっているアイテムが多い。一方、『エルフのなんとか』には、知能や知恵、隠密性(ついでに容姿の美形化)の向上が備わっていることが多いように見える。逆に、『ドワーフのなんとか』に隠密性が備わっていることはまずありえない(まあドワーフだし)。『エルフの何とか』と耐久性の関係も同様である。また、大きな加速機能を持った装備は、普通は耐久性の増加機能を持たないことが多い。羽のように飛び回るための装備には、頑健な耐久性よりも軽さや早さが必要とされるわけだ。また、加速機能と隠密性は両立しないことが多いようにも見える(例外も若干あるようだが)。
なので、最終的には、万能の『防衛者』武器を使うよりも、各々の性能に特化した固有★武器を組み合わせるほうが、有効な装備になり得るのではあるまいか、という気がしている。
ただし、なかなかそれらを組み合わせて妥当な@を作り上げようとすると、難しい。いわゆる”耐性パズル”というものである。
そんなことを考えつつ、13週目を終えた。
ついに意を決した。
『凡庸の巻物』が最近多く拾えて来たことから、9つ消費してもまだ10巻以上残る。そこで決めた。
9つのインベントリを無為に消費していた『幽鬼の指輪』9個を、『凡庸の巻物』ですべてただの鉄くずにした。鑑定してみたところ、すべてまとめて『幽鬼の指輪』となった。これでインベントリはまとめて1つとなり、8アイテム分の余裕ができた。また、これで指輪をサウロンさん相手に投げつける準備も整った。
妙なことに、その『凡庸の巻物』が、直後になんとブラックマーケットで売られていた。店売りあるのか。しかも、わずか3000$である。BMにしてこのお値段。こうなると価値があるのかないのかよくわからない。とりあえず本プレイのために買ってしまっておく。これで残り巻数は11巻になった。
ただ、これをプレイのために実際に活用する日が来るのかどうかは定かではないと思う。実験目的かなあ。
持っていった『邪悪存在退散のスタッフ』をoやらWやらを相手に使い尽くした。と思ったところ、『魔力充填の巻物』を立て続けに3巻拾って充填してみたら、なんと通常は8回の利用回数が10回まで膨れ上がった。こういうこともあるのか。
ただし、それを使い終わって帰還する際に店で充填したところ、さすがに8回に戻っていた。これは『魔力充填の巻物』を使うときだけの現象らしい。下手に過充填すると壊れる場合もあると聞いたことがあるので、バクチのようなものかもしれない。どのくらいマージンがあるのか、良くわからない。もしかしたら、こうしたスタッフや『魔力充填の巻物』にも微妙な個性?があり、その時々に応じて状況が変わるのかもしれない。
18階にて、めずらしく茶色P(サイクロプス)のピットに遭遇する。このPさんは力はあるしそこそこ堅い。が、堅いものの、逆に考えるとそこだけが取り柄で、遠距離攻撃が何もない。魔法も精神攻撃も使ってこない。テレポートもしないしさせてこない。もちろん召還もない。最初はビビッて穴熊で戦っていたが、冷静になって考えるとタイマンで戦う限り押し負けることがない相手だとわかった。ということで、あえて穴熊から出て、むしろこちらからピットの回りにうろうろして挑発し、直線状の通路で正面から戦うことにした。このPの皆さんは、意外とあっさりとお部屋から出てくれて、きちんと@に向かってきてくれた。とても楽ができた。サイクロプスさんに対する好感度が高くなった。
このPさんたちもある程度の物持ちだった。
戦いが終って一面に散らばった物資を鑑定してみたが、残念ながら★や☆はおろか、高級品すら見当たらなかった。こういうこともあるのだなあ。
直後に『*体力回復*の薬』を久々に拾う。合計7個目。こういう特殊アイテムが着実に溜まりつつあるのは嬉しい。
『賢者の宝冠『碧燕』』さんを入手。対生命力吸収や対地獄、知能への影響、など役に立つような立たないような、である。とりあえずとっておく。宝の冠だし(このプレイの最初にスペースを作るために宝冠を片端から売り飛ばしたことはすっかり忘れている)。
あらためて20階に潜る。
茶色p(東夷の戦士)の諸君が集合しているところに遭遇する。飛び道具を使ってくるので少し嫌な相手ではあるが、こちらには反射機能があるので事実上効果はない。召還はしてこないし、陰に隠れて一人ずつ相手をすれば問題はなかった。
この人たちも割かし物持ちもよい。恒例の鑑定大会が開催されるが、残念ながらめぼしいものは見当たらなかった。20階にしてこれか。@悲しい。
ただ、その戦士ピットを倒したその横に、微妙に怒っているjのピットがあった。しかも、壁の一部が壊れていて、下手に近づいたらブレスの嵐に見舞われそうだ。というか、実際、一度近づいたら『★クブラゴル』さんが震えて止めてくれた。あと一歩でやばい状況だったらしい。危ない危ない。なんとも怖かったので、”こんなこともあろうかと”持ってきていた虎の子の『抹殺のスタッフ』を振る。体力が相応に削られるが、jピットがさくっと、ほぼ全滅した。楽で良いなあ。
ただし、最後の最後まで雰囲気はオレンジで『嫌な予感がする』ということになっていた。しばらく待ってはいたのだが、何も起きなかったので自宅に帰った。
ちなみに『イルミネーションのロッド』を見つけるたびに、反射的に拾おうとしてしまう。が、その瞬間に@から『このロッドこれ以上拾ったら殺す』という念のようなものが伝わってきてやめることが多くなる。@も厳しいことを言うようになってきたなあ。
さすがに申し訳なくなり、荷物中で40巻を越えていた『空腹充填の巻物』を売り飛ばすことにした。ここから先は、@さんには『エルフの行糧』を消費していただきたい。この『エルフの行糧』は、副作用として解毒作用があるらしく、これはむしろ便利だろうと思う。
@は少しだけ軽くなったことはなったが、実はまだ自宅段階で195%とかべらぼうな数値である。すまんのう。
引き続いて何回か潜る。
不思議なことに、潜るたびに、ほぼ毎回『追加射撃の指輪』を見つけて持ち帰る。
18000$というそこそこの値段で売れるので、なんとなく持ち帰ってしまうのだった。
もっとも、値段だけでいうのなら、『反魔法のアミュレット』とか『賢者のアミュレット』とか、一部の貴重アミュレット類なら無常件で30000$で引き取ってもらえる。
『抹殺のスタッフ』を、拾った『魔力充填の巻物』で過充填をしてみたら、通常は4回のところが6回になった。なるほどなあ。本番に向けてこういう形の準備の仕方もあるのかもしれない。暴発のリスクはあるけれど。
意味なく集めている『レベルアップの薬』が24個溜まってしまった。使い道がない。このゲームが素直にもっとレベルアップを許してくれていたら、この薬だけでレベル74まではいける算段である。
そんなこんなで14週が終わる。今週は整理整頓期間で、得たものとしてはそれほど見るべきものはなかったように思った。
現実世界で出張に来ているのだが、ホテルで暇をもてあます。
慣れぬ土地で疲れているが、週末ということもあるので、持ってきていたノートPCでプレイしてみる。
まずは地上の家にいる。
家から出て適当に店をぶらぶら眺めていると、隣のお寺に『☆ルングニエン』なる鞭が約3万$で売られていた。この寺の和尚もなかなか商売人であるとわかる。
このムチはどうやら”カオス的な効果”を及ぼすらしい。が、とりあえずはスルーした。何だろう、カオス的な効果って。このあたり、未だに体験していないことが多い。
次に地下に潜ってみる。
今度は、ガレ場で『☆ブルイソンド』というローブを拾う。
☆ローブ『ブルイソンド』 (+0,+11) [2,+20] (+3隠密) {{+腕知魅隠探赤r毒;瞬.(知魅}}
それは腕力に影響を及ぼす
それは知能に影響を及ぼす
それは魅力に影響を及ぼす
それは隠密行動能力に影響を及ぼす
それは探索能力に影響を及ぼす
それは赤外線視力に影響を及ぼす
それはあなたの知能を維持する。
それはあなたの魅力を維持する。
それは毒への耐性を授ける。
それはランダムなテレポートを引き起こす。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない
隠密が+3である。ほかにもいろいろ修正があるようだ。
さらによく見ると、なんと”ランダムテレポート”の機能がある。これはなんとも、困ったものだ。とはいえ、なぜか装備してもそういうことが起きない。呪われていないからだろうか。逆に、呪われると大変なことになるのだろうなあ。
#この段階でも、プレーヤーはこの装備に「打撃サポート機能」(+0,+11)があることに注目していない。この意味が分かってきたのは相当後のようだ。
いったん自宅に戻り、とりあえずなんとなく装備してみる。すこしACが変わった?かもしれない。後はあまり変わらない。少し全体が軽くなった。
あらためて潜る。
『抹殺のスタッフ』で視野にいたアリさんを抹殺したのだが、また後からアリさんが隅のほうにいることがわかった。結局、『見えている相手』を抹殺するという程度の機能らしい。なーんだ。
ゲーム自体とまでは行かずとも、この階から完全に抹消してくれるわけではないのよね。残念。
引き続いて地下19階、雰囲気的に”悪い予感がする”とのこと。なんだろうこれ。
とか言っていたら、いつの間にか白くなった。気がつかないうちに倒していた敵の群れのせいらしい。隠密機能でほとんど起すことなく消えていただいたので、印象が薄かった。
そこで『☆アエグラス』というバトルアックスを拾う。魔法道具使用にかなりの加算があるようだ。
☆バトル・アックス『アエグラス』 (2d8) (+17,+20) (+4) {{+腕賢具r電/デ}}
それは腕力に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それは魔法道具使用能力に影響を及ぼす
それはデーモンに対して聖なる力を発揮する。
それは電撃への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
これを試しに装備したところ、魔法道具使用が一気に”伝説的18レベル”まで上がってしまう。が、ほかの機能が消え去るので、まずいと思った。装備はせずにお土産にする。色々な状況における装備候補の一つにはなりそうだ。
『*体力回復*の薬』を拾う。やっと8つめである。
今週は、ここまで割りといいものをよく拾っている気がする。ラッキーである。
さらに地下21階。全感知をしたところ、ピンクのa発見。相手をしたくないモンスターの代表、女王アリ様である。この方はひたすら部下の赤いaを呼び出しまくるので、倒しても倒してもきりがないし、倒してもドロップがほぼ期待できない。申し訳ないのだが、こういうときのための装備であるので、きっちり『抹殺のスタッフ』を使ってa一族を”抹殺”させていただく。
ここで『アーティファクト生成の巻物』を拾う。これであらためて2巻になったが、どう使おうか。
この巻物はかなりの貴重品なので、一度戻る。家においてからまたすぐに潜る。
そういえば、あえて持ち帰った『魔法道具支配のアミュレット』はたいした金にならないとわかった。次からは無視しよう。
地下22階で戦う。ほぼ得るものがない。その割に疲れる。どうしたものか。
さて、少し楽をしようと20階に上がったところで、なんと青Dのピットに遭遇。羽が複数あるらしい竜の仲間「ワイバーン」さんである。例のごとく100匹以上が群れて、世間一般に対して怒りまくっているようだ。
しかしこういう”少し楽をしようとして階段を上がるとえらい目にあう”こと、多いなあ。
幸いにも少し距離はある。さてどうする。先ほど同様、抹殺するという選択肢もある。
とはいえ、この青いDさんたちはかなりの物持ちで、倒したときにうれしい気持ちになることが多い。なので、よほどの状況でなければ、aと違って即座に抹殺するという判断にはなりにくい。
まずは直接向かってくる連中を通路に誘導して平らげ、さらに適当な狭い穴を掘る。挑発しつつこのアナグマに誘いこみ、10数匹を倒したところで、すでにとんでもない量のドロップである。すごいなあ。とりあえずDさん達の様子を伺いつつ、隙を見て適当に鑑定し、この段階で拾える物は拾う。巻物とか薬とか。
この状況では、100匹全部倒したところで絶対に持ち帰れないだろうと思った。もしかしたら☆装備ですら危ないと思う。とはいえ、万一『★リンギル』とかが出てくる可能性も0ではない(もっとも、こういう集合ピットで飛び上がるほどいいものを拾うことは過去の経験から少ない)。
どうしたものか。
召還をしてくる相手ではないので、タイマンならば戦って勝てない相手ではない。もっとも、今の@はたいていの相手はそうなのだ。後は労力とリターンのバランスの問題である。
しばらく考える。
意を決する。
…一応、やってみるか。
そこで、例のごとく、穴を掘り、敵の近くに行ったり来たりでじわじわと挑発する。釣られて飛び出てきたはぐれDをその狭い穴に誘い込み、1対1で戦う。戦う。戦う。
結構削られる。二重耐性を張ってもブレスを連発されると割とつらい。ところでこれ、あんまり持ち物を壊されないけど、何のブレスなんだろう。
ためしにあえて回復薬を飲まずに3匹立て続けに戦ったところ、1100あった体力が700台に低下していた。タイミング的に余裕はあるので、ここは自然回復する。しかし厳しいといえば厳しい状況である。
じわじわと挑発と戦闘を繰り返す。
残り70匹。
ここで互いに様子見で膠着状態に陥る。
下手に動くと本当に死ぬ。相手はワイバーンだ。油断はできない。
落ちているモノについて、周囲を慎重に観察しつつ鑑定を試みる。と、大量のドロップの中に『吸血のランス』を発見した。その昔、本プレイでレベル20程度の若輩者の頃に、この吸血装備のおかげで同じようなDの群れとやりあっていい勝負をしたことがある。あれは17階だった。
この際、相手は決まっているわけなので、生命保持の特殊ガードや浮遊機能は無視して、この吸血武器を装備して戦ってみるのはどうだろうかと考えた。この戦いにはテレパシーが必須なので、『護りのなんとか』さんを外すことができず、『防衛者』さんには荷物に回っていただく。いくつか耐性は落ちるが、この際、気にしていられない。
さて、あらためて挑発しつつ、本格的に激突する。
どうなったか。
幸いなるかな、以前と同じく、これが効果があった。戦っている最中に@がより健康になっていくくらいだ。直接接敵して何合か打ち合わせると、ブレスや体当たりで与えられたダメージを差し引いて回復し、完全健康体になってしまう。これはこれでよいだろう。というか、たぶん前よりも吸血効率が高い気がする。レベルが上がったためだろうか。それとも、この槍が特にいい吸血性能をもっているためだろうか。いずれにしてもすごいものだ。
だが、まだだ。
残り60匹以上。
途中まで黄色になっていた雰囲気が、また突然赤くなった
『悪い予感がする』
いったいなんだ。
ちまちまと挑発を続けて一匹ずつ倒し続ける。
挑発。挑発。挑発。
戦う。戦う。
倒す。
以下これを36回ほど繰り返す。このあたりで、満を持して、2巻拾っていた『聖預言の巻物』の力を借りる。頼りになる。
残り25、6匹。
吸血ソードはさすがである。
だがまだ油断はできない。
雰囲気は真っ赤である。
さらに数匹倒す。
と、ここで『★トゥオルの影のクローク』を見つけてしまう。ぐぬぬ。さすがにこれは持ち帰る前提になる。そもそもこれだけで済むのか?
あれ、雰囲気がもっとひどくなってるぞ。ピンクだ。
『恐ろしい死の幻が目に浮かび、気絶しそうになった!』
とのことである。
何か変だ。
ワイバーンは残り20匹を割っている。
まだ何かあるのか。また続きがあるのか。
なにがあるにせよ、まずはこの青いDの群れを殲滅させないことには次にいけない。
残り10匹。
まだピンクだ。
なんだ。何があるんだ。
といっているうちに、雰囲気が茶色に。
『多少は運が向いてきたか…』
おいおい。何だ今頃。
そして…
…ついに全滅させた。
今回は4000ターンほどかかったようだ。
硬さはMほどではないが、Dの皆様の攻撃のパワーがかなり大きかったので、@も完全に無事というわけにもいかず、また吸血武器は打撃力それ自体はそれほどでもないため、倒すまでに時間がかかったのが原因だろう。
さて、あらためてまじめに鑑定するか。
とにかく大量のアイテムが落ちている。
が、一箇所に落ちている物の数は、インベントリ表示の上限である23個に制限されているようだ。それ以上のものは、その周辺に散らばることになった。
その上限のコマが5箇所あるし、それ以外にもとにかくあたり一面アイテムが散らばっている。すごい量だ。さすがの10本揃いの『鑑定のスタッフ』の面々も息切れして、”このアイテムはまだ充電中です”の表示が繰り返されたくらいだった。こんなことは初めてだ。
が、有効なものは少ない。仕方あるまい。
とりあえず目星をつけていた段階で『スピードの指輪』もいくつか見つけていたはずなのだが、どうもドラゴンのブレスで焼かれて消えてしまった?ようだ。まあ+3とか+6なのでどうでもいいといえばいいのだが、お金にはなったかもしれない。
普通なら、D系統とやりあった後にはもっといろいろと指輪や巻物の類が落ちているはずが、今回は一切ない、というのは、そういうことなのだろう。ドロップの大半が武器と防具である。こういうときは仕方がない。そういえば、たいていはあるはずの$もほぼ消えている。ブレスに溶けて虚空に消えたとみえる。本当かどうかよくわからないけど。
ドラゴン類と戦ったためか、あたりは『ドラゴン何とか(シールド、ヘルム、ブーツなど)』があふれるようだし、普通はめったに見ない『ミスリルの鎧』もいくつもあって持ち帰れない。なんという無駄な贅沢。予想はしていたけれど。
にしても、今回の戦いは、『吸血武器』を使い始めてからは、結局『体力回復の薬』もほとんど使わなかった。すごいねえ。D相手には特効薬に近い。もちろん吸血装備は万能ではない。効果がない相手も多いし、逆に雑魚にはもったいない(純粋な打撃ではもっと効率がよいものもたくさんある)装備でもある。まさにDレベル、つまり、”こちらにある程度の打撃を与えてくる生物”相手に特化した装備といえそうだ。
そういえば、これ、Uとかにも効くのだろうか?
お家に帰って『★トウォルの影のクローク』を装備してみたが、効果が微妙であるように思われた。
★トゥオルの影のクローク [6,+12] (+4隠密) {{+隠*酸r暗;麻視遅}}
海統べるウルモより授かりし王者の衣に身を包み、トゥオルはゴンドーリンの廃墟より幾千の敵の目をかいくぐり秘されたる路にて逃げおおせたり。
それは隠密行動能力に影響を及ぼす。
それは酸に対する完全な免疫を授ける。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
こちらの隠密は+4であるが、むしろ、今の『忍びの隠密のクローク』さん(隠密+3)のほうが、不思議に隠密効果が高い気がする。交換はしないこととした。『忍びの』という二つ名の装備には何か数値以上の補助的な隠密効果があるのだろうか?
なお、この『★クローク』には酸への免疫(完全な耐性)がつくらしいことが後からの調査で判明した。が、これって本当に必要だろうか? ちなみに”免疫”という機能は、それによって”持ち物”が壊されることも防ぐようなので、それが本当ならば嬉しい話だ。しかし、はたして酸の免疫がそこまで必須機能なのかについてはやや自信がない。炎免疫なら、赤aさんとかUさんとかに対しての特効薬的対処になりそうだが。
#と、この時はプレーヤーは思っていたのだが…
もうひとつ拾っていた『☆』ヘルメットを*鑑定*したところ、加速+4とあった。なんとなく装備してみる。これで速度は+22である(本当は+25くらいあるはずだが、重すぎてへばっている。無理もない)。
もっとも、その反動で魔法道具利用が超越レベルまで下がってしまった。大丈夫だろうか? 相変わらずこのあたりのバランスは難しい。
ちなみに、本装備確定の『★アーケン石』が加速+3なので、これを追加したら+25になる。利用可能性が高い『★スロール王のブーツ』も加速+3確定なので、これで+28。うーむ。これでいいのだろうか。どこかに罠というか見落としているところがあるような気もしてならない。というか、むしろ上記の☆加速ヘルメットはいらない気がしてきた。
ふと思ったが、実際、ドラゴンとバルログは戦ったらどちらが強いのだろうか。どちらも炎属性だし、なかなか勝負がつかなさそうだ。集団戦の『ドラゴン軍団vsバルログ軍団』とかは見ごたえのある戦いになりそうだ。いつかどこかで開催してくれないだろうか。見物に回りたい。
しかし、俺はもう今日は十分に戦った。現実の時間も遅くなった。寝よう。
いまいちお金も貯まらなかった。1000万$が存外遠い。残り50万$くらいだが、労力が多い割になかなか埋まらない。お金を貯めるというのは虚実を問わず大変なことだ。
ちなみに、翌日も出張帰りの新幹線の中で少しだけ潜ってみたが、悲しいことに新幹線に酔ってしまい、小田原付近で青Tピットをかろうじて殲滅したあたりでリタイヤした。それほど得るものもなかった。慣れないことをするものではないようだ。
このとき、途中で壊れた『妖刀のレイピア』さんを発見したが、拾い上げるのに一瞬躊躇したら、次に手を出そうとした時には自動破壊の対象になってしまった。ああああ。これ、なんとかならないのだろうか。”自動破壊”の記述を変えたほうが良さそうだと思う。
そんなこんなで第15週は終わった。
深夜、頭痛で目が覚める。仕方なくPCに向かい、週末でもあったので、このTinyAngbandをプレイする。
地下への出発前にふと、自宅の品物をなんともなしに眺めていたところ、今現在装備している頭装備と同じ、加速4で、なおかつ隠密に+4する☆の頭装備を発見した。入れ替えてみたが、隠密が英雄クラスになった。が、『盲目』耐性が消えてしまった。
少し悩んだが、盲目については、テレパシー機能や『全感知のロッド』『周辺感知のロッド』である程度サポートできるし、また薬ですぐに治るものでもある。ということで、盲目については”なったらなったでそのとき”ということで、隠密を向上させることとした。
さて、なんとなくまた1階から潜り始める。
とは言うものの、得るものは特になく、そのまま15階程度まで潜っていく。
途中、『全復活のロッド』を拾ったり、『抹殺の巻物』『周辺抹殺の巻物』をおみやげにいくつか拾ったりしているが、概して特に何もない。
途中、『★クブラゴル』さんが反応せずにトラップにかかったことが一度あったくらいである。もしかしたら、この警告機能も、魔法道具利用に影響を受けているのかもしれない。現在は加速重視で魔法道具利用のためのヘルメットをつけずに、加速機能のヘルメットを採用しているフェーズである。なので、もしかしたら、何がしか影響を受けている可能性はある。
そして、相変わらず『邪悪存在退散のスタッフ』さんは大活躍であった。今回はT(トロル)ピットに対してかけてみたところ、灰Tは4回、青Tは5回、緑Tも6回程度振ったところで全員溶けきった。ほぼ雑魚といっても差し支えない灰T相手に4回もかかるのは、たしかに威力としては弱い。とはいえ、@が無傷でピット全体をまとめて処理できるのはありがたい。とても手間が省ける。
ついでに言うなら、このあたりの階層には割と落ちている『魔力充填の巻物』で充填すると、通常の回数である8回以上に使えることが多い。今回は、残り6回の段階で充填をかけたところ、11回という回数を示した。こういうところも使い勝手がいい。
そして、相変わらずo諸氏の群れには鉄板である。緑も白も青も灰色も、1、2回で全員溶けていなくなり、物が残るだけとなる。助かる。一応『スターライトのスタッフ』も入手したので、そちらも試しては見たのだが、こちらはoの中でも効果がある相手とない相手がいたので、微妙だった。こちらはむしろクモ軍団を相手に使うと有効だった。が、概してクモはダメージもあまりなくドロップもなく、@的にはだいたい無視する対象なのであまり意味はないかもしれない。
ついに『スピードの薬』も『体力回復の薬』も99個溜まってしまった。すでにずいぶん前から『エルフの行糧』『癒しの薬』もフル実装である。意外といえば意外だが、『テレポートの巻物』がそれほど貯まらない。自宅にもまだ60巻程度しかない。ほとんど使っていないのに、不思議だ。買い物をしないとそういうものらしい。普通は店売りから購入するためあまりぴんと来ないが、実は『”野生の”テレポートの巻物』はレアものだったのだろう。
突然3本まとめて拾った『パニックモンスターのワンド』も適当に遊んで使っている。が、敵もさるもの、割とすぐに回復してきたりするので、いまひとつ効果が実感できない。なお、ワンドについては、どうやら個々の本数や回数別ではなく、同種の複数のワンドの利用回数をまとめて一つのインベントリにまとめているようだ。こういうところがよくわからない。
20階で、それなりに良さげな武器や、高く売れそうなアミュレット類が拾えた。インベントリが一杯になってしまってどうしたものか、と思っていたのだが、そういえば自宅にたくさんあるなあ、と思って手持ちの『イルミネーションのロッド』7本をすべて捨て去った。まだ自宅にも70本ほどあるのだ。こういう時に貯蔵物が役立つのだなあ。とはいえ、持ち帰るまでのわずかな間だが、このロッドがないと確かに不便だということを実感したりもした。また今度見つけたらいくつか持ち帰ろう。目指せ貯蓄100本だ。
『折れたドラゴンスレイヤーのダガー』なるものを拾う。呪われているわけでもなかったようで、一度通り過ぎた後でも普通に拾えた。地上に戻って鍛冶屋で折れた刀を戻して鍛えなおしてもらったところ、そこそこ普通の高級装備になった。が、現状でそれほど必要というわけではなかったので、美術商に行ってもらった。折れた刀を戻すのと売値とが数百$しか違わない。インベントリ一つを占有してしまうという面で、割の良さからいうと微妙なところだが、しかしこういうリサイクル的なイベントはできればマメにこなしておきたいような気もしている。プレイヤーの性であろうか。
20階付近まで潜り、何回か往復したところで赤Rのピットに遭遇する。例のごとく100匹ほどいるようだ。試しに挑んでみたが、炎を吐かれて巻物は燃えるし、倒しても大したリターンはないことが判明した。以前、怒り狂った10数匹程度を相手にしたことがあったけれど(第12週)、100匹を超えると面倒としかいいようがない。相手のレベル的に、わざわざ二重耐性を張って対応したいほどの相手でもないが、張らないと削られる。なんだかなあ。
つまりは、まともに相手をしてはいけないということか。
本来こういうときのための『抹殺のスタッフ』なわけだが、今回は別なものを試すことにした。
たまたま拾っていた『*破壊*の巻物』を読んだところ、見事に自分の周りが楕円形に真っ黒に消失した。先述の装備の都合で対盲目機能がなくなっていたため、一瞬目が見えなくなった。が、盲目については『致命傷回復の薬』『体力回復の薬』等ですぐに回復可能なので、事実上問題はなかった。『周辺感知のロッド』を振って自分の周囲を確認してみたが、一匹残らず赤Rさんはいなくなっていた。こういう手法もあるのだと理解した。地上に落ちているアイテムも含めてすべて破壊されてしまうので、状況を選ぶ必要はあるが、アイテムを考えなくてよい相手であればこれはつかえる。ちなみにこの巻物も自宅にはすでに99巻貯まっている。
もしこれが赤いDだったら、と思うのだが、結局赤いDさん達も炎を吐くわけなので、結構戦い辛い相手なのかもしれない。火炎に対する”免疫”機能(先述の通り、単にダメージを減殺するだけでなく、自分の持ち物もその攻撃から守る機能)がある装備があれば、それはそれで嬉しいときもあるのかもしれない。
その『火免疫装備』を見つけることができたら、20階を越えた階層では結構な優先度で装備対象になりそうだと思う。
このあとも、いろいろとありがたい装備を拾ったり売り飛ばしたりしつつ、お金を貯める。現状で980万$程度までこぎつけた。1000万$を超えて、さらにもう100万$ほど超えたら、”装備品を鍛える”をある程度好き放題してみようかと思う。それまではとりあえずお金を貯めることを当面の目標にしよう。
そういえば最近は『凡庸の巻物』を拾わないなあ。マーケットで買って以来、お見かけしていない。拾うときは立て続けに拾うし、拾わないときには数週間見ない。こういう波があるのも面白いところだ。
先日見つけていた”*鑑定*”機能のある銘入りの『エルフのスモールソード『蒼鷹』』を使ってみることにした。自宅に戻り、武器をこのスモールソードに入れ替えて、おもむろに”発動”してみる。すると、手元に所持している未鑑定のアイテムがリストに出てくるので、それを選ぶと通常の『*鑑定*の巻物』を使った鑑定と同じ鑑定ができた。一度使うと充填されるまでにしばらくかかるが、地上であるので、いくら足踏み休息していても敵に襲われる問題はない。どうやら、これはこのTinyAngbandのよいところらしい。他のAngband系だと地上でも安心できない実装もあるそうだ。
このスモールソードは、ゲーム内時間で10分程度で”再充填”できていたように見えた。たいした時間ではない。自宅に戻って武器を交換する手続きは多少面倒だが、これで一巻1300$もする『*鑑定*の巻物』を使わずにアイテム鑑定ができるようになった。10個も*鑑定*したら13000$なわけで、これは金額的に実は馬鹿にならない。それが節約できるという意味で、この地味な倹約法はお金を貯めるのには有効であろうと思われた。もっとも、タイムアタックプレイには使えないだろう。
地下に戻るときに武器を戻すのを忘れないようにしなければ。
画面右端を伸ばして横長の画面にすると、これまではみ出して見えなかった{}内のアイテム属性の羅列が読み取れることに気がついた。縦長にすると、これまでスペースキーを押さないと読み取れなかった次のページの内容が一枚の画面に収まることも。初歩的なことであるが、盲点だった。
だが、これでもインベントリ上の一覧で確認しようとするとはみ出してしまうのでまだ困る。手持ちアイテムの中で火に対する免疫を備えた装備を探したいのだが、なかなか見つからない。もしかしたらまだ持っていないのかもしれない。
ちなみに、現在、酸(『★トォウルの影のクローク』)と冷気(『☆ミスリルの超鎧』)については免疫装備が見つかっている。あとは火免疫装備さえ見つかれば、ブレスを吐く相手に対しても、ある程度楽に戦える局面が出てくるかもしれない。とはいえ、これは防具にしか備わらない性質だろうし(注:この時はそう思っていた)、”火”という性質から、あるとしたらドラゴン関連の装備を鍛えたときのアーティファクトに備わる性質になりそうだ。2巻ほど残っている『アーティファクト生成の巻物』でチャレンジして見ても良いかもしれない。幸いにも『ミスリルの鎧』は7つほど拾ってある。
ちなみに、この火免疫は、ガンダルフが持っていた『★ナルヤ』という指輪に備わっているそうである。なるほど、ガンダルフがバルログに対抗できた理由がよくわかった。いつか拾えるといいのだが。ネット上の情報では、この火免疫属性があれば、なんとあのバルログのピットも”完食”できるそうだ。すごい。いつか試してみたいなあ。
そして、自分はこれまでこの”免疫”という機能の重要性を見逃していた可能性があることに思い至った。これまで美術商などに処分してきた色々な装備のなかに、もしかしたらこの”火免疫”機能が備わっていた装備があったかもしれないのだ。ネット上のログで、『☆ヘルメット』にこの”火免疫”が備わったモノがあったからだ。これからは、どんな装備についても、この免疫機能の有無を確認しようと心に誓う。
様々な武器の効果を試すためには、いったん素手の状態であっても最低限対応できるだけの各種装備を用意しておいて、そのうえで武器を交換していろいろな条件で戦ってみるというのが良いのではあるまいか。
もちろんこれは他の装備においても同様であろうから、どれか一つの装備スロットが空の状態でも十全に戦えるようにしておいて、その空きスロットにいろいろなアイテムを導入して比較してみる、というのはよさそうだ。
などと思いつつ第16週を終えた。新規獲得の強力アイテムはほぼなく、プレイヤーが体力的に持たなかったこともあり、地味な週であった。とはいえ、いろいろ気がついたことや考えたこともあり、無駄ではなかったように思う。
事情により、あらためて病院に行くことになった。ひどい頭痛が続いているためである。先週来、眠ってしばらくすると頭痛で目がさめるという嫌な状況が一週間ほど続いたので、さすがに心配になった。
それはさておき、例のごとく、この”病院の待ち時間”を利用してのプレイを試みた。
19階に潜るが、取り立てて特に何もない。そのまま、18階、17階、15階、13階とひたすらに浅い方に登っていく。なんとなくプレイヤーに元気がないからだ。病院だしなあ。
一方で、『邪悪存在退散のスタッフ』さんは相変わらず絶好調である。時々道端に登場する頼りになる相棒『魔力充填の巻物』さんと組んでoさん達を根こそぎメルトダウンしていただいている。
相変わらず助かります、先生。
さすがに13回は下がりすぎた(というか上がりすぎた)と思ったため、14階に戻った。
と、そこで雰囲気が微妙であった。
『嫌な予感がする』とのことだそうで。
この階層では珍しい。
すると、なにやら細長い菱型の区画の中に、たくさんの皆様が集っていらっしゃるのがわかった。表向き、出入り口はないようだ。何かの会議かイベントだろうか。また、その外側の上の方にも、ひとつ別に閉じたスペースがあり、どなたかがお一人閉じこもっていらっしゃるご様子であった。
多少びびりつつも、あたりの様子を観察すると、ありがたいことにほぼ雑魚の皆様である。確かにこの階層には珍しいVとか青Tとかがいることはいたが、DとかUとかMとかがいるわけでなく、のどかなものであった。安心する。
まずは、外れた区画から行くか、ということで攻めていく。
白Wさんが一人で寝ていた。安眠中ということで、隠密的に静かに消滅していただいた。特に問題はなかった。
ところが、実はここが”大本命”だったらしい。
そこで丁寧にしまわれていたのが、なんと
『★踊り手ネッサの軟革ブーツ』
であったのだ。
★踊り手ネスサの軟革ブーツ [2,+12] (+5) {{+速器魅r獄;麻(耐魅!!}}
ヴァエリアの一人、踊り手ネスサの靴だ。この軽い靴を履けば、鹿のようにしなやかに、矢のように早く駆けることができる。
始動したときの効果...
恐怖除去/体力回復(30) : 5 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは器用さに影響を及ぼす。
それは魅力に影響を及ぼす。
それはスピードに影響を及ぼす。
それはあなたの耐久力を維持する。
それはあなたの魅力を維持する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
あれまあ、こんなところで。ここ14階ですよ。
この★ブーツ、御覧の通り、加速+5と地獄耐性というありがたい装備である。この加速+5は、例の、”Tinyでデチューンされたとはいえまだまだすごい超速度”の『★フェアノールブーツ+10』や、すでに持っているありがたい弓『★クブラゴル+10』、いつかはお目にかかりたい氷の刃『★リンギル+10』の超スピードトリオの次の水準であり、これに相当する他のアイテムは見当たらない。
とりあえず装備すると、加速が+26まで上昇する。これはこれですごい。おいしい『スピードの薬』を飲めば+36である。
すごいね@、もう怖いものなしだよ!
ちなみに、この『★踊り手ネッサの軟革ブーツ』は、TinyAngband固有のアイテムらしく、ほかの*band系の亜種では見当たらないようだ。あの”超なんでもあり”の”変愚蛮怒”にすら入っていない。このTinyAngbandには何かの目的を持って導入されたものと思われるが、今のところその意図は不明である(もしかすれば『★フェアノールブーツ』の弱体化と対応するのかもしれない)。
『★フェアノールブーツ』が本当にスピードのみの装備であるのに対して、この『★ネッサブーツ』には地獄耐性もあるので、そこそこ使えるというありがたみもある。組み合わせによっては十分最終装備になり得るはずだ。先日『アーティファクト生成の巻物』で生成した、地獄耐性目当ての『ドラゴンブーツ』に置き換わる装備になるかもしれない。
ということで、この★ブーツを装備して、あらためて菱型の内部に壁を破って突入する。まずは『邪悪存在退散のスタッフ』先生にお願いしてoとWの皆さんを溶かしていただき、次に適当にpさんとかTさんとかVさんとかを蹂躙する。あっというまに誰もいなくなる。
遺されたアイテム類に対して鑑定大会を開催する。さすがに★や☆は見当たらなかったが、銘入りの『エルフのミスリルの鎧』や同じく銘入りの武器類などがいくつかあり、他にも銘無しの高級品もいくつも見つかった。『抹殺の巻物』まである。え、『腕力の指輪+6』だって? こんなの見たことないぞ。こんなにとても持ちかえれない。14階とは思えない豪華さだ。昨今、20階近辺でもこんなにありがたい状況はめったにない。
仕方なく、またもや『イルミネーションのロッド』さん達に残っていただく。先日同様の状況で7本を現地に置き去りにしたが、今回も自宅から持って行った4本+現地で拾った1本にさようならを言うことになった。もっとも、このロッドは自宅にはまだ60本以上あるので余裕もいいところである。その昔、無駄と思いつつ拾っておいて良かったような気がしてきた。
もっとも、これからもこんな感じの扱いだと、意外に貯蓄ロッドもすぐに消費してしまいそうである。探索に必須のアイテムではあるため、インベントリ内には常にこのロッドが存在する。だったら、一本持っていても99本持っていても、たいした違いはない(重くなるけど)。そんなわけで、どうせなら今後は余裕があるときは『イルミネーションのロッド』を意識して持ち帰って貯めることにしてみよう。重くなってすまんな@。
さて、自宅に帰っていろいろと調べる。なかなか良いアイテムが多いが、例のごとく自宅に置き場がない。先日『幽鬼の指輪』さん達9個を凡庸化して一つのインベントリにをまとめたばかりだというのに、もうそのスペースが埋まってしまった。どうしたものだろうか。そろそろ使い道のない各種の『攻撃ロッド』さん達に引導を渡す時期が来たのかもしれない。夏休みの自由研究の結果からも、ある程度以降の階層では有効に活用はできないとわかっている。
となったところで自分の番が来た。微妙に中途半端だが、今回はここまでである。
なお、医者に出向いた原因となった頭痛については、頭のMRIを撮影しても特に問題は見つからなかった。安心した。
3連休の週末ではあったが、事情により潜れなかった。
その代わりといってはなんだが、いくつ考えた。
この@の現在のステイタスは、腕力と耐久力に***(上限頭打ち)の表示が出ていて、それ以外の部分、特に知能と賢さはほぼ何もないに等しい。魅力だけは、装備でそこそこサポートされているのか、普通程度のものになっている。
よく見てみると、このキャラクターは、ステイタスの一番左側に示されている”元の能力”では、”腕力”が一番良いのだが、それと同じくらい実は”魅力”が高い値を示していたことに気がついた。だが、ハーフオークという種族のペナルティと、戦士という職業のペナルティで、表面的な魅力がダダ下がりになっていただけだったのだ。
これはどういうことだろうか。
改めて解釈してみると、このゲームで最初に@に与えられるパラメータは、おそらくは、”魂の性質”なのだと考えられる。つまり、その@がどんな種族として生まれるのか、あるいはどんな職業に就くのか、とは関係なく、あらかじめその@の魂が持っている”素質”が表示されているのだ。それが、たまたま生まれついた種族の影響でプラスマイナスの調整がなされ、またさらに就いた職業によってもう一段階の調整がなされて、最終的にゲーム中に@の能力として表面化する。
ということは、この@は、魂の値としては、もちろん”力”が強いのだが、一方、魂の”魅力”も実は相応に高いものだったのだ。種族がハーフオークなので、残念ながら見た目の美形的魅力という面では一歩劣ってしまう面があったのかもしれないが、おそらくはその心根には”かわいげ”(by 松尾象山)があったり、あるいは花山薫のようなある種の“良い実直さ”があるのだろう。それゆえに、人々の支持を得ることができて、15歳にして君主としての地位に就くことができたのではあるまいか。
そう思うと、この@のことが少しだけ理解できた気がするのだった。
この週は、とりとめもなく、そんなことを考えて終わった。
先週からの睡眠時頭痛の問題を確認するため、一週間後に再度医者に行く。そして例のごとく、待ち時間でこのゲームをプレイする。
2週間前のプレイが、14階から持ち帰ったアイテム類を持ったままで、家の中が狭くてもう置けない、という状態で止まっていた。そこで、改めて、役に立たない戦闘ロッド類を処分してスペースを空けることにした。
『ファイアボールのロッド』『アシッドボールのロッド』『アイスボールのロッド』『サンダーボールのロッド』、各々30~40本ずつをまとめて魔法道具屋に売り飛ばした(一応なんとなくつかえそうな気がした『壊滅のロッド』だけは残した)。
と、これが意外に高く売れた。合計でなんと70万$以上になった。あれあれ。これ、実は結構な資産だったのね。貯金があっさりと1000万$を超えてくれた。わーい。すごーい。
しかし、こうしてみると、武器カテゴリのアイテムが大半を占めるようになった。実のところ、武器は多くて2つしか活用できないわけで、そんなにあってもどうしたものか、という感じだ。いずれはこの武器カテゴリも見直しをする必要があるだろう。
さて、何とか自宅に荷物を置くこともでき、少し店などを見て回り、手持ちの『エルフの行糧』で腹を満たし、あらためて14階に潜った。
ところが、ここで”うっかり”が発覚する。前回ダンジョンに置き去った『イルミネーションのロッド』を、自宅から補充するのを忘れていたのだ。これが存外不便になった。広い部屋の中を見渡せないのだ。仕方なく、どの部屋も割と隅々まで地道に歩き回ることになった。
しばらくしてやっと拾った『光のワンド』を喜んで使っていたところ、なんと怒れる赤Rさんのブレスでピンポイントで燃やされてしまう。こういうこと、わりとあるのよねえ。なんでなんだろう。他にも燃えるモノたくさんあるのになあ。
しかなたく、あらためて手探りで進む。
15階、16階、17階と潜ったところで、ようやく『イルミネーションのロッド』を拾う。なんとありがたい。部屋の隅々まで見える喜ばしさよ。しばらくしてもう一本拾う。そこでわかったのが、このロッドは充填が早いので、2,3本あれば事実上ほぼ十分だということだった。今まで7本とか荷物に持っていたのはほぼ無意味だったようだ。なるほど、こういうところで勉強になる。
その後、広大なガレ場発掘ででいくつか物を拾いはするが、★や☆は出てこない。当たり前と言えば当たり前だ。あくまでここはガレ場だし。
とはいえ、”本当は不要だけどなんとなくもったいなくて持ち帰ってしまっている”『レベルアップの薬』を拾ってしまったり、もう手荷物に99個揃っている『スピードの薬』や『体力回復の薬』を見つけてしまい、仕方なくその場で飲みまくったりしている。これはこれでほぼ無意味だ。『聖唱歌の巻物』も持つ余裕がなく、戦いもないのにすぐに読んでしまうことになる。これまた無駄だ。もともと自宅にこれの上位装備の『聖預言の巻物』を99巻フルストックしているので、『聖唱歌の巻物』自体にもあまり意味はない。自宅に40巻ほど貯めているこの『聖唱歌の巻物』も、いずれ処分の対象となるだろう。
その後も、例のごとく、oの三色ピットに突撃しては『邪悪存在退散のスタッフ』さんに活躍していただいたり、やはり自宅に99個溜まっている『*破壊*の巻物』を無視したり(普通はありえん)しつつ、なんとなく銘入りの装備を拾ったり売り飛ばしたりしている。ちなみに『邪悪存在退散のスタッフ』さんは、1回使ったところで拾った『魔力充填の巻物』をかけたところ、なんと残り回数が”12回”という新記録を更新した。頼もしいなあ。
そうこうしているうちに、現実世界でお医者の自分の番が来た。とりあえず診察が終わり、会計を待ち、会計が終わり、そしてまだ少し時間の余裕があったので、もう少しプレイした。確実に3万$で売れる『反魔法のアミュレット』や『追加攻撃の指輪+1』等を見つけては持ち帰ってお金に代える。さらに何かあるかと期待しつつ、ダンジョンと自宅との往復運動を繰り返す。
だが、特にこれという危難にも遇わず、さりとて幸運にも恵まれず、静かにこの日のプレイを終えた。こういうときもある。
貯金は1060万$程度になった。もう少しで目標の1100万$に到達する。なんとなく嬉しい。
そして、幸いにも、頭痛もなくなった。ありがたいことだ。季節の変化に自分の身体が対応したのだろう。この医者に来ることはもうしばらくなさそうだ。
素で加速28である。
突然何を言うのかと思われるだろうが、現状の装備は、特に何もしていなくても加速が+28あるのである。これは先日拾った『★ネッサブーツ+5』と、もちろん件の『★クブラゴル+10』先生のおかげなわけだ。
そこに『スピードの指輪+9』他の装備類が加わり、現在加速はとんでもないことになっている。
が、この加速を得るに伴い、他の能力や耐性が微妙に失われている。特に、隠密や魔法道具利用が若干低くなっている。打撃もいまいちだ。
そこで、装備を組み替え、もう少しバランスの取れたものとした。
その結果、加速装備は『★クブラゴル+10』+『スピードの指輪+9』と『★トゥルカスの指輪+4』のみとして、合計23となった。
…はずなのだが、なぜか+18しかない。
そして、あらためてみると自宅の段階ですでに装備は限界の200%である。
つまり、重みに耐えかねて加速が-5されているということになる。
うわあ。丸々『★ネッサブーツ』分のマイナスだ。
これは…
まあ仕方がないよね。
すまぬ@。
いろいろなピットを平らげるのを目標としているので、どうしても物資を山のように持って行くことになるのだ。
ついでに、先日拾った『★トゥオルの影のクローク』を装備して、酸免疫を試してみようという気になった。
そういえば、これは銘入りの光源を拾ってしまった跡の縛りプレイなので、その分、普通の『ランタン』を使わざるを得なくなっている。そのため、自宅のインベントリに、あまり意味のない『油つぼ』の1項目を消費せざるを得なくなっている。これは、縛りプレイゆえの無駄なのだが、その無駄の排除のため、そろそろこの縛りプレイを一部解除することを考え始めた。具体的には、この光源カテゴリでは確実にこれを使うだろう、という『★アーケン石』の利用である。
★スラインのアーケン石 (+3加速) {{+速知賢r乱;視経明!!}}
月光を凝縮させたかのような輝く大珠、名高き「山の精髄」で、降り注ぐ光を幾千もの輝きの小片に変えて発散する。
始動したときの効果...
体力と引き替えに千里眼と帰還 : 20+d20 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは永遠なる明かり(半径 3)を授ける。
それは知能に影響を及ぼす。
それは賢さに影響を及ぼす。
それはスピードに影響を及ぼす。
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
ご覧の通り、これは、加速+3と、帰還、そして千里眼という3つの機能を備えたありがたい光源であり、特に帰還があるので、これをもっていくと『帰還のロッド』を使わずにすむため、インベントリが確実に一つ空く。
ということで、ここから先は、この『★アーケン石』の装備は解禁することとした。そして、お世話になっていた『ランタン』と備蓄していた『油つぼ』5つを雑貨屋に売り飛ばす。インベントリがまた一つ空いた。これまでどうもありがとう。
17階から潜る。そのまま18、19階。
『至福の地アマンの毛皮のクローク』を拾う。ありがたい名称である。が、その実、性能的には隠密+3とその他の機能が一つ、という程度で、正直よくわからない。とりあえず自宅には置く。最終的には不要になりそうな気もする。
『★アーケン石』のおかげで、『帰還のロッド』だけでなく『周辺感知のロッド』が不要になり、少しだけ軽くなった。このアイテムにある「千里眼」という機能は、始動させると、その階のマップとアイテムがすべて表示されるというものだ。魔法の地図や周辺感知のロッドの上位互換機能であるので、これらも不要となった。
このおかげで荷物が若干軽くなったため、加速が+21から+22に上昇した。微々たるものではあるが、結構なことである。
そういえば『邪悪存在退散のスタッフ』さんは出番がなかったが、『魔力充填の巻物』だけは拾ったので、充填してみた。ら、9回となって、1回分しか上昇しなかった。何が問題なのか、ちょっとよくわからない。魔法道具利用装備が関連するのだろうか。それとも、各巻物の性能が問題になるのだろうか。このあたり、よくわからないままだ。
銘入りの『麻痺知らずのセスタス『旭鳳』』を拾うのだが、正直よくわからなかった。ので、お店に出向していただく。
20階、21階、22階、と特に問題なく潜り、そして23階で『邪悪存在退散のスタッフ』の3本目をここでようやく拾う。鑑定してみると5回分しかないので、2巻拾っていた『魔力充填の巻物』で11回までパワーアップする。
さて、ついに24階まで潜ってみる。
ここで黄色P(タイタン)にえらい勢いで物資を破壊される。『スピードの薬』などは、いちどに数個単位くらいで壊されていく。これはどうしたものか。しかも面倒なことにこいつは召還使いで、要するに面倒なやつを引き寄せてくる。とはいえ、おかげでドロップも多いわけで、悪いことばかりではないのだが、いかんせん物資が減るのが嫌だ。
たった一匹なので抹殺の対象にするわけにも行かず、戦い続ける。
冷気のブレスにかなりやられる。
とりあえず勝った事は勝ったが、ドロップはタコだったし、事実上の完全大赤字だった。
仕方なく地上に戻る。
ここで本プレイで使っていた『☆ミスリルの超鎧』を解禁した。これは、深層の探索に必須な機能である”冷気免疫”を持っているためである。”火免疫”を持った装備等を取りに行くため、これが必要だと判断した。
☆《ミスリルの超鎧》という名のミスリル製鎖かたびら (+6,+8) [20,+19] (+4隠密) {{+腕賢魅具隠探*冷r電暗轟;反麻[炎冷(知!!}}
始動したときの効果...
ショート・テレポート : 10 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは腕力に影響を及ぼす。
それは賢さに影響を及ぼす。
それは魅力に影響を及ぼす。
それは魔法道具使用能力に影響を及ぼす。
それは隠密行動能力に影響を及ぼす。
それは探索能力に影響を及ぼす。
それはあなたの知能を維持する。
それは寒さに対する完全な免疫を授ける。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは電撃への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは矢やボルトを反射する。
それは炎のバリアを張る。
それは冷気のバリアを張る。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
ご覧の通り、貴重な”冷気免疫”を含んだ相当な機能を備えた鎧である。まずそもそもが「ミスリルの鎧」ということで、相当にACが高い。そこに、腕力と賢さと魅力、魔法道具利用、大事な隠密に+4してくれる。そして、暗黒と轟音の上位耐性と、それらに加えて実はとても大事な”反射機能”まで備わる。これだけでも相当なものだが、さらによく見ると、(+6,+8)の打撃サポートまでついている。おまけで炎と冷気のバリアも張っていて、雑魚は近づいただけで消滅する。おまけのおまけに始動機能が「ショートテレポート」であり、最悪の場合には緊急脱出装置としても機能する。
遠い昔、『アーティファクト生成の巻物』で錬成?した記憶がある、トンでもアイテムだ。
本プレイでは、@はこれを装備してブイブイ言わせていたわけだ。
さらに、ここで”酸免疫”を持っている『★トゥオルの影のクローク』も装備した。
これで4元素のうち2元素については免疫装備となった。
この際なので『スピードの指輪+9』も、所有装備の中で最大の+10に置き換える。これでこの@が持っている装備の”完全解禁”である。
とはいえ、実はすでにしばらく前から、一部の装備を除いて縛りプレイ以前の装備よりも強くなっているので、あまり変化はないのだった。
ということで、ここから先は、”本気プレイ”となる。
参考までにこの頃の装備と状況を確認しておく。
装備: 合計 178.9 kg (限界の183%) コマンド:
a) / 右手 : 追加攻撃のトライデント『紅鷲』 (1d8) (+6,+15) (+1攻撃) {{+攻|酸}} 3.5 kg
b) | 左手 : (防衛者)グレート・ソード『嵐虎』 (3d6) (+18,+16) [+2] (+4隠密) {{+隠r酸電炎冷毒乱;麻視活浮/巨(知}} 10.0 kg
c) } 射撃用 : ★クロスボウ『クブラゴル』 (x5) (+11,+14) (+10加速) {{+速r炎;警倍!!}} 3.0 kg
d) = 右手指 : スピードの指輪 (+10) {{+速}} 0.1 kg
e) = 左手指 : ★勇猛なるトゥルカスの指輪 (+4) {{+速腕器耐!!}} 0.1 kg
f) ” 首 : 勇者のアミュレット (+5,+7) [+7] (+3) {{+赤r恐;麻視活[炎(腕器耐}} 0.2 kg
g) * 光源 : ★スラインのアーケン石 (+3加速) {{+速知賢r乱;視経明!!}} 0.3 kg
h) [ 体 : ☆《ミスリルの超鎧》という名のミスリル製鎖かたびら (+6,+8) [20,+19] (+4隠密) {{+腕賢魅具隠探*冷r電暗轟;反麻[炎冷(知!!}} 7.5 kg
i) ( 体の上 : ★トゥオルの影のクローク [6,+12] (+4隠密) {{+隠*酸r暗;麻視遅}} 0.3 kg
j) ] 頭 : ☆鉄ヘルメット『サウアドリング』 [5,+20] (+3) {{+賢器魅r炎轟;感明(賢}} 3.8 kg
k) ] 手 : ☆ドラゴン・グローブ『ブリルソニエル』 [4,+18] (+4) {+腕賢器耐r電毒恐[魔} 1.5 kg
l) ] 足 : ★踊り手ネスサの軟革ブーツ [2,+10] (+5) {{+速器魅r獄;麻(耐魅!!}}
0.5 kg
名前 : Dr.Who
性別 : 男性 年齢 15才 腕力 ! 18/***
種族 : ハーフオーク 身長 170cm 知能 : 18/40
職業 : 戦士 体重 68kg 賢さ : 18/157
社会的地位 56 器用 : 18/***
守護神 : ウルモ 耐久 : 18/197
魅力 ! 18/190
打撃修正(右手) (+9,+35) HP 1061/1061 打撃攻撃 :伝説的 [27]
打撃修正(左手) (+17,+36) MP 0/ 0 射撃攻撃 :伝説的 [37]
打撃回数 8+6 魔法防御 :英雄的
平均ダメージ 316+279 レベル 50 隠密行動 :超越
経験値 6959015
射撃修正 (+42,+14) 最大経験 6959015 知覚 :普通
射撃倍率 x6.25 次レベル 5500000 探索 :大変良い
射撃回数 1.66 所持金 11617919 解除 :超越
魔法道具 :英雄的
AC [37,+104] 日付 268日目 23:46
加速 (+28) プレイ時間 518:39:34 赤外線視力:60 feet
能力 基本種族/職業/装備 合計 現在 abcdefghijkl@
腕力 18/100 2 4 12 18/*** ....4s.4..4..
知能 18/40 -1 -2 3 18/40 .s....3s.....
賢さ 18/37 0 -2 14 18/157 ......34.34..
器用 18/92 0 2 16 18/*** ....4s...345.
耐久 18/87 1 2 8 18/197 ....4s....4s.
魅力 18/100 -2 -1 12 18/190 .......4.3.5.
abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@
耐酸 : .+......*.... 加速 : ..+++.+....+. 耐麻痺 : .+...+.++..+.
耐電撃: .+.....+..+.. 反射 : .......+..... 透明視認 : .+...++.+....
耐火炎: .++......+..+ 魔法道具: .......+..... 生命保持 : ......+......
耐冷気: .+.....*..... 火オーラ: .....+.+..... テレパシ : .........+...
耐毒 : .+........+.. 電オーラ: ............. 警告 : ..+..........
耐恐怖: .....+....+.+ 冷オーラ: .......+..... 遅消化 : ........+....
耐暗黒: .......++...+ 魔力減少: ............. 急回復 : .+...+......+
耐盲目: ............. 乱テレポ: ............. 浮遊 : .+...........
耐混乱: .+....+...... 反テレポ: ............. 永遠光源 : ......+..+...
耐轟音: .......+.+..+ 反魔法 : ..........+.. 反感 : .............
耐地獄: ...........+. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : .............
さて、あらためて22階に潜ると、わりとすぐに『凡庸の巻物』を拾う。お久しぶりです、凡庸さん(冷静に聞くと酷い言われようだ)。ということで、すぐに地上に帰還する。これで改めて14巻目だ。
そういえば、先ほどから『イルミネーションのロッド』を使っていないことに気がついた。これは、『★アーケン石』の発動機能である『千里眼』を使っていることによる。これは、その階全体の地図と、その部屋の中身を知らせてくれるものである。つまり、これをもっていたら、その階のすべての部屋の中が明るく照らされているのと同様なのだった。ものすごく便利である。
ということで『イルミネーションのロッド』も持ち物から消えた。どうして本プレイでこのロッドを使っていなかったのか、やっとわかった。なるほどなあ。そういうことだったのか。『★アーケン石』をあまりに”当たり前”に使っていたので、気がつかなかった。道理で、このプレイで最初に1階に潜った時に、あたりが真っ暗なのに違和感を覚えたわけだ。
とはいえ、実はこの千里眼は遠方のトラップを見逃す。そのため、やはり『全感知のロッド』は必須である。『★クブラゴル』さんの警告機能もあるわけなので、なくてもよいといえばよいのだが(実際、何回かこの”警告機能”に救われている)、一応事前に知っておいたほうが良いという気もする。また、テレパシーにかからないモンスターも、この『全感知のロッド』であれば、その瞬間は感知できる。そのため、この『全感知のロッド』は4本ほど持ち歩くことにする。
20階にて、アーケン石を起動して千里眼を使った際に、どうも『帰還の力を使いますか?』にYを押してしまったらしい。気がついたら不意に地上に戻っていた。こういうこともあるのか。これは注意するほかはなさそうだ。
そういえば、ここしばらく、『滅邪のロング・ソード『紅鷲』 (2d5) (+9,+12) (+1) {+魅} 』さんが、どういうわけかずっとブラックマーケットで売れ残っているのが不憫でならない。誰か買ってあげてほしい。俺は要らないけど。
何回か往復し、物資を戻しつつ、14階まで上ったところで、街を見出す。
このゲームでは、地上のほかに、ダンジョンの中にも商店街を見つけることがある。街構えは基本的に地上と同じで(店主や価格上限は多少異なるが)、ただ自宅と宿屋がないのだけが相違である(前者はさておき、なぜ後者がないのかは不思議だ)。
いつどの階に出現するのかは予測できない。経験則では、30回地下に潜ると1回くらいは街に出会うかどうか、という程度だと感じている。割とレアな事象ではある。
そこで、それまで拾っていたいくつかのアイテム類を売り、あらためてダンジョンの探索を続けることとした。地上に戻らずに済むので、効率は良くなる。が、精神的にはなんとなく疲れる。架空の世界とはいうものの、自宅に帰るというのはなんとなく安心するものだとわかる。気分的に休めるというのが大きいのかもしれない。@が宿屋でビールを飲んで、一晩泊まって(なぜ自宅に寝る場所がないのかは分からないが)休むと、プレイヤーの自分もなんとなく休んだ気になるものだ。
さて、持ち物インベントリが少しずつフリーになりはじめ、持ち帰るものの量も増えてきた。特に、今までなら置いていったであろう、いろいろな『高級アミュレット』類を持ち帰ることができるようになった。
その結果、ついに貯金が1100万$を超えた。
とはいえ、すでに装備を解禁してしまったため、”上級装備の改善”という目標も消えてしまった気もする。
16回にて、nのピット。少しちょっかいを出してみたが、火炎のブレスを吐かれていろいろ壊れることが判明。得るものもないので、やはり止めておこう。抹殺するほどの相手でもない。やっぱり火の免疫機能は欲しいなあ。
ということで素直に階段を上る。
それにしても、こちらは現在”酸の免疫”と”冷気の免疫”を持っているわけなのだが、そういう時に的確に持っていない元素攻撃をしてくるのはなぜなの。nさんよ。稲妻のブレスとか、炎のブレスとか。ひょっとして嫌がらせですか。
それとも、システム的にそういう仕組みなんだろうか。
その後もう一度潜り、17階で『獲得の巻物』ゲット。わくわくしつつ読むと、『極寒のクローク』だそうだ。だめだこりゃ(すいません、神様orz)。その後ももう一回拾うが、『アニマルスレイヤーのなんとか』で、一応持ち帰りはしたものの、*鑑定*もせずに美術商に流す。この巻物は、拾ったときのわくわく感と使ったときのがっかり感のギャップが大きいアイテムである。「金の卵」は、産まれてしまうとどうということはなく、実は「卵」であるときが最も価値が高いのかもしれない。
その後、自宅に戻り、件の『エルフのスモールソード』で*鑑定*をして、そのまま街中で棒立ちになりつつ休息して充填をしているときに、不意に
『クブラゴルが白く光った』
という表示が出てきた。
何が起きたのか、と調べてみたが、特に前後の違いがわからなかった。なんだろうこれ。
もしかして、どこかがレベルアップしたのだろうか。
が、直前の状態がわからないので、判断できない。
今回、久々のプレイのためか、かなり時間をかけてしまう。プレイヤーの身体的にも疲労がたまる。あまりよろしくない感じだ。
プレイヤーとして一度休み、あらためて潜りる。
すると立て続けに『邪悪存在退散のスタッフ』を拾う。計5本になる。ありがたい。
そこで、思いついたことがある。
以前から何本か保有している『神罰の○○』という武器に、どうも発動機能があり、その発動機能が『邪悪退散 x5』と書かれている。これはどういう意味なのだろうか。
それを確認するために、装備を変更して潜ることとした。幸いにも『護りのヘヴィ・フレイル』さんの機能は、実は他の装備とほぼ被っていたので、比較的無難に入れ替えることができた。
実は、永らくお世話になりっぱなしの『防衛者』さんも、良く調べてみると、この最終装備付近ではほとんどの機能が被っていて、不足しているのは浮遊機能のみであった。が、浮遊機能については、ないと確実に溶岩階で死ぬので、これは何とかしたいところだ。あと、地味に武器カテゴリでの隠密+4も大きい。
とはいえ、これを最終装備にしてしまうのはなんとなく寂しい。この@は、自宅にいろいろな★装備武器を持ってはいるわけなので、できれば多様に活用してさしあげたい。
さて、潜ってみる。oさんのピットあたりにかけて効果を確認したいところだ。
が、こういうときに限って、なかなか出会えない。
15、16、17階とうろうろするが、なかなか出てこない。
何回か家に帰った後、18階付近でようやく期待したものに遭遇することができた。緑、白、灰色、青の4色が整然と並んだ”きちんとしたoピット”である。
さて、例のごとく、内部に突貫し、『神罰のバスタードソード』さんを発動する。
すると、1階の発動で全てのoさん方が溶けてしまうではありませんか。すばらしい。
機能回復も、50ターンごとなので、大きな問題にはならない。
素晴らしい。
これ、有効だ。
となると、むしろ、これまでお世話になっていた『邪悪存在退散のスタッフ』さんの方が不要ということになる。どうしよう。
とは言うものの、その後何回か試したところ、緑Tに対しては”発動一発”では効かなかった。スタッフを使ったときには、6回発動する必要があったわけで、この発動のx5では効かないということか。
また、多数のWと一匹のVの群れに対してかけてみたところ、Wは一瞬で全滅したが、どうもVが溶けるところまでは行かなかったようで、あらためて物理で叩き殺すことになった。以前からVに対しては、この機能で溶かせた例がない。
うーん。
相手がoだけならばこの『神罰』さんで問題ない。ただし、それ以上に少し強い相手になると、『神罰』さんだけでは心もとない、ということになる。
これは判断が難しい。
やはりこれは『邪悪存在退散のスタッフ』さんにいていただいたほうが、少し楽ができそうな気がしてきた。そうなると、むしろこの『神罰』さんをどうするのか、というところが問題になる。
少し悩んだのだが、しばらくは一応一緒にいてもらおうと思った。その理由はVである。先に述べたように、Vに対しては、一応効いてはいるようなのだが、何らかの理由で、どうしても溶けるところまでは行かない。通常は神罰さんで対応して、それで対応しきれなくなったら『邪悪存在退散のスタッフ』先生に出てきてもらう、というのは”あり”かもしれない。どのくらいの頻度で活躍の場が作れるのかはやや気になるが…。
もしかしたら、しばらくしたら別の★武器さんあたりに交代をお願いするかもしれない。
自宅に戻ってウィンドウショッピングなどをしていたら、防具屋さんに
『永続のローブ『燦豹』 [2,+15] (+2) {+魅r暗}』
なるものが売られていた。『永続の』という冠名のアイテムははじめて見た。ちなみにお値段は38778$。防具屋さんということで、ぼったくりもなく、それほど高くはない。
調べてみると、基本4元素耐性の付与と、また基本能力の維持、という、実に守りに寄った装備であることがわかった。どうしてこういう基本装備がこれまで一度も出てこなかったのだろう。不思議である。
珍しい装備ではあるけれども、今となってはいらないかなあ。免疫機能があるわけではないようだし。万一、4つの元素の免疫機能がある装備(防具)があったら、最優先で装備することになるだろうけれど。
まあ、そんな神様装備があるわけはないわな。
ということでスルーした。
さて、現在はACが146,HPが1136,加速が素で23という状況である。ACはかなり堅くなった。打撃は『防衛者』さんと『神罰』さんの二刀流で合計580というところだ。
装備を改めたため、これまで必須だった装備が不要になり、そこそこ軽くなっている。とはいえ自宅段階で限界の180%を超えている。装備品と持ち物の合計が184kg。これを担いで平然と通常加速+23をたたき出すこの@、なかなかの化け物といえるだろう。地下世界最強の15歳である。
19階で、探索の早い段階で不意に『凡庸の巻物』発見。すぐ家に飛んで帰る。これで15巻目。いい感じだ。
改めて戻って19階。
思ったよりも資源が戻らず、なんとなくそのままひよりつつ、上昇して地下14階にて。
大きな広場で召還持ちの連中とやりあった。多少厄介ではあったが、14階という階層ゆえ、たいした苦労はしなかった。ちなみに、記号の色が似ているため、pあたりだとそもそも誰が召還しているのかわからない。そこで、どこからか沸き続けるモンスターの皆様の中に飛びこんで、あたり一面をむやみにぶった切り続けることになる。今回の召喚主は実は赤p(メイジ)だった。わからなかったなあ。
さて、散らばったものたちを鑑定したところ、圧倒的多数のガラクタの中に、妙なものを発見する。
『願いのスタッフ』
…あれ?
ひょっとして、3本目ですか?
鑑定してみると、きちんと中身が詰まった
『願いのスタッフ(1回分)』
と出た。
うわあああ。
またもや飛んで自宅に戻る。忙しいことだ。
ついに『願いのスタッフ』が3本セットになってしまった。素で”三つの願い”ごっこができるぞ。
とてもとてもありがたいんだけど、しかしこれ、ホントにどうしたものだろうか。
『凡庸の巻物』さんも順調に増えているので、その気になれば何でも手に入ってしまうわけだ。が、そうしてしまうとさすがに面白くない。
また、あらためて考えて、とんでもないことに気がついた。
先日試したところでは、複数の『願いのスタッフ』をまとめて持って凡庸化すると、一度に全部初期化された。ということは、一巻の『凡庸の巻物』があれば、今の@は3つの願いが適うことになる。そのうち一つを常に『凡庸の巻物』にしておけば、残り2つは何でも願えるわけで、さらにその1巻の『凡庸の巻物』で3本を初期化できるとなると、これを繰り返すことで原理的に無制限に願いが適ってしまうことになる。
まじか。
さすがにこれはどうかという感じだ(まあ一般的なタイムアタック中に生じることはまずないので、ゲーム的にはどうでもいいのだが)。
現実的には『*獲得*の巻物』あたりをいくつか願って、未入手の★装備あたりを博打的に狙うか、あるいは『アーティファクト生成の巻物』で楽しいアイテムを生成するか、いずれかだろう。まったく使わないというのもそれはそれでゲーム的につまらない。『願いのスタッフ』を「3本」拾ったのは事実なのだから。何か”うまい”使い方を見つけなければなるまい。
しかし、これだけプレイしてきて、もっともレアであるべきこの『願いのスタッフ』が3本も出ているのに、特に★や☆装備というわけではない『王者の加護の指輪』や、3つあるはずの『エルフの指輪』はどれも未発見というのが面白い。この世界にもまだまだ楽しみが残っているということだ。
ネット上では『*獲得*の指輪』というアイテムがあるという噂もある。本当だろうか?
その後、資源も戻ってきたことなので、またもや深く潜って行く。
と、20回にて、gの四角いピットに遭遇する。正体が良くわからない。文字色は白か灰色のように見える。ゴーレムだろうか。
念のため、『スピードの薬』を飲んで『全耐性の薬』を飲んで突撃してみる。
と、これがよりによって
『キリス・ウンゴルの番人』
のピットだった。以前遭遇した時のような小規模の”群れ”ではなく、お怒りの100名様がひしめく本気ピットである。
うわあああ。
この怒れる番人諸君は召還もちで、@の存在が検知された瞬間から召還が始まる。あっというまに面倒な連中に囲まれる。ひどい時には、この召還の中にさらに召還もちが呼ばれる場合があり、こうなると本当にどうしようもない。今回もそうだった。そうなると、まずはその第二次召還持ちを特定して倒さねばならず、そいつを倒す過程でうっかり番人の検知範囲に入っていたりしたら、さらに召還が発動する。面倒なことこの上ない。
しばらく戦っては見たものの、本体は動かず召還だけを仕掛けてくるので、穴熊戦法をとりようもなく、おまけに番人の視野に入ると幻覚攻撃を仕掛けてくる。これは癒しの薬で瞬間的に治るものの、割とうっとうしい。経験値の吸収攻撃も頻繁に仕掛けられる。幸いにも経験値回復の薬は30服近く溜まっているので、対応はできる。
とはいえ、100匹のピットになると、いくら薬込みの速度が+32あるといっても、まともに動けない。召還対応が面倒なため、接近戦を試みて、必死になってピットの入り口から内部に突入しようとしたが、召還された連中に邪魔されてまったく動けない。倒しても倒しても、瞬間的にその空間に召還がかかるので、前に進めず、足踏み状態である。うざいことこのうえない。
雰囲気はオレンジで『嫌な予感がする』とのこと。ああそうですね(棒読み)。
しかたなく、『抹殺のスタッフ』さんの出番か、と思いきや、以前と同じく、スタッフの魔力が吸い取られているという状況が出現した。
おやおや?
あのときと同じだ。この”暴れん坊将軍”プレイの4回目。20階でなすすべもなく死んだあの時だ。
こういうことだったのか。
あのときこちらは光源もほぼ何もなく、テレパシーもなく、『全感知のロッド』もなかったので、敵の正体がまったく分からなかったが、おそらくあの時も怒れる番人だったのか?もしれない。
#後から考えると、あの時は隣接していたL(リッチ)に直接吸収されていたと考えた方が説明しやすいことに思い至った
これは面倒だ。
仕方なく、一旦通常テレポートで脱出した。以前は『テレポートのスタッフ』が吸収されてしまって身動きとれなくなったが、今回は『テレポートの巻物』なので魔力吸収はない。
遠くに逃げて、体制を整えて、再度近づく。
召還相手と戦う、戦う。周囲が詰まって身動きが取りにくくなってきたら、また逃げる。
この方法で2回ほど仕掛けて、タイミングを見計らってドロップを漁っては見たが、どうにもリスクは大きいしドロップもまともなものはほとんどない、という状況である(もっとも”まし”だったのが『アニマルスレイヤーのなんとか』)。一方、『聖予言の巻物』があれば、かなりの確率でいやな攻撃を防げることは分かった。この巻物の祝福の効果が続いている間は、ほとんど魔法攻撃を食らうことはなかった。が、それもそれほど長くは続かない。あっという間に手持ちの3巻を使い果たしたので、そのタイミングで撤収することにした。
これ以上打つ手がない。
概して無駄な戦いだった。
一応『テレポートアウェイのロッド』も2本持ってはいたのだけれど、仮に番人やら召還相手やらをこの階のどこかに飛ばしたところで、安心できない場所を増やすだけの結果になるため、使う気になれなかった。番人自体は出歩いては来ないようなので、放っておくのがよい。そもそも、危険は一箇所に固まっていてくれた方がよいのだ。
そこで、テレポートで遠くに行き、『★アーケン石』さんの機能でお家に帰った。
やれやれである。
以前、番人の群れに多少なりとも対応できたのは、数が少なく、また空間が狭くて召還が少なかったことによるのだろう。今回はまともな”100人様お怒りピット”で、その前が広大な空間、ということになったので、いささかどうしようもなかった。
おそらく、このgに限らず、ある程度以上の強さの”召還持ち”のピットに対しては、個人である@は対応できないのではないかという気がした。いくら@が強くなっても、たぶん無理だ。原理的に、速度や攻撃力が向上すればなんとかなるという状況ではない。
事実上、無尽蔵に召還を仕掛けてくる相手なので、こちらも同様に無尽蔵に対応できないといずれ死ぬわけだが、この15歳領主の@には召還技が存在しない(領主というからには部下の軍団の一つや二つは持っていそうなのだが、魔法を使えない@なので、ダンジョンに呼び出す手段はなさそうだ)。
また、仮に4元素の免疫をすべて装備したとしても、番人が相手となると、魔力吸収や経験値吸収、幻覚などが頻出するので、反魔法装備のかなり強力なモノを装備していないと、あっという間にメタメタになる。こういうときに、例の反魔法装備のあるランス『☆アエガシア』さんだったら多少は持ってくれたのかもしれないが、それでも100匹がいっせいに仕掛けてくるわけなので、確率的に数ターンに1回は何らかの魔力攻撃をまともに喰らうことになるだろう。
かなり厳しいことに変わりはない。
オレンジp(ソーサラー)のピットあたりなら、魔力も相対的に弱いのでまだ対応できる可能性があるが(正直これも怪しいとは思う)、これが黄P(タイタン)ピットだとこの番人と同程度に固い。おまけに積極的に歩いて攻めてくる。今回よりも一層厳しくなりそうだ。
世間の壁はまだまだ厚い。
#この考察すら生ぬるかったとプレーヤーが知るのはしばらく先の話だ
この状況は、rogue likeゲームがあくまで個人戦であり、チーム戦ではない事も影響しているのかもしれない。そのあたりは最初からチーム戦であるウィザードリィとは違うのだ。
とはいえ、チーム戦であっても考えるのはプレイヤー一人であって、保有資源を複数のキャラクターに配分するだけの話でしかないような気もする。仮にこの@と同水準の化け物クラスの@(他の職業も含めて)数名でチームを組んだとしても、おそらくこのgピットを相手にするには力不足だろうという気がする(魔法使いに”対番人特効薬”的な魔法があれば別だが)。
世の中に、この「番人ピット」を正面から”完食”できる人がいるのだろうか。
そんな感じでこの週は終えた。
正直、最後は微妙だったが、またもや『願いのスタッフ』を拾えてしまったというのは、まあすごいことだと思う。
どう使おうかなあ。悩ましい。
ふと眺めたブラックマーケットで『体力回復のスタッフ』なる物が5万$程度で売られているのを発見する。なんとなく見覚えがない気がする。自宅に確認しに戻ったが、やはり初見アイテムである。あれまあ、どうしようか。
とはいえ、先の例のごとく、魔力吸収の餌食になることが明らかなので、スルーしておいた。逆に言えば、薬が潤沢な今となっては、スタッフ類に頼るのは(『スピードのスタッフ』なども含めて)できるだけ避けるべきであろう。魔法道具利用能力は上がってはいるものの、知能も低く、そもそも本業ではないので、失敗率も無視できない。いざというときのリスクが大きすぎる。
そもそも、体力回復は『体力回復のロッド』が存在するわけで、むしろそちらが売られていたら買うところだ。これはこれでまだ1本しか拾えていない超貴重品である。もしこれが25本くらいあったら、交代で使い回して永久サイクルができるかもしれない(もっとも、最近はそもそも『体力回復の薬』を使う機会自体が少ないが)。
また、自宅のインベントリも資源の一つであり、その貴重な枠を使いもしないであろうアイテムに割くのはどうかというところだ(『レベルアップの薬』とか『聖唱歌の巻物』とかやっちゃってますけど)。
ちなみに、画面を最大化してプレイしてみると、良いところと悪いところが出てくる。良いところは、多機能アイテム類の機能がとりあえず一目で見渡せるようになることだ。悪いところは『鑑定のロッド』をかける際に、その対象アイテムが画面の右上に小さく遠く表示されてしまい、かなり視線を移動させる必要があることだ。後者は割と面倒くさい。
本気プレイになったので、不要になってしまった『帰還のロッド』『イルミネーションのロッド』をすべて売り飛ばすことを想定する。ここまで一所懸命貯めてきて、なんだかもったいないのだが、自宅のインベントリを開ける必要があるので仕方がない。こういうこともある。
同じ意味で『スピードのスタッフ』『スピードのロッド』も使うことはなさそうなのだけれど(自宅と持ち物の両方に『スピードの薬』が99服貯まっている)、こちらはなんとなくとっておきたい気持ちになる。不思議なものだ。
また、『周辺感知のロッド』も、なんとなくまだ必要な気がしてならない。
万一、何らかの事情で『★アーケン石』が装備から外れるようなことがあると、とたんに上記のロッド類が必須になってくる。再度の入手は困難だ。まあなさそうなことではあるが。
なんとなく、この『TinyAngband日記』と似たようなことをしていると感じた、作家の故・矢野徹先生の『ウィザードリー日記』を購入して読んでみた。
この本は、1980年代後半の日本において、SF作家かつ翻訳家の矢野徹先生が、いかにして当時のパーソナルコンピュータ環境において、いかに”コンピュータ”を学び、それになじんでいったのか、そして、その過程においてどのように『ウィザードリー』という戦闘ゲームを楽しんでいたのか、という記録になっている。
矢野先生はこの日記を書いた段階で63歳でいらっしゃるようだった。還暦を過ぎて、新しいことにチャレンジされていたのはさすがと言うほかはない。
この日記については、ユーザビリティとかマニュアルとか、研究的にもいろいろ語りたいこともあるのだが、それはそれとして、最後の最後に驚いたことがあった。
なんと、この日記の最後に、ウィザードリー世界を離れる前のイベント的トライアルとして、
『パーティーがすべての装備を外して裸一貫になってラスボスに挑む』
というチャレンジをされているではないか。
あー、これ、どこかで聞いたことがある。
というか、みんな似たようなことを考えるのだろうか。
ただし、矢野先生のパーティは、その裸一貫の状態でも、ラスボスの「ワードナ」という大魔術師を、なんと素手の2回殴りだけであっけなく倒している。
何だこれ。どういうこと。
良く見ると、矢野先生の最終段階でのパーティーのHPは、2000とか3000とかいうとんでもない数値であった。初期状態が一桁だったはずなので、大変な上昇である。このウィザードリーというゲームは、一度ラスボスを倒してもそのままプレイが続行できて、何回でもそのラスボスを倒せるのだそうだ。その調子でひたすらキャラクターを鍛えていくと、最後にはこういう境地にたどり着いてしまうのだろう。
そのあたりは、この*band系の、ひいてはrogue likeゲームのあり方とはずいぶん異なる気がした。こちらは、レベルは50で頭打ちである。そもそもが素体でのHPはいくら鍛えても700程度までで、それを各種装備でせいぜい2,300程度上げる、というくらいの強化しかできない。
この”暴れん坊将軍プレイ”の冒頭の段階でも、じつは@はレベル50の上限に達してしばらく経過している。で、その最高レベルの状態であっても、裸になってしまうと、そもそも最初は周囲が真っ暗で何も見えずにおろおろするわ、ラスボスはおろか、通常のD相手でも相応に苦戦するし、あるときは訳の分からないままに殺され、挙句の果てに餓死までした。
その意味で、このAngbandは、レベルの上限に達してもまったく安心できないし、下手をするとあっさり殺される危険があるということが分かる。先日のgのピットなどが良い例だ。あのときはテレポート系の巻物を持っていたから何とかなったが、あれが『テレポートのスタッフ』だけだったら、魔力吸収で無効化され、またあっけなく死んでいたことだろう。
いつになっても、用心を怠ると直裁に死につながるゲームだ。
その面では、このTinyAngbandでも、レベル上限を解禁しても、事実上問題がないのではないかという気もした。レベル100くらいまで出しても事実上問題なさそうだ。それでも死ぬときは一瞬で死ぬだろうから。
潜る前に、装備を再度見直した。
以前生成した大量の機能がある『☆ドラゴンブーツ』だが、改めてみると、耐性は他の装備とほぼ被っており、また、これを外した際には、不足するのは対盲目だけだとわかった。
ふと、以前お世話になっていた『★スランドゥイル王の硬革帽子』を調べたところ、これにはテレパシーと対盲目機能が備わっていた。
★スランドゥイル王の硬革帽子 [2,+11] (+2) {{+知賢r盲乱;感}}
レゴラスの父であり、領土の森のあらゆる事を知るスランドウィル王のハンティング帽だ。
それは知能に影響を及ぼす。
それは賢さに影響を及ぼす。
それは盲目への耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それはテレパシー能力を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
そこで、ブーツを『★踊り手ネッサのブーツ』に交換し、加速+5を稼ぎ、また頭装備を『★スランドゥイル帽』に変更した。
これで加速は28になった。頭装備がやや軟らかくなったのでACはやや下がったが、気にするほどのものではなさそうだ。
さて、潜ってみる。地下20階。
割とすぐにオレンジp(ソーサラー)と戦う。
彼(だと思う)が『凡庸の巻物』を落としてくれたので、すぐにとんぼ返りとなる。これで16巻目。幸いにも、同じ相手が銘入りの『追加攻撃のトライデント『紅鷲』』なるものを落していたので、それも拾っていた。『知能の鋼鉄ヘルメット』も。なかなか豪華な持ち物だ。このpさん、お金持ちだったのかも。
そのトライデントを装備してみたところ、とりあえず打撃力が600近くに向上した。なるほど、と思い、せっかく拾ったので、しばらくこれを装備して戦うこととした。
地下17階で『★大将ソロンギルのクローク』を拾う。正直、今となっては微妙ではあるが、ありがたい★装備でもある。扱いが難しい。
★大将ソロンギルのクローク [1,+10] {{r酸;麻視}}
この緑と茶色の輝くクロークはかつてゴンドールの頭であり、海に陸に武勇を馳せていた鋭い目の若きアラゴルンが身に付けていたものだ。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは酸への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
このゲームをプレイするに際して、概して★装備は扱いに苦慮する。通常の”高級品”や☆装備ならば、ランダム物品なので、不要ならば売り飛ばそうという気になるのだが、★装備は物語にちなんだ有難い一品もののアイテムである。それを売り飛ばすというのは、指輪物語のファンとしてはいささか心苦しいところがあり、どんな”微妙アイテム”(失礼)であっても、自宅に置いておこうかという気になっている。
実は、これが自宅圧迫の一つの原因にもなっている。
この『★ソロンギルのクローク』も、性能的にはいま一つであり、序盤に賜っていたら喜んで使わせていただくけれども、中盤以降はパワーや属性が足りず、自宅のたんすの隅にしまい込まれることが多そうな装備である。
#ゲーム的には、この水準のアイテムを今頃になって拾うのがレベル設定的におかしいような気もする
もう着ないけれど、思い出があるので捨てにくい服、というのに似ているかもしれない。
閑話休題。
同じ階で『鑑定のロッド』を久々に拾う。これで手持ち11本目である。もっとも、自宅にはさらにもう10本あるのだが、なんとなく自宅から追加する気になれずにいる。もう縛りプレイはなくしたつもりだが、こういうところで精神的に微妙に続いている。
そのまま、16階、15階、14階、13階と下ってというか登っていく。
『邪悪存在退散のスタッフ』を残り9回のところで『魔力充填の巻物』で充填してみたところ、なんと残り回数13回となった。最高記録だ。あんまり過充填すると壊れないかどうか心配になる。
で、20階にて、さらにもう一本『邪悪存在退散のスタッフ』を拾う。こちらは残り5回とのこと。助かるなあ。
と思うまもなく、同じスタッフをさらに一本拾う。あれあれ。今日は『邪悪存在退散のスタッフ』豊作の日だ。
このスタッフを3本持って移動する途中、WとVの小集団に遭遇したので、このスタッフを複数使い、Vがどの程度で溶けるのかを試してみた。
Wは例のごとく2回程度ですべて溶けた。しかし、Vは結局8回かけなければ溶けなかった。50*8回で合計400の打撃である。なるほどなあ。このスタッフ的には結構堅いと見える。
正直、集団でなければ、直接接敵して叩いた方がはるかに早い。まあ、2本あればVピットも溶け去ることはわかったが、そのためだけの装備として常備複数持ちとするのはどうかと思う。
これで、このスタッフは今現在7本が自宅に溜まった。
途中、経験値吸収をされてしまったので、一服だけ拾っていた『レベルアップの薬』を飲んで回復する。贅沢な回復法であるが、持ち物インベントリを一つ空けることを優先した。実のところ、レベル上限に達した@にとってはもはや意味のないアイテムでもある。
しばらくの間、23階という高層階で闘ってみる。
幸いにも、そこまでの強敵とは出会わずになんとかなっている。
『★エオル家のランス』を拾う。性能的には、使うのか?と問われると、たぶん使わないと答えるほかはないのだが、でも★装備だ。いつものように、ありがたく持ち帰る。
★エオル家のランス (3d8) (+3,+21) (+2) {{+腕器;視/邪オト}}
「進め、エオルの子らよ!」包囲されたゴンドールを救うため、青年王エオルはコルマルレンの荒野へと到来し、彼のランスは獰猛なるトロルと魔狼たちを敗走させた。
それは腕力に影響を及ぼす。
それは器用さに影響を及ぼす。
それはオークに対して特に恐るべき力を発揮する。
それはトロルに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは邪悪なる存在に対して聖なる力で攻撃する。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
そして、人生初の『スピードの指輪+11』を入手する。現状の装備と交換してみたら、加速は+1されて29になった。些細な相違ではあるが、あらためてこれはすごい。さすが地下23階である。ぱねえ。
ということで、自宅に戻って『スピードの指輪+9』を売り飛ばした。これまでどうもありがとう。お世話になりました。現状の雰囲気だと、両方の指に『スピードの指輪』を装備するということもなさそうなので(『★クブラゴル』さんのツモが大きい)最終的には『スピードの指輪+10』も売ってしまうことになるかもしれないなあ。
それにしても、これでは指輪スロットをスピード以外に使うというのは気持ちが乗らないかもしれない。どうしたものかなあ。
途中、白いL(リッチ?)と戦ったところ、そこまでの探索では一度も使っていなかったはずの『邪悪存在退散のスタッフ』さんの残り回数が0になっていた。
なるほど、この人も(が)魔力吸いの能力を持っていたのか。直接接敵して戦わない方がよさそうだ。最近役に立っていないので、矢をすべて自宅に置いてきていたのだが、このあたりの階層ではきちんと矢も持っておいたほうがよさそうだ。
21階に上がったところ、なんと、はじめて大規模な”城”的な構造体に行き当たった。ネット上の噂には聞いていたけれど、自分が体験するのは、これまでプレイしてきて初めてだった。いわゆる”Vault”というものらしい。
これは、永久壁の中に細かい部屋がたくさん分かれていて、いろいろな皆さんが落ち着いていらっしゃる構造体で、中には割といいモノが多く置かれていることが多い。これまでは、小規模のものだけに出会っていたので、かなり大きなものは期待が持てる。
もしかしたら、求めていたものが入手できる可能性もある。
雰囲気は真っ赤だ。だが、実際のところ、この城については、ほとんどの敵は寝ているし、仮に起きていたとしても、細かいセルに分かれている状況であり、戦うのはほぼタイマンだ。問題は何もない。むしろラッキーとすら言えそうだ。
さて、お城の片隅からこっそり入城してみよう。
こんにちわ~。失礼しま~す。道場破りに来ました~。 ←大胆極まりない
迷路になっているような永久壁の中を右往左往して、モンスターのところにたどり着いては戦って倒し、アイテムを調べることを繰り返す。ダメージをほとんど受けないで進むことができた。黄色P(タイタン)やオレンジp(ソーサラー)も何人かはいたものの、恐れていた召還も一度もなかった。ありがたかった。
たくさんの怪物がいたので、たくさんのアイテムも落ちている。そこで鑑定を繰り返す。”11人いる!”『鑑定のロッド』さん達が大活躍する。これだけいると、連続鑑定してもほぼ途切れることもない。
大量の鑑定を行った結果、残念ながら期待した★アイテムはなかったが、その代わり、
『☆クロスボウ『ブルイロス』』(酸で攻撃する特殊能力らしい)
『☆硬革ブーツ『ルングスリメ』(加速+4)』
などを拾う。
☆クロスボウ『ブルイロス』 (x5) (+15,+22) {{r酸冷乱;視倍|酸!!}}
始動したときの効果...
テレポート : 25 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは酸によって大きなダメージを与える
それは酸への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは矢/ボルト/弾をより強力に発射することができる。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
☆硬革ブーツ『ルングスリメ』 [3,+20] (+4加速) {{+速腕隠r電炎}}
それは腕力に影響を及ぼす
それは隠密行動能力に影響を及ぼす
それはスピードに影響を及ぼす
それは電撃への耐性を授ける。
それは火への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。
他にも持ちきれないほどの”宝具”があったが、選抜していくつかを持ち帰る。
有難いことである。
途中、敵の第二波として、遠方から緑Tの群れが勢い込んで城に突入して来たがっているのが見えたが、城の中で拾っていた『周辺抹殺の巻物』であっさりとけりをつける。すまんなTよ。
とにかく大量のドロップだったので、インベントリを一つでも空けたかった。巻物を持ち帰る余裕はなかったから、せっかくなのでありがたく活用させていただいたのだった。
少し残念だったのは、この”城”においても、一所懸命求め続けている”火免疫装備”がなかなか入手できなかったことである。道は遠いようだ。しかしこれ以上の贅沢は言ってはいけないだろう。超加速剣の最終兵装『リンギル』もまた遠い。
とはいえ、見方を変えれば、まだこの世界にはわくわくする物事が残されているということでもある。
もう少しの間、この世界の週末彷徨を楽しもうと思う。