TinyAngband日記 第04巻


第30週 研究の日々

マクロの決死圏

 珍しく遠方に出張して研究会に来ている。研究会ということもあり、本ゲームも研究してみることにした。


 今回のテーマは「マクロ」である。


 このゲームには、プレイを快適にしてくれるいくつかの仕組みがある。そのうちのひとつが、この「マクロ」と呼ばれるシステムだ。

 ヘルプファイルによれば、マクロシステムに記号を記述して読み込ませれば、コマンド等を短縮・簡略化して実行できるらしい。

 これを用いて,以前からの懸案の解決を図ることとした。


 以前から困っていたのは、『鑑定のロッド』を使う際に、持ち物が増えるたびに、インベントリ上での順番が変わってしまうことだった。

 たとえば、最初は(o)の位置にあった『鑑定のロッド』を使うときには、コマンドとしては
 a(ロッド利用)→o(インベントリ上の位置の選択)
という順でキー入力を行う。

 ところが、探索の途中で『邪悪存在退散のスタッフ』を拾うと、そのスタッフがインベントリ上の順番としては上に来るため、『鑑定のロッド』の位置がひとつ下がってpの位置に来てしまう。すると今度は同じ鑑定のロッドを使うために
 a→p
というコマンドを入力する必要がある。同じゲーム中に同じ目的を達成するために、異なったコマンドを入力する必要が出てしまうのだ。

 しかも、この変化は1回限りのものではなく、状況に応じていろいろに変化する。なので、プレイヤーは常に画面をにらんで現状を把握しながらコマンドを入力しなければいけない。


 これは、このゲームの”楽しさ”の本質からかけはなれたところにある、単なる”面倒くささ”の部分であり、無駄な学習をユーザに強いている。
 同じシステムの中では、同じ目的を達成するためには常に同じ動作手続きであるべきだ。一応”ユーザビリティの専門家”としてはそう主張したい。


 そこで、この問題を解決することとした。


 ヘルプには、

・'@?'(?は0~9のタグ数字)

任意のコマンドにおいてアイテムを選択するときに、数字キー'?'を押すことによってこの銘の付いたアイテムを選択できます。

とある

 そこで、このとおりに刻んでみた。


 が、これがいくら試しても成功しない。
”@a1”
という銘を刻んだのだが、aコマンドを押して数字を押しても何も起きない。もしかしたら、テンキーにしか反応しないのだろうか。
 と思って、
”@as”
という銘を刻んでみたが、これも動かない。

 ヘルプファイルを探してみても、これ以上簡単な例はない。
 こんな簡単なもののはずなのに、何故なのかわからない。


ちなみに、
”=g”
による矢玉の自動拾いはできている。なので、根本的に間違っているということはなさそうだ。


 仕方なく、銘に関係ないマクロを試した。『スピードのスタッフ』を拾って、インベントリの位置を確認し(q番だった)、これに対して[F2]をトリガーキーとして
”Zq”
というマクロを作ったところ、これは有効だった。つまり[F2]キーを押したら、『スピードのスタッフ』が実行されて加速された。問題はない。

 ただし、これでは持ち物が変わると位置も変わってしまうので、意味がない。実際、このスピードのスタッフを部屋に戻した後で[F2]キーを押したら、『どのスタッフを振るか』という質問が出て来た。これだと通常のZコマンドと同じである。


 つまり、問題は”銘の認識”にあるようだ。


 「#」マークを付けるとその名前がつくというのも試してみた。『ヒーローの薬』に”#コカコーラ”という名前をつけてみたところ、確かに見た目が
c) ! 17服の ヒーローの薬『コカコーラ』
となった。問題は何もない。


 その後も試行錯誤する。

 ところが、マクロの削除や登録を繰り返したところ、あるときから突然ロッドを使うためのaコマンドを認識しなくなってしまった。aキーを押しても、”使えるワンドがありません”と言われてしまうようになった。これはいけない。

 仕方なく、マクロファイルを直接編集し、自分が追加したと思われる付近を削除して元に戻した。こういうときに設定がテキストファイルだと楽である。


 ということで、このゲームのマクロについては、どうにもよくわからないようだ。

実験失敗

 なんとなく実験をしてみたくて、
『*防具強化*の巻物』
を二つほど願ったところ、ゲーム自体が突然ハングアップした。
 こういうこともあるのだなあ。

 もう一度試したところ、まただめだった。
 どうもマクロを下手に設定したところが問題だったような気がして来た。
 なんとも悩ましい。

過去の思い出

 いろいろと情報を探してゲームシステムを探索していたが、その過程で、なんとなく、すべてのモンスターリストを眺めてしまう。そして,そのモンスターの思い出もすべて読み返す。

 あらためて、相当な数のモンスターを倒して来たものだと思う。Dの赤と青の性質を誤解していたことや(赤のほうがACが若干高い)、Uのドロップが存外少ないことも知る。
 
 そして、まだUの頭領ゴスモクさんを倒していないこともわかる。しばらく前に行った”リンギル実験”のときには25階で普通に遭遇できたわけだが、あれは実は相当な偶然だったのかもしれない。
 また彼に出会う日が来るのだろうか。

実験やり直し

 さて,自宅に戻って正しく週末が来た。あらためてマクロを眺めなおす。


 するとマクロについて,私が勘違いしていたとわかった。
 ”任意のコマンドについて”という文言を,なんとなく勘違いしていたようだった。


 書かれていた通り
"@1"
という銘を鑑定のロッドにつけたところ,
a→1
という順番で常に『鑑定のロッド』が発動するようになった。

 同じく,『全感知のロッド』に
"@2"
という銘を刻んだところ,
a→2
という順番で常に『全感知のロッド』での探索ができるようになった。


 ということで,当初の目的は達成した。

 出先ということで疲れていたのだろうか。



 これで,とりあえずロッドのコマンドについては一定の行動で一定の振る舞いを導けるようになった。とても助かった。

 ただし,数字ということで,キーボードで少し指を長く伸ばさなくてはいけない。これを,もしできるのなら,
a→s
という具合に,指をあまり動かさなくても良いようなキーバインドにしたいものだと思うのだが,とりあえずこのコマンドは”数字”をターゲットにしているようにみえる。


 次の目標としては,コマンド1文字を打っただけで勝手に落ちているものを上から順番に選択して鑑定してくれるところまで自動化したい。どうやったらいいのかは良くわからない。

探検出発

 さて、あらためて地下にもぐる。


 19階にて、街を見出す。それ以外は特に変わったところはない。
 ブラックマーケットに☆の金属帽子や鎖かたびらがあったが、特にこれという特徴がなかった。


 そのまま下った20階と21階にも特に何もない。DやオレンジGなどもいくつかいたのだが、倒しても特に何も記録するべきものは得られていない。
 

 23階のガレ場にて『鑑定のロッド』を拾う。ついに20本到達である。おそらくだが、あと2,3本で無限鑑定ができるようになるのではあるまいか。

 しかし、よく考えてみるとこの『鑑定のロッド』は自宅にあと10本あるわけで、これを持ち歩けば自宅のインベントリも一つ空くのではあるまいか。予想外のアクシデントによって失うのがいやなので,自宅にも予備を貯めていたが、これまでのプレイで『ロッド』が失われるということ自体が一度もなかった。炎にも冷気にも電撃にも酸にも耐えていた。

 もしかしたら、このあたりはそこまで用心しなくてもよいのかもしれない。だとしたら,自宅の10本もすべて持ち歩いて,積極的に自宅インベントリを空けるべきかも知れないと思った。
 もう少し考えてみよう。


『邪悪存在退散のスタッフ』を新たに拾う。これで14本目となった。


『魔力充填の巻物』が徐々に手荷物中に溜まりつつある。本来なら『邪悪存在退散のスタッフ』さんにかけるべきものだが、爆発が多い昨今なので、使うことができずに溜まっている。いっそ、有効なロッド(『スピードのロッド』とか『体力回復のロッド』など)を持ち歩いてこれにかけるのはどうだろう。

 とはいえ、ロッドが爆発する危険もあるので、事前に実験してからのほうがよさそうだ。

 また,これらのロッドがあるからといって巻物や薬が手元に不要になるのかといえば,それはそれでリスクが高い。結局意味がないのではあるまいかと思う。


 …まさかとは思うが,この巻物で『願いのスタッフ』を充填できたりしないだろうな。
#後日試したが,これはさすがにだめだった

なずぐる!

 地上にて,『ナズグルの人形』を見つける。一瞬目を疑う。まさか,あのナズグルさんがお友達になってくれるのか?ちょっとわくわくする。購入する。お値段も1200$と、人形の中では高いとはいえ、価値から考えるとかなりお得な感じがする。


 ナズグルさんだったら、もしかしたらサウロン先生と戦わせて見るのも面白いかもしれない。今では幽鬼と呼ばれるナズグルの皆さんは、実は元は強い人間で,立派な王様すらその中にいたそうだ。それがサウロンさんにたぶらかされて堕落したわけなので、もしも正気に返れば、強い味方になってくれるかもしれないような気がしないでもないようだ。いや,味方になっても正気に返るという保証もないので,嘘かもしれないけど。


 そして、『クローンモンスターのワンド』を活用すれば、9人のナズグル?をすべて味方につけることもできそうだ。


 指輪物語の中で,アラゴルンが古の契約に基づいて”幽霊軍団”を呼び出して戦力にしていたが,なんとなくそれに近いようなことができるかもしれない気がし始めた。


『*武器強化*の巻物』を拾う。『★クブラゴル』さんにかけてみるが、さすがに簡単には改善されない。
 さすがにこれ以上は難しいのだろう。


 潜っては、以下のようなアイテムを拾い、拾っては美術商に流していく。

 2つの『追加射撃の指輪』
『反魔法のアミュレット』
『忍びの影のクローク [6,+11] (+1隠密)』
『アニマルスレイヤーのスモール・ソード (1d6) (+4,+6) (+1)』
『人殺しのメイス (2d4) (+7,+4) (+2) {経}』
『神罰のモーニング・スター (2d6) (+4,+10) (+3) {|毒}』
『神罰のヘヴィ・フレイル (3d6) (+9,+9) (+1) {|凍}』
『ドラゴン・ヘルム [8,+6] {r獄} 』
『ドラゴン・ブーツ [5,+10] {r暗乱獄} 』

 例の如く、どれもほどほどの値段で売れる。売っては潜るを繰り返す。


 使わないことがわかっている『細矢』をなんとなく鑑定したところ,『殺戮の細矢』というものが見つかった。細矢の特殊矢は初めてかもしれない。使わないのでスルーするが,珍しいことは珍しい。


 このゲームは,クロスボウの矢についてはこれまでずいぶん特殊矢を拾ってきたが,ロングボウの矢についてはそうした特殊矢はあまり見ず,ショートボウ用の細矢については特殊矢をほとんど見ない。このバランスが何から来ているのかはよくわからない。


 そして,さらに矢を拾う。『追尾クロスボウの矢』であった。そんなこんなで『追尾クロスボウの矢』が、ついに99本×2セット溜まってしまった。これもどうしたものだろうか。


 弓としての『★ベルスロンディング』さんはとても強いのは確かだが、弓と矢をセットで考えたときには、実は通常の矢よりもクロスボウの矢のほうがダイスの目が大きい。となると、”攻撃の総合力”で考えた場合に、必ずしも『★クブラゴル』さんが劣るとも言いにくい。副産物の加速+10を考え合わせればなおさらである。


『邪悪存在退散のスタッフ』を新たに拾う。これで15本目となった。とはいえ,結局『魔力充填の巻物』が信頼できなくなっている以上,お店で充填してもらう他はなく,そうなると消耗するということもめったになくなったので,あまり貯める意味もなくなってきたのかもしれない。


 自宅のインベントリにいろいろと矢弾が多すぎる気がする。確かになければ困るものではある。使うときには使う。のだが、使わないときには使わない。また、そもそも重いのでそんなにたくさん持っていけるものでもない。

 種別もたくさんあり、インベントリを消費する。そして、どれもそこそこの貴重品だ。

 難しいものだと思う。

慎ましい願い

『願いのスタッフ』の活用法の一つとして、『*武器強化*の巻物』をたくさん願って、装備をわずかでも強化する、ということを考えた。

 この巻物は”武器ダメージ増加をd3回, 武器命中率上昇をd3回行なう”ということになっているようだ(少なくともangbandでは)。期待値は各々2回ということか。


 だが、色々試したところ,どうやら『願いのスタッフ』で*のついたアイテムを複数願うとハングアップするようだ。上記のトラブルはマクロのせいではなかったということらしい。

『*防具強化*』『*武器強化*』のいずれの巻物も、一つ目は成功したが、二つ目を願って、アイテムをまとめなおす段階でゲーム自体がハングアップする。100%の再現率である。おそらくだが、"*"記号がついたアイテムの自動まとめ処理に問題がありそうだ。巻物の名前についているワイルドカード記号(*)のエスケイプ処理に失敗しているとかだろうか。


 そこで『*武器強化*の巻物』を願うたびに自宅に置いて、あらためて出てきてまた願うことにした。試したところ、これならハングアップもせず、大丈夫のようであった。
 めんどうではあるが,試してみよう。


 この手続きをちまちまと繰り返し、3本のうち1本は必ず『凡庸の巻物』を願うようにした。そして3本をその『凡庸の巻物』でまとめて初期化して、もう一度願う、ということを繰り返し、全部で21巻の『*武器強化*の巻物』を入手することに成功した。成功はしたが、実にめんどうくさい。

 さて、それをすべてサブウェポンである
『(吸血)バトル・アックス『猛鷲』 (3d8) (+10,+13) (+3) {{+耐;経|吸}} 』
さんにかけてみた。

 結果として、21巻のうち、たった1回だけ強化に成功し、
(吸血)バトル・アックス『猛鷲』 (3d8) (+11,+13) (+3) {{+耐;経|吸}}
となった。結果として,精度がわずか+1されただけであった。

 なんともいえない微妙な結果となった。


 あらためて調べてみると,angbandの情報では、レベル+10から+11への上昇確率は5%となっていた。おそらくこのTinyAngbandもそれほど変わないはずだ。確率的にはこんなものなのだろう。

 ちなみに、さらに+11から+12にできる確率は1.3%、+12から+13は0.7%、+13から+14は0.5%、+14から+15は0.2%、そして15以上はなんと”0%”なのだそうだ。いくらかけてもこれ以上はふえないわけだ。ちなみにアーティファクトはこの確率がさらに確率が半分らしい。


 つまり、+15以上の値を持つ装備というのは、人知の及ばぬものであるということか。


 思えば『★クブラゴル』さんは,よくまあ拾った巻物だけで命中精度が+11から+14にまで上がってくれたものだ。すごい希少確率だったのだと思う。また,ここから,『★クブラゴル』さんの精度を+14から+15に上げるためには,期待値で1000回の呪文をかける必要があり,『*武器強化*の巻物』の巻数としては500巻程度が必要だということもわかる。えらく大変なことである。


 もしも、この吸血武器を最終局面でも使えるくらいに鍛え上げるとしたら、おそらくこの巻物が数百巻必要になるのではあるまいか。

 理論上はやってやれないことはなさそうなのだが、いかんせん、この手順は面倒だ。やっても+15が上限だし,リターンも大きくはない。

 この手順まで含めてマクロに組むことができれば可能性がありそうだが、このままではどうしようもない気がしてきた。


 ということで、今週はここまでとなった。

 この段階でも、まだまだ「ゲームそれ自体」を学ぶ必要があるとわかる。

 旅は長そうだ。

第31週

まれによくある

 まずはとりあえず潜ってみる。地下23階である。

 概して、特に何もない。


 視界外のキリスウンゴルの番人から召還攻撃を受け、あたり一面に雑魚敵が出てきて、結果的に『全復活のロッド』を拾った程度である。いわゆる”まれに良くある”パターンだ。


 このロッドをなんとなく使ってみたのだが、効果のほどはあまりわからなかった。健康だったためであろう。ただし、このロッドは充電に相当の時間がかかることがよくわかった。そこで、ある意味持て余していた『魔力充填の巻物』をかけたところ、1巻では充填されきらず、全部で3巻かけたところ完全充填された。結構なパワーが要るものだ。

『魔力充填の巻物』は,一巻あたり魔力80パワーの充填ができるとのことであるので,このロッドは240パワーが必要だったわけだ。結構な量である。


 そして、気がつけば足下の『★ネッサブーツ』が呪われている。拾った『解呪のスタッフ』をかけてみたが、この呪いが解けない。お高い『*解呪*の巻物』が必要なパターンである。いささか気が重い。さっきの番人の仕業だな。


 そんなこんなをしているうちに、
『忍びの影のクローク [6,+11] (+2隠密)』
『テレパシーの宝冠 [0,+10]』
を拾うが、おそらくあまり意味はなさそうだ。

深層の娯楽

 地下22階にて、水の溜まったところでうろうろしていたオーガやオークの群れを蹂躙する。

 それにしても,この人たちはなぜこんな水辺にたむろっているのだろう。

 そこで、ふと気がついた。

 もしかしたら、この人たちはお仕事に来ているのではなく、お休みでリゾートに来ているのではあるまいか。

 地下22階ともなれば、温泉も沸いていそうだ。温泉旅館でのんびりしていたところに,空気を読まないハーフオークの戦士が乱入してきたというところかもしれない。いささか申し訳ない気分になる。


 地上に戻り、上記の高級品を売り飛ばし、『*解呪*の巻物』を買い入れて呪いを解く。何とか戻った。さすがに敵から『永遠の呪い』がかけられるということはないようなので、助かった。


 ということで、今週はいろいろと忙しく、ここまでとなった。なんだか地味な週であった。

 事情により、しばらくこんな感じでの探索が続くかもしれない。

第32週 休符

 仕事準備で余裕がなく、週末もこの世界にまったく触れることができなかった。
 プレイも実験も何もできずにいた。

 こういうときもある。

第33週 リターン!

 さて,いろいろなお仕事が一通り済み,少し心に余裕ができた。
 ということで,私は戻ってきた!


 私がいない間,この世界はどうなっていたのだろう。


 実際にはプレイヤーがゲームを起動しなければこのゲーム世界は動かないのだが,なんとなく,こちらがいない間もこの世界が動いているような気がしている。

現状確認

 さて,久々であるので,いくつか基本状態を確認する。

 相変わらず持ち物が多い。自宅の段階ですでに限界の221%の荷物を抱えてふらふらしている。これで加速が+27あるのが信じられない。タフといえばタフである。

 重いのはほぼカンストの99服近くある『スピードの薬』,『体力回復の薬』,『耐性の薬』,『癒しの薬』,そして『全復活の薬』である。各々が20キロ近くあるので,これだけで100キロあるのだ。ついでに同じくカンスト近く持っている『エルフの行糧』もなかなか重たい。


 バカだろ,俺。


 まあおかげで持久戦にはなんら不安を感じない。”一人歩兵小隊”の自称は伊達ではない。


 他には70服ある『経験値復活の薬』と,そして20本ある『鑑定のロッド』である。インベントリがアルファベットの"t"まで埋まってしまっているので,持って帰れるのは3つか,あるいは先日たまたま拾ってなんとなく使っている『スピードのスタッフ』を放棄すれば4つというところだ。


 武器防具の方はどうだろう。確認してみよう。


右手 : ★ロング・ソード『アランルース』 (3d5) (+20,+12) (+4) {{+速腕器魅r冷毒;麻視遅浮|凍切/邪
左手 : (吸血)バトル・アックス『猛鷲』 (3d8) (+11,+13) (+3) {{+耐;経|吸}}
射撃用 : ★クロスボウ『クブラゴル』 (x5) (+13,+14) (+10加速) {{+速r炎;警倍!!}}
右手指 : スピードの指輪 (+11)
左手指 : 追加攻撃の指輪 (+2攻撃)
首 : 勇者のアミュレット (+5,+7) [+7] (+3) {{+赤r恐;麻視活[炎(腕器耐}}
光源 : ★スラインのアーケン石 (+3加速) {{+速知賢r乱;視経明!!}}
体 : ☆《ミスリルの超鎧》という名のミスリル製鎖かたびら (+6,+8) [20,+19] (+4隠密) {{+腕賢魅
体の上 : ★トゥオルの影のクローク [6,+12] (+4隠密) {{+隠*酸r暗;麻視遅}}
頭 : ☆鉄ヘルメット『サウアドリング』 [5,+20] (+3) {{+賢器魅r炎轟;感明(賢}}
手 : ☆ドラゴン・グローブ『ブリルソニエル』 [4,+18] (+4) {+腕賢器耐r電毒恐[魔}
足 : ★踊り手ネスサの軟革ブーツ [2,+11] (+5) {{+速器魅r獄;麻(耐魅!!}}



 まあこんなものか。当てる力は『★アランルース』さんに頼りっぱなしだが,Dのピットあたりに遭遇すると『吸血バトルアックス『猛鷲』』さんがいい感じに効いてくれるはずである。指輪が『スピードの指輪』で使われているが,『★リンギル』さんを拾えばここが変わるかもしれないというくらいである。他に変わる可能性があるかどうかはまだ良くわからない。

 ステイタスも問題ない。呪いもきちんと解かれている。

潜行開始

 確認をしたところで,早速潜ろう。

 地下21階である。
 とりあえずうろうろしつつ敵を倒してドロップを漁る。


 結果として,
『スピードの指輪+7』
『アニマルスレイヤーのロングソード』
『破邪の鋼鉄のクロスボウの矢』
などを拾って帰る。

 『破邪の鋼鉄のクロスボウの矢』は強化してみたら,すでに持っていたものとインベントリがまとまったので良かった。9本だけ残った『火炎のクロスボウの矢』を速くつかってしまってインベントリを空けたいものだと思う。

速度の追究

 多少邪魔だったので『スピードのスタッフ』を自宅に置いた。9本溜まった。が,正直いらないアイテムである。

 むしろここで『スピードのロッド』を使ってみようと思った。『魔力充填の巻物』での充填度を確認したいと考えたのだ。


 さて,そこで『スピードのロッド』を握り締めてあらためて潜りなおす。

 赤CやらDやらが群れている小さな部屋を『スピードのロッド』で加速して蹂躙したが,特に何もなかった。

 そして、このロッド、意外に充填速度が速い。すぐにとは行かないまでも、割と「気がついたら充填が終わっていた」という感じである。

 実は3本も持っていれば永久加速状態が保てるのではあるまいか,という気もした。


 とはいえ、発動率は100%ではない。数回に1階はスカる。発動の確実性を考えると『スピードの薬』が必須で,そうなるとこの『スピードのロッド』自体が不要になる。このバランスは例のごとく如何ともし難い。

 もし発動精度が高いようなら、重い『スピードの薬』に代えてこのスタッフを持ち運んでも良いのかもしれないが、現状の@では怪しいところだと思う。まだいろいろとサポートが必要になりそうだ。

アイテム&アイテム

 広大なガレ場を探索していたところ,『スピードの指輪+4』を二つ見つけた。まとめて持ち帰れるものは優先する。

『地震のモーニング・スター (2d6) (+8,+7) (+5攻撃)』
をまたもや見つける。以前はブラックマーケットに並んでいたのを買った記憶がある。この+5攻撃というのが魅力ではあるが,同時に地震でつかえないという矛盾をはらんだ武器である。

『レベルアップの薬』を見つける。なんとなく持ち帰る。もはや意味がないことはわかっているのだが。


『粉砕のメイス』は残念ながら置いていく。

『デーモンスレイヤーのグレート・アックス『耀燕』 (4d4) (+11,+12) (+1)』
を見つけるが,持ち帰るだけのスペースがない。


 久々に『邪悪存在退散のスタッフ』を見つけるが,持ち帰りのスペースがない。
 ように見えたが,残り6回の手持ちスタッフに合わせて落ちていたスタッフを無駄に2回使って,同じものとして認識させ,インベントリをまとめさせることに成功する。我ながら小ざかしいテクニックである。


『ミスリル製鎖かたびら』がなぜか自動破壊されてしまうことが判明する。これはどうかと思う。もっとも、自宅にはすでにもう10着もあるので、これでいいのかもしれない。『アーティファクト生成の巻物』をかける対象として集めてはいるのだが、どうしたものだろうか。


 ドラゴンを倒したところ出てきたのは銘入りの
『妖精のロング・ソード『翔鷲』 (2d5) (+8,+18) (+2加速)』
なのだが,+18というのはなかなかの打撃である。せっかくなので,持ち帰ることとした。その代わり,本来不要な『レベルアップの薬』をこの場で飲んでしまった。例のとごく,効果は特になかった。

地震の混乱

 さて,とりあえず地上に戻る。

 売るべきものを売り,お土産に残す者はのこした。『邪悪存在退散のスタッフ』さんは,なんとこれで16本目だった。もうそろそろいいのかなあ。


 拾ったばかりの妖精武器と地震武器を、少し鍛えてレベルを+10にした。せっかくなので,これをもって少し潜ってみよう。

 打撃自体は結構あり,二刀流で900を超える。精度が低くてあまり当たらない感じだけど。


 しばらく戦ってみる。


 で,結果的に,以前と同様,『地震のモーニングスター』さんはとてもとても戦いにくかった。敵と戦うたびに地震が起きてあたりがごちゃごちゃになり,わけがわからなくなる。今はもう『周辺感知のロッド』を持っていないので,一度地震が起きるとあたりが迷路になってしまう。瓦礫を腕力で押し通ることもできるのだけれど,それはそれでいちいち面倒くさい。地震発生をコントロールできればよいのに。テレポート装備のように”.”の銘でコントロールできたりしないだろうか。たぶん無理だろうな。

 ということで,売り飛ばす。幸いにも3万$で売れた。ちなみに売値は169560$だそうだ。結構なぼったくりである。いつも結構なご商売ですな,美術商さん。いやいや、とんでもない。

 この買取り価格の上限というのも,できればもう少し緩めてほしい制限である。どういうカルテルなのだろうか。


 で,残された装備である『妖精のロングソード』さんを右手に構えたのだが,どうも様子がおかしい。打撃回数が2回,打撃力がわずか88しかない。何だこれは。
 ロングソードを外して素手になってみたが,打撃力が80となった。こちらは理解できる。
 ちなみに,この8の相違が何によるのかは良くわからない。柄での打撃とか,そういう意味なのだろうか。

 改めて正式に装備したところ,こんどはきちんと打撃が576となった。つまり,単に持ち変えただけでは装備したことになっていないということだろうか。今までもそうだったろうか。良く覚えていない。


 道端で拾った
『人殺しのバスタード・ソード『天鷹』 (3d4) (+12,+11) (+1加速)』
を売り飛ばす。加速があると,たとえ+1であろうと何でも3万$で売れるのは,それなりにありがたい気がする。


 いろいろと使い尽くした後で,さらにoピットを発見した。そこで,『邪悪存在退散のスタッフ』さんに充填を行なう。2回続けて成功する。ありがたい。このスタッフはもう必須装備だな。


 もしかしてだが,『空腹充足の巻物』って,読み溜めができるのではないか。しかも『エルフの行糧』と違って満腹になり過ぎないのではあるまいか。


 23階にて,21本目の鑑定のロッドを拾う。嬉しい。


 また,あらためて『邪悪存在退散のスタッフ』を拾う。で,このスタッフを二本まとめて充填しようとしたら一本壊れてしまった。おまけに残ったほうにも充填はされなかった。

 魔法道具利用は『妖精のロングソード』さんで、”英雄的”状態にさらに追加がある状態なんだが,まだだめなんだ。難しいなあ。それともこうしたパラメータとは関係ないのだろうか。

魔法の☆指輪

 23階にて,『対混乱の指輪』とあった。現状無意味な装備なので,瞬間的にスルーしようとしたが,そのとき何かピンと来た。鑑定したところ
『☆耐混乱の指輪『天龍』 (+4)。』
と出てきた。
 なんだなんだ?


 たまたま拾っていた『*鑑定*の巻物』で確認したところ,マジックミサイルの発動とか腕力と知力に影響したりした。面白いなあ。使うかどうかは別として,楽しいアイテムだ。こういうこともあるのだなあ。やはり鑑定はきちんとしておかねば。めったにないことではあるのだが。


 指輪は『アーティファクト生成の巻物』の生成選択候補には出てこないので、こうした特殊な『☆指輪』は拾うしかない。先のテストプレイでわかったことだが、他の神様に仕えているとこうした☆指輪は割と頻繁に目にするようではある。が、この@のプレイでは超貴重品である。


 もっとも、指輪のスロットは基本が加速、そして追加攻撃というのが定番なので、これ以外の機能を持った☆指輪を拾っても、実のところあまり使い道がないのも事実だ。自宅インベントリを単品で1項目分消費してしまうこともあり、いずれは世に出ていただくことにはなるのだろう。

 いっそ,『☆追加攻撃の指輪』とかがあるといいのにと思う。『☆追加攻撃の指輪(+2)』で,さらに加えて耐久力アップや浮遊とかテレパシーあったら文句なしである。
 まあ当面はお目にかからないだろうなあ。

いろいろとダイヤモンド

 またまた『鑑定のロッド』を拾う。これで22本目。わーい。

『ドラゴンスレイヤーのダイヤモンド・エッジ (7d5) (+7,+12) (+1) 』
なるものを拾う。これもまた面白いなあ。ダイヤモンドエッジでこの特殊機能か。ドラゴンの刺身がおろせそうだ。

『浮遊の鉄鋲底の靴『嵐鷲』 [6,+10] (+2) 』
だって?何だこれ?
 いろいろで出てくるなあ。さすが23階。


 このダイヤモンドエッジの精度を+10まで上げてから使って戦ってみる。
 浮遊の問題で、吸血装備はお休みとした。

 件の『★アランルース』さんと並んで、鋭い武器が2本揃うと、敵が誰であろうとばっさばっさと鋭く切り刻んでくれるようだ。7d5という賽の目(期待値21)からか、少しダメージが大きいような気もしないでもない。が、気のせいという程度である。


 もしこれを”装備を鍛える”で鍛えてみて、浮遊機能や吸血機能、あるいは耐久力に+3程度がつけばそこそこ使える気もしないでもない。いつか試してみよう。

 あるいは、例の如く,素のダイヤモンドエッジを『アーティファクト生成の巻物』で鍛えさせていただく、というのも十分にアリだろうと思われた。

 いつか試してみよう。

鑑定を担ぐ

 自宅スペースの関係で,『鑑定のロッド』を、自宅分を含めてすべて担ぐことにした。現在22本で、自宅に10本溜まっていたので、合計32本である。
 さすがにもういらないかも。ことのほか重くなりつつある。


 何回か西方国製の武器を拾っては売り飛ばすことを繰り返す。質が良いためか、大体3万$で売れる。そして、今の自分にはほぼ用がない。

祝福!?

 また潜る。23階である。


『(祝福)魔術師の杖 (1d2) (+8,+7) (+2) 』
を拾う。面白いアイテムがあるなあ。使えないけどなあ。一応持ち帰る(とはいえ、戦士にはまともに使いこなせないので後日売り飛ばした)。

 久々に『アーティファクト生成の巻物』を拾う。自宅に戻って確認したところ、これで5巻目だった。これもどう処理したものか。マンゴーシュにかけて『★アザガルマンゴーシュ』の出現を期待しても良いかもしれない。あるいは、先に述べたように、素材として持っている素の『ダイヤモンドエッジ』にかけて,浮遊機能とか追加攻撃機能を期待するか。


 手持ちの『火炎のクロスボウの矢』が残り6本程度になった。そして,このタイミングで『火炎の鋼鉄のクロスボウの矢』を見つける。ということで,積極的に残りの6本をひたすら撃ちまって敵を倒し,残り3本となった段階で敵も尽きた。そこで,その3本を置いて,『火炎の鋼鉄のクロスボウの矢』を拾い,持ち帰ることとした。さようなら,普通の『火炎のクロスボウの矢』よ。これまでお世話になりました。

 また,立て続けに『破邪の鋼鉄のクロスボウの矢』を拾う。自宅インベントリから溢れた分をまとめて見たところ,70本になった。

 そこで,『火炎の鋼鉄のクロスボウの矢』は自宅にあったものとまとめて置いておくこととして,『破邪の鋼鉄のクロスボウの矢』だけを持ち歩くこととした。当面はこれで十分だろう。



 永らく深層に潜り続けて、少し疲れてきた。そこで、上に登って多少楽をしたいと思う。


 17階まで登っていくと,ようやく今回の初☆アイテムである
『☆ダガー『フィアティリス』 (2d4) (+17,+13) (+2探索)』
を手に入れる。

 地上に戻っての*鑑定*の結果,
『☆ダガー『フィアティリス』 (2d4) (+17,+13) (+2探索) {+探r冷;投} 』
となった。
 うーん。特徴がない。
 ということで、美術商で17000$となった。


 一度、こういう”投擲装備”を投げて使ってみたい気もするけれど、ブーメランではないので、結局一度投げたら拾いにいかなければならない。また、広範囲に影響があるわけではないので,雑魚に使っても仕方がない。ブレスや召還を使う強敵に使うのならば,一撃で倒せなければ意味はない(反撃されるだけなので)が,そこまでの攻撃力ではなさそうだ。

 おまけに,この手の投擲武器を複数持っていくと,その分インベントリを消費するわけなので,持ち帰れるアイテムが少なくなる。ただでさえ荷物が多いのに,これ以上どうするのだ。

 ということで,このあたりの”投擲武器”は荷物になるだけで、実質的な意味はなさそうに思える。みんなどう使っているのだろう。



 さらに、自宅の狭さから、

『☆ロングボウ『ヒムタヴォール』 (x3) (+11,+15) [+7] (+4赤外線視力) {+赤r毒暗獄恐}』
『☆ロングボウ『アランカルン』 (x3) (+20,+9) (+3) {+腕r酸冷暗|凍} 』
さんを世の中にお送りする。

『アランカルン』さんは精度はすごいのだけど,『★クブラゴル』さんを外せない以上、ロングボウは結局使わない。矢弾を用意するのも(インベントリ的に)大変だ。『★ベルスロンディング』さんとその相棒の強烈な『殺戮の追尾の矢』だけは例外的に残しておくが,もうこれ以上はいらない(これらとて使うかどうかは疑問である)。


 もしも、『★ベルスロンディング』さんを使うとしたら、『追尾の矢』あたりに『アーティファクト生成の巻物』をかけて☆装備の強力矢弾をいくつか作り、それを毎回撃っては拾いに行く、というくらいのことをしないと割に合わないかもしれない。もっとも、それをやったらやったで今度は持ち物インベントリが足りなくなってしまうだろうが。同じ☆矢弾が作れたらインベントリがまとまっていいんだけど、あの巻物の性質上,たぶん無理だろうと思う。

 もしも撃ったら自動的に戻ってくる☆矢とかができたらすごいのだが、そういう機能はたぶんないだろう。

変化渇望

 なんだか,前と状況がぜんぜん変わらない。

 このプレイはそもそもそういうものなのだとわかってはいるのだけれど,もう少し何か変化がほしい。


 21階にて『凡庸の巻物』を拾う。家に帰ることにする。合計21巻である。
 続けて潜った21階にて、再度『凡庸の巻物』を拾う。合計22巻である。


 通常の『追尾の矢』を二山、50本近く見つけるが、ロングボウを使わないという方針では集める意味はない。売ってもたいした値段にならないので、すべて置き去っていく。もったいないなあ。緑色の輝きも空しく見える。


 ちなみに、先ほどから何回か『レベルアップの薬』を拾い続けているのだが、持ち帰りの物品が多いため、結局その場で飲んでしまっている。無意味なことはわかっている。持ち帰れれば、おそらくは今頃40服巻程度になっていただろう。そうなると、もう自宅の貯蔵も要らないかもしれない。インベントリの消費を考えると、無意味なのは事実だ。


 この薬の仕様についても、今更レベルアップはできないとしても、どこか他のところに少しでもいいので加算要素があるとうれしい。稀に体力が5~10上がるとか、属性の何かがランダムに+1されるとか、そのあたりでよいと思う。そこそこレアな薬なので、拾ったら何がしか”ありがたい事”があってほしいのだ。


 ということで、今週はここまでとなった。

 久々ではあったが、いまひとつ得るものがなかった。ここまで来てしまうと無理もないことかもしれない。しばらくこうしたことが続くのだろうか。

第34週 潜り納め

 年末で仕事納めと相成った。
 そこで、多少時間をとって潜ってみた。

 先に拾った
『妖精のロング・ソード『翔鷲』 (2d5) (+11,+18) (+2加速) {+速器魅具隠r獄; 』
さんを採用してみる。これは一応浮遊機能と(『★アランルース』さんほどではないが)加速機能もあり、また魔法道具使用についても+が若干あるようだ。ついでに言えば、精度はさておき、打撃の大きさは実はこちらの方が大きく、単体で400近くになっている。

 さて、どうなりますやら。


 @は地下21階に出現する。


『 (祝福)ブロード・アックス『耀鳳』 (2d6) (+10,+10) (+3) {経|吸} 』

なるものを発見する。祝福された普通のブロードアックスなのに、なぜか敵からヒットポイントを吸収するという”吸血機能”を装備している。なんだこれ。面白い。 (+10,+10) と微妙な値ではあるけれど、とっておこうかな。
 (祝福)ってそもそもどういう効果なんだっけ? よくわからない。


 自宅に戻る。

 すでに部屋が狭いので、以前『アーティファクト生成の巻物』をかけた際に名前をつけ損ねた例のミラーシールド

『☆《》という名のミラー・シールド [10,+19] (+4隠密) {{+腕器耐隠探r冷盲恐;反視}}


を売り飛ばすことにした。悪くない装備なんだけど,残念ながら、二刀流の戦士はシールドって基本使わないのよね。

ついでに
『賢明のドラゴン・ヘルム [8,+11] (+4) {{+賢r暗轟獄(賢}} 』
も同様にした。なぜこれをとっておいたのかはよく覚えていない。

 ああ、まあ確かに『ドラゴンヘルム』でこれは珍しいからかなあ。

 いずれも3万$となった。意外に高値である。


 さて、他にもいろいろと
『賢者の金の冠 [0,+11] (+2)』
『殺戮のムチ (3d6) (+8,+9) {%} 』
『毒殺のヘヴィ・フレイル (3d6) (+10,+7) 』
『穴掘りの戦闘用つるはし (2d8) (+10,+7) (+3) {%} 』
を持ち帰り、売ろうとした。

 のだが、無常にも
『すいませんが、店にはもう置く場所がありません。』
と宣告される。確かに、店には@が持ち込んだ品々が所狭しと並んでいる。深層で戦い続けるとこういうことがある。


 仕方なく、買値が低い武器専門店に売ることとした。微妙な値段になった。


『18本の 電撃のクロスボウの矢 (2d5) (+8,+5) (156/260)』
は、一応お金で(+10,+10)に強化してから自宅に貯める。これで87本になった。実のところ、『○○の鋼鉄のクロスボウの矢(3d5)』がたくさんあるわけなので、『普通のクロスボウの矢(2d5)』の”特殊矢”は不要なのだが、なんとなく貴重品は貴重品なので、貯めてしまっている。

 使うのは先にこちらからにしよう、と決めてはいるのだが、拾う確率も相対的に『普通矢』の特殊矢のほうが高いので、なかなか減らない。

年末ガレ場通信

 地下22階にて、ガレ場を掘る。なぜか『邪悪存在退散のスタッフ』を2本拾う。とりあえずまとめておく。


 それ以外にも、
『尊厳の金の冠 [0,+14] (+3)』
『アンデッドスレイヤーのダガー (1d4) (+9,+8) (+2)』
『切れ味のバスタード・ソード (4d4) (+11,+10) (+5) {%}』
『27本の ドラゴンキラーのクロスボウの矢 (2d5) (+10,+6) (162/270)』
を拾う。

 雰囲気は茶色で、”多少は運が向いてきたか”というところであった。まあ、多少はね、という感じだ。
 その他の『ドラゴンヘルム』や『耐冷の金属性スケイルメイル』は持ち運ぶ余裕がない。

『邪悪存在退散のスタッフ』は自宅で合計20本になった。もう十分だろうか。

ピット!

 あらためて22階に潜ったところ、いきなり出現場所がoピットであった。とりあえずはいつもの『邪悪存在退散のスタッフ』さんにご活躍いただく。様々なモノが落ちてきた。


 が、直上にTピットがあった。そして、すでに@が検知されている感じである。みなさまうろうろしていて,落ち着かない感じだ。


 そこで、ブツの鑑定を後回しにしてTピットに向かい、スタッフで消滅させる。さらにその横に、赤と青のDが一匹ずつ寝ていた部屋があったので、ついでにそこに向かい、そちらも攻撃して引導を渡させていただく。

 その後であらためて、戦場に戻って落ちているモノたちの鑑定をした。


 そこで出現したのが、
『 ☆フレイル『サリオンフアン』 (2d6) (+9,+18) (+4)。』
である。

 途中『ヒポグリフの人形』が落ちていたので、拾って投げてみたらペットが出現した。とはいえ、この階のモンスターたちはすでに自分で一通り平らげてしまった後であったので、なにをしろとも言えず、困った。とりあえず、命令としては『近くにいろ』を採用しておいた。

 とりあえず、レプラコーンがいたので、適当に誘導し、命令を『敵を見つけて戦え』に変更して戦ってもらった。
 しばらく電柱の陰から見守っていたところ、見事に倒した。素晴らしい。


 そこで、あらためて『近くにいろ』に切り替えて、今度は『★アーケン石』で帰還をしてみた。ネットの情報では、この方法でうまく@の隣にいてくれればペットを連れ帰ることができるということだったのだが、残念ながら、隣にいても無事地上に帰れたのは@一人だった。

 少し悲しい。


 あらためて拾った『☆フレイル』を*鑑定*したところ、
『☆フレイル『サリオンフアン』 (2d6) (+9,+18) (+4) {{+耐掘r酸|酸震/龍}} 』
となった。耐久力+4は実にありがたい。が、地震だって?

 
 なんとなく、これを装備して試しに潜ってみた。

 とりあえず、例の如く、戦いが始まってしばらくすると地震が起きて地形がごちゃごちゃになってしまうようだ。毎度毎度『★アーケン石』を発動して千里眼で地形を確かめるのも大変であるので,とりあえず周囲を探索しつつ進むのだが,さすがにごちゃごちゃした地形を抜けるのは面倒くさい。

『周辺感知のロッド』をたくさん持っていれば何とかなりそうだが、すでにあのロッドは自宅の問題で売り飛ばして久しいのだった。

 噂では『.』という銘をつければコントロールできるという話も聞いたような聞かないようなだったので、試したが、残念ながら変わらなかった。これは何か別の話なのだろう。


 だめだこりゃ。次行ってみよう。


 ある意味面白かったのは、この装備を持っていると、あえて直接打ち合わないように、弓矢を使って戦うようになっていくように戦術を変更する(せざるを得ない)ことだった。戦術を強制的に変更させる誘導ができてしまうのは,見方を変えれば良い仕掛けなのかも知れない。


 が、やはり無駄といえば無駄な行為であった。

 さらば『☆サリオンファン』よ、短い付き合いだったが、まあまあ楽しかったといえるだろう。


 3万$の価格で手放すこととした。実のところ,ダンジョンの自分のご近所で使われると割と迷惑でもあるので,どこか遠くで誰か上手く使える人が買ってくれると良いのだが。

 こういうときにMMORPGだときっと大変だろう。このゲームがソロプレイでよかったと思う。


 他にも
『忍びの毛皮のクローク [3,+10] (+2隠密)』
『極寒の影のクローク [6,+12]』
『西方国のパイク (2d5) (+11,+15) (+2) 』
を入手して売り飛ばす。

装備を鍛える

 ふと気がつけば、財産が1500万$を超えていた。あれまあ。深層で戦うと、疲れるけれどもお金は溜まるなあ。あまり意味はないが。

 とはいえ、せっかくなので、この財産を使って装備を鍛えてみようと思う。


 自宅に確保してあった
『(吸血)切り裂きの大鎌 (8d4) (+10,+11) {{経|吸}} )』
を改良して、今現在の装備
『(吸血)バトル・アックス『猛鷲』 (3d8) (+11,+13) (+3) {{+耐;経|吸}}』
以上のものを作れるだろうか。

 試してみよう。
 てやっっっ(気合を入れる声)


 すると、なんとまあ、結果として
『(吸血)切り裂きの大鎌『蒼龍』 (8d4) (+14,+14) (+2攻撃) {{+攻;経|吸}}』
ができあがった。

 上等すぎる。吸血武器なのに,打撃期待値が(二刀流の一方で)540もあるのだ(追加攻撃の指輪+2込みで)。とんでもないものができてしまった。精度は微妙かもしれないが,決して低いわけではない。少なくとも,現状の『吸血バトルアックス』さんの+11よりも高い。仮に吸血機能が効かない相手でも十分な打撃力である。その代わり『猛鷲』さんにあった”耐久性+3”がなくなってしまったが、まあ現状でそこまで追い詰められることもないので、それほど気にしない事にしよう。

 これは当面外す理由がない。★や☆装備でこそないが、メイン武器として十分な性能である。


 そういえば、これまで『吸血ダイヤモンドエッジ』というものは一度も見たことがないと気がついた。なぜだろう。なぜかしら。あったらうれしい気がする。『アーティファクト生成の巻き物』で作れたりするだろうか。それとも,武器の種類によっては決して備わらない機能などがあったりするのだろうか。

#後日、ネット上の情報で『(吸血)ダイヤモンドエッジ』が存在することを確認した。このプレーヤーがこれまで出会っていなかったのは偶然のようだ

平凡の非凡

 それから何回か潜ったところで、23階で不思議といえば不思議なものを拾う。

『スピードの鉄鋲底の靴 [6,+12] (+5)』

である。平凡な『スピードの靴』なのだが,こうした素のスピードの靴で+5の速度というのははじめてみた。かなりのレアものである。


 そこでふと考えた。この速度+5の靴を鍛えてみたら、もしかしたら結構面白いものが出来てくれるのではあるまいか。

 自宅に置いておいてしばらくして、やはり試してみようと思った。

 さて、どうなったか。


 なんとなんと、このように相成った。
『スピードの鉄鋲底の靴『耀豹』 [6,+12] (+5) {+速*電} 』

 おい、”*電”がついてるぞ。

 電撃免疫じゃないか。夢にまで見た。
 そして速度は+5のままだ。

 これはすごい。

 素直にすごい。


 地獄耐性がなくなってしまったが、それはもう武器装備で補うことにすればたぶん何とかなる。器用さと魅力の***(カンストを意味する記号)もなくなってしまったが、これもたぶん何とかなる。


 ということで、浮遊と地獄耐性を同時に満たす装備を探したところ、なんと言うことはない、先日拾って使っていた

『妖精のロング・ソード『翔鷲』 (2d5) (+11,+18) (+2加速) {+速器魅具隠r獄;遅浮明} 』

さんが該当することが判明した。

 ということで,しばらく『★アランルース』さんに代えて、この装備で戦ってみることにした。

ドラゴンセットのパワー

 ふとなんとなく、『★クブラゴル』さんに代えて
『★射手バルド王のロングボウ (x4) (+17,+19) (+3) {{+器;麻倍}} 』
と、その相棒の
『★射手バルド王の黒い矢 (8d6) (+40,+10) {/龍} 』
を連れて潜ってみた。

 このセットでドラゴンを撃ってみたところ、なんとまあ、一撃で絶命させることができた。すごい。さすが逸話の通りの性能である。その後も何回か試したが、青でも赤でも同じように一撃必殺である。撃った後に拾いにいかなければならないけれど、それにしてもすごいものである。これはこれで素敵だ。

 とはいえ、加速が足りない感じだったので、とりあえず元に戻した。せっかくなので,ドラゴンさんは吸血武器の諸君に相手をしてもらうことにしたい。

いろいろ拾ったり試したり

『スピードのロッド』の4本目を拾う。

 自宅にあった『殺戮の指輪 (+12,+10)』をなんとなく試したところ、意外に強力であった。両腕の攻撃の精度と打撃に対して,各々10以上のプラスは実はなかなかすごい。『リンギル』を拾って『スピードの指輪』を使わないで済むならこれもありだな。『追加攻撃の指輪 +2』とどちらを使うのが良いだろうか。

 地下の現場で人形を見つけたので、モンスターに投げてみたところ、投げ方が悪かったのか、砕け散ってしまい、ペットになってくれなかった。悲しい。こういうこともあるのだなあ。


 24階にて、
『☆フル・プレート・メイル『グラング』 (-3) [15,+18] (+3) {+耐r酸冷[冷!!}』
をゲットする。
 だが、いかんせん、この状態では超鎧以外は不要であるので、世間に出ていただく。

 始動が”空腹充足 : 200 ターン毎”ではちょっとなあ。ただでさえご飯は余り気味である。これはこれでありがたいことではあるが。そういえば、昔は餓死とかしたよねえ。


『 *体力回復*の薬』を久々に拾う。これで11服目。


 地下24階で街を発見する。
 深層ではあったが、これというもの・ことはなかった。

微妙な発動

 22階にて、
『☆ヘヴィ・フレイル『ファイカソロン』 (4d6) (+19,+11) (+4探索)』
を拾う。何だろうこれ。精度は結構高いぞ。

*鑑定*したところ、
『☆ヘヴィ・フレイル『ファイカソロン』 (4d6) (+19,+11) (+4探索) {+探r電盲|電/死!!} 』
となった。

 そこそこいい。4d6という賽の目に(+19,+11)ということで,打撃も当たり易く,期待できる。

 と,そこまではいいんだが、始動機能が,”悪臭雲(12) : 4 ターン毎”とかで,がっかりにもほどがある。せっかく精度が+19と悪くないのに、むしろこの発動があることによって”しょぼい”感じが出てしまっている。


 この発動機能を活かすには,同じ戦場に留まって,ひたすらこの発動をかけ続けるという戦術になるだろう。が,その場でじっとしてダメージ12をちまちま積み重ね続けていくというのは,なんというかある種の”苦行”のような気すらする。oピット相手はまだしも,Tピットを相手にするのは相当な忍耐が必要になりそうだ。アリにもあまり効かないのではあるまいか。

 ある種のチャレンジとして,この発動機能だけでDとかUを倒してみる,とかのプレイもできなくはないが,積極的にやりたいとも思えない。Uとか、下手をすれば100回くらいかけないと倒せないのではなかろうか。さすがにこれをやるのはアホだろう。

 これに類似するプレイとしては、『害虫のロッド』(視界内にダメージ4)でDを倒す、というプレイもありそうだが、いかんせん空しいばかりであろう。せめて50本くらい持っていないとまともなゲームプレイになりそうにない(仮に50本を立て続けにすべて使っても打撃がわずか200という空しさよ)。


 ということで、美術商に3万$で出向いていただいた。

王様のクローク!

 23階にて、エルフのクロークを鑑定したところ、不意に
『★灰色マント王シンゴルのエルフのクローク [1,+13] (+3)』
がお出ましになった。


 おお、これはこれは。


 *鑑定*の結果、

『★灰色マント王シンゴルのエルフのクローク [1,+13] (+3) {+器魅隠r酸炎冷;麻視!!} 』

となり、発動はパワー70の魔力充填である。

 性能としては微妙なのだが、★については基本とっておくことにしている。


 …いや、まさかと思うが、以前の自分が『★アザガルマンゴーシュ』を血迷って売り飛ばしていないことを祈りたい。大丈夫だとは思うのだが。

 そういえば、ある装備が、これまで登場したのか否かを判別する方法はないのだろうか。

戻す

 ここしばらく、どうも戦いの効率が低下している気がした。
 打撃がなかなか当たらない印象を持った。

 調べてみたところ、これまで***(カンスト)になっていたはずの器用さからカンストが外れていた。この器用さの低下により、打撃の命中率が低下したのではないかと考えた。

 また、実際問題、この『電撃免疫ブーツ』による効果が有効な場面が,実は存外少ないことに気がついた。青Dか、あるいは鉄ゴーレム、あるいはナーガに対してはそこそこ有効だが、ほぼ気にならない水準である。これが火免疫ならアリやらキメラやらの対策で文句なく外さないのだが、電撃はあまりつけている意味がないかもしれないと思った。

 そこで、せっかくの電撃免疫ではあったが、当該の『スピードブーツ』を外し、元の『★ネッサブーツ』に戻すこととした。

 もしこの@が電撃免疫装備を有効活用するのであれば、御大『★ヴィルヤ』さんをツモらねばいけないのかもしれない。それはとても遠い道だ。

商売繁盛

『☆鎖かたびら『トゥロルフ』 (-2) [12,+14] (+2赤外線視力) {+腕賢耐赤!!} 』
を拾う。使わないだろうなあ。売る。

『守りの鋼鉄ヘルメット [6,+30] 』
 これもすごい数値ではある。が売る。
 …鍛えてみても良かったかなあ。と思わなくもないが,まあいいだろう。


 火を吐く敵を大量に相手にして少し物資が消耗したので、上昇して補充することとした。


 その過程でも、多々いろいろなものを入手しては売り、拾っては売りを繰り返す。

『☆軟革よろい『リンロス』 [4,+15] (+4) {+知賢器r炎冷;麻} 』
『滅邪のマン・ゴーシュ (1d5) (+13,+11) (+1) {+賢r恐;祝/邪} 』


 ついでという感じで『スピードのロッド』を拾う。5本目である。


『耐電のミラー・シールド [10,+6] 』
『凍結のスモール・ソード (1d6) (+8,+7)』
も即座に売る。

武器屋にて
『(吸血)スピア『嵐豹』 (1d6) (+8,+4) {/ト} 』
が売られている。
{/ト}ってなんだ?と思って確認したところ、トロルだけに特に効果があるアイテムらしい。狭い。意味あるのか?

謎の外人インカヌス

地下19階にて
『★インカヌスのローブ [2,+15] (+3) 』
を入手した。まだ★アイテムでこんなものがあったのか。
 なんだろ、これ?

 と思って*鑑定*してみたら、これがなかなか大変なものだった。


『 ★インカヌスのローブ [2,+15] (+3) {{+知賢探r酸電炎冷轟;魔力麻視経浮(知賢!!}}』

 なんだこの耐性&機能の数!?ちょっと半端ない。そもそもインカヌスって誰、というか何?


 ということで正体を調べてみた。

 すると、実は、”インカヌス”とは、他でもない、あの”灰色のガンダルフ”の南方での別名であった。

 ああ、なるほどなあ。道理で。


 あのガンダルフの中つ国における多岐にわたる活動のサポートとして、このような多岐に渡る耐性が備わっていたということのようだ。

 よく見ると、このローブ、浮遊能力まである。あの人、その気になれば実は空飛べたのか。映画だとずっと歩いてた気がするけど。っていうか,飛べるんなら,バルログと戦ったときにもう少し何とかなったんじゃなかろうか。それとも,この機能があったからこそ、落下しつつも”落ちながら戦う”という離れ業が使えたのか。


 ちなみに発動は魔法の矢でパワーは150あった。すげー。20ターン毎ではあるけれど、狼とかにはたぶん有効だ。映画では木の上から正しくその通りに使っていた。実際には「火のついた松ぼっくり」だったような気がしないでもないが、炎自体に魔力が加わっていたのだろう。


 それにしても、映画でガンダルフが着ていた、あのぼろぼろのマントのようなものにこれだけの機能があったとは、この海のリハクの目を持ってしても見抜けなんだわ。いやまじで。いや、リハクだからかもしれないけど。

 また、このアイテムに名をつけた南方の人は、おそらくはこのローブの機能を把握していたわけだから、それはそれでたいしたものだと思う。


 などといろいろ思うところがあった。そして、歴史的な記念物品としてありがたく持ち帰った。
 なんといってもあの”灰色のガンダルフ”の持ち物なのだ。


 それにしても、こんな超ローブ、いったい誰が作ったのだろう。ご当人じゃないよなあ。やはり神様からの賜わりものだろうか。


 ともあれ、これを自宅に置くために、
『☆フル・プレート・メイル『ヴィンデイシル』 (-3) [15,+13] (+4探索) {{+器耐探r盲恐!!}} 』
を売ることにする。いいものではあるのだが、使うことはなさそうだからだ。


 現状、盲目耐性を外している。が、これについては盲目になったときにすかさず『癒しの薬』を飲むことで対応可能であるため、それほど大きな問題を感じていない。『*破壊*の巻物』の利用時に常に盲目になってしまうので,まったく感じていないと言えば嘘になるが,それほど影響のある状況というわけではない。

『すごい鎧』について

 現状の鎧装備について,あらためて一言述べておく。


 とにかく、現状の装備であるところの、遠い昔、この記録をとる以前に『アーティファクト生成の巻物』でこしらえた

『☆《ミスリルの超鎧》という名のミスリル製鎖かたびら (+6,+8) [20,+19] (+4隠密) {{+腕賢魅具隠探*冷r電暗轟;反麻[炎冷(知!!}} 』
が良すぎるのだ。能力などなどが多すぎて、一行に表示しきれない読者が大半だろう。

 そもそもが[20,19]と”鎧”としてかなり堅い。そして打撃精度と打撃パワーに若干のボーナスがあり、さらに冷気免疫があり(これだけでも外せない)、ついでに攻撃の自動反射機能があり(これもこれでかなり大切)、加えて魔法道具利用に+があり、大事な隠密は+4あるし、腕力と賢さと魅力と探索能力にも結構な加算がある。おまけに炎と冷気のバリアがあり、雑魚敵はこちらに攻撃した瞬間?に消滅する。

 さらに,発動すると10ターンごとにショートテレポートしてくれるというありがたみ(まだ発動させたことないけど)。いざというときには緊急脱出装置としても利用可能になりそうだ。


 文句がつけようのない逸品である。


 であるので、自然にこの鎧を中心に装備を組むことになり、同部位については★装備であっても使う気になれないのだった。

 例外があるとしたら、同様に素の『ミスリル鎧』や『ドラゴン鎧』に『アーティファクト生成の巻物』をかけてみて、火の免疫装備+αができた場合のみであろう。それとて,これほどの逸品でなければ交換はなさそうだ。


 そもそも、これだけプレイしてきて、この装備以外に”冷気免疫”のあるアイテムにお目にかかったことがない。その一点だけを取っても、この鎧がどれだけ貴重品なのか推測できようというものだ。

吸血鬼の友達

『ヴァンパイアの人形』を買ってワイトに投げつけてみた。今回はきちんと出現したぞ。

 とりあえずは
”敵を見つけて倒せ”
という指示を出してみた。

 まずはワイトさんはあっさり倒した。やるな。よし。

 引き続いていろいろとけしかけてみよう。


 ということで、命名を適当に「飛雄馬」とし、適当な相手にぶつけては電信柱の陰から見守ることとした。


 さて、結果として、この飛雄馬さんは、総じて,弱い雑魚相手には強いが、中程度の雑魚(オログとか)にはかなり効果が微妙であるとわかった。

 しばらくの間ひたすら観戦モードに徹して休憩を連射していたら、その間にがんばって何とか数匹のオログを倒していたようだ。よかったよかった。良く頑張った。さすがヴァンパイアさんである。


 隣にいてもらって階段を上ってみたが、残念ながらこの方法でもついて来ることはできなかったようだ。
 ペットを階を超えて同行してもらうのはこのゲームでは無理なのだろうか。


 とはいえ、仲間がいるとなんとなく楽しい。そして、ペットは意外に死なないということもわかった。

 いっそ、このゲームもチームというかパーティ制にしてもよいかもしれない。
 何とかして仲間を連れて冒険できないだろうか。


 ということで、Vさん、またいつか会いましょう。いつかどこかで。

ツインターボ

 地下18階にて、久々に『凡庸の巻物』を拾った。と思うと、なぜか立て続けもう一つ拾った。不思議に思いつつ家に帰った。これで24巻になった。

 いつのまにか『鑑定のロッド』が33本になっていた。いつ増えたのだろう。自動拾いになってからぜんぜん気がつかないことが増えた。


 現場で拾った『トロルの人形』は、投げてもなぜか出現せずに消えた。砕けたわけでもなさそうだ。何が起きたのか良くわからなかった。

浮く武器

 自宅に持っていた素の状態の『切り裂きの大鎌』に『アーティファクト生成の巻物』をかけたところ、ラッキーなことにこんなものができた。

『☆《狂浮》という名の切り裂きの大鎌 (8d4) (+11,+19) {r乱;浮|酸電沌/人} 』

 ちなみに命名は適当である。

 待望の浮遊機能つき武器のご登場である。やったぞ。

 この武器の打撃の"8d4"という安定性を鑑みて、『★アランルース』さんは一度お家に戻っていただいた。

 この武器と、先に出来上がった
『(吸血)切り裂きの大鎌『蒼龍』 (8d4) (+14,+14) (+2攻撃) {{+攻;経|吸}}』
をあわせると、なんと打撃期待値が1000を越えていた。精度がやや低いが、それを踏まえてもこの打撃力が大きいし、なおかつ一方は吸血装備である。効かない敵もいるとはいえ、これまで戦ってきた&各種ドロップ供給源である赤青のDに対しては鉄板装備である。


 しばらくこの鎌&鎌の組み合わせで運用してみようと思う。
 実のところ、両手に鎌を持って迫ってくる戦士というのは、いわく言いがたいものがある。農家の繁忙期でも両手に鎌はないだろう。外見的には”怪人カマキリ男”という感じだ。
 とはいえ、それはともかく、打撃力には期待ができそうである。


 気がついたら財産が1600万$を超えていた。なんという無意味な財産か。かなうなら現実世界もかくありたいものだ。

ダイス目の意味

 地下19階にて、そこそこ大きい武器部屋に出会う。いろいろいるようだが、果たして何が落ちているのだろうか。

『 ☆ヘヴィ・フレイル『ディンバラド』 (3d6) (+18,+18) (+2攻撃) {+攻赤r冷毒(賢} 』
を見つける。
 一応とっておく。


 念のため装備をしてみたが、これが意外に、現状装備よりも打撃が低い。
 (+18,+18)の+2回攻撃は数値的には悪くないはずだと思っていたが、ダイス目の影響が大きいようだ。『切り裂きの大鎌』は実はすごいということか。"8d4(4面体ダイスを8回振る)"という目には、たしかに安定性がある。


 これが、目が逆の"4d8(8面体ダイスを4回振る)"だったりすると、最大値は同じく32であっても、外した場合に最悪4しか打撃が通らない。8d4の場合には、最低でも8の打撃が保障されているわけなので、外してもそこそこのダメージが行く。打撃回数が多くなるほど、このダメージの累積差は大きくなる。ここから、ダイス目の左側(理論上の最低打撃値)が大きい武器は安心感があるとわかる。


 この武器は(3d6)なので,最低の値が3しかなく,期待値としても10程度となるので,そもそもがあまり期待できない武器ということなのだろう。

 4d8の『切り裂きの大鎌』を超える可能性があるのは,『ダイヤモンドエッジ(7d5)』や『粉砕のメイス(8d5)』のアーティファクト強化武器だろう。いつか試してみたい。ついでに火免疫とかできないだろうか。などと都合の良いことを考える。あと,テレパシー機能でもいい。もしそうなれば,頭装備に『★』装備がある意味選び放題なのだが。
 まあ、武器にテレパシー機能とか、冷静に考えると妖しいこと限りないのだが。


『*破壊*の巻物』があれば『抹殺の巻物』は事実上要らないのではないかと思いつつある。いや、むしろ逆なのか。出現頻度からすると『*破壊*の巻物』の方が入手は容易だが、地形を破壊してしまうのが問題である。盲目耐性がないと一瞬ではあるが目が見えなくなってしまうのも、微妙といえば微妙なところである。

商売繁盛2

 いくつかの装備を拾う。

『 (防衛者)ヘヴィ・フレイル (3d6) (+14,+14) [+6] (+1隠密) {+隠r酸電炎冷乱;麻視活浮(賢} 』
『 ジャイアントスレイヤーのモーニング・スター (2d6) (+8,+14) (+2) {+腕;麻|酸/巨} 』
を拾う。が現状ではいずれも不要である。


『エルフの軟革よろい『燦燕』 [4,+12] (+2隠密) 』
を拾う。なかなかカッコイイのだが、売り飛ばさざるを得ない。かっこいいけど軟革のよろいだしなあ。


 通常の『追尾クロスボウの矢』ばかり300本も溜まってしまって、なおまだ拾う。困ったものだ。

カオス!

 23階にて、青Dと戦っていると、不意に相手が青Pに変わってしまう。これはどうも、『浮遊の切り裂きの大鎌』に備わる機能よる”カオス的な効果”というものらしい。ありがた迷惑である。ドロップが減ってしまったではないか。

 そもそも、逆もあるのかもしれないので注意が必要だ。雑魚だと思っていたらとんでもないモンスターに変わっている可能性があるわけだから。それもどうかと思うが。

すばやい生活

 23階のガレ場の発掘にて『獲得の巻物』を久々に見つける。早速唱えてみる。
 ていっ!


 ごろん。何かが足元に転がってきた。

 ”神”つ『強力射のロングボウ『燦隼』 (x4) (+12,+19)』

 どうもありがとうございます。うん、こんなものですよね。いえ、すいません。失礼いたしました。


 地上に持ち帰り,家にも置かず即座に売り飛ばす。即読即帰即売即決である。個人事業主故の,スピード感溢れる業務フローといえよう。社会的地位は”君主”とはいえ,部下も国民も一切いないため,こうした素早いお仕事が可能になるのだ! ”ワンマンアーミー”どころか、もはや”マイ国家”状態だ。


 ふと,この巻物の効果が,魔法道具利用のレベルに影響されるのではないかという気がした。
 もしされるとしたら,この巻物を読むときには魔法道具利用のレベルを装備で上げてから読んだ方が良くなるわけだが,果たしてどうなのだろうか。

 いつか確認してみたいものだ。

Xtribe

 同じく23階に潜った瞬間、Xの群れに囲まれる。アンバーハルクという魔物である。雑魚ではあるが、群れると怖いのはいつもどおりである。なんだかあたりを暗くされてしまう。

 幸いにも、『邪悪存在退散のスタッフ』さんで大半を撃滅することができた。安心であった。なるほど、この穴掘りの人って邪悪だったんだ。今まで全然わからなかった。

 しかし、この魔物が去った後も、周囲が暗いままであったのはなぜだろう。『癒しの薬』を飲んでも変わらないところを見ると、盲目状態とは関係がなさそうだ。

赤い巨人

 現場で『ファイヤージャイアントの人形』を拾ったので、戦力として活用してみることとした。

 地下24階で赤Dがいたので、とりあえずぶつけてみた。命令は”戦え”である。さて、どうなるか。

 しばらく物陰に隠れて観察していたのだが、悲しいことに、奮闘はしていたものの,ドラゴンブレスで倒されてしまった。同じ火属性なので火ブレスへの耐性はそこそこあったはずだが,さすがにブレスという攻撃の効果は厳しいようだ。

 とりあえずあっさりと敵は討ったが、よく見たらご近所に青Pとか青Tがいたようなので、そちらにぶつけた方が相性的には良かったはずだった。しまったなあ。

 人形さんも考えて使わないと、もったいないものだ。

自動破壊の禁止

『ミスリル製鎖かたびら』も自動破壊の対象になっていたので、さすがにこれを止める方向に設定変更した。
 もっとも、もう10着もあるわけだが。

カオスと怒り

 地下21階で戦っている際に、赤ドラゴンが突然消える。これもカオス的効果なのか。どこに行ってしまったのだろう。


 その近所で、一人ぽつねんと佇んでいた黄色H(キメラ)に不意に火かなにかを吐かれたところ、この一吹きで
『レベル・テレポートの巻物』
『対邪悪結界の巻物』
『*破壊*の巻物』
そしてなんと
『邪悪存在退散のスタッフ (3回分)』
までもが燃やされてしまった。

 きさま、なにをするだぁ、ゆるさんっ!
 心身に怒りが満ち溢れ,即座に叩き殺した。


 階の雰囲気を見てみると、
『この場所は好きになれない』
ときた。ああ、そうだね。そのとおりだね。


 その後、同階のガレ場にて、
『 21本の 電撃の追尾クロスボウの矢 (6d5) (+10,+8) (250/416) 』
を拾う。これはこれでうれしい気がする。

#後から気がついたが、この『電撃の追尾クロスボウの矢』自体が始めての入手だったようだ


 同じく、発掘中に、燃やされた
『邪悪存在退散のスタッフ』
を見つける。7回分とのことで、このスタッフについては若干の黒字である。


 先ほど戦いの最中に消えてしまったドラゴンが、この階のどこかにいないかどうか探したところ、はるか離れたところにうろうろしているのを発見した。厳密には同一固体かどうかは不明だが、雰囲気的には、強制テレポートされていたように思われた。

 とりあえず倒しておく。ドロップに特筆すべきものはなかった。残念である。最近ドラゴンを倒しても、まともなものを何も落とさないことが増えてきたように感じる。

キャプテン研修

 地下21階にて、オーク・キャプテンのピットを見出す。通常群れに一匹程度のオーク・キャプテンが、なぜか群れている。集団研修とかだろうか。オークとはいえ、キャプテンともなれば、下士官であるわけで、きっと相応の技術研修とか訓練とかがあるに違いない。

 そして、スタッフ2発で全員が沈んだ。うーむ。弱い。こんなものなのか。トロルのほうがずっと強い。あたりまえか。キャプテンとはいえ、やっぱりオークだしなあ。

アイテムの確認

 コマンドに
『既知の伝説のアイテム』
という説明項目があるのを発見する。なるほど、これでこれまで拾ったアイテム類を確認できるのか。

 たしかに、『★アザガル王のマンゴーシュ』も『★リンギル』もまだ出ていない。
 安心した。このまま続けよう。

無駄無駄無駄ァ

 最近気がついたのが、『○○(敵)には効果がなかった』という文言が出て、攻撃が無駄になることが多くなっているような気がすることだった。これはおそらく

『☆《狂浮》という名の切り裂きの大鎌 (8d4) (+11,+19) {r乱;浮|酸電沌/人} 』

の、カオス(ランダム属性での攻撃)での攻撃を意味しているのではあるまいかと考えた。
 例の番人とか幽霊系のモンスターなどには、カオス機能の発動であるところの”混乱させる攻撃”や”テレポートさせる攻撃”は無意味だろう。こうしたところで無駄な空撃ちをしているようだ。

 これならいっそ、単純だが万能の”切れ味”が鋭い効果を持つ『★アランルース』さんのほうが有効なのではあるまいか。

 ということで,装備を入れ替えてみる。


 これがその通りであった。

 精度が+20ある『★アランルース』さんは打撃がきちんと通る。打撃パワー自体は多少減ったが、D以上の大物相手にはこちらの方が安全確実かもしれない。切れ味がいいので、相手をばっさばっさと切り刻み,打撃自体も1.2倍になるという噂も聞いた。ホンマかいな、そうかいな。
 ついでに言うなら加速も+4されて+27である。

 さすがは★装備というところか。お見事である。

修復作業等

『折れた剣 (1d2) (+5,-1)』を+10,10まで改良する。結構な金額がかかる。
 さて、満を持して修復してみるが、これまでのお金に加えてさらに1000$の修理代で
『レイピア (1d6) (+13,+12)』
ということに相成った。微妙である。


 さらにこれに『アーティファクト生成の巻物』をかけてみることも考えたが、さすがにそこまでやってもレイピアなので、どんなものができてもまず使わないだろう。

 ということで売った。商いとしては確実に赤字である。ほぼボランティア的な行為といえる。誰に貢献しているのかはよくわからない。


 地下18階にて、またもや『獲得の巻物』ゲット。
 すかさず読んでみたところ、
『勇者のアミュレット (+5,+4) [+4] (+7) 』
ということで、悪くはないが、現状装備との交換対象にはならないため、感動も今一つ薄い。


 ちなみに,『勇者のアミュレット』の評価については,まずは総合得点で見ている。つまり,すべての数値を足した値で評価している。が,正直言って,最後の2つの数値については,具体的な効能が良くわからない。むしろ,最初の2つの数値である精度と打撃力へのプラス効果を重視している。
 現在装備している『勇者のアミュレット』は,総合数値が22,精度と打撃への効果が各々(+5,+7) なので,これとの交換の必要はなさそうだ。

英雄の記憶

 ああ,『英雄のアミュレット』が欲しいなあ。存在しないことはわかっているんだけど、なんとなく。

『英雄のアミュレット』とは、このプレーヤーがこの@でゲームを始めたばかりの頃に、ブラックマーケットで見かけたアイテムである。


 すべての耐性項目に*がついていて、これさえ首にぶら下げておけば相当楽になるだろう、というのが当時のプレーヤーにもわかる程度にすごいアイテムであった。

 値段的には10万$あれば買えたという記憶がある。今の@には端金だが、当時の@には遠く手が届かない逸品だった。惜しいことをしたが、仕方がない。


 そして、その『英雄のアミュレット』には、それ以降はまったくお目にかかることがなかった。落ちていることもなく、ブラックマーケットにも入荷せず、そして『願いのスタッフ』で願っても、ついに入手できなかった。『一つの指輪』すら気軽に入手できたあのスタッフを持ってしても、この『英雄のアミュレット』は手に入らないのだ。


 ここまで幻のようだと、あの記憶自体が誤りであったのかという気がする。

 本当に、あれは何だったんだろう。確かに見たような気がするのだけれど…。

凡庸ツインズ再び

 地下18階にて、久々に『凡庸の巻物』を見出す。すぐ戻る。25巻目である。
 19階でも立て続けに同様に見出す。これで26巻目である。見つからないときはなかなか見つからず、見つかるときは立て続けというのがこの巻物の特徴のようだ。
 なにかプレー時の条件に影響されているのだろうか。

さらば古参の兵

 そんなこんなで、またもや自宅が狭くなってきた。

『☆硬革よろい『ヴォロロド』 (-1) [6,+10] (+4隠密) {{+隠赤r炎盲恐}}』
『人殺しのダガー『蒼狼』 (1d4) (+10,+12) (+2) {{+器;投感|毒切/人}}』
『☆レイピア『エグライシル』 (1d6) (+20,+14) {{r暗;麻|凍/邪}}』

 このあたりを売る。『ヴォロロド』さんにはその昔、裸一貫時代に大変お世話になっていた記憶がある。どうもありがとうございました。隠密は大事ですよね。

 19階でもう一度『凡庸さん』を見つける。これで27巻目。実質的な意味はないが、じわじわと溜まっていく。目指せ100まで!健康第一!
 なんか違うか。

@と巨像

 地上の雑貨屋にて、『巨像の人形』なるものを買い入れる。値段が妙に高かった。あのタイタンさんとかナズグルさんとかよりも高かった。これっていったい何なのだろう。

 地下に連れて行ってファイヤージャイアントに投げてみた。すると、”黄色いg”が出てきた。

 黄色いgだって?
 今までこんなモンスターいたかなあ…?
 なんだかもやもやする。


 そして、この黄色g、赤P(ファイヤージャイアント)をわずか2,3発の殴りであっという間にあの世に送り込んだ。

 何だこの強さ。異常だ。ドラゴンブレス並の殴りパワーである。パンチ一発が有効値で200打撃以上あるのではないか。


 続いて、石ゴーレムも同じく数発で沈んだ。

 これは、とんでもない力の持ち主だ。


 というか、そもそも『巨像』って何だ???

 やはり、自分が覚えている限り、こんな強力な敵はいなかった。


 通常の白いgである石ゴーレムや、あるいは灰色gである鉄ゴーレムよりも明らかに強い。戦いっぷりから見たところ、番人のような召還能力こそないが、打撃を鑑みると、おそらくg系のなかでは最強クラスである。今の@でも、まともに数発喰らえば死ぬだろう。戦いになったら、交戦する毎に体力回復の薬を飲まなければ危ないはずだ。とてもじゃないが接敵して戦える気がしない。遠距離から弓矢でちまちまと削りとるのが関の山だろう。それも相当に長い時間がかかりそうだ。
 そうだ。こんな恐ろしい敵がいたら絶対に覚えているはずだ。


 いったいこれは何者なんだ?


 そこでふと思いついた。このダンジョンは,ラスボスのモルゴスさんを倒したさらにその先,27階以降にも広がっているという。この黄色いgは,本来であれば,その階層にのみ出現するモンスターなのではないのだろうか。そして,もしかしたらだが,その超深層には,今まで@が戦ってきた敵よりもはるかに強い敵がひしめいているのではないだろうか。


 だが,これらは推測に過ぎない。


 しばらくしたら,階の中に倒すべき敵がいなくなってしまい,することがなくなった。
 そこで,正体が謎のままに巨像に別れを告げる。

 さらば、巨像よ。
 また売っていたら買おうと思った。

#そして,意外にもこの『巨像の人形』はその後再度入手できたのであった

新年おめでとう

 そうこうしているうちに,年が明ける。


『新年おめでとう!ダンジョンの皆さん!』
『おめでとうございます、君主』『おめでとうございます!』


 とお互いに新年の挨拶をし、またあらためてげしげしと戦い続ける。


『光のヘヴィ・フレイル (3d6) (+8,+10) (+3) {+探赤r電盲;明[電|電!!}』
を売り飛ばす。

『体力回復のロッド』の5本目を拾う。

 ついでに『鑑定のロッド』の34本目を拾う。このロッドだけで25キロあるのはさすがにどうかという気がしてきた。自宅に取っておくのもスペースがなく,一方で捨てるのも惜しい。

 なんだかお年玉みたいにいろいろと拾った。
 まさか、現実のカレンダーと連動した仕掛けはないと思うのだけれど。

ロッドプラン

 一度、薬の類を全部家において、ロッドだけでどこまで戦えるのか試すのもいいかもしれない。『スピードのロッド』『体力回復のロッド』『癒しのロッド』等がまともに使えるのか、それともやはり発動できずに慌てふためくのか、どちらだろうか。一応魔法利用装備のレベルを上げておいた方がよさそうだ。できれば知能も。
 などと新年早々妄想する。

ブレスの悪夢

 赤いアリの火のブレスを受けたところ、以下のコメントが立て続けに出てきた。

”テレポートの巻物(i)が何個か壊れてしまった!”
”レベル・テレポートの巻物(j)が一個壊れてしまった!”
”魔力充填の巻物(k)が一個壊れてしまった!”
”*破壊*の巻物 {!r!k}(o)が一個壊れてしまった!”

 まったく、雑魚のブレス一発でこの体たらくである。たしかに『耐性の薬』を飲むのは忘れていたけれども。深層はこれだから辛い。
 とりあえず突撃して蹂躙させていただく。


 それほど得るものもなく,落ちていた『反射のアミュレット』などをなんとなく持ち帰るに留まる。
 13500$で売れる。そんなものだったか。


 そして、またもや『追尾クロスボウの矢』を拾ってしまう。以前拾って使っているものがまだ残っていて、また自宅にはすでに300本あるので自宅には置けず、仕方なく?持ち運んで使うこととした。40本は微妙に重い。


 レアアイテムである『体力回復のスタッフ』を拾う。ロッドではなく、スタッフのほうだ。デフォルトが全4回で一振り300回復らしい。以前も一本だけ拾った気がする(すぐに売り飛ばしていたはずだ)。スタッフなのに,すでに5本ある『体力回復のロッド』よりもレアである。なぜだろう。

 とはいえ、例のごとく『体力回復の薬』をカンストの99服近く持っているわけなので、事実上意味がないアイテムである。一応,一度自宅に置く。すぐに売り飛ばすではあろうと思う。


 そして、またもや自宅が狭くなってきたので,あらためて部屋を眺め,使われていない&使いそうにないアイテムである

『☆毛皮のクローク『トゥラロン』 [3,+20] {r盲;反} 』
『☆フル・プレート・メイル『ヴィンデイシル』 (-3) [15,+13] (+4探索) {{+器耐探r盲恐!!}} 』

に世に出ていただく。


 いずれも盲目対策で所持していたアイテムだが,盲目は『癒しの薬』で瞬間的に解消することがわかっているため,穴が空いていても問題ないことがわかってきた。そこでこれらの装備を売っても問題ないと判断した。


 ということで、もう寝ることにした。
 時間があったため長くプレイしたが、さすがに今回は長すぎたようだ。

第34週 その2

 年明けで暇な時間があったので、またもや潜る。

 とりあえず、24Fにて
『隠者のガントレット [2,+9] (+2)』
『忍びのドラゴン・ブーツ [5,+9] (+3隠密)』
『穴掘りの戦闘用つるはし (2d8) (+7,+11) (+7) {%all}』
『強力射のロングボウ (x4) (+13,+10)』
『ドワーフのドラゴン・ブーツ『旭虎』 [5,+10] (+1) {+腕耐r盲;麻}』
を掘り出して売る。

 機能付きや銘入りのドラゴンブーツは珍しい。特に『ドワーフのドラゴンブーツ』というのは、”指輪物語”的にも因縁がありそうで,なかなかいい感じだ。


 ちなみに、武器店にて
『☆ダガー『クリサダール』 (2d4) (+16,+16) (+4探索) {+腕魅探/ト(腕} 』
同様に防具店にて
『 ☆革製スモール・シールド『リングギル』 [3,+9] (+4) {+耐r轟獄(耐} 』
が売られている。後者は名前が『★リンギル』と紛らわしい。シールドなのに。


 いずれもスルーする。特に必要な耐性等が備わっていないためだ。


 これらの宝物類は,見るときには同時にいろいろな店で見かけるが,見ないときにはどこにも見当たらない。どうやら,こうした宝物は一斉に入荷されるようだ。きっとこの世界にはこの@以外にも冒険者がたくさんいて、その冒険者たちが随時いろいろな宝物を持ち帰ってくるに違いない。どういうわけか,これまでぜんぜん顔を合わせないけど、たぶんどこかですれ違っているに違いない。きっとそうだ。

深層での戦い

 23階から24階で戦うがあまり得るものがない。

 疲れてきたので、少し上昇する。


 すると22階で『壊滅のロッド』を入手した。その場が多少面倒だったので早速使ってみたところ、雑魚敵が一瞬で殲滅された。助かった。これはこれでなかなかいい。効果はカオスのはずなので,いつでも有効なのかどうかはわからない。今回は運が良かったのだろう。


 少し上がって、
『鋭敏の硬革帽子 [2,+12] (+3探索)』
『腕力のセスタス (+3,+3) [5,+7] (+4)』
『追加攻撃のパイク (2d5) (+11,+9) (+1攻撃)』
を22階から持ち帰る。

 即座に美術商に出向いていただく。『腕力のセスタス』さんは、もう少し()内の数値が大きければ採用の可能性もあったかもしれない。
 あとになって,鍛えてみても良かったかなあ,などと思う。

 が、今の腕装備は反魔法機能を備えているので、簡単に置き換えられないのも事実である。

王と王国

 引き続いて22階に潜る。


 そのあたりに落ちていた『金の冠』を期待せずに鑑定したところ、
『★ゴンドール王国の金の冠 [0,+15] (+3) 』
であった。

 あれ。まあ。

 こんなところに落ちているとは、王様は何をやっているのだろう。まさかここで討ち死にしたとも思えない。誰かに盗まれたか?
 何はともあれゲットしておく。


 ふと思った。

 もしかして,これ,@が装備していたら,あの”ゴンドール”の国王になれたりするのだろうか?

 一応@の今現在の社会的立場は”君主”であるらしいのだが,実際には”君主”という立場だけが示されていて,そもそもがどの”国”の君主なのか良くわからない。先に述べたように,部下もいないし国民もいない。もしもこの『★金の王冠』がその立ち位置を導いてくれるというのであれば,これを頭に被ってみる,というのもありかもしれないなあ,などとぼんやり思う。


 とはいえ,いくら強くても,ゴンドールの皆さんは,ハーフオークの戦士なんぞを”王様”に戴いてはくれないだろうなあ。いうても”ゴンドール”だし。さすがに,由緒正しいドゥネダインの人じゃないとゴンドールの王様は務まらないだろうという気がした。
 @は少し悲しいのだった。

Who am I ?

 そして、あらためて考えてみると、そもそもここが”どこの国”の”なんという街”なのかもよくわからないままに、永らく戦ってきていることに気がついた。

 今まであまり考えてこなかったが、この@はこの閉じた街とダンジョンの世界から出ることができないのだ。


 そう。俺はハーフオークの戦士、Dr.Whoだ。この辺境の街のダンジョンに潜り続けて、もう一年近くになる。

 ウルモ神様からの指令を受け、俺はこのダンジョンに潜っている。そうだ。そこは覚えている。
 だが、冷静に考えると、この街に来る以前の記憶が俺にはない。このダンジョンに潜る前に、俺はどこで何をしていたのだろう。

 ”本当は”俺はいったい誰で、今はいつで、そしてここはどこなんだ。


「プリズナーNo.6」という言葉が心の中から湧き上がるのだが、それが何なのかもよくわからない@なのであった。

豊穣な古戦場

 悩みはすぐに忘れ去られる。その理由は定かではない。


 さて、同じ階で今度は『爆発の薬』をガレ場の中から発掘する。文字通り岩場を砕くニトログリセリンのアンプルである。

 こんなものが埋まっているとは実に危ない。理論上は、掘ったときの衝撃で爆発しても不思議ではない(そういった効果は実装されていないようで助かるが)。ちなみに爆発すればダメージ500だ。状況によっては普通に死にかねない。万一、複数埋まっていたら誘爆して即死であろう(たぶんそういう実装もされていないだろうが)。


『邪悪存在退散のスタッフ』も出てくる。7回だったので、手持ちの8回の新品を一度空打ちして7回に合わせてまとめる。


 同じガレ場で『 *破壊*のスタッフ (5回分)』『周辺抹殺の巻物 』そして『*体力回復*の薬』も拾う。なかなかよい古戦場である。


 ついでとばかりに、その場に落ちていた『帰還の詔の巻物』でけりをつける。


 件の冠は、持ち帰り*鑑定*したところ、このようになった。

『★ゴンドール王国の金の冠 [0,+15] (+3) {+速腕賢耐r電炎冷暗盲乱;麻視活明!!}』

 なかなかすごい機能サポートと耐性の量だ。
 ちなみに発動は250ターンごとの体力の700回復である。接戦で追い詰められた際のファイト一発!的な回復というところか。充填が250ターン後では二度目を使う余裕はなさそうだ。

 残念ながら、テレパシー機能はなかった。もしテレパシー機能があれば、今の『☆サウアドリング』さんと交換も可能だったのだが(もっとも、『☆サウアドリング』さんも相当に素晴らしい装備ではあるので、なくなったらなくなったでまた別の側面に影響が出そうだ)。


 説明文は
「滅び行くヌメノールからエレンディルが持ち出した、両側に翼の飾りがある輝く王冠だ。永きに渡りゴンドール王国の紋章であった」
とのことである。

 あれ?これって、その昔拾っていた『★ヌメノールの宝冠』さん(解説によると「古のヌメノールの王達が用いていた重厚な黄金の王冠」なのだそうだ )とは違うんだ。へー。


 とはいえ、微妙に解せない。


 この二つは機能的にも方向性が異なる。『★ヌメノール』さんは知能とか器用さとか魅力に影響するが、今回拾った一品はどちらかといえば戦闘面へのサポート機能が目立つ。そもそも『金の冠』と『宝冠』である。なんとなくイメージが違う。


 王様が普段使っていたのが『★宝冠』(上記の説明によれば,こちらも実際には”黄金の王冠”らしいが)で,特別な時に戴いていたのが『★金の冠』なのだろうか。

 どうもよくわからない。

メットたち

 自宅の
『知能の金属帽子『烈豹』 [3,+13] (+4加速) {{+速知(知}} 』

『☆鋼鉄ヘルメット『ルングロス』 [6,+13] (+4加速) {{+速赤r酸毒獄}』
とほぼ被っていることに気がつく。前者を売る。


『☆金の冠『ディムフィアン』 [0,+10] (+4加速) {{+速賢探赤}}』
も同様の加速+4である。見比べると、ルングロスさんのほうに部がありそうだ。
 ということで、こちらも売る。

#後から冷静に考えてみると、現状で弱い”知能”をサポートしてくれる装備のほうが実質的に有効だったかもしれないと若干反省した


 同様に、
『☆鉄ヘルメット『ヴィンデロス』 [5,+16] (+3隠密) {{+腕知器隠;反(知器}} 』
もおそらく不要である。反射機能を目当てに持っていたものだが、反射機能は件の『☆ミスリル超鎧』についているためである。あと、弓矢による遠距離攻撃を「頭で反射」するというのは何となく怖い気もする。一歩間違えたら、大変なことになりそうだ。


 ついでに
『☆金属帽子『ドゥアルス』 (+0,+10) [3,+13] {{反麻(耐}} 』
もおそらく不要と見て売ろう。
 と思ったが、よく見ると()中に打撃パワーが+10追加されている。これはもう少し待つことにする。


 そして、ふと見たら、貯金が1700万$を超えている。深層に潜るたびに高級品をかき集めて売り飛ばしているためか、1600万からの貯金が早い。なんというのか、使うあてもないのであまり喜びを感じないが、そういうものなのだろう。この調子では、2000万の大台も割とすぐに手が届きそうである。
 届いたから何がどうなるものでもないのだが。

修復作業

 24階にて
『滅邪の折れたダガー (1d1) (+6,+4) (+2) 』
を見つける。さすが深層24階。折れた剣ですらパワーがある。

 地上で6000$で直したところ、
『滅邪のダガー (1d4) (+11,+12) (+2) 』
となった。売値は7299$だった。例のごとくほぼボランティア的な作業で、上がり的にはないも同然の地味な商売である。


 正直、なんだか疲れてきた。
 久々の★装備はうれしいのだが、やはり状況に変化がない。落ちている『マンゴーシュ』を鑑定するたびにわくわくはするのだが、たいていはそのまま破壊される。


 oやTの群れがたくさんいたので、『邪悪存在退散のスタッフ』さんを使い尽くし、さらに3回ほど魔力充填をしたところ、最後についに壊れてしまった。悲しい。

 そして、気がついたら、弓と指輪が呪われていた。いつの間にという感じだ。

戦闘継続

 地下24階にて
『耐電の鎖かたびら『紅鷲』 (-2) [12,+14] (+3加速)』
『粉砕の戦闘用つるはし (2d8) (+11,+10) (+4) {%all}』
 電撃関係の鎖かたびらで加速+3とは珍しい。

 正面戦闘でバルログさんを倒したが、たいした物は落としてくれない。もともとドロップの量はドラゴンよりも少ない設定である。


 概して、バルログとは戦う意味がないような気がしてきた。こちらの武器の吸血機能の効果がない?ので、@の体力も割と削りとられる。先制攻撃しないと召還攻撃とか脳攻撃とかされて面倒なので、半ば無理やりに戦っているだけである。もしかしたら、アリと同様、*破壊*ないし抹殺の対象とすべきなのかもしれないとすら思う。


 ワイバーンを倒したところ、
『(吸血)バトル・アックス (2d8) (+9,+10』)
『粉砕の戦闘用つるはし (2d8) (+11,+10) (+4) {%all}』
をゲットした。

『加速かたびら』は、加速があるため3万$で売れた。ちなみに売値は約7万$である。加速+3ではまあそんなものか。

『破邪の鋼鉄のクロスボウの矢』がなかなか減らない。いいことではあるのだが。


『☆硬革帽子『ラデンラエア』 [2,+12]』を拾う。なんだろうこれ。

 *鑑定*の結果、
『☆硬革帽子『ラデンラエア』 [2,+12] {r酸電冷;遅浮}』
となった。

 浮遊があるのは悪くはないんだが、いかんせん他の機能が弱い。使わないなあ。浮遊とテレパシーの両方の機能があれば、今の『☆サウアドリング』さんと交換となるのだが。


 もし両方の機能がある頭装備が手に入れば,武器のスロットの自由度が相当高くなる。現在は浮遊機能を武器で充当しているため,『★アランルース』さんや『妖精の○○』を使う必要があるのだが,この必要が無くなると,武器の選択の幅が大きくなる。特に,『★アウレのウォーハンマー』を装備できる。この打撃力は大きい。腕力さえ十分なら,この『★アウレハンマー』と『★リンギル』を両手に構えるのが二刀流での最強装備なのではあるまいかという気がする。これだけの打撃力があれば、吸血機能はなくても何とかなるだろう。


『ドラゴンスレイヤーのハルベルト (3d5) (+10,+8) (+1)』
『トロルスレイヤーのメイス『嵐豹』 (2d4) (+13,+9) (+4探索)』
『強力射のクロスボウ (x5) (+12,+14)』
を拾って売り飛ばす。

 美術商に『スピードの指輪 (+6)』を売りに行ったら、もう置く場所がないといわれたので、仕方なくブラックマーケットに持っていくと即座に最高値の2万$の値段がついた。なるほどなあ。ちなみに売値はなんと53万$であった。すごいぼったくり率である。さすがブラックなマーケット。
 もっとも、これについては普通の店でも相当なものだ。


『凡庸の巻物』28巻目と29巻目を立て続けに引く。この巻物については、立て続けの法則は割と有効であるようだ。今なら『凡庸の巻物』を一つ拾うと、なんともう一巻ついてくる。よくわからないが,まあなんだかお得な感じである。

モンスターの要塞

 しばらくの間、24階を攻め続けていた。もうすぐ荷物になっていた『破邪の鋼鉄のクロスボウの矢』がなくなりそうなのだ。
 これらをすべて使い尽くしてなくなったら終わろうと思っていた。


 さて、@が出現した左上のすぐ近くに,ピンクa(女王アリ0を戴くアリの群れが寝ていることがわかっていた。とりあえずは寝ているところを離れ、ご近所にいたワイバーンに立ち向かう。いくつかドロップがある。


 さて、右の東方面にでも行くか、とのんびり構えて進んでいたところ、なにやら中央右寄りに大規模な構造体が見えてきた。

 4重の永久壁に囲まれており、各々の角の一箇所だけが開かれている。中身は赤アリや灰色C、緑Tが目立つが、ドラゴンやワイバーンも数匹いる。なかなか重装備の要塞である。

 こういうタイプはこれまでプレイしてきて初めてだ。


 ここで、先ほど爆散した『邪悪存在退散のスタッフ』さんの代理を持ってくるのを忘れたことに気がついた。おまけに『★クブラゴル』さんと『追加攻撃の指輪』は呪われたままだ。なんてことだ。いろいろ油断していたところにこういうことになるとはねえ。


 起きてこなければ何とかなる相手だが、さてどうなることか。

 これに対する戦術はいくつか考えられる。
(1)殲滅戦
 片端から敵をなぎ倒す。起きていようが寝ていようが関係ない。今の@に怖いものはないので、基本的にはこれでよい
(2)潜行戦
 できるだけ戦いを避けて静かに潜行する。
 とはいえ、これだとそもそも逃げるだけである。せっかくこういう珍しいものに遭遇したのだから、中まで入っていろいろと遊びたい

 おそらく、この構造体の中には何か一つくらいは★か☆装備があるはずだ。それを期待して内部に侵入してみよう。

 さて、どう攻める。


 と思い悩んだところで時間が来た。要塞攻略戦はまた来週と相成った。
 スルーしてきたアリの群れも気になるところだ。


 次週、@、あえて火中の栗を拾うか。

第35週 要塞攻略戦

 先週から引き続いての要塞攻略戦である。

 片隅の入り口からこっそりと侵入し、敵の主軍を迂回しつつこっそり攻めてみたものの、やはり気配を感じてアリさん達が起きてきた。まあ仕方がない。『スピードの薬』『耐性の薬』『聖唱歌の巻物』で定常対応する。

 要塞の外で哨戒していた赤Pまで乗り込んできたのは少し面倒だった。先に倒しておけばよかった。これからは、要塞戦の前にはその他の敵はすべて倒しておくことにしようと思う。


 多少がたついた戦闘になったことはなったが、実のところ大したことはなく、また同様に中枢部のドロップもたいした物はなかった。★や☆どころか,銘入りの装備すらろくに落ちていなかった(一応銘入りの武器が一つだけあった。後述)。要塞の”なり”が大きかっただけに、少し拍子抜けした。むしろ、巻物等が火で燃やされたダメージの方が大きかったかもしれない。『スピードの薬』『耐性の薬』もかなり消費した。
 もっとも、これらはすぐに溜まるだろう。


 ここでの肝はむしろ、
『*防具強化*の巻物』で『★ネッサブーツ』が
『★踊り手ネスサの軟革ブーツ [2,+12] (+5) {{+速器魅r獄;麻(耐魅!!}}』
になったことだった。これには驚いた。

 なぜ2が変わらないで+11の方が+12になるのかはよくわからない。防具の強化というのは,実は魔法機能部分だけしか増強されないのだろうか。

 が、いずれにしてもたいしたものだと思う。アーマークラスが1上がった。よいよい。じわじわと改善されていくのはいと喜ばし。


 階の隅に落ちていた『解呪のスタッフ』で、しばらく前から呪われていた『★クブラゴル』さんと『スピードの指輪+11』を正常に戻す。正直、前後の違いはよくわからなかった。


 攻略戦の前にスルーしていた女王アリつきのアリの群れの近くにこっそり行ったら、どこからか見られていたらしく、あっという間に魔法で部下の赤アリを呼ばれてしまった。

 倒しても得るものもそれほどなく、実に面倒だと思ったので,最近やや余り気味だった『*破壊*の巻物』で解決した。すまんな、アリの諸君。君らに無為に燃やされてしまうよりも,むしろ有効に活用したいのだ。


 結局、この階からの持ち帰りは以下のようになった。

『2本の 体力回復のスタッフ (2x 4回分)』
『スピードの指輪 (+5)』
『追加攻撃の指輪 (+2攻撃)』
『(祝福)パイク (2d5) (+8,+7) (+3)』
『トロルスレイヤーのヘヴィ・フレイル『烈燕』 (3d6) (+16,+10) (+2)』
『強力射のスリング (x3) (+13,+11)』

『追加攻撃の指輪』以外は売り飛ばす。ちなみに、この『追加攻撃の指輪(+2)』は、合計5個保持している。指一本あたり一つの指輪が着けられれば、これだけで追加攻撃+10というところだが、残念ながらそうはいかない。ピアノとか弾くときには超速く弾けそうなんだけど。

『体力回復のスタッフ』は合計3本になった。が、意味はない。無尽蔵に復活可能な『体力回復のロッド』が5本あるわけだし、そもそも『体力回復の薬』はカンスト近くまで持っている。このスタッフが珍しいことは事実だが、残念ながらそれ以上のものではない。回復も一本あたり300回復が4回ということなので、実質薬4服分と同じである。繰り返し充填できるとはいえ、正直それほどの価値が認められない。ロッドではなくスタッフなので、L相手には吸収されそうだし、壊れることもあるし、そもそも常にうまく使えるという保障がない。


 気がついたら『鑑定のロッド』が35本に増えていた。あの要塞のどこかで拾ったのだろう。重いなあ。しばらく前まではこのロッドは拾ったらうれしいものだったのだが、自宅の貯蔵品を持ち歩くようになってからはそれもなくなった。


 次第次第に、このゲームのいろいろなところの”喜び”が減っていく気がする。どうしたものか。長時間プレイはそういう定めなのか。

ペットの番人

 あらためて潜りなおした地下24階にて、街を見つける。

 なんとそこで、
『キリス・ウンゴルの番人の人形』
を1100$で買い入れることに成功する。

 どう使おうか。


 さて、画面下のほうに赤いCやらaやら青いDやらが集っている区画があった。そのまま挑むのは少々面倒だと思ったので、少し入り込んで、先ほど入手した『番人』の人形を投げつけ,『敵を見つけて戦え』と命令をして逃げてみた。

 逃げてしまったので、部屋の中の内実はよくわからないのだが、とにかくペットの番人がいろいろと戦っているのは伺えた。どうも召還をしているらしいこともわかった。


 だが、その召還されたモンスターたちの表示が、敵モンスターたちとまったく同じなので、実のところ敵表示が増えたようにしか感じられない。

 戦っているらしいログが表示されるのだが、
『何かは攻撃を気にとめていない』
『何かはきいきい鳴いた』
などが繰り返し出てきて、そもそもその何かが何なのかがわからない。敵か味方かも不明である。
 ただ、なんとなく混戦模様だということがわかるだけだ。


 少し離れたところで観察していたのだが、追われた敵らしきモンスターが部屋を出てこちらに向かってくる。仕方なく遠距離から弓で仕留める。

 赤いCとか赤いaとかがわらわらと向かってくる。倒しても益もないので逃げることにしたのだが、それでも割としつこく追いかけてくる。火を吐く。例のごとく持ち物が燃やされる。腹が立つ。
 仕方なくこれも弓で攻撃した。

 そんなこんなでヘルハウンドを何匹かを倒したところ、突然
『少し悲しい気持ちになった』
という表示が出た。

 おそらく,このときに見えない遠いどこかで,ペットの番人君が倒されたのであろうと思われた。彼がどういう戦いをしていたのかはついぞわからずじまいであった。

 とりあえずお疲れ様でした。良く頑張りました。

 その後,とりあえず仇は打った。


『33本の 電撃の鋼鉄のクロスボウの矢 (3d5) (+11,+5) (175/291)』
を拾ってしまう。精度が+11というところが本来は良いはずなのだが、ここではある意味で致命傷である。性能が異なると、同じ『電撃の鋼鉄のクロスボウの矢』同士でもインベントリがまとまらないからだ。中途半端で困る。むしろ,矢を鈍らせることはできないのだろうか。呪いでもかければよいのだろうか。
 もったいないので捨てることもできず,33本もあるので持ち歩くのには重い。いやはや。

ケレボルン王登場!

 さて、そのあたりに散らばっていた装備の中から、すごいものが発見される。

『★ケレボルン王のミスリル製鎖かたびら (-1) [20,+20] (+4隠密) 』

 わお。

 
 これはある意味すごい。あのガラドリエル様の旦那様であるケレボルン王の『ミスリルの鎖かたびら』である。そして、そんな逸品がなぜこんな辺鄙なところに落ちているのかは例の如く謎である。


 現地の店で『*鑑定*の巻物』を購入して機能を確認した。

『★ケレボルン王のミスリル製鎖かたびら (-1) [20,+20] (+4隠密) {+知賢隠r酸電炎冷毒盲獄恐;視経!!}』

 うーん。[20,+20]は硬いなあ。耐性もなんでもあるなあ。でも免疫は一つもないなあ。

 発動は先に拾った『★王冠』と同じく、体力回復700の250ターン毎であった。同様に追い詰められたときの最後の手段になりそうだ。とはいえ、確実に発動できるという保障が何もない。ぎりぎりのタイミングで使うのはまずそうだ。

 ちなみに,このゲームは,下手な状況に嵌まってしまうと(麻痺状態で敵に囲まれるとか),体力が1000あろうと2000あろうと(実際には1500以上に上げることは不可能と思われるが),あっという間に削られて死ぬ。容赦がない。700回復が1,2回できた程度ではまったく安心できない。


 正直なところ,この装備との比較ならば,現在装備している『☆超鎧』の方が有効性が高そうだ。


 なお、一緒に拾った
『ドラゴン・ブーツ [5,+4] {r電}』
は現地でなんと一万$で売れた。地上の防具店は最高買取価格がわずか5000$なので、こちらのほうが割が良い。地味にうれしい。

混迷のソーサラー

 街路の東側に足を伸ばすと、実はまだ他にもいろいろあった。

 大きな広場に出て行ったところ(最初はこちらからは見えていなかったのだが)活発なオレンジpがいたらしく、次々といやらしい召還をされてしまう。


 白いPによる岩攻撃も厳しかったが(当たるといきなり致命傷)、Lが一番厳しく、多重召喚や精神汚染などが繰り返される。久々にぎらぎらと輝く虹色の敵を見た。繰り返し、繰り返し見た。


 しまったなあ,こういうときにこそ,召還持ちのペットに空間を埋めて対抗してもらうのが正しい使い道であったのだ。後悔してもすでに時遅しである。次から気をつけよう。


 ちなみにこの白Lは、普段道端で遭遇する際には寝ているので対応は簡単だが、召還で呼び出された場合にはいやになるほど活発に動いてくれる。いろいろとやっかいである。

 これらの症状は、普通に『癒しの薬』一発で治ってしまうので問題はあまりない。ないのだが、繰り返されると正直うんざりする。


 さて、そうこうしているうちに、時間と共に、青Dやら白Lやら白Wやら、次々と面倒な連中が湧いてくる。さあ大変だ。

 とにかく召還元のオレンジpを倒さねば話にならない。

 ひたすらソーサラーに向かってつき進むが、このソーサラーがいやらしく、ショートテレポートを繰り返し、なかなか接敵できない。近づいたと思えばすぐに消えることを繰り返す。そのたびに召還が増える。いささか厳しいものを感じはじめる。ぐぬぬ。


 何回か追いかけっこを繰り返し、最終的に何とか尻尾を捕まえて仕留めた。オレンジpは,耐久性はたいしたことはないため、隣接して捕まえれば一瞬でけりはつく。

 後は残ったLやらWやらを追い詰めていく。ここから先は問題はない。この連中だけならば,例のごとく『邪悪存在退散のスタッフ』さんが有効である。できるだけ視野を広くとるため,広場の中央に出向いてスタッフを振りまくり,邪悪な皆様を一斉に消滅させる。
 どうだ,うわははははは。


 …この派手な笑いをしていると,いずれこのスタッフに退散させられるのは自分自身ではなかろうか,という気がしてしまうのだった。

拾い物剣客商売

 なお,召喚戦は、対応が面倒ではあるものの、敵が増える分ドロップが増えるのも事実だ。今回もいろいろと落ちているものを確認できた。

 ここで入手した拾い物をいくつか売る。
『オークスレイヤーのダガー『蒼隼』 (1d4) (+11,+9) (+2) {+速} 』
は2万(ここでの美術商の最高額)であった。

 他にも、いろいろと落ちていたものをこの階の店に売りさばくという商売をしていた。

 普段なら気にもしない指輪類や巻物類も、とりあえずこの街の店舗に持ち帰っては売りさばく。地味にお金にならないこともない。特にお金が必要というわけではないが、なんとなくこういったチャンスを逃したくないという貧乏性である。


 拾い売り物が結構たくさんあったためか、”この店にはもう置き場がない”旨の表示は出た。出たものの、それからしばらくしてもう一度出向くとスペースが空いていたりした。こちらには見えないが、一応リアルタイムでの売買があるようだ。地上の街と違って客はどこにも見えないため、おそらく通販で商売しているのだと思われた(もっとも、地上でも客が店舗に入っているという描写はないのだが)。

 地下の街には宿屋がない。なので、翌朝を迎えるということができないのだが、それでも時間は流れているようだ。


 落ちていた中でもっとも有効そうだった
『(破邪)バスタード・ソード『天燕』 (3d4) (+18,+11) (+1) {+腕耐r恐;麻視経|凍/邪デ死}』
は持ち帰り、一応保管した。精度がそこそこ高い。が、おそらく最終的には不要だろう。


 その後、あらためて地上から1階に入り、そのままじわじわと地下に進行した。目的は物資の補充である。大きなトラブルもなく、また特別に得たものもなく、地下19階程度に達したところで時間切れとなった。結果的に、補充はほどほどにできた気がする。

まとめ

 そんなこんなで、今週は『★ケレボルン王の鎖かたびら』を入手した。有効性の有無は別として、コレクションがまた増えたわけだ。そして部屋がまた少し狭くなったということでもある。

 そろそろ、明らかに不要な★装備を処分する時期に来ているのかもしれない。

第36週 忙しい日々

 週末はそれどころではなく何もできなかった。
 先週・先々週とかなり嗜んだので、それで善しとしたい。

第37週 下準備

 この週末も、なんだかんだで忙しく、地下に潜る時間をとることができなかった。

 その代わり、先日から考えていた”ロッドプレイ”の準備をした。


 ロッドで機能を代替できる薬や巻物を、すべてロッドに置き換えた。具体的には『スピードの薬』『癒しの薬』『体力回復の薬』そして『全復活の薬』である。これらを各々『スピードのロッド』5本と、『癒しのロッド』26本、『体力回復のロッド』5本、そして16本の『全復活のロッド』と置き換えた。薬が各々20キロ以上あったので、ロッドに置き換えることで多少軽減された。

 とはいえ、80服以上ある『経験値回復の薬』と90服以上ある『耐性の薬』、そして”重いけれども実はあまり食べない”『エルフの行糧』はそのままである。


 さらに、武器を交換した。必須の浮遊機能を持つ『★アランルース』さんはそのままにして、吸血武器の『切り裂きの大鎌(+2攻撃)』さんを、御大『★アウレハンマー』さんと交代していただいた。この状態でも打撃の合計値は900を超える。吸血機能はなくなったが、実験としては大きな問題はないだろう。これは、★装備の補助機能に期待したためである。今回は中でも特に『賢さ』へのサポートを重視した。


 いろいろと調整した結果として、重量が軽くなった(限界の197%)ため、加速が+29まで回復した。
 なるほどと思った。


 ついでに、せっかくのロッド実験なので『壊滅のロッド』7本を持ち運ぶこととした。何かいいことがあるかもしれない。確実性は低いが、せっかくの面白装備なので、たまにはバクチを打つのも面白かろう。何が起きるのか楽しみだ。7本もあればきっと何か面白いことがあるに違いない。

 割とたくさん溜まっている『ドラゴンブレスのワンド』もいいかと思うのだが、やや持ち物が増えすぎるきらいがあったので、今回は止めておいた。こちらについてもいずれこれだけで攻撃をする縛りなどで実験をしてみても良いだろう。

 ただ、このワンドはドラゴンの焔や冷気のブレスを吐くアイテムなので、せっかくのドロップが燃やされてしまうという問題点もありそうだ。これを考慮に入れると、あまり使わないほうが良いのかもしれないなあ。そうなると、貯めておく意味も実はないのかもしれない。

装備確認と調整

 あらためて部屋を見渡して、たぶん不要であろうという備蓄装備を処分する。こうした行為は、今週のような落ち着いた気分のときに行うのがよい。

『殺戮のバスタード・ソード『燦鷲』 (7d4) (+13,+12) {|凍}』
『人殺しのグレート・アックス (4d4) (+9,+9) (+2) {浮}』
『(防衛者)クォータースタッフ (1d9) (+10,+15) [+6] (+1隠密)』
『高速度のロングボウ『天狼』 (x3) (+14,+16) (+4加速) {|焼}』

 例のごとく、ほどほどの値段で売れる。


 さらに、頭部装備を
『☆鉄ヘルメット『サウアドリング』 [5,+20] (+3) {{+賢器魅r炎轟;感明(賢}}』
から、
『★スランドゥイル王の硬革帽子 [2,+11] (+2) {{+知賢r盲乱;感}}』
に戻した。

 この帽子は、テレパシー装備としてこのプレイ記録が始まる前の時期には必須のアイテムだったのだが、ACの低さから、しばらくご無沙汰していた。が、とりあえずこのロッドプレイにおいて、あえて採用させていただくこととした。

 これは、各種ロッドの発動のための条件の一つに”知能”がある(と予想される)ためである。現在の@の知能は40で、ほぼ最低値に近い。そこで、わずかでもサポートを願うことを試みて、この帽子を被ることとした。結果的に知能は60に上昇した。微々たる上昇ではあるが、ないよりはましだろう。ついでに”賢さ”も187まで上がった(ちなみにこちらは先述の通り『★アウレハンマー』さんにも+4サポートされている)。さすがエルフの王の装備である。


 反面、ACが146から134へと12も減ってしまった。鉄メットの『☆サウアドリング』さんはさすがに硬かったようだ。が、これについては、そこまで追い詰められることも少ない昨今であるので、まあ何とかなるのではないかと予想している。


 ちなみに魅力要素も***から200になったが、正直これはどうでもいい。この魅力値は、店での買い物価格に影響するという話ではあるが、いまさら買い物に金をケチる立場でもないからだ。1860万$を超えた財産を何に使おうかという感じだ。
 器用さは相変わらずカンスト***なので、打撃回数等についても問題はないだろう。


 ついでというかなんというか、この装備のおかげで、欠けていた盲目耐性も埋まった。革の帽子ということでACは低いのだが、性能自体は悪くないんだなあ、これ。あらためて感心する。

 これで『壊滅のロッド』が何かとんでもない効果(*破壊*とか)を発揮しても、それほど影響を受けなくなりそうだと思う。

まとめ

 と、ここまで準備はしたものの、実のところ、もうしばらくはどたばたした日々が続くので、実際にこの装備で潜れるのは少し先になりそうだ。

 いずれ余裕ができたらきちんと実戦で試してみたいものだと思う。

第38週

XとTiny

 今週も落ち着かず、本格的に潜ることはできなかった。

 その代わりといってはなんだが、XAngbandという、このTinyAngbandの元になったゲームを、少しだけプレイしてみた。


 初期状態は選択がいろいろ面倒だったので、とりあえず人間の戦士とした。これなら今のプレイと似ているだろう。


 で、地下1階2階と少し潜ってみた。

 同じといえば同じだが、違うといえば違う(階あたりのマップがTinyに比べてむやみに広いことは置いておく)。具体的には、なにかの影響で属性値が下がってしまった際に、それを治療してくれる店が地上にない。何かの薬で治さねばならないようなのだが、その薬が常に売られているわけではないので、その薬が出てくるまでじっと待たねばならない。なんとも辛い。

 店には『増強の薬』が売られていたりしたので、これはこれで嬉しいのだが、しかし高価なものであるため、その薬を買えるようになるのは、はるかな未来であろうと思われた。


 また、モンスターやアイテム類が、やはり指輪物語とは無関係なものが多く、いささか興が削がれた。指輪物語世界において、『日本刀』『六尺棒』みたいな東洋的アイテムが出てくるのはどうかという気がする。ここって東夷の国なの?みたいな。


 ほどほどにプレイして,止めた。

 そして,なるほどなあ,と思った。


 あらためて,いろいろ鑑みて、やはりこの”TinyAngband”はよくできている。

 一般的なシステム開発においても言えることだが、ゲーム開発においても、興が乗ってくると、ついついいろいろな機能要素を追加したくなるのは開発者の常だ。それによってある程度ゲームが面白くなる部分もあるのだろう。しかし、その追加部分が本質を外してしまっていたり、制御しきれなくなってしまったりしたら、そのゲームは”薄められた”ものになってしまう。


 このTinyAngbandは、もとの中つ国のAngbandから、なぜかロジャー・ゼラズニーの世界観を取り入れてしまったZangband、そしてそれをもう少し整頓したXangbandから作られている。


 日本には,複雑化したZangbandを、さらに”面白要素”を加えた「変愚蛮怒(へんぐばんど、と読むようだ)」というバリエーションがある。正直、これは『指輪物語』が好きなプレーヤーからすると、やや”げんなり”せざるをえない。あの世界の中に『石仮面』とか『超人ロック』とか『ガチャピン』とかが出てきても、『はあ』としか言いようがないためである
 自分はJOJOもロックも大好きではあるが、”それはそれ、これはこれ”,である。


 一方、一部の人たちは、むしろゲームをシンプルにすることを試み始めた。その結果がこのTiny版である。

 削って削って作っているだけに、ゲームとしてとてもよくできていると思う。ユーザが注意すべきパラメータはまだ多い印象はあるものの,それでもオリジナルに比べてかなり減っている。基本は”耐性スロット埋めゲーム”のままではあるものの,細かすぎる枝葉末節ではなく,まだプレイ自体に集中できる水準に抑えられていると思う。


 また,ユーティリティ的には,ステイタス異常を直してくれる店や,ダンジョンの中に直接戻してくれる店,武器や防具を程よく鍛えてくれる店があるなど,必要なところにうまく手が届いている感じがする。


 とにかく、全体的に、”うまくできている”ゲームなのだ。

 個人的に何よりとっつきやすかったのは、初期状態ですでにrogueのキーバインドだったことだ。
 このプレーヤーは、自宅でも職場でもHappyHackingKeyboardのユーザなので、テンキーなるものには縁がない。多くのangbandヴァリアントが、キーバインドの初期値をテンキー利用としているのだが、おかげでこのプレーヤーは初期状態ではまともにプレイできないことが多い。プレイ中のカスタマイズで簡単に変更できる設定ならよいのだが、そのカスタマイズ自体がわかりにくいものも多く、結局しばらくプレイしてやめてしまうことになる。

 ところが、このTinyAngbandは最初からデフォルトがrogueキーバインドだったので、rogueプレイヤーとしては特に何も考えることなく入り込めたのだった。hjklでの上下左右移動と、yubnでの斜め移動が、何もいじらずにできるというだけで、とても気が楽だった。


 また、本当の意味での「斜め移動」ができるのもうれしい。rogue系のゲームでは「斜め移動」が必須であるが、実は本家rogueでは、斜め移動ができるのは部屋の空間の中だけで、廊下が太くなっていても斜めに移動ができない。また、部屋の出入り口についても、@を一度正面に位置づけないと入ることができない。一方で、このTinyAngbandでは、そうした制限がなく、どこでも斜め移動が可能である。rogueほどシビアな移動距離計算をしないゲームではあるものの、こういうところはありがたい。


 強いて辛い点があると言えば、このゲームに向いた”遊び方”が,あくまでタイムアタックプレイに絞られている点だろうか。

 このプレイ記録のように、宝物を求めてひたすら彷徨うようなプレイもシステム的には一応可能ではある。可能なのだが,まじめにプレイすると,実は,ダンジョンに潜って敵を倒す,というゲーム面においては割とあっさりと終わってしまう。倒すべきユニークもそれほど多くない。あとは割と単調な”宝探しゲーム”になってしまう。実はこのプレイ記録の@も,記録が始まったときにはすでに,ラスボスを倒せる程度の実力を備えていたりした。でも,”宝物”も見つけたかった。単にプレイするだけでなく,”刺激”を見出したかった。だからこその裸一貫プレイだったのだ。


 もちろん,それはそういうものなのだ。”タイムアタック”という目的のために作られたゲームなのだから。世界にはこのゲームを物理的な2時間でクリアした人もいるそうなのだ。2時間だよ,たった2時間。すごいね。

 もちろん,だらだらと300日もやっている自分がおかしいのだけど、2時間というのは余程のものだ。幸運と実力の両方が揃わなければ実現不可能だろう。


 とはいえ,自分のような”のんびりプレイヤー”にも、もう少しだけ深く楽しめるような要素が欲しいと思わなくはない。誰もがみな『一刻も早くゲームをクリアしたい』と願うばかりではないためだ。むしろ、自分はこのゲーム世界を”愉しみたい”のだ。

追加機能を考える

 もちろん、一度シンプルにしたものにもう一度要素を加えるというのは、また微妙な感じになるわけなので、追加は最小限にとどめたい。

 たとえば,こんなのはどうだろう。

・『増強の薬』がない分、『レベルアップの薬』の効果を、『レベル50(最大値)の健常時に飲む場合に限り、ランダムに属性値のいずれかのベースがランダムに2d2アップ』する。これは以降恒常的に継続する。

・『体力回復の薬』については、体力が最大値の場合に飲むと、基本体力のベースが恒常的に”+1”される(rogueと同じ実装)。『*体力回復*の薬』については「1d5」とする。なお、『体力回復のスタッフ』や『体力回復のロッド』ではこの効果はない。

・『スピードの薬』を飲んでの一時加速と、『★・☆の特別製装備』の始動機能による一時加速は別物として扱って、同時に発動している場合には速度を加算する(バリエーションの中には確かこうした感じの実装もあったはず)。これは、そもそもが神様の賜りものである”特別品による加速”は、通常の”薬による身体強化による加速”とは、その「原理」が異なると考えられるためである。
#ちなみに,これが実装されると,発動機能が”加速”である『★トゥルカスの指輪』の装備意義が各段に増える

・人形から作り出す仲間のモンスターを連れて帰れるようにする(お金を出してペットの面倒を見てもらう”ペットセンター”の実装とかどうだろうかと思うが,まあこれは余計かもしれない)

・『マゾム館(博物館)』を設け、そこに使わないであろう『★特別製』アイテムを寄付することができる。良いものを寄付すると、”評判値”が上がり、いろいろな人物が見物にやってくるという設定だ。

 運がよければ、一連の”中つ国物語の中の名のある人物”が見に来てくれるかもしれない。裂け谷のエルフの名前のある人とか、旅の途上の13人のドワーフとか。あるいは、ものすごく有名になったら、もしかしたらエルロンド様とかガラドリエル様とかがお立ち寄りになる可能性もあるかもしれない。もし『一つの指輪(!)』とかが陳列されていたら、確認するために灰色のガンダルフも必ず立ち寄るだろう。サルマンさんなんかは悔しがりそうだ。
 ゲームのクリアには関係はない要素だが、尋ねてくる人が増えたら@の「名声」パラメータが上がる、ということで嬉しいこともありそうだ。

 なお、(結構な額の”寄付金”によって?)一度寄付したものを取り返すことも可能である(これは指輪物語中のビルボもそうしている)。
#これもどこかのヴァリアントに実装されていたかもしれない

・『★フェアノールブーツ』の加速はオリジナルと同様に+15とする(+13くらいでもいいかも?)。靴装備なので、加速+10のロングソード『★リンギル』や同じく加速+10のクロスボウ『★クブラゴル』よりも、一層加速に特化した感じを出したい。そもそもが極端に珍しいアイテムであり、普通にプレイしていればまあ出会わないわけなので、見つけたときの喜びを考えると、Tinyであってもやはりそのくらいの性能でもいいんじゃないかと思う。

・ラスボスのいる階層をやや下げて地下40-50階程度にする。それに伴い中間層から深層モンスターの強さも”多少”増強する。ただし,オリジナルAngband類の下層域にいるとされるような”不条理に強い”モンスターや、設定がずれる敵(天使とか)は設定せず,あくまで現状の戦闘ベクトルの”階の深さに応じた延長線”上にあるものとする。もしかしたら、これはすでに実装されているのかもしれないが、ラスボスのモルゴスさんがが地下27階と決まっているので、そこから先には潜れないし、一般的にはそこでゲームが終わるので、普通はそれ以降は潜らないのだ。
 また、ラスボス討伐後の隠しステージとしては、地下100階くらいまではあってもいいと思う。
・これに伴い、レベルの上限を現状の「50」から上げる。現状の延長線上でのレベルアップでもよいし、何か特別なイベント・アイテムによるものでもよい。

 こんなところでどうだろうか。

 あとは強いて言うなら

・ブーメランタイプの投擲武器武器の実装、ないしは自動的に戻ってくる矢弾の実装(☆扱いでいいと思う)
・貫通するタイプの矢弾の実装(こちらは「高級品」扱いで)。アーチャーには必須だと思う。
・ムチの攻撃効果を、ムチらしく前方の幅3マスを有効範囲とする。レベルが高いムチの場合にはもう少し広範囲に広げてもいいかもしれない。ただし、これではムチが強くなりすぎるので、使える職業に制約があってもよいかもしれない。
 とはいえ、もともとこの中つ国世界でムチという武器がどの程度使われているのかわからないので、そもそもこの武器カテゴリをなくてしまうという方が、より「らしい」かもしれない。

などがあるが、まあ要素として余計といえば余計なものだ。


 ちなみに『願いのスタッフ』に関連したバグ?は直さなくてもよいだろうと思う。あれはあれである種の”趣”があるからだ。いろいろな実験に使えるし、なんといっても楽しい。実際、あれは半ばはデバッグ機能として残してあるのだろう。通常のタイムアタックプレイには関係がないものだ。


 いつかソースコードを眺めて、運よく理解できるものなら自分で実装してみたいものだ。

年齢と時間

 そういえば、プレイを始めてすでに実時間では1年以上が経過しているが、@の年齢は15歳のまま変わっていないことに気がついた。

 そういうものか、と思ったのだが、確認したところ、実はゲーム内の日付では、まだ313日しか経過していなかった。なるほどなあ。もしも365日以上経過したら、この@の年齢の数値は一つ上がってくれるのだろうか。

 プレイ日数であと50日程度である。どうなるだろう。楽しみだ。

経験値感慨

 経験値が855万まで溜まっているが、特に良いことも悪いこともないようだ。

 ネット上で拝見するこのTinyAngbandでのプレイ記録の中には、タイムアタックプレイで,レベル30程度で経験値が1400万、などという”とんでもない数値”を見ることがあるのだが、これはどういうことなのだろうか。単に古いバージョンだから、ということなのか?


 などとぼやいているところで今週も終わりである。
 来週くらいには地下に戻れるかなあ。まだ無理かな。

第39週 遠景

 先週と状況は変わらない。地下に潜るどころではない状況が続く。
 例年、1月末から2月いっぱいくらいはこんな感じが続く。のだが、今年は特に傾斜が急だ。

 ダンジョンがだんだん遠くなる。

 すぐ近くにある世界のはずなのに,どうしてもたどり着けない。

 みんな元気かなあ。友達いないけど。


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