TinyAngband日記 第15巻

第150週

親類縁者登場!

 突然ではあるが「ホビットのプリースト」が登場する。

 なぜこの段階で新@を、ということなのだが、それは「プリースト」という職業を体験してみたかったためである。

 ネット上で得た情報では、魔法を使うことについては”他の職業よりも上手”という話だった。

 プリーストは「生命の魔法」だけが使える魔法使いである。
 このTinyAngbandには、どういうわけか「完全な魔法使い」つまり、2領域の魔法の両方が使える職業というものが存在しない。ちなみに、もう一方の「仙術の魔法」だけが使えるのは「メイジ」と呼ばれる職業である。ついでに言うなら、魔法も武器も使わずに己の五体だけで戦う職業(格闘家)の人もいない。

 この「TinyAngband」は、rogue like界隈では初心者から上級者まで楽しめる良くできたゲームだと感じているが、これらの「職業」がないのは、いささかもったいない設定だとは思う。

 それはともかく、なんとなく、「プリースト」ということで、種族はホビットにしてみた。そう、あのホビット族だ。


 名前はトムワイズ


 あの有名なホビット、サムワイズ氏の親類縁者である。
 サムワイズ氏に似た、朴訥だが正しい考え方をする力を持っている@である。同じ一族なので、そういうものなのだろう。ホビットというのは総じて驚嘆すべきものだと、あのガンダルフも言っていたような気がする。

 サムワイズ氏がフロド・バギンズ氏とともに旅立って世界を救ったのは有名な話だ。しかし、このトムワイズ氏の冒険はこれまであまり語られてこなかった。

 そして、どういう経緯かはわからないが、このホビットは、ちょっとした魔法を使う「治療師」、すなわちこの世界でいうところのプリーストを生業にしていた。とはいえ、この段階ではまだ「素質を示した」という程度の水準である。

 おそらくだが、この「治療師」という職業の選択については、ホビット荘全般にあったであろう、ガンダルフとの交流からの示唆や、もしかしたらちょっとした”手ほどき”もあったのかもしれない。

 なんといっても、おそらくは千年以上をかけて考案された彼の計画は深く大きく、トールキン教授が伝聞で書かれた(ということになっている)「指輪物語」の本編だけで語りつくせるものではなかっただろうから。

 きっと、あの物語(や、あの物語の前の出来事を綴った様々な”物語”も含めて)に語られていない手をたくさん打っていたのに違いないのだ。

 このホビットも、そんなガンダルフの語られなかった多くの働きの一つに関連していた”可能性”がある。まずはそう思ってほしい。

神様の啓示

 そんなトムワイズ君が、ある時、大神ネスサ様よりご下命を賜った。

 なぜあえて辺境のしがない一ホビットに対して神様が直接ご対応されたのか、ということだが、ここにはおそらく理由がある。

 この件の中つ国での現場担当者の「イスタリ」ガンダルフは、当時、例の「指輪」に関連したフロド・バギンズ氏の案件で手一杯であったため、こちらのホビットについては例のごとくいささか忘れていた、ないしは戦局のタイムスケジュールが押してきていたため、成長に時間がかかりそうなこちらの@については”戦術選択肢”としてはあえて放棄していた節があったのではないかということが一つ。

 なんといっても、あの戦いは、途中からずいぶん急激に忙しくなっていたので、あのタイミングで使える戦術を採用した結果があの皆様ご存じの「指輪物語」だったというのが実態であり、それ以外にも利用可能な戦術の選択肢は実はまだいくつか残されていたのではないか、という推測である。

 また、本来派遣されていたはずの”協働担当者”であった青のイスタリ2名は行方不明、茶色のイスタリは任務に消極的ないしは放棄、白のイスタリに至っては明確に業務妨害に回るなど、本件はいささか混迷の度を増していたということもある。

 そのため、見かねた神様が、直接このトムワイズ氏に啓示を与えたように見える。言ってしまえば、上司がこっそりと部下の仕事に”助け舟”を出していたということなのかもしれない。


 さらに、神様曰く、
「”冥王モルゴス”の復活を阻止せよ!

とのことであった。

 よく見ると、なんとあのサウロンどころではなく、より脅威度の高い「モルゴス」である。

 元来の出自が下級神のサウロンとは異なり、モルゴス(メルコール)は本来超一級の神様だ。かつて主神であるエルに反旗を翻し、中つ国を思うが儘に作り変えたわけだが、それに対する神々を含めた闘いの結果、敗北し、虚空に隔離されていたはずだ。
 その冥王モルゴスが復活してくるというのは、実のところ魔王サウロンの中つ国世界征服どころの話ではない。この宇宙全体への脅威である。

 確かに、これはガンダルフ氏の進めている案件とはやや筋が異なるというか、次元の違う話のように見える。

 そして、この件は、事実上、中つ国での現場担当者がいない案件なので、イスタリの上司である神様が、こっそりとかつ直々に指示を出していたのだろうと推測される。


 そんなこんなで、このホビット荘の片隅に住んで平和に暮らしていた治療師に、神様からの白羽の矢が立ったのであった。なかなか壮大かつ大変な話である。

 啓示を受けたこの小さな人は、さっそく旅の準備をし、ある晩の深夜、一人静かに住み慣れたホビット荘を出た。そうした隠密行動はホビットにとってはお手の物だ。書置きは残してあるので、あとは何とかしてもらえるだろう。

 果たしてこの@が故郷に戻ってくることができるのかどうか、それはわからないが、自分の中では「きっとなんとかなるのではないか」という気もしている。

 この@にはどういうわけか仲間はおらず、たった一人での旅路だった。神様は今回はそれで十分だと判断されたようだ。任務の性質上、何をおいても目立たぬことが重要だったのだろう。少し寂しい気もしたが、その都度神様から勇気をいただいて進んで行った。

 村を離れ、庄境を超え、あの有名な宿にも泊まり、その後の旅の過程で様々な人々との出会いと別れを経た後に、この森の中の小さな街にたどり着いた。

 ちょっとした小さな街ではあるが、何か妙な印象もある。

 街の真ん中には見るからに怪しい穴が開いている。そこには誰も近づかないようだ。穴の中はかなり広いとのことだが、誰もそのすべてを確かめたことがないという話だ。しかも、中からは時折何者かの気配が感じられる。怪しいこと限りない。

 どうやらここが問題の場所らしい。

 そこで、このホビットは、街であらためて装備を整え、最後に腹ごしらえをして(これはホビット的にはとても重要)、小さな松明の灯とともに地下へのトンネルに入っていった。たった一人で。

 果たして、このホビットのプリースト氏の冒険はいかに!

@の生成について

 という感じでこのホビットは冒険に出ていったわけだ。

 実は、超絶家柄の良いホビットを作ろうとしたのだが、これがまた社会的地位で「100」が出現しない。その代わり、反対の1は実によく出てくる。

 ハイエルフの時には100も割とよく出てきたことを覚えているので、この数値、もしかしたら種族で範囲が定まっているのかもしれない。だとしたら、なんだな微妙な感じだ。

 かなりの回数を繰り返して、ようやく”1回だけ”100という数値が出てきたので、その際の文言を確認してみたが、ホビットの長の一粒種、という書かれ方をしていた。一応設定的にはあることはあるのだな。

 だが、この目立たず隠れて任務を果たすべきホビットの守護神としては、レベルアップと共に「隠密行動」に+の効果をいただけるネスサ様が望ましかった。ということで、他の守護神の下の100という数値はスルーせざるを得なかった。

 不思議なことに、1はよく出てくるのだが、その代わり、2や3は決して出てこないようだ。なんだろう、これ。何か決まった数値のシードがあるのだろうか。

#これは後日の観察で誤解であることが分かった。後日、別な@を作るときによく見たら2も3も普通に出ていた。このときはプレーヤーの”意識の目”にとまっていなかっただけのようだ(と思う)

 また、社会的地位が60前後の設定だと、どういうわけか「盗人のホビットの一家」の出身ということになってしまうことが何回かあった。これもなんだか変な気がしたので、採用するのはやめておいた。あの勇者サムワイズ氏の親類一家が、よりによって盗人というのはいくらなんでも許容できない。どういうフレーバーテキストなんだ。

 そんなこんなでかなりの試行を繰り返しつつ、最終的には何とかネスサ様の守護で社会的地位が69、戦士の子供という@を生み出すことができた。あのホビットにも「戦士」という職種があったというのは初耳だった。「戦士」の子供が「治療師」というのは妙な感じがしないでもないが、そういうこともあろう、という程度に考えていただきたい。もともとホビットは戦いに向いた種族ではない。

 ということで、この週は@を作成するところでほぼ終えた。ランダム要素のあるキャラクター作成で、守護神と社会的地位などをあえて選ぼうとすると、割と手間がかかったというのが感想だ。 

 ということで、現状、こんな感じの@となった。

ホビット プリースト 信者 レベル 1 経験 0 $ 449 \ 腕力 : 13 知能 : 6 賢さ : 18/20 器用 : 18/20 耐久 : 18/10 魅力 : 14 AC( 2) HP 26/ 26 MP 19/ 19 名前 : トムワイズ 性別 : 男性 年齢 29才 腕力 : 13 種族 : ホビット 身長 99cm 知能 : 6 職業 : プリースト 体重 29kg 賢さ : 18/20 魔法 : 生命 社会的地位 69 器用 : 18/20 守護神 : ネスサ 耐久 : 18/10 魅力 : 14 打撃修正 (+4,+0) HP 26/ 26 打撃攻撃 :良い MP 19/ 19 射撃攻撃 :大変良い 打撃回数 2 魔法防御 :超越 平均ダメージ 10 レベル 1 隠密行動 :卓越 経験値 0 射撃修正 (+4,+0) 最大経験 0 知覚 :普通 射撃倍率 x0.00 次レベル 13 探索 :普通 射撃回数 0.00 所持金 449 解除 :良い 魔法道具 :大変良い AC [0,+2] 日付 1日目 6:00 加速 (+0) プレイ時間 00:00:50 赤外線視力:40 feet 名前 : トムワイズ 性別 : 男性 年齢 29才 腕力 : 13 種族 : ホビット 身長 99cm 知能 : 6 職業 : プリースト 体重 29kg 賢さ : 18/20 魔法 : 生命 社会的地位 69 器用 : 18/20 守護神 : ネスサ 耐久 : 18/10 魅力 : 14 (キャラクターの生い立ち) あなたは戦士のホビットの何人かの子供のうちの一人です。あな たは一家の誇りです。あなたはブラウンの瞳と波打ったブロンド の髪を持ち、透き通るような白い肌をしています。 …あなたは現在、地上にいる。 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 16 -2 -1 0 13 ............. 知能 8 1 -3 0 6 ............. 賢さ 16 1 3 0 18/20 ............. 器用 16 3 -1 2 18/20 ............s 耐久 17 2 0 0 18/10 ............. 魅力 11 1 2 0 14 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : ............. 加速 : ............. 耐麻痺 : ............. 耐電撃: ............. 反射 : ............. 透明視認 : ............. 耐火炎: ............. 魔法道具: ............. 生命保持 : ............. 耐冷気: ............. 火オーラ: ............. テレパシ : ............. 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: ............. 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: ............. 魔力減少: ............. 急回復 : ............. 耐盲目: ............. 乱テレポ: ............. 浮遊 : ............. 耐混乱: ............. 反テレポ: ............. 永遠光源 : ............. 耐轟音: ............. 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ............. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) \ 右手 : メイス (2d4) (+0,+0) 6.0 kg b) & 左手 : (なし) 0.0 kg c) & 射撃用 : (なし) 0.0 kg d) & 右手指 : (なし) 0.0 kg e) & 左手指 : (なし) 0.0 kg f) & 首 : (なし) 0.0 kg g) & 光源 : (なし) 0.0 kg h) & 体 : (なし) 0.0 kg i) & 体の上 : (なし) 0.0 kg j) & 頭 : (なし) 0.0 kg k) & 手 : (なし) 0.0 kg l) & 足 : (なし) 0.0 kg a) ? 生命の魔法書[一般祈祷] 1.5 kg b) , 5つの 食料 2.5 kg c) ! 体力回復の薬 0.2 kg d) ~ 7つの 松明(2500ターンの寿命) 10.5 kg

二つの知能

 スタート段階で「賢さ」と「器用さ」と「耐久力」が18を超えているのはなかなかすごい気がしてきた。すごい素質だ。

 ここでふと思ったのだが、以前から謎だった「知能」と「賢さ」の違いは、もしかしたらだが、心理学でいうところの「結晶性知能(静的で抽象的な思考能力など)」と「流動性知能(動的で瞬間的な対応力など)」の違いを意味しているのではないか、という気がしてきた。

 ホビットは、インテリ的な意味での「知能や知識」はあまりないかもしれないが、その場その場で正しく判断・対応できる「対応や適応」においては、中つ国の種族の中ではピカ一だと思われる。ビルボもフロドも、もちろんサムワイズも、場面場面で”正しい判断”ができていたからこそ、任務を達成できたのだ。
 その意味で、流動性知能であるところの「賢さ」がとても高いというのは、いかにもホビットらしいのであった。

 さて、ここから、お金をかけて装備をそろえた。幸いにも、この@は社会的地位が多少は高いので、お金的には少し楽だ。

a) \ 右手 : メイス (2d4) (+0,+0) 6.0 kg
b) ) 左手 : 金属製スモール・シールド [5,+0] 3.3 kg
c) } 射撃用 : ショートボウ (x2) (+0,+0) 1.5 kg
d) & 右手指 : (なし) 0.0 kg
e) & 左手指 : (なし) 0.0 kg
f) & 首 : (なし) 0.0 kg
g) & 光源 : (なし) 0.0 kg
h) ( 体 : 硬革よろい (-1) [6,+0] 5.0 kg
i) ( 体の上 : クローク [1,+0] 0.5 kg
j) ] 頭 : 硬革帽子 [2,+0] 0.8 kg
k) & 手 : (なし) 0.0 kg
l) ] 足 : 硬革ブーツ [3,+0] 2.0 kg

 これでACが19まで上がった。微々たるものではあるが、出発点としては上出来だ。

 今週は以上である。
 この@はまたいつの日にか登場することになるだろう。

息子記録

 息子その1もプレイをしていた。
 レベルは33。地下18階で戦っている。
 だが、このレベルにして耐性も少なく、また装備も比較的貧弱だ。

 今回の目玉は、実は地上での装備強化だった。

「気合と根性」を口にしつつ『防具強化の巻物』と『精度強化の巻物』等で、ひたすら装備の強化を試みたのだった。

 気合の成果というべきか、『上質クロスボウ(+8,+7)』を連続で(+10,+10)まで鍛え上げていた。
 これはなかなかものだ。

 防具のほうも、巻物で(+9,+9)程度まで上げていた。

 さらに、その後地下18階で拾った防具強化の巻物で、鉄鋲靴(+6,+9)を(+6,+10)まで上げることに成功していた。

 なかなかやるな。
 気合と根性を唱えて実際に何とかしてしまうところなど、父とそっくりである。

 器用さが高いためか、『周辺感知のロッド』が割と普通に使えているのはすごい。ハーフオーク戦士だとこの辺りの魔法道具はけっこうスカりが多い。

 この週はこんなところで終えた。

第151週

一年間

 この週は実験を行ってみた。

 そもそもの初めの@であるDr.Whoなのだが、ゲームを開始して以来(地下に初めて潜って以来、というべきか)”ゲーム内時間”でほぼ丸一年間が経過しようとしていた。

 このゲーム内での時間経過に、果たして意味があるのかどうか、よくわからなかった。

 そもそもの最初に神様が@達に伝えるには、冥王モルゴス復活の兆しがあるので、それと未然に防ぐように、というご下命だったように思う。

 ということは、もしかしたら、だが、一年365日という時間が過ぎてしまうと、モルゴス大魔王が復活してしまう、ということがあったりしないだろうか。

 もしもご本尊が本気で復活してしまったら、おそらくこの@などではとても防ぐことはできないのだろう。だから、本格的な復活前に倒しなさい、という話だったのだと思う。なんといっても、この世界での@のレベルの上限は”わずか50”なのだから。
 本気で復活した神様の「レベル」なぞ、そもそも数値で計測できるようなものではないだろう。

 ゲーム開始当初にはそうした時間制限のお話はなかったように思うが、そもそもこのゲームはタイムアタックゲームだ。ユーザに伏せられた状態で、時間の罠が張られていたりしないだろうか。
 そのあたりが少し心配になった。
 この@とプレーヤーはまだまだ知らないことが多くあるのだから。

 そこで、Dr.Whoの最新データをコピーして世界を分岐させた。その分岐並行世界にて、地上の宿屋に数日間宿泊することで時間を経過させ、世間がどうなるのかを確認してみた。

 現在この@は開始以来363日が経過している。
 そこで、とりあえず一日、二日、三日と続けて日を無為に過ごし、状況を観察した。
 一年の終わりが近づいてきても、特に問題はない。警告もなされない。

 ちなみに、このゲームは、一泊すると12時間程度が過ぎるようだ。宿へのチェックインからチェックアウトまでが12時間ということなのだろう。つまり、丸一日を無為に過ごすためには、件の「ビールとつまみが名物の宿屋」に2連泊する必要がある。

 そんなこんなで、@は宿屋の常連となった。ひたすらぐびぐびとビールを飲みまくる。15歳だけど、この世界には飲酒を年齢で制限する規則はないようだし、そもそもが百戦錬磨のこの@、ビールごときでどうにかなるとも思えない。

 飲んだら歌う。テーブルのステージで歌いまくる。ノリノリの15歳君主である。若さも相まって、結構世間的な人気もあるようだ。意外に歌も上手いのかもしれない。歌って踊れる王様だ。いいね。

 これまでずっと戦い続けてきたのだから、たまにはこういう休息も悪くはないのだろう。この宿にはきっと大きな風呂もあるに違いない。身体をのんびり休めるがよい、ハーフオークの戦士よ。

運命の日

 そして、そんなリゾート気分でついに運命の365日目を迎えた。

 特に何も起きない。

 むう。

 だが、まだ一年が終わったわけではない。
 もうそこで一泊した。


 朝が来た。

 日付は、366日目を示している。
 そして、特に何も起きない。

 ということは、「一年限りの時間縛り」という制約条件はおそらくないのだろう。

 少しほっとした。
 まだこの世界でゆっくりさせてもらってもよいのかもしれない。

折れたる戦士の復活

 そこで、この世界を本進行の世界と定め、少し潜ってみた。
 地下24階である。
 英気を養い、元気いっぱいの@だ。

 すると、こんなものを拾った。ちなみに例の『エルフソード』で*鑑定*済みだ。こういう時には便利だ。

『(聖戦者)折れた剣 (2d2) (+9,+6) [+2] (+2) {+賢r恐;視祝/邪デ死(知}』

 へえ、折れた『聖戦者』さんにははじめてお目にかかった。
 なんだかすごい気がした。こういうこともあるのだなあ。

 というか、このすごい『聖戦者』さんをへし折るとんでもない何者かが、かつて(なのか今現在も?)ここにいた、ということなのかもしれない。それは、ある意味とても恐ろしいことだ。正直、あまり考えたくないなあ。

 もしかしたら、サウロンの指を例の指輪ごと切り取った、あの『折れた剣』なのか、とも思ったが、『★固有名詞』ではないので、おそらく違うのだろうと判断した。

 ともあれ、これを地上に持ち帰り、武器匠にて修理を依頼した。
 21000$という結構な額の修理費用が請求された後に、このようなものとして再登場したのであった。

(聖戦者)マン・ゴーシュ (2d5) (+10,+7) [+2] (+2) {+賢r恐;視祝/邪デ死(知}
それは賢さに影響を及ぼす
それはデーモンに対して聖なる力を発揮する。
それはアンデッドに対して聖なる力を発揮する。
それは邪悪なる存在に対して聖なる力で攻撃する。
それはあなたの知能を維持する。
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは神に祝福されている。

 へえ、この方、左手(正確には「非利き手」)用の剣の「マンゴーシュ」だったのか。『折れた剣』というのはいろいろな武器の「折れた表現」なのだな。

 ちなみに、打撃力は763となっているのだが、これは修理前とそれほど大きくは変わらなかったような気がする。つまり、今のこの@の打撃力の大きさは、武器の強化数値ではなく、そのほかの装備による魔法チックな「精度と打撃力サポート」にほぼほぼ依存する、ということのようだ。剣自体が2d2だろうが2d5だろうが大差はない。

 おそらくだが、1d1のただの「ひのきの棒」であっても、並みの戦士の使う『苦痛のグレイブ』くらいのとんでもない打撃力をたたき出すことだろう(実際、この@がしばらく前に『苦痛のグレイブ』をメインウェポンとして使っていた時の打撃力は700程度だった)。

 なんとなく納得したので、これを美術商に持って行ったところ、買値は3万$の最高値となった。修理込みの差し引き金額で、珍しく黒字である。ちなみに、売値は5万6千$程度であった。さすがに『聖戦者』さん、いいお値段である。

その後

 さらに、この後、タイタンと戦ったりワイバーンピット崩れ(一部が池で破壊されていたワイバーンピット)と戦った。

 ワイバーンピットは早々に平らげた(実際、冷気と電撃の免疫があるとワイバーンはまったく敵ではない)のだが、残念ながらこれというアイテムが手に入らなかった。

 そこで、ご近所に佇んでいた「キリス・ウンゴルの番人」にいろいろとモンスターを召喚していただき、さらにアイテムの収集を試みた。

 そうこうしている間に、その番人が「ソーサラー」を呼び出したりしたこともあり、さらに混迷の度は深まっていく。


 結局、かなり長い間このドタバタ物資収集作業を行った。

 当初は食料を持っていなかったこともあり、空腹との戦いかと思われていたのだが、召喚モンスターとドタバタしているうちに、彼らがお昼ご飯として持っていたものなのか、あたりに食料がたくさん転がっていることになり、実質的に食糧問題は解決してしまった。これはありがたいことだった。

 さらに、ソーサラーがソーサラーを呼び出したりなどなどでエライことになった。

 最盛期にはソーサラーだけで3人とキリス・ウンゴルの番人が一体、という感じだった。いろいろと召喚がなされたが、まあ今のこの@にとっては、どれだけモンスターが出現しても「遊園地」のようなものだ。そう、範馬勇次郎にとって、現実の戦場がスリリングに楽しめる「遊園地」だったことと同じ話だ。

 最後には、例のごとくテレポートさせられた@が勢い余って最後のソーサラーを倒してしまい、無事イベントが終了した。


 結果的に、以下のような☆装備が登場した。すべて『エルフソード』で*鑑定*している。時間はかかるが、現場で事実上無制限に*鑑定*ができるというのはありがたいことだ。

☆鉄冠『クリスコスト』 [0,+20] (+4探索) {+器探r酸冷恐;遅}
それは器用さに影響を及ぼす
それは探索能力に影響を及ぼす
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは酸への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

☆ガントレット『フィアデロス』 [2,+16] (+4赤外線視力) {+知赤}
それは知能に影響を及ぼす
それは赤外線視力に影響を及ぼす
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

☆軟革ブーツ『ドゥアバラド』 [2,+15] (+4) {+腕r電[魔}
それは腕力に影響を及ぼす
それは電撃への耐性を授ける。
それは反魔法バリアを張る。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

☆グレート・ソード『フィンヴィスタ』 (3d6) (+18,+16) {r電盲獄;視|電切/竜}
それは電撃によって大きなダメージを与える
それは非常に切れ味が鋭く敵を切断することができる。
それはドラゴンに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは電撃への耐性を授ける。
それは盲目への耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

☆スリング『ブルイラス』 (x3) (+14,+18) {r電暗;倍射}
それは電撃への耐性を授ける。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは矢/ボルト/弾をより強力に発射することができる
それは矢/ボルト/弾を非常に早く発射することができる
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なんとまあ、武器と飛び道具と、頭&手足の先の一通りの防具装備が出てきたが、総じて、「これはすごい!」というものはなかった。まあ仕方がないだろう。
 スリングとしては最後の『☆倍射スリング』はすごいものだが、今さらスリングは使わないのでいかんともしがたい。

 このあり余る☆装備を、他の@に譲ってあげたいと激しく思うハーフオーク戦士@であった。

 実際、同じ世界で戦う@同士での道具の融通はあってもよい気がする。
 例えば、ある@1が店に装備を売り払ってゲームを終わった後に、同じ村にいる別の@2を呼び出すと、その@1が売ったアイテムが店に並んでいて、@2がそれを購入できるような仕組みはどうだろう。
 こうすることで、あのハーフオーク戦士の有り余る『☆アイテム』を、他の@が有効に活用できるようになるだろう。

 どうやって実装するのかはよくわからないけれど、いつか何とかならないだろうかと思うプレーヤーであった。

圧縮と改善

 そんなプレイの途中、

アイテム情報を圧縮しています...

という表示が出てきたのだが、これが何を意味するものなのか、@にもプレーヤーにもよくわからないのだった。「ゲーム世界」の話というよりは、「ゲームシステム」の話のような気がした。@はもちろん、プレーヤーが知るべき情報なのかどうかもいささか疑問だった。

 なお、これらのドタバタ騒ぎの途中、落ちていた巻物で防具を少しだけ改善することができた。

『☆ミスリル製鎖かたびら『ハヌバラド』 (+6,+25) [20,+10] (+3) {+腕具r獄}』

『☆ミスリル製鎖かたびら『ハヌバラド』 (+6,+25) [20,+11] (+3) {+腕具r獄}』

 これはうれしいことだと思われた。
 今週最大の成果は間違いなくこれだった。

恐るべきお人形

 戦いの後に落ちていた『恐るべき獣の人形』を壁に向かって投げたところ、無事にペットとして出現した。
 そこで、オログの皆さんなどと戦ってもらったところで、ペットの体力がかなり減った。
 そのままにしておいても復活しないことはないが、かなり時間がかかる。

 そこで、戦闘中に見ていたネット上の記録を参考に、ペットを近くに寄せたうえで、『体力回復の薬』を近くの壁に投げつけたところ、少しではあるが、ペットの体力が回復した。
 なるほど、こういう方法もあるのだなあ。

 この頼もしい仲間を連れ帰ろうといろいろと努力はしたが、やはり無理であった。
 このゲーム、そういう実装はないのかもしれない。やはりここも惜しいところだと思った。
 いつの日か、隣にいるキャラクターくらいは一緒に帰れるようにしてみたいものだ。

時間と年齢

 ちなみに、一年365日が過ぎても、@の年齢は15歳のままだった。そうなんだ。というか、きっとそのあたりの細かい仕組みはないんだな。
 だって、本来タイムアタックゲームなんだから。

 なんだかループ世界を生きているようだ。きっとこの@はいつまでたっても15歳なんだろう。明日は学園祭の初日に違いない。

 もしこのゲームに、時間進行でラスボスの強さが変わる(開始からの時間が経つほどラスボスの強さが強くなっていってしまう)などの仕掛けがあったりしたら、とても恐ろしいことになるような気がした。
 もしそんな仕掛けがあったりしたら、こんなのんびりプレイは自殺行為だからだ。

 とにかく、そうした仕掛けがないようで、何よりだと思った。

ハイエルフ・アーチャー登場

 さて、またまた突然ではありますが、ここでアーチャーが登場するのであった。

「アーチャー」とは、読んで字のごとく、弓矢を中心に使う職種の@である。

TinyAngbandの職業紹介ページ
には
「プロには勝利しやすい職業だと思います

とそっけなく一言だけ書かれている。

 つまり、難易度は相当に高いということだ。

 守護神はオロメ様とさせていただいた。
 この方は、素早く動かれる神様らしく、レベルアップ時の報酬も2/5は「一時加速」だし、ボーナスも「1+(plev/7)の加速」とのことで、もしレベル50になれば常時+8の加速が見込まれる。これは大変ありがたいことだ。

 ちなみに、この方の社会的地位はなんと100。出自はこんな感じだ。

(キャラクターの生い立ち)
あなたはノルドール族のエルフの王子の一粒種です。あなたは明るいグレーの瞳と滑らかなブロンドの髪を持ち、白い肌をしています。

 そう。この方はなんとハイエルフの王子様なのだ。

 お名前は「ギルドール・イングロリオン」様とした。

 そう、あのギルドール様だ。
 フロドと3人のホビットたちが旅に出て早々に「黒の乗り手」たちに襲われかけたその時、通りかかって彼らを助けたのがこの上のエルフの貴公子であるギルドール様だった。
 そして、翌朝ホビットたちが目覚めると、エルフは誰もいなくなっていた。エルフたちもまた、旅の途上にあったのだ。

 しかし、その後、なぜかこの上のエルフは物語中では語られることがなかった。かなりの実力者のはずだが、なぜかフロド達と別れて以来、消息を絶っているのだ。「指輪戦争」において、ギルドールについてのこれ以降の記述はない。また、中つ国のどの戦場でも彼の名が語られることもなかった。

 そして、彼の旅の目的は、最後まで誰からも語られなかった。あのガンダルフも知らなかっただろう。そもそもガンダルフの計画では、ホビットだけで旅立つことなどは想定しておらず、それゆえにギルドールがフロドたちを助けることなど計算の範囲外の事象だったはずだ。あの遭遇イベントはおそらく、状況を見かねた神様の”お導き”によるものであろう。

 そもそも、ギルドールはあの世界が破滅に向かいつつあるあの緊急時に、なぜあえて旅をしていたのだろう。

 物語で語られなかったあの旅の理由が、ここにあると思ってほしい。

 実はそれが、ここで語られる@達の冒険に関わっているのだ。(じゃーん!)

世界の真相

 サウロンによる中つ国の横暴な支配計画とは別に、なんと「冥王モルゴス」が甦るという異常事態が予測されたことにより、この高貴な上のエルフが神様からの勅命を受けて緊急対応をしていたのだ。

 例のごとく、ガンダルフをはじめとしたイスタリ一同は「指輪戦争」の対応で手一杯であったため、そちらに関与せず、ぶらぶらしていて比較的暇そうに見えたこちらのギルドール様に神様の白羽の矢が立ったのであろうか。もちろん、こちらはこちらでなかなか大変なお仕事だ。

 この頃、実は中つ国のいろいろなところでモルゴス復活の”のろし”が上がっていたようだ。解釈によっては、サウロンの起こしたあの「指輪戦争」すらも、実はこのモルゴス復活のための大規模な”陽動作戦”だった可能性すらある(サウロン当人は自覚がなかっただろうが)。
 この解釈には賢者ガンダルフもびっくりだ。


 だが、その目論見はヴァラール諸神の知るところとなった。

 そこで、その各所の「復活ののろし」を、できるだけ小さな炎のうちに潰すべく、この世界では様々な@が各々の神様の命を受け、各地にある怪しい洞窟に飛び込んでいった。

 なんといっても、悪の迷宮は広大だ。中つ国一面に広がり、地上の様々なところにその口を開けている。
 それを知ってか知らずか、人間の皆さんはその不穏な穴の周囲に砦を巡らせ、中から怪しいものが出てこないように守っている。

 そう。この街は、外敵から身を守るための砦ではなく、穴から出てくる魔物たちを外に出さないための街だったのだ。
 そして、悪を外の世界に出さないために、@が探索を始めた後で、神様が街を完全に閉じてしまわれた。だから、このTinyAngbandの街には外部の世界が存在しないのだ。

 そして、神様に選ばれし様々な@達は、それらの魔の巣穴に果敢に潜っていく。

 ある者は若きハーフオークの戦士、またあるものはハイエルフのパラディン、またある者はドゥナダンの舞台芸人(なぜだ)、さらにあるものはハイエルフの魔法戦士の王子&博士、といった具合だ。

 このハイエルフの@もそんな多くの@達の一人である。ただ、その活動の一部が世に知られる物語で一瞬だけ交差して語られたことがある、ということに過ぎない。本質は別にあったのだ。


 ちなみに、この@は”ハイエルフの王子”という面ではあの魔法戦士Dr.Strangelove氏とよく似ている。
 もっとも、あちらの博士王子は「テレリ族の王子様」(の魔法戦士)だが、今度の王子さまは「ノルドール族」の一粒種ということなので、少し違う。

 このギルドール氏は、その出自は(諸説あるようだが、おそらく)西の国だ。その意味では”由緒正しい”ハイエルフである。ちなみに、映像によく出てくる件のエルフのレゴラス氏は「シンダール族(灰色エルフ)」ということだそうだ。
 エルフって色々いるんだね。

 さて、ハイエルフは射撃が得意らしく、各種族の中でも射撃能力が最も高い。ちなみに2番目はホビット(意外だが)で、普通のエルフは3番目である。ということで、今度の@はアーチャーとなった。

戦闘開始

 さて、まずは潜って戦闘を開始した。
 アーチャーは直接打撃は弱いので、ひたすら得意の射撃を繰り返して敵を倒す。なんだか「マジックミサイルの魔法」をひたすら撃ちまくっていたメイジの初期に似ている印象だった。

 しばらくしたところでレベルが上がり「3」となった。
 そのあたりの状況はこんな感じである。

ハイエルフ アーチャー 新参兵 レベル 3 経験 54 $ 78 |)} ~( ] ] 腕力 : 18 知能 : 14 賢さ : 10 器用 : 18/78 耐久 : 18 魅力 : 14 AC( 22) HP 70/ 70 名前 : ギルドール 性別 : 男性 年齢 126才 腕力 : 18 種族 : ハイエルフ 身長 213cm 知能 : 14 職業 : アーチャー 体重 87kg 賢さ : 10 社会的地位 100 器用 : 18/78 守護神 : オロメ 耐久 : 18 魅力 : 14 打撃修正 (+5,+3) HP 70/ 70 打撃攻撃 :卓越 MP 0/ 0 射撃攻撃 :超越 打撃回数 2 魔法防御 :卓越 平均ダメージ 14 レベル 3 隠密行動 :卓越 経験値 54 射撃修正 (+5,+0) 最大経験 54 知覚 :良い 射撃倍率 x3.09 次レベル 94 探索 :良い 射撃回数 1.12 所持金 78 解除 :大変良い 魔法道具 :大変良い AC [19,+3] 日付 1日目 7:04 加速 (+1+10) プレイ時間 00:22:54 赤外線視力:40 feet 名前 : ギルドール 性別 : 男性 年齢 126才 腕力 : 18 種族 : ハイエルフ 身長 213cm 知能 : 14 職業 : アーチャー 体重 87kg 賢さ : 10 社会的地位 100 器用 : 18/78 守護神 : オロメ 耐久 : 18 魅力 : 14 (キャラクターの生い立ち) あなたはノルドール族のエルフの王の一粒種です。あなたは明る いグレーの瞳となめらかなブロンドの髪を持ち、白い肌をしてい ます。 …あなたは現在、1階で探索している。 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 16 1 1 0 18 ............. 知能 12 3 -1 0 14 ............. 賢さ 11 0 -1 0 10 ............. 器用 18/28 3 2 0 18/78 ............. 耐久 16 1 1 0 18 ............. 魅力 11 3 0 0 14 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : ............. 加速 : ............# 耐麻痺 : ............. 耐電撃: ............. 反射 : ............. 透明視認 : ............+ 耐火炎: ............. 魔法道具: ............. 生命保持 : ............. 耐冷気: ............. 火オーラ: ............. テレパシ : ............. 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: ............. 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: ............. 魔力減少: ............. 急回復 : ............. 耐盲目: ............. 乱テレポ: ............. 浮遊 : ............. 耐混乱: ............. 反テレポ: ............. 永遠光源 : ............. 耐轟音: ............. 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ............. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) | 右手 : ショート・ソード (1d7) (+0,+0) 4.0 kg b) ) 左手 : 革製ラージ・シールド [6,+0] 5.0 kg c) } 射撃用 : ロングボウ (x3) (+0,+0) 2.0 kg d) & 右手指 : (なし) 0.0 kg e) & 左手指 : (なし) 0.0 kg f) & 首 : (なし) 0.0 kg g) ~ 光源 : 松明(2276ターンの寿命) 1.5 kg h) ( 体 : 革製スケイル・メイル (-1) [8,+0] 7.0 kg i) & 体の上 : (なし) 0.0 kg j) ] 頭 : 硬革帽子 [2,+0] {75%引き} 0.8 kg k) & 手 : (なし) 0.0 kg l) ] 足 : 硬革ブーツ [3,+0] 2.0 kg a) , 7つの 食料 3.5 kg b) ! 3服の ヒーローの薬 0.6 kg c) ! 3服の 重傷の治癒の薬 0.6 kg d) ! オレンジの薬 0.2 kg e) ! ピンクの薬 0.2 kg f) ? 2巻の テレポートの巻物 0.5 kg g) ? "ウェアギスフ クリウ"と書かれた巻物 0.3 kg h) ? "タブ ナゲエプ"と書かれた巻物 0.3 kg i) = 水晶の指輪 0.1 kg j) ~ 2つの 松明(2500ターンの寿命) 3.0 kg k) / スピア (1d6) 2.5 kg l) { 17本の 矢 (2d4) (+0,+0) (15/16) {=g} 1.7 kg

 よく見ると、年齢が127歳というのは何かの間違いだろう。ハイエルフの、しかもおそらくは西方世界の出身のこの方が、たかが127歳のはずがない。きっと年齢表示の変数が桁あふれでも起こしてしまったのだろう。新参兵というのも誤解もいいところだ。

 しかし、この由緒正しいハイエルフのギルドール様とはいえ、モルゴスの気配が濃厚なこのダンジョンの中ではいささか勝手が違ったのも事実だ。
 そこで、地下1階で慎重に探索を続けていた。

 そんなところに、不意にこんなものが現れた。

『★ダガー『ニムサンク』 (2d4) (+4,+6)』
『忍びの硬革ブーツ『蒼鷲』 [3,+7] (+2隠密) 』

 このレベルにおいては、二つとも実に素晴らしいアイテムだ。神様からのサポートと見えた。
 地下1階からありがたいことである。神様に感謝の祈りをささげる。

 プレーヤー的には、通常であればほぼ使われることのない『★ニムサンク』がこの段階で登場することがあるということに驚いた。こういうこともあるのだなあ。というか、むしろ「こうあってほしい」という期待通りだ。

 また、こちらも地下1階に落ちていた『爆発の薬』を売ったところ、結構なお値段になった。

「未知の薬」をそのまま売り飛ばすのではなく、手を抜かずにきちんと鑑定した故のこの成果ということだろう。丁寧な仕事は大切だ。

爆発の薬を $7650で売却しました。

 またもや感謝する。ありがたいことだ。高貴なお方だというのになぜか懐具合が寂しい我らがお殿様だったが、これで一気に楽になった。

 さらに、レベルが7になったら加速が+2になった。
 守護神ネスサ様のおかげである。

 貴重な『スピードの指輪』がなくとも常に加速状態にあるのは実にありがたいことだ。いずれは、とても素早く動きつつ、遠距離から矢弾を雨のように降らせる割と大変な@が出現することだろう。
 だが、ハイエルフの長い人生、それは遠い未来の話でもある。

トラブル!

『調査のロッド』を拾って、レベルが9に上がってしばらくして自宅に戻ったところで、突然世界が静止し、画面が消滅した。

 今回は、ネットワーク越しのプレイだったのだが、どうやら、ネットワークのトラブルで消えてしまったようだ。最近、ネットワーク接続が微妙にかみ合わないところがあり、困っていたのだが、こういうところで表面化してしまったようだ。
 マメな保存を忘れていたので、ありがたかったはずの「調査のロッド」もなかったことになってしまった。

 ここはプレーヤーのボーンヘッドだった。しまったなあ。マメな保存は大事なのだと、昔から分かってはいたのだが、プレイに夢中でついつい忘れ気味になる。

ありがたいスタッフ

 気を取り直して、保存されていた部分から再度進行させる。幸い、そこまでさかのぼらずに済んでいる。

 すると、『邪悪存在退散のスタッフ』が75%引きでブラックマーケットに売られていたので、これ幸いと買い入れる。これはこれで実にお得だ。こういうこともあるのだなあ。

 じたばたしているうちに、お犬様の「きば」を倒して、そしてスナガの群れを相手に『邪悪存在退散のスタッフ』を振ってレベル9になった。

ハイエルフ アーチャー 兵士 レベル 9 経験 612 $ 3815 |)}=="~((]]] 腕力 : 18/10 知能 : 15 賢さ : 11 器用 :18/132 耐久 : 18/80 魅力 : 17 AC( 45) HP 139/ 139 能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 17 1 1 0 18/10 知能 13 3 -1 0 15 賢さ 12 0 -1 0 11 器用 18/82 3 2 0 18/132 耐久 18/60 1 1 0 18/80 魅力 14 3 0 0 17

 いい感じの進行具合である  ハイエルフは成長のための経験値が人間の倍ほどかかるが、この段階ではそれほど大きな相違ではないので、あまり気にならない。

vs. 指輪所持者

 そして、しばらくしたところで件の「元指輪所持者」が現れた。  この@はハイエルフということで透明なモンスターを見ることができたため、それほど困難を覚えずに退けている。

矢 (2d4) (+2,+2) (28/39) {=g}が『スメアゴル』に命中した。
『スメアゴル』は痛みでうなった。
『スメアゴル』を攻撃した。 <2x>
『スメアゴル』は恐怖して逃げ出した!
『スメアゴル』「かわいそうなスメアゴル、かわいそうなスメアゴル。

『スメアゴル』を攻撃した。 <2x>
『スメアゴル』 「にくむ、にくむ、にくむぅぅぅ!

『スメアゴル』の首には賞金がかかっていた。
『スメアゴル』は婦女暴行及び傷害の罪で指名手配されていた。
$500 の報酬を受けとった。
『スメアゴル』を葬り去った。

 あのスメアゴルさんが婦女暴行及び傷害の罪で指名手配とは、いささか何とも言えない。複雑な顔のギルドール様である。

 ここではスメアゴルさんから
『耐火の革製スケイル・メイル (-1) [8,+5] 』
をいただいた。火に強い硬い鎧ということで、まずは装備する。

 その後、地下4階まで進んでレベル11まで上げる。

まとめ

 この週はこのあたりで止めた。
 ネスサ様のご加護は加速がついてくるのはうれしい。こういうところは後々効いてくると思われる。

 アーチャーという職業の特性はいまだに見極められないままだが、何とか戦っている。しかし、戦士のような直接攻撃のパワーも、魔法によるサポートもないわけで、ここから先はかなり苦労する予感がする。

 それではエルフの殿様、今回はこれにて。
 またいずれお会いいたしましょう。

第152週

 じつは、このあたり、さらに新しい@を作ったりしていたのだが、微妙に筋が違っていたりして、やり直したりしていた。
 ということで、そのあたりについてはまた今度ということになる。

 今回は、息子1のリクエストで「Zepperi」さんをお呼びすることにした。

 ちなみに、今夜は満月に近い。”もしかしたら”だが、『願いのスタッフ』の効果が月齢によって変わる可能性もある。

 さて、Zepperiさん、久しぶりですが、最近はどういう感じでしたっけ?

ハイエルフ 魔法戦士 魔術男爵 レベル 31 経験 307606 $ 814166 \)}=="![(]]] 腕力 :18/196 知能 :18/185 賢さ :18/139 器用 :18/*** 耐久 :18/146 魅力 :18/136 AC( 108) HP 511/ 511 MP 185/ 185 名前 : Zepperi 性別 : 男性 年齢 111才 腕力 : 18/196 種族 : ハイエルフ 身長 243cm 知能 : 18/185 職業 : 魔法戦士 体重 98kg 賢さ : 18/139 魔法 : 仙術 社会的地位 52 器用 : 18/*** 守護神 : マンウェ 耐久 : 18/146 魅力 : 18/136 打撃修正 (+38,+43) HP 511/ 511 打撃攻撃 :伝説的 [20] MP 185/ 185 射撃攻撃 :伝説的 [27] 打撃回数 5 魔法防御 :英雄的 平均ダメージ 232 レベル 31 隠密行動 :大変良い 経験値 307606 射撃修正 (+43,+13) 最大経験 307606 知覚 :良い 射撃倍率 x4.84 次レベル 360000 探索 :良い 射撃回数 1.62 所持金 814166 解除 :超越 魔法道具 :英雄的 AC [28,+80] 日付 31日目 0:59 加速 (+15) プレイ時間 80:23:45 赤外線視力:40 feet 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 18/96 1 1 8 18/196 .......223.1. 知能 18/95 3 2 4 18/185 .....4....... 賢さ 18/99 0 0 4 18/139 .....4..s.... 器用 18/93 3 1 10 18/*** .3.......34.. 耐久 18/96 1 0 4 18/146 .........3.1. 魅力 18/56 3 1 4 18/136 .......22.... abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : .......+..+.. 加速 : ...++........ 耐麻痺 : .........++.+ 耐電撃: .......++...+ 反射 : ........+.... 透明視認 : ............+ 耐火炎: .+.....+..... 魔法道具: ............. 生命保持 : +............ 耐冷気: .......++.... 火オーラ: ............. テレパシ : ..........+.. 耐毒 : .......+..... 電オーラ: ........+.... 警告 : ............. 耐恐怖: ..+......+... 冷オーラ: ........+.... 遅消化 : ............. 耐暗黒: .......+..... 魔力減少: ............. 急回復 : ............. 耐盲目: ............. 乱テレポ: ............. 浮遊 : ........+.... 耐混乱: ........+.... 反テレポ: ............. 永遠光源 : ......+.+.... 耐轟音: ........+.... 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ........+.... 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) \ 右手 : (吸血)ムチ (1d6) (+9,+9) {経|吸 Elbereth} 1.5 kg b) ) 左手 : 耐火の金属製ラージ・シールド『天鷹』 [8,+10] (+3) {+器r炎} 6.0 kg c) } 射撃用 : 強力射のロングボウ (x4) (+14,+13) {r恐;倍} 2.0 kg d) = 右手指 : スピードの指輪 (+8) 0.1 kg e) = 左手指 : スピードの指輪 (+7) 0.1 kg f) " 首 : 知性のアミュレット (+4) 0.2 kg g) ! 光源 : ★ガラドリエルの玻璃瓶 (+1探索) {+探;明!!} 0.5 kg h) [ 体 : ★アルヴェドゥイ王の鎖かたびら (-2) [12,+10] (+2) {+腕魅r酸電炎冷毒暗} 11.0 kg i) ( 体の上 : ☆クローク『グランノン』 [1,+10] (+2) {+腕魅r電冷乱轟獄;反浮明[電冷(賢} 0.5 kg j) ] 頭 : 力の金の冠 (+1,+3) [0,+13] (+3) {+腕器耐r恐;麻(腕器耐} 1.5 kg k) ] 手 : ★上級王フィンゴルフィンのセスタス (+10,+10) [5,+10] (+4) {+器r酸;麻感!!} 2.0 kg l) ] 足 : ドワーフの軟革ブーツ [2,+11] (+1) {+腕耐 Elbereth} 1.0 kg a) ? 4冊の 仙術の魔法書[仙術入門] 6.0 kg b) ? 4冊の 仙術の魔法書[魔道大成] {Elbereth} 6.0 kg c) ! 28服の ヒーローの薬 {25%引き} 5.6 kg d) ! 25服の 致命傷の治癒の薬 {25%引き} 5.0 kg e) ! 18服の 経験値復活の薬 {25%引き} 3.6 kg f) ? 8巻の テレポートの巻物 {90%引き} 2.0 kg g) ? 8巻の レベル・テレポートの巻物 2.0 kg h) - 5本の トラップ感知のロッド 3.8 kg i) - 鑑定のロッド {@!k!!} 0.8 kg j) - 5本の イルミネーションのロッド 3.8 kg k) - 5本の 癒しのロッド 3.8 kg l) - 4本の 岩石溶解のワンド (48回分) 2.0 kg m) _ 鑑定のスタッフ (21回分) 2.5 kg n) _ 2本の スターライトのスタッフ (2x 4回分) {Elbereth} 5.0 kg o) _ アイテム感知のスタッフ (22回分) {50%引き} 2.5 kg p) | (聖戦者)首切りソード (4d5) (+12,+10) [+1] (+1攻撃) {+攻賢r恐;視祝/邪デ死(賢} 13.0 kg q) { 31本の 追尾の矢 (6d4) (+6,+6) (164/265) 3.1 kg

 基本は『☆すごいクローク』&『★すごいセスタス』を身にまとった魔法戦士なハイエルフである。

願い実験 開始

 それはともかく、今回とりあえずは『願いのスタッフ』を使ってみた。

 狙うはまずは『★スラインのアーケン石』である。これがあるとないとでは探索が大きく異なるためだ。

 前回は、願ってはみたものの、結局は煙とともに消えてしまった。
 今回はどうだろう。

 つっ『願いのスタッフ』ミ

あなたは好きなものを願うことができる。

そこで、こう入力した。

★スラインのアーケン石

 すると、虚空から何かが出現した。

石 {未鑑定}(q)を拾った

 とはいえ、これが本物だとは限らない。以前のように、ただの『石』ということもある。あれは悲しかった。

 ともあれ、恐る恐る*鑑定*したところ、なんとなんと、これが本物だった。

★スラインのアーケン石 (+3加速)
月光を凝縮させたかのような輝く大珠、名高き「山の精髄」で、降り注ぐ光を幾千もの輝きの小片に変えて発散する。
始動したときの効果...
体力と引き替えに千里眼と帰還 : 20+d20 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは永遠なる明かり(半径 3)を授ける。
それは知能に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それはスピードに影響を及ぼす
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 やった!やっと出た!
 この『★アーケン石』、千里眼機能で階全体を見渡せるし、帰還はできるし、加速は+3あるしで、深層の探索にはなくてはならないアイテムである。
 おかげで探索がかなり楽になりそうだ。

 さて、『凡庸の巻物』で『願いのスタッフ』を初期化して、次の願いを考える。

#この『願いのスタッフ』は確か2回充填のはずだったが、実験をしているうちにいつの間にか1回分を消費してしまったようだ。あとから思えば、これも結構なボーンヘッドである

 ついでといったはなんだが、ここで酸免疫の『★トーリン王の金属製スモール・シールド』も呼び出してみたりした。これはそこまでのレアリティではないので、何とかなるだろうと思った。

 ということで、これも思った通りになった。

★トーリン王の金属製スモール・シールド [5,+11] (+4) {r毒}
山の下の王トーリン・オーケンシールドの強さと頑丈さを受け継いだこの小さな金属の盾は、地のエレメントに対する完全な防御を可能にする。
それは腕力に影響を及ぼす
それは耐久力に影響を及ぼす
それは酸に対する完全な免疫を授ける。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは毒への耐性を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 これで、なんと酸免疫が手に入った。やったね。これでゼリーピットを恐れる必要はなくなった。

 さて、これらのアイテムの効果を確認すべく、探索に出向いてみよう。

探索と資源

 この状態で地下16階に何回か潜ってみる。階に降りた瞬間に地形がすべてわかるのはとてもありがたい。探索の次元が明らかに変わった。

 大きなトラブルもなく、こんなものを拾った。

『*破壊*の巻物 {!r!k}』
『アンデッド退散の巻物』
『滅邪のダガー (1d4) (+6,+6) (+1)』

 地味に資源をためていく。これでいいのだ。

☆の盾

 しばらく地下16階に潜っていた。
 そこでオークピットを平らげた時にこんなものが出てきた。

☆金属製スモール・シールド『ベレグバラド』 (+9,+8) [5,+20] (+4)

 おっと、たいそうなものが出てきたぞ。打撃に(+9,+8)は盾装備としてはなかなかいい感じだ。

 とはいえ、つい先ほど『★酸免疫のシールド』を出したところだったので、正直当惑してしまう。これ自体かなりの攻撃精度と打撃力に加算してくれるものではあるが、免疫を考えるとすぐには使えない気がする。

 他にもこんなものを拾った。

エルフの硬革よろい (-1) [6,+10] (+3隠密) {r乱}
それは隠密行動能力に影響を及ぼす
それは酸への耐性を授ける。
それは電撃への耐性を授ける。
それは火への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 鎧の重さによろめいているこの@的にはありがたいものだったのだが、現在ある暗黒耐性がなくなるのは厳しいものと考えたため、いったんは自宅に置くことにした。

 ちなみに、先ほどのシールドは*鑑定*したらこんな感じだった。

☆金属製スモール・シールド『ベレグバラド』 (+9,+8) [5,+20] (+4) {+知r酸電毒獄}
それは知能に影響を及ぼす
それは酸への耐性を授ける。
それは電撃への耐性を授ける。
それは毒への耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なるほどなあ。もしも将来打撃力を求める時代になったら装備する意味は十分にあるだろう。また、地獄耐性や毒耐性があるというのも地味に使える。

 通常は「酸免疫」は上記の『★トーリン王シールド』か『★トゥオルの影のクローク』が担当するが、この@の現在のクロークがとても良いものなので、交換が難しい。むしろ、他の頭や手足の装備などで酸免疫が運よく充当できれば、その時にはこの強力なシールドの出番となるであろう。

矢弾の運

 矢を落ちていた『武器精度強化の巻物』で強化したところ、成功した。そこまでは良かった。

 だが、その時に撃って落としていた数本の矢がむしろまとめられなくなってしまった。これは失敗した。すべてきちんと拾ってから巻物を読むのだった。

 ところが、次に拾った同じ巻物で、今度は落としていた矢を強化したところ、こちらも成功し、元のように矢をまとめることができるようになった。

 小さなことだが、うれしいものだ。

うっかり進行とレベルアップの薬

 地下16階から、目の前にあった階段ですぐに次の階層に降りた。

 ところが、ふと気が付くと、地下18階に降りていた。どうも坑道だったらしい。灯に直接照らされていたため、階段の色の違いに気が付かなかった。

 だが、そこで見つけたのが『レベルアップの薬』だった。これで7服目となった。深く潜ったら潜ったで、それなりにいいこともあるのだ。レベル43まで上げればあとは何とかなりそうだ。成長の遅いハイエルフには実にありがたい薬である。それでも道は相当に遠いが。

 地上に戻っていろいろな資源を自宅に置いてみる。

さらなる僥倖

 さて、そろそろ終わろうと思ったのだが、せっかく運が良い日であるようなので、もう少し『願いのスタッフ』でお願いをしてみることにした。幸いにも、『凡庸の巻物』はまだ6巻ほどある。
 そう。こういう時のためにマメに拾い集めていたのだ。まだ見ぬ将来に希望を抱いて。それが今、報われている。

 この段階では、何をおいても「火免疫」があるととてもうれしい、ということで、『★ナルヤ』を願ってみる。まあ、難しいだろうが。

つっ『願いのスタッフ』ミ

 すると、虚空からぽろりと『骨の指輪』が出てきた。
 まさか、本当に出てきたのだろうか。以前試した時には、結局出てこなかったのだが…。
 あと、見た目、ずいぶん違うなあ…骨だって。ナルヤって赤く輝いていたのではなかったか?

 ともあれ、まずは鑑定してみよう。

ザック中: ★力の指輪『ナルヤ』 (+10,+10) (+1)

 ええええ!マジで! このホネホネした指輪があの『★ナルヤ』だって?

 とにかく*鑑定*してみましょうか。

★力の指輪『ナルヤ』 (+10,+10) (+1)
炎のように輝くルビーがはめられた火の指輪で、エルフにより作られサウロンから隠された三つの力の指輪のうちの一つだ。
始動したときの効果...
巨大ファイア・ボール(250) : 40 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは腕力に影響を及ぼす
それは知能に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それは器用さに影響を及ぼす
それは耐久力に影響を及ぼす
それは魅力に影響を及ぼす
それはスピードに影響を及ぼす
それはあなたの腕力を維持する。
それはあなたの賢さを維持する。
それはあなたの器用さを維持する。
それはあなたの魅力を維持する。
それは火に対する完全な免疫を授ける。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは体力回復力を強化する。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 本物だ…。あ、装備してよく見たら、赤く光って見えてきたぞ。表面的な「見た目」は迷彩なんだな。さすがは魔法の指輪だ。

 ということは、今日は何でも願えるのではあるまいか。と思った。

 となると、少し欲が出た。
 今度は『★ネンヤ』を願ってみた。まあ無理だろと思いつつ。

 すると、またもやぽろりと。

 ミ『石英岩の指輪』

 おおおおお。またもや見た目はちょっと違うけど、でも出てきたことは出てきたぞ。
 さて、今度は最初から*鑑定*してみよう。

★力の指輪『ネンヤ』 (+11,+11) (+2)
冷気の凝縮した真っ白な宝石がはめられた指輪だ。エルフにより作られサウロンから隠された三つの力の指輪のうちの一つだ。
始動したときの効果...
巨大アイス・ボール(250) : 40 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは腕力に影響を及ぼす
それは知能に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それは器用さに影響を及ぼす
それは耐久力に影響を及ぼす
それは魅力に影響を及ぼす
それはスピードに影響を及ぼす
それはあなたの知能を維持する。
それはあなたの賢さを維持する。
それはあなたの魅力を維持する。
それは寒さに対する完全な免疫を授ける。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは盲目への耐性を授ける。
それは宙に浮くことを可能にする。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは体力回復力を強化する。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 あれまあ…マジか。今晩はすごいな。本当に「満月の力」はあるのかもしれないなあ。

 とはいうものの、本当に何でも願えたわけでもない。
 さすがに加速が不足したので願ってみた『★クブラゴル』は失敗した。『★フェアノールブーツ』『★踊り手ネスサのブーツ』も失敗した。もちろん加速剣『★リンギル』もだ。
 おかげでスピードはかなり不足してしまった。

 ということで、『凡庸の巻物』は残すところ2つになってしまったが、まあそれはそれ、とんでもないものが手に入ったので、いいこととしたい。

 足りないスピードについては、追々なんとかなるだろう。新しく『凡庸の巻物』を拾ったら、今度は『★スロール王の鉄鋲底の靴』あたりを願ってみよう。加速が+3されて、なおかつ腕力と耐久力にプラスされるのは、身体が弱めな魔法戦士にとってはほどほどにいい感じになることだろう。

まとめ

 ということで、今回はこれで終わりとした。

 この@は、マンウェ様のご加護ですでに「電撃免疫」をその身体に宿していた。そこに今回、「酸免疫」「火免疫」そして「冷気免疫」が付け加わった。
 つまり、基本四元素の完全免疫が備わったのだ。

 苦労人のZepperiさんがついにその真価を発揮し始めた。

 これはとんでもないことだ。
 あのハーフオーク戦士@でも、この状態になるまでにはレベル50を超えてかなりの時間が必要だった。それが、この魔法戦士は、レベル31にしてその域に到達してしまったのだ。しかも、種族がハイエルフということもあり、基本的な心身の能力はハーフオークよりもはるかに頑健だ。おまけにまだ多少は伸び代があるときている。

 実に『願いのスタッフ』恐るべし。正確に言えば、『凡庸の巻物』と『願いのスタッフ』の組み合わせが万能すぎるというべきだろうか。

 この次に登場するときには、この完全免疫の@が地下を縦横無尽に(ただし加速は少ないのでややのんびりと)蹂躙することになる。
 乞うご期待。

第153週

暴力の嵐

 あるとき、中つ国に、突如このような男が降り立った。
 その男は暴力の塊だった。

野蛮人 戦士 新参兵 レベル 1 経験 0 $ 409 | = [ 腕力 : 18/60 知能 : 8 賢さ : 7 器用 : 18/10 耐久 : 18/20 魅力 : 9 AC( 14) HP 57/ 57 名前 : ジャック 性別 : 男性 年齢 24才 腕力 : 18/60 種族 : 野蛮人 身長 238cm 知能 : 8 職業 : 戦士 体重 90kg 賢さ : 7 社会的地位 73 器用 : 18/10 守護神 : トゥルカス 耐久 : 18/20 魅力 : 9 打撃修正 (+1,+9) HP 57/ 57 打撃攻撃 :卓越 MP 0/ 0 射撃攻撃 :卓越 打撃回数 3 魔法防御 :良い 平均ダメージ 49 レベル 1 隠密行動 :悪い 経験値 0 射撃修正 (+1,+0) 最大経験 0 知覚 :悪い 射撃倍率 x0.00 次レベル 12 探索 :劣る 射撃回数 0.00 所持金 409 解除 :普通 魔法道具 :悪い AC [12,+2] 日付 1日目 6:00 加速 (+0) プレイ時間 00:00:34 赤外線視力:0 feet 名前 : ジャック 性別 : 男性 年齢 24才 腕力 : 18/60 種族 : 野蛮人 身長 238cm 知能 : 8 職業 : 戦士 体重 90kg 賢さ : 7 社会的地位 73 器用 : 18/10 守護神 : トゥルカス 耐久 : 18/20 魅力 : 9 (キャラクターの生い立ち) 筋肉はゴリラ!牙は狼!燃える瞳は原始の炎!2メートル38の全身 に満ちる闘争エネルギー!そして獲物(武器)は巨大なジャック ナイフ!その男の名はジャック!人呼んで、バイオレンスジャッ ク!!! …あなたは現在、地上にいる。 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 17 3 4 0 18/60 ...s......... 知能 12 -2 -2 0 8 ............. 賢さ 10 -1 -2 0 7 ............. 器用 16 1 2 0 18/10 ............. 耐久 16 2 2 0 18/20 ............. 魅力 12 -2 -1 0 9 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : ............. 加速 : ............. 耐麻痺 : ............. 耐電撃: ............. 反射 : ............. 透明視認 : ............. 耐火炎: ............. 魔法道具: ............. 生命保持 : ............. 耐冷気: ............. 火オーラ: ............. テレパシ : ............. 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: ............+ 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: ............. 魔力減少: ............. 急回復 : ............. 耐盲目: ............. 乱テレポ: ............. 浮遊 : ............. 耐混乱: ............. 反テレポ: ............. 永遠光源 : ............. 耐轟音: ............. 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ............. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) | 右手 : バスタード・ソード (3d4) (+0,+0) 7.0 kg b) & 左手 : (なし) 0.0 kg c) & 射撃用 : (なし) 0.0 kg d) = 右手指 : 腕力維持の指輪 0.1 kg e) & 左手指 : (なし) 0.0 kg f) & 首 : (なし) 0.0 kg g) & 光源 : (なし) 0.0 kg h) [ 体 : 鎖かたびら (-2) [12,+0] 11.0 kg i) & 体の上 : (なし) 0.0 kg j) & 頭 : (なし) 0.0 kg k) & 手 : (なし) 0.0 kg l) & 足 : (なし) 0.0 kg a) , 7つの 食料 3.5 kg b) ~ 3つの 松明(2500ターンの寿命) 4.5 kg

 生まれながらにして恐怖を感じない「野蛮人の(狂)戦士」である。

 ちなみに、今回初めて「出自」の文言をいじってみた。
 永井豪先生のコミックス「バイオレンスジャック」の紹介文をほぼそのまま持ってきたわけだが、それなりに面白い雰囲気が出ているように思う。なんとなく”一人変愚蛮怒”みたいな感じだが、敵ではなく@が他の作品の出自というのはまだわかりやすい気がする。

 この@、とにかくひたすら戦うことだけを狙ったものだ。
 種族は野蛮人。職業は戦士。そして守護神はもちろんトゥルカス様。とある意味極端に戦闘に振り切った「特化型@」である。魔法とか魔法道具とか気にもしない。
 筋肉と気合と根性でひたすら殴る蹴る切る叩くの暴力をまき散らす、「悪魔のような@」である。


 そんな@が、どういうわけか、中つ国に不意に出現した。

 この理由は、他の@と同様、突然、この世界に巨大な悪である「冥王」が復活するという”規格外の超異常事態”が出現したためだ。

「魔王サウロン」どころではなく「冥王モルゴス」ともなれば、諸神も黙ってはいない。

 とはいえ、神様が直接に手を下されると、中つ国が滅びかねない。かつての遠い昔の”怒りの戦い”のように。あの時は本当に大変だった。山脈が深く穿たれ、大地が海に沈んだのだから。

 そこで、これを憂いた戦の神であるトゥルカス様が、直々にこの”荒ぶる男”に、復活前のモルゴスを平定する依頼をしたのだった。ある意味、トゥルカス様らしい人選である。


 その男の名は「ジャック」。ステイタスで表示されている年齢も社会的地位もすべてダミーだ。野蛮人という種族も、戦士という職種も、概念としてあてはめられているだけで、その本質は不明である。

 右手に装備している『バスタード・ソード』すら、大きさからそう表記されているだけで、本来は別な武器に違いない。あの独特の握り方、振り回し方、敵の屠り方。明らかに『剣』の取り回しではない。
 …そう、あれは『ナイフ』だ。巨大な『ジャックナイフ』なのだ。


 多少ネタバレをしてしまうと、この男は元来が「悪魔と人間が合体したキャラクター」だった。かつて人類のために戦い、またその世界の神(?)をも敵に回した。いったんは敗れたが、友であった神の反省のもとにこの世に甦り、そして改めて人間という存在を「試して」いた。半ばは超自然的な存在だ。

 この男、半神という意味では「イスタリ」の一種とみなせるが、その性質が表面的にはガンダルフとは大きく異なる(むしろ、行方不明になったとされる「青のイスタリ」の一人、闇を屠る者”モリネフタール”とかに近いのではなかろうか? ←適当な推測)。

 だが、その本質は「人間達を励まし、自らの力で生き抜くことためにこれを鍛える」存在である。すなわち、実はガンダルフと同じベクトルなのだ。ただ、その方針として、”深淵な戦略”ではなく、”法外な暴力”を伴って強引にこれをなさしめる、という違いがあるだけだ。

 関わった人間にとっては実際えらい迷惑な話である。だが、かつてジャックに鍛えられた若者は、見事に生き延びて世界を変えた。

物語の始まり

 さて、この地に降り立ってしばらくの間、彼はいくつかの記録に残らない戦場を渡り歩き、悪を蹂躙した。鉈のごとき巨大なナイフを振り回しては、人間とモンスターを含めたあらゆる敵対者を暴力で粉砕していくその姿は、文字通り”鬼神の如し”であった。誰もかれもが恐れおののいた。そもそも、この男が誰の敵か、誰の味方かも定かではないのだった。

 正体不明の巨大な野蛮人。行く先々で暴力を振りまく巨大な嵐。
 いつしか彼はこの世界でも「バイオレンスジャック」と呼ばれるようになった。


 そんな男が、この中つ国の片隅の森にある小さな街に現れた。
 何も起きないわけがない。

 街の住人も恐る恐る遠巻きに眺めている。

 男は無言で居酒屋に入り、おもむろにビールとつまみを飲み食いし、出て行った。
 さすがにここで用心棒を皆殺し、ということはしないようだ。
 安心する一同であった。

 そして、この男が街の中央にある謎めいた穴に入っていった直後から、この穴からさらに異様な気配が漂い始めたのだった。

侵攻開始

 という感じで始まったバイオレンスジャック@である。

 実のところ、少々無理のある設定だ。もともとジャックは剥き身のナイフ一本を手に荒野を渡り歩く存在であり、防具というものをほぼ装備していない(ように見える)。
 なので、頑丈な防具装備を拾っても、それを装備するのは果たしてロールプレイ的にはどうなのだ、という気になる。

 あまりゴテゴテに金属製の装備などをしてしまうと、ジャックというよりはむしろ敵役の「スラムキング」に見えてしまいそうだ。あちらは全身を金属製の鎧で覆いつくしているので、どんな装備をしても特に違和感がない。
 そうした面で、このジャック@はこのゲームでの扱いが難しい。

 総じて『革製の装備』までがいいところだろうか。暴力の達人ゆえ、武器については何でも使えることにした。飛び道具はあえて『スリング』などがかっこいい。あるいは巨大で無骨な『クロスボウ』か。

 とはいうものの、現在のジャックはまだレベル1。まだ何者でもない。下手をすると、下級モンスターにすら後れを取る可能性すらある。
 そこで、初期装備の鎖かたびらは着たままとした。

 さて、探索と戦闘を開始する。

 さすが野蛮人の戦士、あっという間にレベルが上がっていく。何をする間もなくレベル2に上がった。

 さらにワタリガラス2匹を倒したところでレベル3に。

 このときは神様より「増強」していただいた。そして、HPが一気に99まで伸びた。このレベルでこの値はすごい。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/35 3 4 0 18/105 知能 13 -2 -2 0 9 賢さ 12 -1 -2 0 9 器用 17 1 2 0 18/20 耐久 17 2 2 0 18/30 魅力 13 -2 -1 0 10

 すでにHPが3桁近くになってきたので、無理気味にではあるが、地下2階に向かうことにした。

 サクサクとレベルが上がっていく。

 黒い蜘蛛を倒したところであっという間にレベル5に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/35 3 4 0 18/105 知能 13 -2 -2 0 9 賢さ 14 -1 -2 0 11 器用 18 1 2 0 18/30 耐久 17 2 2 0 18/30 魅力 13 -2 -1 0 10

 引き続いて戦っていたら、さらにあっという間にレベル7に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/82 3 4 0 18/152 知能 15 -2 -2 0 11 賢さ 16 -1 -2 0 13 器用 18/44 1 2 0 18/74 耐久 18/32 2 2 0 18/72 魅力 16 -2 -1 0 13

 どんどん増強されて強くなっていく。
 さらにスナガ軍団と、例の「きば」を倒したらレベル8になった。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 18/82 3 4 0 18/152 知能 15 -2 -2 0 11 賢さ 18/16 -1 -2 0 17 器用 18/44 1 2 0 18/74 耐久 18/32 2 2 0 18/72 魅力 16 -2 -1 0 13

 ここでは賢さを上げていただいた。
 というよりも、もうこの段階で腕力は18/152である。さすが野蛮人の戦士だ。

地下の街にて

 出向いた地下2階に街があり、その防具屋でこんなものが売られていた。

☆革製ラージ・シールド『トゥアランディア』 [6,+13] (+3) {+賢器r暗獄;浮(器}
それは賢さに影響を及ぼす
それは器用さに影響を及ぼす
それはあなたの器用さを維持する。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは宙に浮くことを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 他にも、『エルフのロングボウ』、『破邪の武器』など、手に入らないものがいろいろだ。
 だが、ジャックは気にしない。
 この男は手に入るもので戦うだけで十分だからだ。無理をすることはない。

 続いて、さらに残りの「おおかみ」「くいつき」を一気に倒した。いずれもジャックの敵ではなかった。

 他にもいろいろなものが手に入ったので、その場で現金化した。

レベル10

 そして、すぐにレベル10になった。早い。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 18/82 3 4 0 18/152 知能 16 -2 -2 0 12 賢さ 18/35 -1 -2 0 18/05 器用 18/44 1 2 0 18/74 耐久 18/32 2 2 0 18/72 魅力 16 -2 -1 0 13

 賢さが一気に上昇した。

地下3階の透明怪人

 一気に地下三階まで潜ってみる。

 早速スメアゴルさんと遭遇した。
 この@は透明視認がないので、巻物とスタッフでなんとか見えにくい相手を見つけながらナイフで切りつける。

 だが、相手は相当にすばしっこい。ある程度のところまでは追い詰めたが、結局金を盗んで逃げられた。このジャックから金をすり取るとは、スメアゴルさん恐るべしである。

 さすがのジャックも動揺したのか、直後に蜘蛛の群れに飛び込んでHPを50ほど減らされてしまう。おっとっと、という感じだ。

 ところが、その後、道を歩いているときに、気が付かずにこんなことになっていた。

何かを攻撃した。 <3x>
ミス! 何かにかわされた。
何かを攻撃した。
かなりの手ごたえがあった!
それ「しどいことしないでくれよう、旦那、---ス、ス、ス---」
何かを攻撃した。
何か 「にくむ、にくむ、にくむぅぅぅ!
何かを殺した。

 あれまあ、ジャック的にはただ歩いていただけだっがのだが、透明なスメアゴルさんをうっかり退治してしまったようだ。

 このときの彼からは『 生命の魔法書[上級祈祷]』をいただいた。ジャックには不要なアイテムなので、地上の寺院で売り払ったところ、2250$になった。ありがたかった。ちなみに、どうしてスメアゴルさんがこんなものを持っていたのかは例のごとく謎である。

 次いでレベル11になった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/82 3 4 0 18/152 知能 16 -2 -2 0 12 賢さ 18/55 -1 -2 0 18/25 器用 18/44 1 2 0 18/74 耐久 18/32 2 2 0 18/72 魅力 16 -2 -1 0 13

 HP198、打撃は153となった。
 またもや賢さを上げていただいた。

 地下4階まで一気に潜って戦っていると12にレベルアップした。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/94 3 4 0 18/164 知能 17 -2 -2 0 13 賢さ 18/70 -1 -2 0 18/40 器用 18/60 1 2 0 18/90 耐久 18/51 2 2 0 18/91 魅力 17 -2 -1 0 14

 ここでも大幅に増強していただいた。

 さらに引き続いてレベル13になった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/98 3 4 0 18/168 知能 18 -2 -2 0 14 賢さ 18/76 -1 -2 0 18/46 器用 18/66 1 2 0 18/96 耐久 18/60 2 2 0 18/100 魅力 18/10 -2 -1 -1 16

 かなり高度な基礎機能になってきた印象だ。

 途中、透明なモンスターを見ることができずに知能や賢さがかなり減らされたが、戦士にはそれほどのダメージではない。ただし、麻痺耐性がないのは致命的だ。

 防具を改善してACを40まで上昇させた。さすがのジャックも、この階層ではダメージが無視できなくなってきたように思う。

 次にお金で武器のパワーを(+0,+0)から(+2,+2)に、続いて巻物で(+4,+3)まで上げた。

 地下5階にて、初めて小さなドラゴンを退治したらレベル14に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/98 3 4 0 18/168 知能 18 -2 -2 0 14 賢さ 18/76 -1 -2 0 18/46 器用 18/66 1 2 0 18/96 耐久 18/74 2 2 0 18/114 魅力 18/36 -2 -1 0 18/06

 HPは263になった。野蛮人の成長は早い。見た目の知能こそ低いが、それはそれ、戦士なので問題はない。

アイテムで あると同時に モンスター

 アイテム感知をしたところ、同時にこんな表示が出てきた。

アイテムの存在を感じとった!
モンスターの存在を感じとった!

 ということで、ここにはデスソードがいることが分かった。油断できない。
 が、このデスソードはジャックの敵ではなかった。さすがジャックだ。なんともないぜ。

 岩の中から『ダガー (1d4) (+6,+7)』を拾った。装備したところ打撃力が157から183まで大きく上がった。軽いダガーなので、打撃回数が1回増えたのが大きいようだ。

 焦げた場所のトラップを解除したところでレベル15になった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/98 3 4 0 18/168 知能 18/21 -2 -2 0 17 賢さ 18/76 -1 -2 0 18/46 器用 18/66 1 2 0 18/96 耐久 18/74 2 2 0 18/114 魅力 18/36 -2 -1 0 18/06

 だが、まだ麻痺耐性がない。リスクが高い。だがジャックは気にしていないようだ。

地下6階の攻防

 そのまま地下6階へ。
 出現した瞬間に、スナガと狼の群れに襲われる。なんとか退治し、いくつかのモノを拾う。

 そこで、ダンジョンの暗闇で灰色のpに遭遇した。ジャックはおもむろに向き直る。

 …あれは誰だ。誰だ。誰だ。

 ”蛇の舌”氏だった。

 戦闘はこんな感じだった。

クロスボウの矢 (2d5) (+2,+2) (47/50)がサルマンの間者『ヘビの舌』に命中した。
サルマンの間者『ヘビの舌』は痛みでうなった。
サルマンの間者『ヘビの舌』が悪臭雲の呪文を唱えた。
毒に侵されてしまった!
サルマンの間者『ヘビの舌』を攻撃した。 <5x>
ミス! サルマンの間者『ヘビの舌』にかわされた。
サルマンの間者『ヘビの舌』「その者に杖を持たせるな!」
サルマンの間者『ヘビの舌』は呪文を唱えようとしたが失敗した。
サルマンの間者『ヘビの舌』を攻撃した。 <2x>
サルマンの間者『ヘビの舌』 「グアァァァ!
サルマンの間者『ヘビの舌』を葬り去った。
何かが足下に転がってきた。

 毒に侵されながらも、なんとか蛇の舌さんを退けた。
「杖を持たせるな」とか言ってるけど、このジャックさんには杖は関係ない。獲物はナイフだ。

 ここではなんと、
『追加攻撃のハルベルト (3d5) (+5,+5) (+1攻撃)』
をいただいた。

 おかげさまで、打撃力が216まで上昇した。多少重いようだが、力持ちのジャックには向いている装備だ。

 さらに、ここではこんなものが落ちていた。

『玻璃瓶(未鑑定)』

 おお、ガラドリエル様、ありがとうございます。
 ここでジャックもエルフの女王の加護を得た。

 さらに、拾った『エルフの口糧』を初めて食べる。なかなかうまいものだ、とジャックは感心する。こいつはいけるぜ。

 そして、気が付くと、『トラップ感知のロッド』が4本に増えていた。これはこれでうれしいものだ。

 引き続いて洞窟蜘蛛を退治しているところでレベルが16に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/99 3 4 0 18/169 知能 18/21 -2 -2 0 17 賢さ 18/76 -1 -2 0 18/46 器用 18/75 1 2 0 18/105 耐久 18/74 2 2 0 18/114 魅力 18/36 -2 -1 0 18/06

 かなり器用にしていただいたようだ。
 おかげさまで、打撃回数が7回(最高値)に増え、打撃力はなんと250を超えた。この段階ですでにレベル32のパラディンである蛮野君を上回っている。レベルが半分で同様の打撃力とは、さすが野蛮人の戦士だ。

 打撃攻撃も射撃攻撃も、ともに「英雄的」な水準に達したようだ。

 さらにHPは298に達した。ジャックがその本領を発揮し始めた。

東夷の戦士

 すると、闇の向こう側から背の高い偉丈夫がやってきた。浅黒い肌の戦士だ。この男は強い。ジャックは直感的に把握する。
 そして、瞬間的に互いを敵として理解する。

 即座に戦闘が発生する。
 まずは遠距離戦から。

クロスボウの矢 (2d5) (+3,+3) (56/61)が東夷『ブロッダ』に命中した。
東夷『ブロッダ』は痛みで叫んだ。
まだ 32本の クロスボウの矢 (2d5) (+3,+3) (56/61)を持っている。
まだ 31本の クロスボウの矢 (2d5) (+3,+3) (56/61)を持っている。
クロスボウの矢 (2d5) (+3,+3) (56/61)が東夷『ブロッダ』に命中した。
東夷『ブロッダ』は痛みで叫んだ。

 矢弾が数発命中している。そこそこダメージを与えているようだ。だが倒しきるところまではいかない。相手も強いことがわかる。

 そして直接戦闘に入る。

ミス! 東夷『ブロッダ』にかわされた。
東夷『ブロッダ』を攻撃した。
ミス! 東夷『ブロッダ』にかわされた。
東夷『ブロッダ』を攻撃した。 <3x>
東夷『ブロッダ』 「グアァァァ!

東夷『ブロッダ』を葬り去った。

 たしかにすばしこくて強い男だった。だが、ジャックの敵ではなかった。

 ここでは
『殺戮のパイク (3d5) (+5,+2) 』
を入手したが、これと比較すると、現状の装備である『追加攻撃のハルベルト』の方が打撃力が大きかった。

 そこで、この戦利品は地上で売った。

殺戮のパイク (3d5) (+5,+2) {%}を $11655で売却しました。

 このおかげで、かなり探索が楽になった。ジャックといえども腹は減るし、補助アイテムを購入するための金は必要だからだ。

 さらに、地下7階に侵攻することとした。
 だが、まだ麻痺耐性がないのだ。危険極まりない。この強靭なジャックでも、麻痺状態で敵に囲まれると瞬間死(ワンターンキル)があり得る。

地下7階のユニーク

 そんなジャックだが、黙々と進む。
 遭遇したユニークを次々とハルベルトで切り裂いていく。

スナガ『ラグドゥフ』を攻撃した
スナガ『ムズガッシュ』を攻撃した

 なるほど、オークユニークのようだ。

スナガ『ムズガッシュ』を攻撃した。 <3x>
ミス! スナガ『ムズガッシュ』にかわされた。
スナガ『ムズガッシュ』を攻撃した。 <3x>
かなりの手ごたえがあった!
スナガ『ムズガッシュ』は恐怖して逃げ出した!
スナガ『ムズガッシュ』は戦いを決意した!
スナガ『ムズガッシュ』を攻撃した。
スナガ『ムズガッシュ』 「グアァァァ!
スナガ『ムズガッシュ』の首には賞金がかかっていた。
スナガ『ムズガッシュ』は誘拐の罪で指名手配されていた。
$1500 の報酬を受けとった。
スナガ『ムズガッシュ』を葬り去った。

 ここで早くもレベル18に到達した。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/100 3 4 0 18/170 知能 18/46 -2 -2 0 18/06 賢さ 18/84 -1 -2 0 18/54 器用 18/81 1 2 0 18/111 耐久 18/80 2 2 0 18/120 魅力 18/65 -2 -1 0 18/35

 なんと腕力はこの段階で18/100になった。
 さらにHPは347になった。かなりの剛腕かつ強靭な体である。

 引き続いて、こんな人が登場した。

スナガ『ラドブグ』を攻撃した

 この方も割と一瞬で退けてしまった。

 このときは、
『セスタス [5,+7] 』
を手に入れた。上質品の中ではよくできている方だと思った。

まとめ

 この日はこの辺りで終えた。
 ジャックは地上に戻り、宿で休んでいる。さすがに連続での戦闘は疲れたようだ。ご苦労様でした。

 登場した初日にレベル18まで上がったのはさすがジャックだ。野蛮人の戦士は強靭である。
 だが、さすがに麻痺耐性がない状態ではこれ以降の進行は難しい印象もある。
 どこで麻痺耐性を得るのか、考えどころだ。

 それではジャック、またいずれ。

第154週

 天才Dr.Strangelove博士の登場だ!
 博士、お久しぶり!

 最近の調子はどうですか?

ハイエルフ 魔法戦士 魔術男爵 レベル 31 経験 233443 $ 437081 |[}=="![(]]] 腕力 !18/130 知能 :18/166 賢さ :18/119 器用 :18/175 耐久 !18/110 魅力 : 18/20 AC( 105) HP 412/ 412 MP 156/ 156 名前 : Dr.Strangelove 性別 : 男性 年齢 117才 腕力 ! 18/130 種族 : ハイエルフ 身長 254cm 知能 : 18/166 職業 : 魔法戦士 体重 103kg 賢さ : 18/119 魔法 : 仙術 社会的地位 96 器用 : 18/175 守護神 : トゥルカス 耐久 ! 18/110 魅力 : 18/20 打撃修正 (+37,+46) HP 412/ 412 打撃攻撃 :伝説的 [17] MP 156/ 156 射撃攻撃 :伝説的 [22] 打撃回数 5 魔法防御 :英雄的 平均ダメージ 294 レベル 31 隠密行動 :超越 経験値 233443 射撃修正 (+37,+12) 最大経験 233443 知覚 :良い 射撃倍率 x4.60 次レベル 324000 探索 :良い 射撃回数 1.66 所持金 437081 解除 :超越 魔法道具 :英雄的 AC [42,+63] 日付 18日目 3:29 加速 (+10) プレイ時間 64:22:42 赤外線視力:120 feet 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 18/100 1 1 1 18/130 1....s....... 知能 18/96 3 2 2 18/166 .........2... 賢さ 18/89 0 0 3 18/119 1........2... 器用 18/95 3 1 4 18/175 .....s....4.. 耐久 18/100 1 0 0 18/110 .....s....... 魅力 16 3 1 0 18/20 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : .......+..+.. 加速 : ...+.......+. 耐麻痺 : .....+....+.. 耐電撃: .......+..... 反射 : .+........... 透明視認 : .....+....+.+ 耐火炎: .......+..... 魔法道具: ............. 生命保持 : ............. 耐冷気: .......+..... 火オーラ: .....+....... テレパシ : .........+... 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: .....+....... 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: ........+.... 魔力減少: ............. 急回復 : .....+....... 耐盲目: .........+... 乱テレポ: ............. 浮遊 : ....+........ 耐混乱: .........+... 反テレポ: ............. 永遠光源 : +.....+...... 耐轟音: ..+.......... 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: .......+..... 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) | 右手 : 神罰のグレート・ソード『天豹』 (3d6) (+10,+11) (+1) {+腕賢;明祝|吸切/デ死!!} 10.0 kg b) [ 左手 : ミラー・シールド [10,+7] 5.0 kg c) } 射撃用 : エルフのクロスボウ (x4) (+10,+12) (+2隠密) {+隠r轟;射} 3.0 kg d) = 右手指 : スピードの指輪 (+8) 0.1 kg e) = 左手指 : 浮遊の指輪 0.1 kg f) " 首 : 勇者のアミュレット (+5,+3) [+3] (+8) {(耐} 0.2 kg g) ! 光源 : ★ガラドリエルの玻璃瓶 (+1探索) {+探;明!!} 0.5 kg h) [ 体 : エルフの金属製ブリガンダイン・アーマー (-3) [13,+9] (+3隠密) {+隠r酸電炎冷獄} 14.5 kg i) ( 体の上 : 忍びの影のクローク [6,+8] (+1隠密) {+隠r暗} 0.3 kg j) ] 頭 : ★スランドゥイル王の硬革帽子 [2,+9] (+2) {+知賢r盲乱;感} 0.8 kg k) ] 手 : ★上級王フィンゴルフィンのセスタス (+10,+10) [5,+10] (+4) {+器r酸;麻視!!} 2.0 kg l) ] 足 : スピードの鉄鋲底の靴 [6,+5] (+3) {+速} 4.0 kg a) ? 4冊の 仙術の魔法書[仙術入門] 6.0 kg b) ? 4冊の 仙術の魔法書[魔道大成] {Elbereth} 6.0 kg c) , 3つの 食料 1.5 kg d) ! 27服の ヒーローの薬 {75%引き} 5.4 kg e) ! 26服の 致命傷の治癒の薬 {50%引き} 5.2 kg f) ! 16服の 経験値復活の薬 {25%引き} 3.2 kg g) ! 7服の 癒しの薬 {!k Elbereth} 1.4 kg h) ? 22巻の テレポートの巻物 {25%引き} 5.5 kg i) ? 5巻の レベル・テレポートの巻物 {Elbereth} 1.3 kg j) - 10本の トラップ感知のロッド 7.5 kg k) - 8本の イルミネーションのロッド 6.0 kg l) - 4本の 岩石溶解のワンド (48回分) 2.0 kg m) _ 鑑定のスタッフ (21回分) {Elbereth} 2.5 kg n) _ スターライトのスタッフ (4回分) {Elbereth} 2.5 kg o) _ アイテム感知のスタッフ (22回分) 2.5 kg p) \ 光のフレイル『猛鷹』 (2d6) (+7,+8) (+3) {+探赤r電暗盲;明[電|電!!} 7.5 kg q) { 47本の 鋼鉄のクロスボウの矢 (3d5) (+6,+6) (124/206) 7.1 kg

 レベル31で「魔術男爵」と呼ばれている。世間で男爵っていえばディーノ(男塾)くらいしか知られてないと思うぞ。あれは世間じゃないかもしれないが。

 自宅には怪しい指輪は何もない。ということで、ナズグルはまだ倒していないようだ。

 よく見ると、魔法の本って一冊1.5Kgもあるのか。辞書並みの重さじゃないですか。これはたくさん持ち歩くのは大変だ。なんだか軽い巻物のような気がしていたけど、そんなことはなかったぜ。

 ということで、博士、地下に研究に参りましょうか。

探索開始!

 さて、さっそく地下に潜ったところ、いきなり地下19階に出現した。意外に深い。これはたぶんナズグル退治に向かっているところだろう。

 次レベルまではまだ9万ほどある。9万の経験値は遠い未来だ。

地下18階での探索

 東の端に出現した。

 中央の広いスペースにアリがいたが、これはほぼ無傷で退治した。
 その後、オークピットにも遭遇したが、これは武器の発動機能である「邪悪退散」機能で消滅させた。実にありがたい機能だ。

 結果的に、いくつかの指輪類を拾って持ち帰る。
 ややありがたい『吸血ロングソード』も拾ったので、これを自宅にとっておくことにした。

武器の特性

 主要装備の『神罰のグレート・ソード『天豹』』は、吸血機能はあるものの、その発動頻度が低く、巨人などと戦うと割と体力が削られた。なかなか倒せないのだ。
 とはいえ、始動機能の「邪悪退散」は捨てがたい。オークピットに対しては鉄板だからだ。

 次の地下19階では、箱の中から『賢者の宝冠『烈豹』 [0,+8] (+2探索)』が登場した。
 地上で*鑑定*したところ、このようなものだった。

賢者の宝冠『烈豹』 [0,+8] (+2探索) {+知探r酸電炎冷暗;視(知}
それは知能に影響を及ぼす
それは探索能力に影響を及ぼす
それはあなたの知能を維持する。
それは酸への耐性を授ける。
それは電撃への耐性を授ける。
それは火への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 4元素の一次耐性がすべてそろっているうえで、暗黒耐性や透明視認などの機能がある。これはなかなか素晴らしい。また、”4元素攻撃では傷つかない”とのことで、「銘入りアイテム」とはいうものの、実際には「☆アイテム」に匹敵する見事な逸品である。

 だが、さすがに現在の『★テレパシー担当の帽子』と交換する必要性は薄い。当面は自宅に留め置くことにした。テレパシー機能が他のアイテムで充当できるようになったら、いつか出番が来るかもしれない。

 ここまでは問題のない探索だ。だが、目的のナズグルがいない。なぜだろう。
 いっそ地下20階に潜るべきかと迷う。

自己分析の時間

 拾った『自己分析の薬』で自分の状態を確認した。

あなたの状態:
現在の体力ランクは 104/100です。
あなたの瞳は赤外線に敏感である。
あなたは透明なモンスターを見ることができる
あなたは飛ぶことができる。
あなたは麻痺知らずの効果を持っている。
あなたは素早く体力を回復する。
あなたはテレパシー能力を持っている。
あなたは矢やボルトを反射する。
あなたは炎のオーラに包まれている。
あなたの身体は光っている。
あなたは酸への耐性を持っている。
あなたは電撃への耐性を持っている。
あなたは火への耐性を持っている。
あなたは冷気への耐性を持っている。
あなたは暗黒への耐性を持っている。
あなたは混乱への耐性を持っている。
あなたは音波の衝撃への耐性を持っている。
あなたは地獄の力への耐性を持っている。
あなたは全く恐怖を感じない。
あなたの目は盲目への耐性を持っている。
あなたの腕力は維持されている。
あなたの耐久力は維持されている。
あなたの器用さは維持されている。
あなたの腕力は装備によって影響を受けている。
あなたの知能は装備によって影響を受けている。
あなたの賢さは装備によって影響を受けている。
あなたの器用さは装備によって影響を受けている。
あなたの隠密行動能力は装備によって影響を受けている。
あなたの探索能力は装備によって影響を受けている。
あなたの赤外線視力は装備によって影響を受けている。
あなたのスピードは装備によって影響を受けている。
あなたの武器は神の祝福を受けている。
あなたの武器は非常に鋭い。
あなたの武器は敵から生命力を吸収する。
あなたの武器はアンデッドに対して神聖なる力を発揮する。
あなたの武器はデーモンに対して神聖なる力を発揮する。

 104/100ということで、体力はかなり良い状態?らしい。

 しかし、やはり打撃力が弱い印象だ。300に届いていない打撃で深層の強敵に立ち向かうのは怖い。

 この階の探索では、『体力回復の薬』と『啓蒙の薬』、そしていくつかの「魔法の指輪」を持ち帰る。
 貴重な『体力回復の薬』は24服になったが、果たしてこれを持ち歩くべきなのか迷う。冷気攻撃で破壊されたら悲しいことになるからだ。

本気の闘い

 そんなこんなでしばらくの間、地下19階でほどほどの闘いをしていた王子博士だが。
 ついに、来るべき時が来た。

 東部地区から中央部にかけて小規模な戦闘を哨戒を繰り返したところで、中央部に見えたものがあった。


 赤いD。


 ドラゴンだ。多分、初めての。

 そして、それだけではなかった。

 念のためにモンスター感知をしたところ、白っぽいgが隣接していた。おそらくは鉄ゴーレムではないかと推測された。
 さらにその近所には、おそらくは東夷の隊長であろう茶色のp、そして灰色qのムーマク、さらには茶色のXまでもが控えていた。
 これは、つまり様子を見ていると、そのうちXが動き出して壁を破って近づいてくるということでもある。
 さらに下方には緑色のTの群れがいる。予備兵力というところか。

 さてどうするべきか。

 選択肢は二つある。
 一つは、そのまま突撃して正面突破する方法。
 もう一つは、できるだけ迂回して西方に進み、その他の戦力を割いてから本陣に挑むという手順。


 基本は後者だろう。

 ということで、いったん東側に退いた。

 横で見ていた息子いわく、これは通常のドラゴンではないかもしれないとのこと。確かに、ユニークである可能性も想定すべきだ。最近は息子もこの世界でそこそこの経験を積み、なかなか良いアドバイザーになりつつある。


 ちなみに、雰囲気は茶色。「運が向いてきた」という世間の評判である。なるほど。


 南に回り込んで、拾った防具強化の巻物で靴のACを1だけ上げることに成功する。地味な努力だが、それでいい。

 この階には水も溶岩もなかったので、『浮遊の指輪』を外し、先ほどたまたま入手した『ダメージの指輪(+12)』を装備することにした。おかげで、打撃が294から354まで上昇する。これで打撃力が一回り大きくなった。Very Good。

 次いで、景気づけに『ヒーローの薬』を飲み、そしてさらに魔法で加速する。

 これができる準備のすべてだ。

戦闘開始!!!

 ここで、戦術を少し工夫することにした。

 モンスターに近づく過程で遠距離攻撃を受ける危険を少しでも減らすため、ショートテレポートを利用することにした。どこに出現するのかはわからないので、半分は博打である。

 魔法で自分に「ショートテレポート」をかけ、部屋の外から一気に赤いDに接近したのだ。一度目は部屋から外れて現れてしまったが、さらにもう一度試したところ、偶然だが、部屋の中、Dの直下、斜め下に出現した。しかも、そこは@に他のモンスターからの攻撃が届かない、絶好の位置だ。

 よっしゃ!攻撃開始!
 吸血剣で一気に斬りかかる。


 そして、例のごとく、攻撃してから驚愕することになる。

黄金竜『スマウグ』を攻撃した。

 なんと、あの「スマウグ」であった。息子の勘が見事に当たった。

戦闘、黄金竜!

 さて、戦闘だ。巨大なドラゴンとの戦いである。これは気合を入れねば。

刃が黄金竜『スマウグ』から生命力を吸い取った!
黄金竜『スマウグ』を攻撃した。 <4x>
黄金竜『スマウグ』は呪文を唱えようとしたが失敗した。
ミス! 黄金竜『スマウグ』にかわされた。 <3x>
黄金竜『スマウグ』を攻撃した。
刃が黄金竜『スマウグ』から生命力を吸い取った!
黄金竜『スマウグ』を攻撃した。 <2x>
刃が黄金竜『スマウグ』から生命力を吸い取った!
ミス! 黄金竜『スマウグ』にかわされた。
黄金竜『スマウグ』を攻撃した。 <2x>
ミス! 黄金竜『スマウグ』にかわされた。
黄金竜『スマウグ』「おれに近づく愚か者はどこだ?
黄金竜『スマウグ』の攻撃をかわした。

 途中、さすがにブレスを吐かれる。ところが。

黄金竜『スマウグ』が火炎のブレスを吐いた。
闇の森蜘蛛は死んだ。
アンバーハルクは苦痛でもだえ苦しんだ。
東夷の戦士は痛みで叫んだ。
ムーマクは痛みでうなった。

 周囲のモンスターにも大ダメージだ。こちらは『テレポートの巻物』が一つ燃えた程度で済んでいる。これはトータルで黒字といえるだろう。

 ついでに、自分で「火炎の武器の魔法」を唱えた。

あなたの武器が輝いた!

 さらに、あまりに鋭い刀がドラゴンをこんな風に切り裂いた。

黄金竜『スマウグ』を刺身にした!

 なかなかいい感じの切り身になったようだ。プレーヤーも@も竜の刺身は食べたことがない。

黄金竜『スマウグ』をグッサリ切り裂いた!
黄金竜『スマウグ』をぶった斬った!
黄金竜『スマウグ』 「グアァァァ!
黄金竜『スマウグ』の首には賞金がかかっていた。
黄金竜『スマウグ』は殺人の罪で指名手配されていた。
$4750 の報酬を受けとった。
黄金竜『スマウグ』を葬り去った。

 この歴史的な竜に、今更”殺人の罪”とかどうなのかという気もするが、ともあれ、かなりの臨時収入も手に入ったのはうれしいものだった。吸血機能も、そこそこ働いていたようだ。吸血機能が働かないときは、敵を「切り裂いて」くれるようなので、悪いことではないのだろう。

 ちなみに、鉄ゴーレムだと思っていた白いgは石ゴーレムであった。何とか普通に倒せた。ムーマクも東夷の戦士も特に問題はなかった。あらかじめスマウグのドランブレスでダメージを受けていたことも大きかったろう。

 後は部屋の隅にいた蜘蛛たちを退治して、さらに予備兵力の緑Tも一通り平らげて、この階の戦闘は無事終了した。

 しかし、この「黄金竜スマウグ」、結局、毎度毎度こうして直接戦闘で倒してしまう。いつもいつも『★バルドセット』が手に入らない。バルドセットで一撃で倒せることは知っているが、セットが手に入るタイミングが遅すぎるのだ。

 いつか、『★バルドセット』でこのスマウグを倒すのがプレーヤーの夢だ。この夢がいつかかなうのかどうかはわからないと思う。

王の★

 さて、戦利品を確認しよう。
 まずはこれから。ぴかぴかと輝くアイテムである。

星 {未鑑定}(u)を拾った

 さて、これは何だろう。

ザック中: ★丈高きエレンディルの星 (+1加速)

 まあそうだよね。『星』ってこのゲームにはこれ一つしかないし。
 拾った『*鑑定*の巻物』で詳細を確認してみよう。

★丈高きエレンディルの星 (+1加速)
輝く『西方国の星』で、エレンディルの家系に伝わる家宝だ。銀の鎖に白い宝石がついている。
始動したときの効果...
魔法の地図と光 : 50+d50 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは永遠なる明かり(半径 3)を授ける。
それはスピードに影響を及ぼす
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なるほど、生命力吸収の耐性があるのか。これはうれしい。
 ということで、これまでお世話になってきた『★ガラドリエルの玻璃瓶』と交換する。ありがとうございました。

 さらに、ここではこんなものが。

『スピードの指輪 (+10)』

 おおおお、なんとスピードに+10とは、素晴らしいではありませんか。
 とりあえず、いったん『浮遊の指輪』を外してこちらをつけてみた。
 すると、現状の『スピードの指輪+8』と、先ほど入手した『★エレンディルの星』と、さらには自前の「スピードの魔法」を加えて、素の加速が+31に到達した。
 これは相当な高速だ。あの蛮野君よりも速いじゃないか。

 さらに、ここでは以下のような武器装備を入手できた。

護りのブロード・アックス (2d6) (+6,+6) [+6] {(腕}
始動したときの効果...
全耐性(期間 20+d20) : 111 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それはあなたの腕力を維持する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは体力回復力を強化する。
それは危険に対して警告を発する。

「エルフの首切りソード (4d5) (+4,+10) (+2隠密)
始動したときの効果...
士気高揚 : 30+d30 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは知能に影響を及ぼす
それは器用さに影響を及ぼす
それは魅力に影響を及ぼす
それは隠密行動能力に影響を及ぼす
それはオークに対して特に恐るべき力を発揮する。
それはトロルに対して特に恐るべき力を発揮する。
それはジャイアントに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは永遠の明かりを授ける。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。

 さすがはユニークモンスター、いろいろとありがたいものもある。
 とはいえ、武器については装備交換には届かなかった。むしろ、現状の武器は悪くないということがよく分かった。

 指輪についても、さすがに両手指をスピードのみにしてしまうと、浮遊機能がなくなるため、これは選択できない。そこで『スピードの指輪(+10)』を残して、+8は自宅に置いた。これでも先ほどまでよりは速度が+2(『★エレンディル』も含めれば+3)されているので、悪くはない。

ナズグル登場!?

 その次に地下19階に潜ったときは、突然濃い目の灰色のWがいる部屋に出現してしまった。

 ナズグルだ!
 用心深く動かねば。

 まずはトラップ感知。
 引き続いて、加速魔法。これで加速+23。
 さらに、周辺感知。
『ヒーローの薬』を飲む。

 まだ灰色のWは気が付かないようだ。
 よし、まだ準備ができる。

 そこで、アナグマを掘るべく、『岩石溶解のワンド』を使って右斜め下に3マスほど穴を掘る。

 たまたまだが、ナズグルが射線上に来た。

 そこで、穴の奥にこもり、武器装備を持ち替えた。
 ”とっておき”の出番である。

 現行装備の
『光のフレイル『猛鷹』 (2d6) (+9,+9) (+3) {+探赤r電暗盲;明[電|電!!} 』
にはなんと、「スターライト」の始動機能が備わっているのだ。


 さて、戦闘開始である。

 幸いにもあちらはまだ寝ている。のんきなものだ。


 武器始動!

 まばゆい輝きが灰色のWを貫いていく!くらえ、ナズグル!これが聖なる光だ!

 そして、その直後、世間様はこんなことを@に告げたのであった。

レイスを攻撃した

 え゛。


 これだけ派手に準備したのだが、悲しいことにレイスだった。

 みんな、こういうこと、よくあるよね!
 まあ、実際、逆よりもいいとは思うし。

 っていうか、液晶ディスプレイの色が分かりにくいんだよっ!!!一応キャリブレーションはしているはずなんだけど。

防具の重さ

 一度試しに、重い防具
『エルフの金属製ブリガンダイン・アーマー (-3) [13,+9] (+3隠密) {+隠r酸電炎冷獄}』
を外してみたのだが、MPが156から183に跳ね上がった。うわ、すごい落差だ。

 うーん、どうしたものだろうか。
 地獄耐性がほかの何かで充当できればいいのだけれど。

 とりあえず自宅にあるほかの鎧類を装着してみた。

耐冷の鎖かたびら『猛燕』 (-2) [12,+10] {r毒}(h)を装備した。
防具の重さで動きが鈍くなってしまっている。

 この場合には、MPは167になった。

エルフの金属製スケイル・メイル (-2) [10,+8] (+2隠密) {+隠r酸電炎冷盲}(h)を装備した。

 この場合には、MPは162となった。
 なかなかむつかしい。

 当面は重いけれども、耐性を重視した鎧を使い続けるしかない気がした。なんといっても当面の戦場は地下19階なのだから。

加速鎧

 引き続いて潜った地下19階。
 ファイヤージャイアントを立て続けに3匹ほど倒したところ、こんなモノを拾った。

ザックの中の金属製スケイル・メイル(s)は上質以上という感じがする...

 お、ちょっと期待させてくれる。

 とはいうものの、こういうものはたいていは単なる「上質品」だ。
 期待しないで鑑定してみよう。

☆金属製スケイル・メイル『ケレブドラウグ』 (-2) [10,+17] (+4加速)

 おおおーっと!これはすごい。加速装置の☆鎧だ。しかも割と固い。これに基本耐性+地獄耐性があったりしたら、もう喜び勇んでしまうなあ。

想定外の遭遇

 あらためて、周辺の地形とモンスター感知をしてみたところ、こんな感じだった。

 基本的にはガレ場階だ。ただし、蜘蛛のコロニーがあるように見える。
 そして、コロニーの中にはよく見るとまた赤いDがいる。

 今度はさすがに通常のドラゴンだろうか。

 雰囲気は茶色。なるほど。

 最後の戦場をドラゴン退治と定め、それ以外の領域を哨戒しては平定する。

 さて、最後に残ったのがドラゴン軍団なわけだが、しかし、ドラゴンの周りにいる水色のSが面倒だ。このフェイズ・スパイダーは@を勝手に飛び回らせてくれるので、面倒で仕方がない。

 が、前回の闘いでは、周囲のモンスターが起きる前にドラゴンに仕掛けることができたことと、またドラゴン自身のブレスで周囲のモンスターが退治されたりしていたので、これはこれで何とかなるかもしれない。


 さて、仕掛けるか。

 ドラゴンに対して速攻を仕掛けて何とかするまえに、とりあえず、武器の「邪悪退散」機能で、あたりのモンスターをビビらせることにした。

始動させた...
ヤング・ドラゴンは身震いした。
アンバーハルクはドロドロに溶けた!
闇の蜘蛛『シェロブ』は身震いした。

 おおおおおおーっと!注目していたドラゴンではなく、蜘蛛のほうがユニークだった!

 なんと、あのシェロブ先生の登場だ!
 っていうか、色が微妙で識別しにくいんですよ。このゲームの悪いところだ。わざとかもしれないけど。

 さて、どうしようかな。

 と少々悩みはしたものの、件の「吸血装備」なので、手持ちの『スターライトのスタッフ』を半端に使いつつ、それほど苦労もせずになんとか退治した。
 むしろ、周りのフェイズスパイダーのほうが面倒だったくらいだ。


 そして、ここで拾ったのが、こんな強力高級品矢弾。

つ『24本の ドラゴンキラーの追尾クロスボウの矢 (6d5) (+9,+9) (179/298)』

 初めて拾った追尾クロスボウの矢弾が、よりによってドラゴンキラーだった。ハーフオーク戦士ですらほとんど持っていない、すごいレアものである。
 ありがたく持ち帰る。

加速鎧の正体

 さて、地上に戻り、拾った加速の鎧をきちんと*鑑定*してみた。

☆金属製スケイル・メイル『ケレブドラウグ』 (-2) [10,+17] (+4加速) {+速r炎毒[炎}
それはスピードに影響を及ぼす
それは火への耐性を授ける。
それは毒への耐性を授ける。
それは炎のバリアを張る。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 うーん、うーん、耐性が少ない…どうしたものか。加速は確かに魅力だが、いくらなんでも基本の4元素の一次耐性の中で、冷気と電撃がなくなるのは厳しすぎるだろう。

 こちらとの組み合わせで運用することも考えてみたのだが。

護りのブロード・アックス (2d6) (+7,+9) [+12] {麻視経遅活警(魅!!}
始動したときの効果...
全耐性(期間 20+d20) : 111 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それはあなたの魅力を維持する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは体力回復力を強化する。
それは危険に対して警告を発する。

 だが、これはまた別の方向のアイテムだ。
 当面はまた元の装備で探索を続けることになりそうだ。

炎の悲しみ

 大切な『レベルテレポートの巻物』が、じわじわと減らされていく。残り3巻しかない。意外に拾えない巻物なのだ。
 火の免疫がないと、こういうことになるのだ。

地下20階の決意

 しかし、このままでは状況にあまり変化がないように思えた。

 そこで、意を決して、地下20階にチャレンジした。

 来たにトロルの群れとドラゴンが見えた。
 あと同じ部屋の少し南に灰色のpが見えた。ユニークだろうか。

 と、『トラップ感知のロッド』を使った次のターンで、灰色のpが、緑のpに変わった。

 あ、そうか。サルマンだ。
 万色のサルマンだ。地下20階に初めて到達すると、大抵この方にお会いすることを忘れていた。


 さあ、どうする。


 まず、現場で拾った『啓蒙の薬』を飲んで、状況全体を把握する。これを拾えたのはラッキーだった。

 次に、モンスター感知の魔法で周囲のモンスターを確認する。幸いにもサルマンの周りには何もいない。ちなみに、今度はサルマンは赤くなった。

 次に、「スピードの魔法」で加速する。なお、サルマンは今度はまた灰色に。

 さらに、「火炎の武器の魔法」で攻撃ダメージをアップする。pはまた赤くなった。忙しい人だ。

 ともかく、これ以上はすべきことはないと思われた。

 決断の時だ。


 戦闘開始!突撃!


 岩を溶かして不意を突き、直近から攻撃を仕掛ける。
 ゲシゲシと吸血武器でサルマンからHPを吸い取る。

 だが、存外固い。
 そして、魔法でこちらを呪ってくる。
 とはいえ、呪いは実質大したダメージにならないので、どうということもない。

 むしろ、魔法で自分の体力を回復されるほうが問題だ。

 そこそこの間、戦い続けて、あと体力ゲージが*3つ、というところで、不意にpが目の前から消えた。テレポートをして逃げたのだ。

 やられた。あともう少しだったのに。
 テレパシーでは検知できない遠方に飛ばれたようだ。

 少し動いて、魔法で「モンスター感知」をしたところ、少し離れた隣の部屋に移動していたことが分かった。そこまで遠くはなかった。
 そこで、気合とともに追いかける。

 幸か不幸か、あちらもこちらに近づいてくる。相変わらず、割と学習していない。
 再び直接攻撃フェーズになる。切る、斬る、伐る。

 すると、サルマンさんはいつもの通り「ぐわぁぁぁ」という感じの叫びを残して消えた。

 ということで、万色のサルマン氏は、@の吸血装備の前に砕け散ったのであった。


 さて、サルマンさんの遺していったものを確認してみよう。ワクワクするよね。中ボスだしね。何かな?何かな?

 ところが、今回、まともなドロップは『神罰のダガー』のみ。あとはすべて単なる上質品だけだった。
 なんてこった。悲しい。

意外な遭遇 part2

 サルマンさんを倒した後で、残った地域を哨戒していると、今度は別の赤いDが見えてきた。
 今度はたぶん普通のドラゴンだろう。

 ということで、多少の準備の下、どかどかと攻めていった。

 こちらはさすがに普通のドラゴンさんで、吸血装備のおかげ様で、特段の問題もなくなんとかなったのであった。

 さて、この「普通のドラゴン」を倒したところで、なんと、そのドラゴンが赤い『石』を落としてくれた。

 おおっと、このゲームで『石』といえば、もうあれしかないじゃあ~りませんか。

つ『鑑定のスタッフ』ミ

ザック中: ★スラインのアーケン石 (+3加速)(t)

 やった!なんと、手に入れたぞ!『★アーケン石』だ!
 落としたのが中ボスのサルマンじゃないのは不思議だし、そもそもスマウグではない普通のドラゴンが落とすのは意味が分からないし、という感じだが、深く気にする必要はない。きっと借りてたんだよ。友達とかで。

★スラインのアーケン石 (+3加速)
月光を凝縮させたかのような輝く大珠、名高き「山の精髄」で、降り注ぐ光を幾千もの輝きの小片に変えて発散する。
始動したときの効果...
体力と引き替えに千里眼と帰還 : 20+d20 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは永遠なる明かり(半径 3)を授ける。
それは知能に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それはスピードに影響を及ぼす
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 毎度毎度思うが、これは実にありがたい装備だ。第二世代の@の中で、蛮野君に次いでこの博士王子が手に入れるとは正直あまり思っていなかった(先日大化けしたZepperiさんは『願いのスタッフ』と『凡庸の巻物』の合わせ技で無理やり手に入れたわけで、入手方法としては特殊である)。

鑑定!

 さらに、ここで新しいロッドが見つかった。
 これがなんと、階層的にそろそろ来ないかな、と期待していた『鑑定のロッド』だった!これはうれしい!

 さすが地下20階。新しいものが出てくるなあ。

 その後、ダンジョンの東側に広がっていた広大な「ガレ場」でいくつかのアイテムを発掘した。『*破壊*のスタッフ』『体力回復のスタッフ』、そして何よりうれしい『邪悪存在退散のスタッフ』を入手した。さすが地下20階である。

 先ほど拾った『鑑定のロッド』が大活躍したことは言うまでもない。

 一方で、不思議と武器や防具の高級品は一つも掘り出すことができなかった。
 ここはきっと、昔の魔術工房か何かだったのだろう。指輪はあまり出てこなかったところを見ると、もしかしたら、スタッフなどの「指輪以外の魔法道具類」を鍛えていた場所なのかもしれない。

まとめ

 今週はここで終えた。

 今回は、3体のユニークを倒した。「黄金竜スマウグ」「闇の洞窟蜘蛛シェロブ」、そして御大「万色のサルマン」氏であった。いずれも強いユニークだった。だが、一番大切な『★アーケン石』を落としたのはなぜか普通のドラゴンだった。

 次回の探索からは、この『★アーケン石』が活躍することになる。地形の完全な把握と魔力を消費しない帰還機能が加わる(ただし体力が少々減らされる)。
 もっとも、この@はこれらの機能はすでに魔法である程度対応していたので、もしかしたらだが、この@においてはそれほど大きな変化にはならない可能性はある。

 次レベルまであと3万。
 相変わらず道は遠い。

 全財産は42万$から67万$まで増えた。なかなかの儲けだった。

 一方で、打撃パワーが少ないのはいささか困る。ドラゴン相手だと吸血装備が鉄板だが、しかし与える打撃は300に満たないわけで、手数がかかるのだ。

息子探索記録

 レベル33の息子その1も探索をしたが、その際に地下18階で奇妙なものを発見していた。

 一見、特段の変哲もない『鋼鉄の小さな箱』だったのだが、その罠の種類が「爆発装置の罠」というものだったのだ。
 そんな罠の種類は、3年以上プレイしている父も、これまで見たこともないものだった。

 とりあえずは、一回解除に失敗したが、なんとか無事だったらしい。

 後からよく考えてみると、最悪の場合には「爆発の薬」が仕掛けられていて、ダメージ500が@に与えられていた可能性が高いことを考えると、もう少し慎重に扱ってもよかったのかもしれない。
 もっとも、息子@は現在HPが600を超えているので、仮に爆発しても即死はなかっただろうが、大ダメージであることは確かだ。

 ちなみに、チャレンジ2回目には普通に解除できていて、いろいろな良いアイテムが出てきたらしいので、これという悪いことはなかったようだ。

 このゲーム、いまだに「初めて見る」現象が出現するのは驚くことだ。まだまだ奥が深い。

第155週

ドワーフのメイジ、出立

 一度、メイジをプレイしてみたかった。


 白状すると、遠い昔、まだこのゲームをよく知らなかった頃に、一度だけBakiという名前の人間のメイジを作ってみたことがあった。多分ハーフオーク戦士を始めるもっと前か、始めた直後だったかもしれない。

 ところが、当時のこのプレーヤーはメイジをムンク(格闘家の修行僧)と勘違いしていたので、よせばいいのに打撃戦で勝負に出て、地下1階であっという間にワタリガラスにつつき殺されたことがあった。

 勘違いも甚だしかった。

 その後、自分もある程度勉強し、メイジという職業の何たるかを多少は理解した。少なくとも、「格闘家」でないことは把握したのだった。むしろ、身体が弱いイメージの魔法使いだった。一方で、このTinyAngband世界には徒手空拳の格闘家の専門職は存在しないということも知った。ムンクはこの世界にはいないのだ。

 そんな経験の上で、今改めて「メイジ」という職業をプレイしてみたいと思った。

 さて、どうせメイジをきちんと作るなら、ドワーフがいいと思った。メイジという職業には「鑑定の魔法」があり、自分で自分の掘り出したものの価値が分かるのだ。それこそがドワーフの眼力というものだろう。
 もちろん守護神はドワーフの創造主である大神アウレ様しかいないだろう。

 どころが、だ。ゲームの最初にキャラクターを作るときに、”ドワーフ”の”メイジ”は「向いていない」とされてしまった。なんでだろう。

 そもそも、アイテム鑑定などの技能を含む「仙術」を使うメイジが、なぜドワーフに「向いていない」とされるのかのほうがよくわからないと思った。

 ともあれ、プレーヤーのかなりの苦労?の結果、こんな@が生まれたのであった。

ドワーフ メイジ 見習い レベル 1 経験 0 $ 100 | 腕力 : 16 知能 : 18 賢さ : 15 器用 : 13 耐久 : 16 魅力 : 10 AC( 0) HP 36/ 36 MP 18/ 18 名前 : ギムリング 性別 : 男性 年齢 47才 腕力 : 16 種族 : ドワーフ 身長 124cm 知能 : 18 職業 : メイジ 体重 67kg 賢さ : 15 魔法 : 仙術 社会的地位 1 器用 : 13 守護神 : アウレ 耐久 : 16 魅力 : 10 打撃修正 (+0,+1) HP 36/ 36 打撃攻撃 :普通 MP 18/ 18 射撃攻撃 :劣る 打撃回数 1 魔法防御 :卓越 平均ダメージ 3 レベル 1 隠密行動 :劣る 経験値 0 射撃修正 (+0,+0) 最大経験 0 知覚 :良い 射撃倍率 x0.00 次レベル 15 探索 :普通 射撃回数 0.00 所持金 100 解除 :普通 魔法道具 :卓越 AC [0,+0] 日付 1日目 6:00 加速 (+0) プレイ時間 00:01:38 赤外線視力:50 feet 名前 : ギムリング 性別 : 男性 年齢 47才 腕力 : 16 種族 : ドワーフ 身長 124cm 知能 : 18 職業 : メイジ 体重 67kg 賢さ : 15 魔法 : 仙術 社会的地位 1 器用 : 13 守護神 : アウレ 耐久 : 16 魅力 : 10 (キャラクターの生い立ち) あなたは坑夫のドワーフの二人の子供のうちの一人です。あなた は一家のお荷物です。あなたは深いブラウンの瞳となめらかな黒 髪、そして 90cm ほどのヒゲを持ち、黒い肌をしています。 …あなたは現在、地上にいる。 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 16 2 -4 2 16 ............s 知能 17 -2 3 0 18 ............. 賢さ 13 2 0 0 15 ............. 器用 14 -2 1 0 13 ............. 耐久 16 2 -2 0 16 ............. 魅力 10 -1 1 0 10 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : ............. 加速 : ............. 耐麻痺 : ............. 耐電撃: ............. 反射 : ............. 透明視認 : ............. 耐火炎: ............. 魔法道具: ............. 生命保持 : ............. 耐冷気: ............. 火オーラ: ............. テレパシ : ............. 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: ............. 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: ............. 魔力減少: ............. 急回復 : ............. 耐盲目: ............+ 乱テレポ: ............. 浮遊 : ............. 耐混乱: ............. 反テレポ: ............. 永遠光源 : ............. 耐轟音: ............. 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ............. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) | 右手 : ダガー (1d4) (+0,+0) 0.6 kg b) & 左手 : (なし) 0.0 kg c) & 射撃用 : (なし) 0.0 kg d) & 右手指 : (なし) 0.0 kg e) & 左手指 : (なし) 0.0 kg f) & 首 : (なし) 0.0 kg g) & 光源 : (なし) 0.0 kg h) & 体 : (なし) 0.0 kg i) & 体の上 : (なし) 0.0 kg j) & 頭 : (なし) 0.0 kg k) & 手 : (なし) 0.0 kg l) & 足 : (なし) 0.0 kg a) ? 仙術の魔法書[仙術入門] 1.5 kg b) , 4つの 食料 2.0 kg c) ! スピードの薬 {!k} 0.2 kg d) ~ 6つの 松明(2500ターンの寿命) 9.0 kg

 なるほど、よく見ると様々なステイタスの数値が、種族と職業で相殺し合っている。
 たとえば、腕力は種族で+2されているのに、職業で-4されており、さらにはよくわからないのだが、装備で+2されて元に戻っている。何の特殊装備も存在しないにもかかわらず。
 反対に、知能は種族で-2されているのだが、職業で+3されており、トータルでは1だけ黒字だ。そのほかの例も同様だった。純粋にプラスに傾いているのは「賢さ」くらいだ。

 これは微妙な感じではある。

 とはいえ、最終的にはレベル50になり、どれもそこそこの値を示すであろうから、むしろ凹んだところがないというのは利点になる可能性もある。
 最後には、このドワーフのメイジは「大物」になる気がした。
 もちろん、遠い未来の話だ。そこまではきっととても苦労することだろう。

100$スタート

 社会的地位がわずか「1」という貧乏ゆえ、初期値の100$ではこんな装備しか揃えられない。

a) | 右手 : ダガー (1d4) (+0,+0) 0.6 kg b) ) 左手 : 革製スモール・シールド [3,+0] 2.5 kg c) & 射撃用 : (なし) 0.0 kg d) & 右手指 : (なし) 0.0 kg e) & 左手指 : (なし) 0.0 kg f) & 首 : (なし) 0.0 kg g) & 光源 : (なし) 0.0 kg h) ( 体 : 軟革よろい [4,+0] 4.0 kg i) & 体の上 : (なし) 0.0 kg j) ] 頭 : 硬革帽子 [2,+0] 0.8 kg k) & 手 : (なし) 0.0 kg l) ] 足 : 軟革ブーツ [2,+0] 1.0 kg

 紹介が遅くなったが、この@のお名前はギムリング。名前的に、あの指輪物語に出てきたギムリ氏の親類縁者であろうと予測される。もっとも、あの勇猛なドワーフは明らかに戦士だったが、こちらはひ弱なメイジだ。

 そして、社会的地位はわずか「1」。先日新たに生み出したハイエルフのアーチャーが「100」のハイソな王子様なわけで、このギャップにはすごいものがある。

 だが、それがなんだというのか。
 ドワーフは耐える種族だ。そして怒れる種族だ。社会的地位など気にするものではない。一人で生きていく、独立独歩で歩むドワーフのメイジである。

探索開始

 一説によれば、ドワーフという種族は、悪神が生み出した「オーク」との戦闘に特化した存在ということらしい。

 そもそものドワーフの出自(大神アウレが主神エルの種族創造を真似て作り上げたのが”ドワーフ”という種族)を鑑みると、この説には少々違和感があるのは事実だが、まあいずれにしてもドワーフとオークの間には長年の”因縁”がある。それは、ドワーフとエルフの間の”確執”など、一瞬でどうでもよくなる程度の強く深いものだ。

 ということで、このドワーフのメイジは、きっとオーク退治のためにここに来たのだろう。


 とりあえず地下に潜ってみよう。元来、地面の下がこの種族の生きる場所だ。

 だが、このメイジ、現段階では激しく弱い。
 そこで、すぐに地上に戻れるよう、階段から離れずに戦う。

 コボルトとジャッカルを、できるだけ遠くから、本当に恐る恐るマジックミサイルの魔法で倒したところでレベル2に上がった。
 ああ、怖いなあ。

 ここでアウレ様からありがたい『鎧』をいただいたので、さっそく装備する。だが鑑定していないので、その真の価値まではわからない。お金がなくて、通常鑑定すらできないのだ。ビンボは辛い。

 ちなみに、このドワーフの主神であるアウレ様は、レベルアップの際に3/5の確率で高級品(以上)のアイテムをいただける。主として武具と防具のようだ。これはまことにありがたい。さすが我らが創造主である。

 ここで、基本能力はこんな感じになった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 16 2 -4 2 16 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 0 15 器用 14 -2 1 0 13 耐久 17 2 -2 0 17 魅力 10 -1 1 0 10

 やはり何も装備していないのに最初から腕力が「装備」で+2されている。継続的な現象であり、初期状態でのエラーというわけではなかったようだ。これはどういうことなのか、よくわからない。

テレポートの罠

 階段から少し離れたところで敵に囲まれたので「ショートテレポート」したところ、なんと別な部屋に飛ばされた。大変だ。ショートテレポートって同じ部屋の中だけだと思っていた。

 かろうじて元の部屋に戻り、ジャッカルとぶよを倒したところでレベル3に。
 ここではありがたい飛び道具をいただいたので装備する。その結果、こんな風になった。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 16 2 -4 6 18/20 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 0 15 器用 14 -2 1 0 13 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 10 -1 1 0 10

 装備で腕力が+4されている。レベルアップの際に神様からいただいた装備の中に、”そういうもの”があったようだ。だが、お金がなくて鑑定できていないため、正体がわからない。

 その後、しばらく地下1階で戦っているうちにレベル4に。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 16 2 -4 6 18/20 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 0 15 器用 14 -2 1 0 13 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 11 -1 1 0 11

 今回は少しだけイケメンにしていただいた。ドワーフ的にはお髭が少々伸びた感じだろうか。

 さらに、ここではありがたい『ダガー』をいただいた。
 これは、なんとダガー『★ニムサンク』だった。さっそく装備する。詳細は不明だが、悪いものではないはずだ。このタイミングで出てくれると役立つアイテムだ。

 だが、トラップ感知ができないままにさまよっていたところで、落とし穴に落ちて強制的に地下2階に。
 さて、どうしたものか。

 仕方なく、乏しい魔法で「モンスター感知」をしながらじわじわと進めていく。この魔法がなければ多分死んでいる。

 この辺りで、例の白いお犬様たち三匹を相次いで倒させていただいた。三匹とも、マジックミサイルの魔法で何とか倒していた。直接戦闘になったら噛み殺されただろう。

 このあたりで、何とかお金をためて『鑑定のスタッフ』を購入した。これでいろいろ楽になる。ブートストラップの最初の一歩というところだ。


 そんなドタバタの中、レベル5になり、さらにすぐに上がったレベル6ではこんな感じとなった。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 17 2 -4 6 18/30 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 0 15 器用 15 -2 1 0 14 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 11 -1 1 0 11

 腕力と器用さが向上した。ありがたいことだ。 

 さらに、この時に『人殺しのロング・ソード『嵐豹』 (2d5) (+5,+7) (+2)』を賜った。
 こちらのほうが多少だが与ダメージが大きいので、武器を『★ニムサンク』からこちらに交換した。
 ただし、この装備の詳細な耐性については、お金がなくて*鑑定*ができていないので、よくわからない状況だった。

 そこで、以前いただいていた『地震の武具』(使うと地震が起きてしまうので実質使えない)を武器店に売ったところ、これがいいお値段になり、その後おかげさまでかなり楽をさせていただくことができた。ありがとうございます、アウレ様。

 ということで、『★ニムサンク』について、*鑑定*をしてみた。

★ダガー『ニムサンク』 (2d4) (+4,+6) {r恐!!}
「白き牙」を意味する名を持つこの短剣は必殺の冷気もて敵を凍てつかせ、刃からは氷の矢を迸らせる力をもつ。
始動したときの効果...
アイス・ボルト(6d8) : 7 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは冷気によって大きなダメージを与える
それは投げて使うのに適している。
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 恐怖耐性があるのはありがたい。
 だが、打撃ダメージを重視して、ここでは『★ニムサンク』は自宅待機とした。

 さらに、ここで拾ったアミュレットが『反射のアミュレット』であることが判明した。なんと、コボルトがこんなものを落としたのだ。レベルアップとか関係なく。

 さっそく装備する。これでしばらく遠距離攻撃は心配しなくともよさそうだ。ひ弱なメイジにとっては好都合な装備だ。遠距離からの矢弾でブスブスにされる危険性はなくなった。幸運すぎる。

 さらにレベル7になった。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 17 2 -4 6 18/30 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 15 -2 1 2 16 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 今回はさらに髭を伸ばしていただいたようだ。
 また、装備で賢さと器用さが強化されていることに気が付いた。

レベル8

 件の元指輪所持者とひと悶着あったあたりでレベル8に。

 不思議なことに、この指輪所持者は透明なはずなのだが、それが目に見えている気がした。
 それでも、一度はお金を掏られて困ったことになったのだが、その後遭遇した時には何とか無事に倒し切った。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 18 2 -4 6 18/40 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 15 -2 1 2 16 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 ここでは腕力を強化していただいた。じわじわと強くなる。

 また、このレベルアップの時に、神様から「★玻璃瓶」をいただいた。
 もちろんあのありがたいものだ。
 これで、世間様からこの@が認められたという感じになった。

安いお店

 この辺りで気が付いたことがあった。

 この世界の魔法店は「ダンジョンに帰還」がなんと100$!なのだ。これは初めてだ。実は『帰還の巻物』を買うよりも安い。かつ素早い。とてもお得なので、この段階からすでにユーザになっている。

 ついでに、「全鑑定」も実はこのお店で行うとなんと100$! これもすごい。普通に鑑定の巻物やスタッフで行うよりも激しく安い。なんということか。全鑑定なのに100$なのか。
 各世界の店舗でこんな相違があったとは、これまで全く気が付かなかった。

 とはいえ、この街は、他の店舗の様子はいささか微妙だったりもする。
 武器も防具も美術商も、最高値の3万$の店が存在しない。ブラックマーケットですら25000$程度だ。いろいろな面で、「お安い」お店ばかりのようだ。

 これは、早期に店舗にTOBを仕掛けに行かないと長期的に損をする。
 だが、そのためのお金を稼ぐために、その「安い店」にモノを売りにいかねばならないというのは釈然としない。

あっさりレベルアップ

 開きにくかったドアの鍵を外したら、レベルアップした。初期にはこんなこともある。

鍵をはずした。
レベル 9 にようこそ。
最大ヒット・ポイントが 10 増加した!
最大マジック・ポイントが 4 増加した!
ワーオ!とても強くなった!

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/27 2 -4 6 18/67 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 15 -2 1 2 16 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 腕力を大幅に強化していただいた。おかげで、腕力については素の状態でも高水準に達しつつあるようだ。

 ここでお金が少したまったので、しばらく前に賜って使っていた『高級品銘入りロングソード』に対して、あらためて*鑑定*を試みた。

人殺しのロング・ソード『嵐豹』 (2d5) (+5,+7) (+2) {+賢;視}
それは賢さに影響を及ぼす
それは器用さに影響を及ぼす
それは敵を毒する。
それは人間に対して特に恐るべき力を発揮する。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。

 なるほど、この武器には透明視認機能があったのだね。それでスメアゴルさんが視認できた理由もわかった。

 引き続いて、新しい魔法を立て続けに2種類実行したらレベル11に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/43 2 -4 6 18/83 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 17 -2 1 2 18 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 ここでは腕力と器用さがさらに上がった。

 その後、スナガ軍団との戦闘中にレベル12に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/43 2 -4 6 18/83 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 ここでも器用さが大幅に上がった。
 こういう流れ、うれしいなあ。このゲーム、序盤が楽しいのはこういうところなのだ。

 少しお金がたまったので、もう一つ、いただいた飛び道具にも正式な*鑑定*をしてみることにした。

強力射のショートボウ『耀狼』 (x3) (+8,+11) (+4) {+腕r乱}
それは腕力に影響を及ぼす
それは混乱への耐性を授ける。
それは矢/ボルト/弾をより強力に発射することができる。

 こちらの賜りものの弓には「混乱耐性」があることが分かった。なるほど。

 だが、いまだに「麻痺耐性」がない。この状態でさらに深く潜るのは危険だと思われた。

エルフの鎧

 しばらく前に拾っていた『追加射撃の指輪』を15660$で美術商に売る。ちなみに魔法店だともう少し安かった。合い見積もりは大事だね。

 さらに『ジャイアントスレイヤーのパイク (2d5) (+3,+5)』も6153$で売る。

 そのお金で、こんなものを買う。

エルフの硬革よろい (-1) [6,+9] (+1隠密) {+隠r酸電炎冷轟}
それは隠密行動能力に影響を及ぼす
それは酸への耐性を授ける。
それは電撃への耐性を授ける。
それは火への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 このおかげで、基本の4元素耐性が賄えた。

 さて、もう一度潜ってみよう。

再度探索

 新しく覚えた「岩砕きの魔法」を使ってみたところ、2回目に成功した。新魔法ボーナスで経験値が溜まり、レベルがアップして13となった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/53 2 -4 6 18/93 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 今回は腕力がアップした。

 また、『守りの毛皮のクローク [3,+6]』をいただいたので、ここで装備した。
 ACが45まで向上した。ありがたい。
 また、『吸血武器』をいただいた。これはとてもありがたいことだ。低階層から中階層にかけて、とても有効だろう。

 ちなみに、HPは114、MPは61となった。

天才のランプ

 地上のBMにこんなものがあった。

☆フェアノールのランプ『天燕』 (+4) {+腕知賢r冷毒}
始動したときの効果...
害虫の駆除 : 10 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは永遠なる明かり(半径 2)を授ける。
それは腕力に影響を及ぼす
それは知能に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それは寒さへの耐性を授ける。
それは毒への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 気になるお値段は13万$。なるほど。買えない。というか、買う意味はあまりない。始動機能が「害虫の駆除」というのはあまりに微妙だ。蜂などに有効なのだろうか。
 それよりも『体力回復の薬』が1000$だ。これは欲しいが、今は買えないなあ。

 ここで店売りの巻物で武器を強化したところ、打撃期待値がやっと50に到達した。
 メイジだし、この辺りはあまり期待してはいけないのはわかっている。

★黒の牙 登場!

 地下3階にて、スケルトンを倒したところでレベルが14に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/65 2 -4 6 18/105 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18 2 -2 0 18 魅力 12 -1 1 0 12

 さらに強くしていただいた。

 ここでいただいたものがこれだった。

★ダガー『デサンク』 (2d4) (+4,+6) {%}(u)を拾った

 なるほど。こちらでしたか。
 早速詳細を確認してみましょう。

★ダガー『デサンク』 (2d4) (+4,+6) {r轟!!}
「黒の牙」を意味する名を持つ、この短剣は雷光に覆われ、その刃から雷の矢を迸らせる力をもつ。
始動したときの効果...
サンダー・ボルト(4d8) : 5 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは電撃によって大きなダメージを与える
それは投げて使うのに適している。
それは電撃への耐性を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なるほど、こちらは電撃攻撃が得意な武器のようだ。
 とはいえ、使うことはないだろう。

 さらに、お寺にこんなものが売られていた。

ジャイアントスレイヤーのクォータースタッフ『旭豹』 (1d9) (+9,+7) (+2) {r轟|凍}
それは腕力に影響を及ぼす
それは冷気によって大きなダメージを与える
それはジャイアントに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。

 うーん、どうしようどうしよう。待望の麻痺耐性が付いた武器だ。

 いただいた★装備を売れば多分買えるのだけれど。

 これまでは、どの@でも★装備を売るということはしてこなかった。なんとなく神様に失礼な気がしたためだ。

 この@はドワーフである。だから、物を売り買いしてお金を作ること自体は抵抗はない。なので、これまでの方針を変更して、きっと最後まで使わないであろう、いただいた『★装備』二つを、お金に換えてみようとおもったのだが、なんとなく気が進まなかった。これは、@というよりもプレーヤーの心の抵抗である。
 もしかしたら、このあたりは状況によっては変わってくるかもしれない。

探索の価値

 魔法の店にて、ソーサラーの店主がこんなものを売っていた。

『探索の指輪(+1)』 454$
『探索の指輪(+6)』 4997$

 なるほど、数値が大きいと急激に価格が高くなるのだな。

マンゴーシュの嵐

 同じ階で、『マン・ゴーシュ(+0,+0)』ばかり立て続けに4本も拾う。仕方なく持ち帰る。なんなんだこれ。左利きの人ばかりの小隊が全滅した、とかだろうか。あんまりなさそうだけど。

 また、この辺りで、『トラップ感知のロッド』を2本拾う。これで罠探索は安心だ。

地下5階、ドラゴンと

 地下5階では、ついに赤いdが出現し始めた。
 その赤いdを二匹倒したところでレベルが上がった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/65 2 -4 6 18/105 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18/22 2 -2 0 18/22 魅力 12 -1 1 0 12

 耐久力を上げていただいいた。
 HPは140に達した。

 ちなみに、さきほどBMにあった謎の『☆ランプ』はもうなくなっていた。高いものだったが、思ったよりも売れるのが早かった。実は人気があったんだなあ、フェアノールさん。

蛇の舌

 地下6階には灰色のpがいた。あの人だ。

サルマンの間者『ヘビの舌』が目を覚ました。
サルマンの間者『ヘビの舌』「ひとつあんたのことをラススペルとお呼びしよう。凶報ということですな。
サルマンの間者『ヘビの舌』の攻撃をかわした。
殴られた。
かわした。
サルマンの間者『ヘビの舌』に殴られた。
かわした。 <2x> サルマンの間者『ヘビの舌』が悪臭雲の呪文を唱えた。
毒に侵されてしまった!
サルマンの間者『ヘビの舌』がアイス・ボルトの呪文を唱えた。
攻撃が跳ね返った!
サルマンの間者『ヘビの舌』は痛みでうなった。
まだ 26本の 細矢 (1d4) (+4,+3) (55/55)を持っている。
細矢 (1d4) (+4,+3) (55/55)がサルマンの間者『ヘビの舌』を直撃した。
サルマンの間者『ヘビの舌』は痛みで絶叫した。
サルマンの間者『ヘビの舌』は恐怖して逃げ出した!

 一度「悪臭雲」で毒を盛られてしまったが、何とかなった。よく考えれば、後生大事に『解毒の薬』を持っていたのに、忘れていて飲むこともしなかった。

 まあ、毒はそれほど長期間影響しないので、これまでどの@でも大きな問題になったことがあまりないというところもあり、なんとなく過ごしてしまったが、しかし、うっかりもいいところだ。

 ここでは
『魔力支配のセスタス [5,+6] (+2)』
を拾った。始めて装備できる手装備ではないか、と思って喜んだのだが、これを装備しても、結局「体が重い」といわれてしまうのだった。だめか~。

 使えないわけなので、これは地上の美術商で売り飛ばした。8692$という結構な価格で売れた。これはこれでありがたかった。

 また、上記のセスタスと同じ時に蛇の舌氏からもらった『 23本の 殺戮の矢 (2d4) (+11,+7) (77/77)』を持っていくことにした。

すごいけど買えない

 武器店にこんなものが売られていた。

(聖戦者)トライデント『耀鷹』 (2d8) (+15,+11) [+1] (+3) {/動(耐}
それは賢さに影響を及ぼす
それはデーモンに対して聖なる力を発揮する。
それはアンデッドに対して聖なる力を発揮する。
それは邪悪なる存在に対して聖なる力で攻撃する。
それは自然界の動物に対して特に恐るべき力を発揮する。
それはあなたの耐久力を維持する。
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは神に祝福されている。

 何ともすごい銘入りの聖戦者。
 気になるお値段は7万$以上。これは無理だ。すごいけど、買えない。
 良装備はこういう買えない時に限って出てくる気もする。

乞食の影

『影のクローク』があったので喜んで持っていこうとしたが、なんとなく鑑定してみた。すると
『乞食の影のクローク [6,-7] (-1) {呪われている}』
だった。こんなものがあったとはこれまで知らなかった。驚いた。
 せっかくいいクロークを手に入れたと思ったのに、かなりがっかりした。

 このあたりでまたレベルが上がっていた。レベル16である。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/65 2 -4 6 18/105 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 13 2 0 2 17 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18/22 2 -2 0 18/22 魅力 13 -1 1 0 13

 また少し麗しいお髭が伸びていたようだ。神様のお陰で、日々じわじわと伸びていくお髭である。

魔法書の購入

 これまで、レベルが上がって学習能力が3つほど付いていたものの、実際に学べる魔法の本が手に入らなかったので、どうしようもなかった。具体的には、仙術の上級魔法書である『魔道大成』である。

 ところが、珍しく、BMにその『魔道大成』が売られていた。お値段は10000$。これは買いだ。多少の貯金はできていたので、無事に購入することができた。お金はこう使わなければ。

 ということで、やっとのことで新しい魔法が使えるようになった。具体的には、「火炎の武器」、「帰還」、そしてありがたい「鑑定」の魔法を手に入れた。
 これでやっとドワーフらしくなってきた。
 だが、まだ一冊しかないので、これが燃やされたりしたら大変なことになりそうだ。

新しい魔法

 地下6階にて、新しく覚えた「鑑定の魔法」を使ったところでレベル17になった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/65 2 -4 6 18/105 知能 17 -2 3 0 18 賢さ 14 2 0 2 18 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18/22 2 -2 0 18/22 魅力 13 -1 1 0 13

 また少し賢くしていただいた。

 次に、新たに「衰弱の矢」の魔法を放ったところでレベルが18になった。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/65 2 -4 6 18/105 知能 18 -2 3 0 18/10 賢さ 14 2 0 2 18 器用 18/10 -2 1 2 18/20 耐久 18/22 2 -2 0 18/22 魅力 13 -1 1 0 13

 今回は知能が上がった。次第次第に知識が増え、思考が明晰になっていく。

 ここで世間様から「運が向いてきた」とのこと。なんだろう。

 疑問に感じつつスナガ軍団と戦っていたら、
『滅邪のハルベルト (3d5) (+5,+1) (+2) {+賢r恐;祝/邪} 』
『強力射のショートボウ (x3) (+6,+7) {r轟}』
をゲットした。

 後者は現状の下位互換に近い装備だったので、美術商に売り、お金に換えさせていただいた。

 もしかしたら、ユニークっぽい敵とも戦っていたかもしれない(このあたり、プレーヤーが疲れていたためか、なぜかあまり細かい記録がない)。

vs. ゴルフィンブール

 しばらくしたら、茶色のoに遭遇した。
 えーと、どちら様でしたっけ。

丘オークの隊長『ゴルフィンブール』に殴られた。

 ああ、あなたでしたか。お名前は伺ってます。っていうか、いきなり殴らないくださいよ。痛いじゃないですか。

丘オークの隊長『ゴルフィンブール』「俺は鮮血の臭いが大好きだ。
丘オークの隊長『ゴルフィンブール』に殴られた。
殴られた。 <3x>
スナガの攻撃をかわした。
丘オークの隊長『ゴルフィンブール』「俺はブチキレんのが大好きなんだぜ!
丘オークの隊長『ゴルフィンブール』に殴られた。
殴られた。 <3x>
ミス! 丘オークの隊長『ゴルフィンブール』にかわされた。
丘オークの隊長『ゴルフィンブール』を攻撃した。
スナガの攻撃をかわした。
丘オークの隊長『ゴルフィンブール』を攻撃した。
ミス! 丘オークの隊長『ゴルフィンブール』にかわされた。
丘オークの隊長『ゴルフィンブール』に殴られた。
殴られた。 <2x>
*** 警告:低ヒット・ポイント! ***

 あいたたたたた。

 かなりまずい感じになってきた。加速度+0では無理もない。隊長さんにボコボコに殴られている。上記のログを眺めると、戦闘で常に後手を引いているようだ。

 まただ。
 結局、なんとなくで”戦士的”に戦ってしまうとこんな感じになる。

 何か”戦い方”というか”プレイの仕方”というかが間違っているのだろう。あくまで、遠距離から魔法で対応するのがメイジだというのに、結局直接戦闘になってしまっては単なる「超劣化戦士」だ。距離を置いて戦うことができるだけの「環境」を作るための戦略がプレーヤー側に必要なのだろう。そのプロセスががまだわからないのだ。

 現状での雰囲気は茶色。多少は運が向いてきたとのことだが、果たしてそれは生か死か。

 仕方なく、一度テレポートして離脱する。
 幸いにも何もいない部屋に出現し、そこでなんとか回復をした。
 回復後、こちらに迫ってきていたスナガの群れを蹂躙し、元の場所に戻っていく。

 戦場で再会したゴルフィンブール氏をなんとか倒して『高精度のクロスボウ』などを手に入れた。

vs. ブロッダ

 さて、そろそろ帰ろうか、と暢気に構えていたのだが。

 目の前に不意に出現した『東夷ブロッダ』さんとの戦闘となった。おお、びっくりした。今沸いたんだ。ユニークなのに。

 とりあえず、剣と魔法で何とか退治した。まるでファンタジーだ。え、違うのか?

 気が付くと、手持ちの『魔道大成』が2冊になっていた。これはありがたいと思った。この人が落としたのかどうかはよくわからなかった。

テレパシー!

 落ち着いたところで、今回の『高精度のクロスボウ』は、と…

高精度のクロスボウ (x4) (+9,+4) (+1) {感}
始動したときの効果...
ドア破壊 : 10 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは器用さに影響を及ぼす
それはテレパシー能力を授ける。

 おおお、これはなんと、ありがたい「テレパシー装備」ではありませんか。すごい!
 あと、ついでにドアも壊してくれる。すごいのかすごくないのか、よくわからない! っていうか、この機能にどういう意味があるのか未だに謎だ!

うっかり忘れ

 ふと気が付くとレベル19に。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/78 2 -4 2 18/78 知能 18 -2 3 0 18/10 賢さ 14 2 0 2 18 器用 18/10 -2 1 3 18/30 耐久 18/22 2 -2 0 18/22 魅力 13 -1 1 0 13

 今回は腕力を鍛えていただいた。

 ふと思い出した。
 ここまで、『吸血武器』を持っていたことをすっかり忘れ去っていた。あれまあ、疲れて夢中になっていると視野が狭くなる。先ほどの戦闘でも、この装備を使えばそこまで苦労しなかったかもしれない。
 これからはきちんと使おう。

vs.オークユニークス

 とりあえず、テレパシーの効果を見るために、弓装備を交換して、もう一度潜ることとした。

 潜ってみると、なるほど、確かに遠くのモンスターがよくわかるようになった。
 ありがたいことではあったのだが。

 が。

 今回は大変だった。

 いきなり2マス×2マスの「駐屯地」が出現していたのだ。しかも2か所。この中には微妙にヤバ目のモンスターがいることが普通だ。ついでに、状況によってはユニークも。

 ここでは、二人のユニークに遭遇した。
 スナガ『ムズガッシュ』氏とスナガ『ラドブグ』氏である。

 ラドブグ氏は例のごとく、懐柔しようと話しかけてくる。

スナガ『ラドブグ』は叫んだ。「おい!オークにも権利があるんだぞ!」

 相変わらず雄弁ではあるが、説得力はない。

 さて、そのラドブクさんたちとの戦闘中に、何とかレベル20に到達した。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/78 2 -4 2 18/78 知能 18/39 -2 3 0 18/49 賢さ 14 2 0 0 16 器用 18/10 -2 1 1 18/10 耐久 18/22 2 -2 0 18/22 魅力 13 -1 1 0 13

 ここでは、知能を上げていただいた。
 アップしたレベルで元気いっぱいとなり、ラドブグさん他を退けた。

 さらに、またオークユニークに出会った。

刃がスナガ『ラグドゥフ』から生命力を吸い取った!気分が良くなった

 あれ、あなたとはさっき戦ったような…あ、あちらは「ラドブグ」さんでしたか。皆さんお名前が似てますね。もしかして、ご親類ですか?

 しかし、どちらの皆さんも、『吸血装備』の敵ではなかった。この改装では吸血装備は鉄板なのだ。

テレパシーの魔法

 地上に戻り、これまで使っていなかった魔法「テレパシー」を使ったところ、レベルが21にアップした。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/78 2 -4 2 18/78 知能 18/39 -2 3 0 18/49 賢さ 14 2 0 0 16 器用 18/10 -2 1 1 18/10 耐久 18/53 2 -2 0 18/53 魅力 13 -1 1 0 13

 耐久力がかなりアップした。HPは180まで上がった。実際にはまだまだ貧弱だが、そんなものなのだろう。

 なお、ここで神様からいただいたものが素晴らしかった。

ジャイアントスレイヤーのフレイル (2d6) (+5,+3) (+2) {|酸}
それは腕力に影響を及ぼす
それは酸によって大きなダメージを与える
それはジャイアントに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。

 おお、やっとここで出てきた、待望の麻痺耐性!

 これはとてもありがたい。
 これまでの武器は透明視認をするために使っていたが、テレパシー能力を得た今となっては、特に不要かもしれない。

 しかし、鉄板はやはり吸血装備だ。普段は麻痺耐性の剣で戦い、オーク相手には吸血装備で戦うことにしよう。

まとめ

 ということで、初回はここで終えた。

 ここまでのところ、アウレ様の下賜された様々なもので、何とか形にさせていただいている。それがなければ、金銭的にかなり苦しくなっていただろう。お金の有無は探索の進行に大きく影響するので、アウレ様のご加護のおかげでここまで進んでくることができたといえるだろう。

 社会的地位は1と激しく低いこの@だが、それが何だというのか、という感じだ。
 ある意味、蛮野ゼロのリアル版とも見えなくもない。

 現状でレベルは21。一度にかなり伸びた。ある程度の時間をかけただけのことはある。だが、まだまだ弱い。プレーヤーが元来が戦士気質ゆえであるためか、プレイ方針も今一つ定まらない。

 この@は、社会的にはドワーフの「幻術師」ということになっている。まあ少し前の「奇術師」よりも少しは敬意を払っていただいているような気がしないでもない。世間ではドワーフとはそういう扱いなのだ。

 かつては地下の宝物を発掘し、富を蓄え、大きな宮殿を造営して栄えていたのに、ドラゴンやオークどもに追われ、住処を奪われ、旅から旅への流浪の民。それがドワーフだ。

 一部の仲間は、かつての栄光を取り戻すべく活動していたことをこの@は知っている。しばらく前には大規模な戦いが起こり、その結果、戦には勝ったが、ときの王はオークの首領と戦い、共に倒れたという。

 その後、あの栄光のモリアに戻った縁者たちは果たしてどうなったのだろう。便りがないのは良い便りなのだろうか。

 ある時は、丘の上で灰色の魔法使いが何かを探しているのをちらりと見たような気がするが、自分は丘の下をそのまま通り過ぎた。特に問いかけられることもなかったためだ。

 自分には自分の仕事がある。

 ドワーフの守護神、アウレ様から直々にご下命を賜った、大事な仕事だ。正直、いささかひ弱な自分の肩には重すぎる荷だが、それでも何かの役には立つかもしれない。それは、自分のためでもあり、ひいてはこの世界で苦労している仲間たちのためにもなるはずだ。

 そう信じて@は地下に潜っていくのだ。

第156週

 今週はトニー谷師匠にご登場いただいた。

 師匠、お久しぶりでやんす。最近はご機嫌はいかがですか?

ドゥナダン パラディン 重騎士 レベル 32 経験 381358 $ 880666 \[}=="!((]]] 腕力 !18/170 知能 :18/139 賢さ !18/130 器用 !18/120 耐久 !18/150 魅力 :18/106 AC( 96) HP 576/ 576 MP 159/ 159 名前 : トニー谷 性別 : 男性 年齢 69才 腕力 ! 18/170 種族 : ドゥナダン 身長 160cm 知能 : 18/139 職業 : パラディン 体重 68kg 賢さ ! 18/130 魔法 : 生命 社会的地位 72 器用 ! 18/120 守護神 : マンウェ 耐久 ! 18/150 魅力 : 18/106 打撃修正 (+20,+44) HP 576/ 576 打撃攻撃 :伝説的 [10] MP 159/ 159 射撃攻撃 :英雄的 打撃回数 7 魔法防御 :英雄的 平均ダメージ 350 レベル 32 隠密行動 :超越 経験値 381358 射撃修正 (+19,+9) 最大経験 381358 知覚 :大変良い 射撃倍率 x2.38 次レベル 386000 探索 :卓越 射撃回数 2.00 所持金 880666 解除 :卓越 魔法道具 :超越 AC [35,+61] 日付 35日目 14:56 加速 (+7) プレイ時間 97:47:46 赤外線視力:40 feet 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 18/100 1 2 4 18/170 ..........4.. 知能 18/99 2 -2 4 18/139 .........4... 賢さ 18/100 2 1 0 18/130 ............. 器用 18/100 2 0 0 18/120 ............. 耐久 18/100 3 2 0 18/150 ............s 魅力 18/66 2 2 0 18/106 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : .......+..... 加速 : ...+......... 耐麻痺 : ............+ 耐電撃: .++....+....+ 反射 : .+........... 透明視認 : ............. 耐火炎: ..*....+..+.. 魔法道具: ............. 生命保持 : +............ 耐冷気: .......+..... 火オーラ: ..........+.. テレパシ : .....+....... 耐毒 : .......+..... 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: ............. 冷オーラ: ............. 遅消化 : .........+... 耐暗黒: .......+..... 魔力減少: ............. 急回復 : ............+ 耐盲目: ............. 乱テレポ: ............. 浮遊 : ...........+. 耐混乱: ............. 反テレポ: ............. 永遠光源 : ......+...+.. 耐轟音: ............. 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ..+.......... 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) \ 右手 : (吸血)ウォー・ハンマー (3d3) (+11,+10) {経|吸} 6.0 kg b) [ 左手 : 耐電のミラー・シールド [10,+7] {r電;反} 5.0 kg c) } 射撃用 : ☆スリング『フィアカルン』 (x2) (+10,+9) (+4) {+掘*炎r電獄|電!!} 0.3 kg d) = 右手指 : スピードの指輪 (+7) 0.1 kg e) = 左手指 : 追加攻撃の指輪 (+2攻撃) 0.1 kg f) " 首 : テレパシーのアミュレット 0.2 kg g) ! 光源 : ★ガラドリエルの玻璃瓶 (+1探索) {+探;明!!} 0.5 kg h) ( 体 : 耐性の革製スケイル・メイル (-1) [8,+6] {r酸電炎冷毒暗} 7.0 kg i) ( 体の上 : エルフのクローク [4,+8] (+4隠密) 0.3 kg j) ] 頭 : ☆鉄ヘルメット『カランヒス』 (+0,+15) [5,+10] (+4隠密) {+知隠赤;遅} 3.8 kg k) ] 手 : ★ガントレット『パウアハッハ』 [2,+14] (+4) {+腕r炎;明[炎(腕!!} 1.3 kg l) ] 足 : 浮遊の鉄鋲底の靴 [6,+8] { } 4.0 kg a) ? 4冊の 生命の魔法書[一般祈祷] 6.0 kg b) ? 4冊の 生命の魔法書[上級祈祷] {Elbereth} 6.0 kg c) ! 11服の スピードの薬 {!k} 2.2 kg d) ! 12服の ヒーローの薬 {50%引き} 2.4 kg e) ! 20服の 体力回復の薬 {!k} 4.0 kg f) ! 17服の 経験値復活の薬 {75%引き} 3.4 kg g) ! 10服の 癒しの薬 {!k} 2.0 kg h) ? 14巻の テレポートの巻物 {75%引き} 3.5 kg i) ? 9巻の レベル・テレポートの巻物 2.3 kg j) ? 10巻の 対邪悪結界の巻物 2.5 kg k) - 4本の トラップ感知のロッド 3.0 kg l) - 3本の 鑑定のロッド {@!k!!} 2.3 kg m) - 3本の 帰還のロッド 2.3 kg n) - スピードのロッド 0.8 kg o) - 3本の 岩石溶解のワンド (36回分) 1.5 kg p) _ 4本の スターライトのスタッフ (4x 4回分) {Elbereth} 10.0 kg q) _ アイテム感知のスタッフ (22回分) {50%引き} 2.5 kg r) / 神罰のスピア (1d6) (+9,+10) (+2) {|凍!!} 2.5 kg s) } エルフのクロスボウ (x4) (+5,+14) (+2隠密) 3.0 kg

 実はしばらく前から

防具の重さで動きが鈍くなってしまっている。

 と言われてしまうところからのスタートになっている。名称が「重騎士」だからというわけではないだろう。
 とはいえ、重い鎧を外しても実はMPは3しか変わらないので、特に気にする必要もなさそうだ。むしろACの向上のほうが効果が高い。

 この@は、早期に入手してしまった『火免疫のスリング』を装備する目的があるため、飛び道具は事実上使えないに等しい。そのためなのか、スリングの弾を全く持っていない。深層に進んでいくにはいささか不安な装備かもしれない。

地下18階の☆

 さて、初回から一通りの探索をしてみたが、大きな問題は起きなかった。
 
『火炎の指輪』などを拾って戻る。ほどほどのお金にはなった。

 ところが、2回目の探索で、
『☆クロスボウ『トゥアラス』 (x4) (+15,+12) [+8] (+3加速)。』
などという”すごいもの”が出てきた。

 おおお、加速+3の弓だ。しかもクロスボウ。これは使える。

 とはいえ、たしかに「使える」のだが、火免疫のスリングには代えられない気がしてしまう。

 そして、しばらくしてオーガの群れと戦闘をしていたところで、久々のレベルアップとなった。

レベル 33 にようこそ。
大ヒット・ポイントが 21 増加した!
大マジック・ポイントが 4 増加した!
マンウェの声が響き渡った:
留まるのだ、下僕よ。余が汝の肉体を鍛えん。

 と神様はおっしゃってくださったものの。

能力 基本種族/職業/装備 合計 腕力 18/100 1 2 4 18/170 知能 18/99 2 -2 4 18/139 賢さ 18/100 2 1 0 18/130 器用 18/100 2 0 0 18/120 耐久 18/100 3 2 0 18/150 魅力 18/66 2 2 0 18/106

 今回はいささか何も起きていなかったようだ。すでに多くがカンストになっているためだろうか。

 ちなみにHPは597、MPは163となった。
 そして、次レベルは53万。はるか遠い世界だ。

 さらに、こんなものを見つけていた。

床上: ジャイアントスレイヤーのフレイル (2d6) (+4,+9) (+1)。

 なるほど、高級品だ。ありがたいことだなあ。
 感謝しつつ持ち帰る。

☆の正体

 早速地上で『☆装備』の正体を明らかにしてみた。一体どんな機能があるのだろう。

☆クロスボウ『トゥアラス』 (x4) (+15,+12) [+8] (+3加速) {+速r冷獄;感|凍}
それはスピードに影響を及ぼす
それは冷気によって大きなダメージを与える
それは寒さへの耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それはテレパシー能力を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 おおお、テレパシー機能付きの『☆クロスボウ』だ!すごい。ついでに冷気ダメージ機能もある。

 とはいえ、実は、この種の装備には微妙に見覚えがあったりする。

 実は、件のハーフオーク戦士の持っている『☆クロスボウ』は、強力射であると同時に加速が+3あり、そしてこれと同じ「テレパシー機能」があるうえで、実は「火免疫装備」だったりするのだった。

 あらためてこう書くと、あの『☆クロスボウ』は化け物だとわかってくる。本来であれば最終装備であるはずの、加速が+10ある驚異の強力クロスボウ『★クブラゴル』を自宅に待機させるほどの逸品なのだ。
 実際、あのクロスボウを拾う以前と以後では、ハーフオーク戦士の戦い方は全く異なったことを思い出す。

 さらに、もう一つの高級品も確認した。

ジャイアントスレイヤーのフレイル (2d6) (+4,+9) (+1) {|凍}
それは腕力に影響を及ぼす
それは冷気によって大きなダメージを与える
それはジャイアントに対して特に恐るべき力を発揮する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。

 なるほど、こちらにも冷気ダメージがあるのだな。今回は冬の神様に愛されていたのかもしれない。

裏切りの反魔法

 さて、あえて鑑定していなかった『反魔法のアミュレット』を店に持ち込んだ。さて、どうなったかな。

賛成だ!反魔法のアミュレット {呪われている}を $30000で売却しました。
なんてこった!
もう反魔法のアミュレット {呪われている}を持っていない。

 ということで、店主さん、あしからず。いつもすまないねえ。

鉄弾破壊

 錆の怪物が出てきたので、とりあえず遠距離からスリングの鉄弾で殴りつけていた。
 ところが、だ。

錆の怪物が鉄弾 (2d2) (+6,+6) (42/84)を破壊した

 なるほど、鉄を錆びさせるモンスターだからか。こういうのは初めて見た。弾が石ならこういうこともないのだろうか。

酸の恐怖

 一通り探索が終わった後でフラフラしていたら、再度沸いたアリさんに、酸のブレスで『対邪悪結界の巻物』を壊されてしまった。悲しい。電撃と火の免疫があるのに、なんということか。

 このあたりで、
『神罰のスモール・ソード (1d6) (+12,+10) (+3) {+腕賢;明祝|酸/デ死!!} 』
を手に入れた。現状の持ち物になっている『神罰のスピア』と交換する。こちらの方が少し強力に見えたためだ。しかし、スピアとスモールソードの違いは今に至るまでよくわからないままだ。

地下17階の虚空

 虚空に孤立しているスペースを発見する。以前も見つけていたのだが、非常に稀な現象だ。

 しかし、どういう過程であの部屋ができたのか、わからないと思った。一応ドアもあり、人の手が入っているようなのだが、しかし出口も入り口もない。啓蒙の薬を飲んだ結果として見えているわけなので、間違いはないところだと思う。

 このゲームは、階が保存されないので、上下のどちらかの階からの行き止まり通路ということも想定できない。
 もしかしたら、迷路作成アルゴリズムのバグのようなものかもしれない。それはそれで面白いと思った。

 また、『啓蒙の薬』でも隠しドアは分からないということが分かった。

掘りまくりの時間

 さて、この階には実は結構広いガレ場があったのであったのであった。

 階の探索の最後にそのガレ場に向かった。
 掘って掘って掘りまくるぜ! 剣でだけど。こんな風に剣を使って壊れないのがある意味すごい。

 さて、そうしたら一連の”こんなもの”を掘り出した。

『*破壊*の巻物 {!r!k}』
『啓蒙の薬』
『魔力復活の薬』
『追加攻撃のスモール・ソード (1d6) (+9,+8) (+1攻撃)』

などなどである。
 うわーい、すごいね。

 特に、最後のものは即座に美術商に運ばれていった。あとは自宅に資源として貯めさせていただく。

達成!&破壊

『対毒の指輪』を売ったところで資産が100万$を超えた。
 めでたくミリオネアー達成であった。

 とはいえ、今のところ特に使う当てもなかったりする。

 そして、ナーガに虎の子の『スターライトのスタッフ』を壊される。ひどいわ。もう顔も見たくない。火免疫持ってるのになあ。なんなのよ、これ。

うれしい棒

 倒しまくったオーガの群れからこんなものが。

1本拾って、4本の 鑑定のロッド {@!k!!}(n)を持っている。

 オーガの群れよ、ありがとう。オーガは時々こういうありがたいアイテムを落としてくれるので好きだ。ハーフオーク戦士の時には、確か『王者の加護の指輪』を落としてくれたのがオーガの皆さんだったような気がする。頼もしい(?)モンスターだ。

 それにしても、このロッドはうれしいなあ。見つけるたびに幸福度が上がる気がする。@もプレーヤーもだ。

不意の明るさ

 暗闇の中でテレパシーに頼って東夷の戦士に遠距離から鉄弾を撃ち込んだところ、その瞬間に敵の記号の周囲だけが明るくなるという現象を初めて観察した。これ、どういうことだったのだろうか。

 相手がなにか周囲を明るくする光源を装備したということなのだろうか。それとも、こちらの攻撃でランタンなどが破壊されて一面が火の海になった、とかだろうか。
 いずれにしても、よくわからなかった。

 ワイトの群れを「邪悪存在退散」の魔法×4発で消滅させたのだが、おかげでMPが真っ赤になってしまった。慌てて隅に引っ込んで回復した。

 このレベルでは、魔法はいまいち使えないと思った。いつか景気よくドカンドカンと使えるようになる日が来るのだろうか。
 しかし、最終的には結局「直接攻撃にしくはなし」という形になってしまいそうだ。魔法使いなんだけどなあ。

 このゲーム、どうにも攻撃魔法が弱い印象だ。

レイスの群れ

 地下17階にて、レイスの群れに出会う。加速してヒーローの薬を飲んで対応する。

 そこで、エラソーな東夷の隊長に向かって「聖なる光球」の魔法を使ったところ

東夷の隊長には完全な耐性がある。

と反論されてしまった。なんてこった。やっぱり魔法攻撃が役に立たないなあ。

 そして、岩の中に守られている感じの細矢があったのだが、悲しいことに呪われていた。
 実は隔離されていたのかもしれない。
 即座に破壊された。

登場!酸免疫!

 小さなガレ場の隅に置かれていた『鉄の箱』の中から、なんと待望の酸免疫のアイテムが登場した!

『床上: ★トーリン王の金属製スモール・シールド [5,+11] (+4)』

 いやすごいぞ。
 ついでに『人殺しのグレイブ (2d6) (+4,+8) (+1) 』も登場した。

 さらに、拾った『自己分析の薬』で、自分の状態を把握してみた。

あなたの状態:
現在の体力ランクは 96/100です。
あなたはヒーロー気分だ。
あなたの瞳は赤外線に敏感である。
あなたは飛ぶことができる。
あなたは麻痺知らずの効果を持っている。
あなたは素早く体力を回復する。
あなたは食欲が少ない。
あなたはテレパシー能力を持っている。
あなたは自己の生命力をしっかりと維持する。
あなたは矢やボルトを反射する。
あなたの身体は光っている。
あなたは酸への耐性を持っている。
あなたは電撃に対する完全なる免疫を持っている
あなたは火に対する完全なる免疫を持っている。
あなたは冷気への耐性を持っている。
あなたは毒への耐性を持っている。
あなたは暗黒への耐性を持っている。
あなたは地獄の力への耐性を持っている。
あなたは全く恐怖を感じない。
あなたの耐久力は維持されている。
あなたの知能は装備によって影響を受けている。
あなたの隠密行動能力は装備によって影響を受けている。
あなたの探索能力は装備によって影響を受けている。
あなたの赤外線視力は装備によって影響を受けている。
あなたの採掘能力は装備によって影響を受けている。
あなたのスピードは装備によって影響を受けている。
あなたの攻撃速度は装備によって影響を受けている。
あなたの武器は敵から生命力を吸収する。
あなたの武器は敵を感電させる。

 なるほど、よくわからないけれどよくわかった。電撃免疫と火免疫があるのだ。今度はそれに酸免疫が加わることになるのかもしれない。

 ということで、今度は『★酸免疫のシールド』を確認してみた。

★トーリン王の金属製スモール・シールド [5,+11] (+4) {r獄}
山の下の王トーリン・オーケンシールドの強さと頑丈さを受け継いだこの小さな金属の盾は、地のエレメントに対する完全な防御を可能にする。
それは腕力に影響を及ぼす
それは耐久力に影響を及ぼす
それは酸に対する完全な免疫を授ける。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 この説明文からすると、酸というのは「地のエレメント」なのだろうか。謎である。
 そして、シールドを変えたらHPが607から689になった。わお、すごいぜ。

 とはいえ、今のミラーシールドに備わっている反射機能がなくなるというのはさすがに避けたい。そこで、酸免疫のシールドは、ゼリーピットへの対応のために持ち歩くことにした。こういう使い方もある。
 もうスタッフが酸で壊されなくなると思うと、とてもうれしい。

 ついでに、『高級品の人殺しの武器』も確認をした。

人殺しのグレイブ (2d6) (+4,+8) (+1) {警}
それは器用さに影響を及ぼす
それは敵を毒する。
それは人間に対して特に恐るべき力を発揮する
それは危険に対して警告を発する。

 なるほど、警告機能付きのグレイブだった。少し迷い、自宅に安置する。

探索過程

 この辺り、地下17階から18階へいろいろ探索を行い、資材を蓄える。
『邪悪存在退散のスタッフ』も2本ほど増えた。これはすごい。
 ありがたい『凡庸の巻物』もうれしかった。

 しかし、ナズグルには出会えない。
 そういうものなのだろう。一度会えなくなると、なかなか会えないものだ。
 以前もそうだった。不思議でならない。

 気が付いたら、鉄弾の修正値(+6,+6)が(+7,+6)になっていた。あれ?私、何かしたのでしたっけ? いまいち覚えていない。

 冷気免疫がないため、唯一薬だけがモンスターの攻撃で破壊される。少し悲しい。うおーん。嘆く。

微々たる向上

 深層で拾った『攻撃力強化の巻物』で、☆スリングの強化を試みた。
 ら、こんな風になった。

『☆スリング『フィアカルン』 (x2) (+10,+9) (+4) {+掘*炎r電獄|電!!} 』

『☆スリング『フィアカルン』 (x2) (+10,+10) (+4) {+掘*炎r電獄|電!!} 』
になった。

 これは幸運だったといえるだろう。
 スリングは打撃力が弱いので深層ではなかなか厳しいのだが、それでも火免疫には代えがたい。少しでもダメージを大きくするべく、今後も努力が続くのだろう。
 …ある意味、”火免疫の呪い”のようになってしまっているようだ。

まとめ

 ということで、今週はこれで終わりとした。

 久々にレベルが上がった。レベル33だ。

 電撃と火の免疫に加えて、酸免疫が追加された。これで残すは冷気免疫のみである。とはいえ、この冷気免疫、とてもレアなので、難しいだろうという気がした。

 次回は@の前にどんな世界が広がるのだろうか。
 それでは師匠、またいずれ。

第157週

 今週お呼びするのはあの有名なゾンビーハンター、林石隆老師! 新聞紙一枚で人間を殺せるすごいお人だ! でもどうやってやるのかは教えてもらえないぞ。

 ということで、老師、こんにちは。最近の状況はいかがでしたでしょうか。

ドゥナダン 魔法戦士 魔術男爵 レベル 32 経験 348163 $ 1059022 |)}=="*[(]]] 腕力 !18/180 知能 !18/160 賢さ !18/140 器用 !18/180 耐久 !18/170 魅力 !18/150 AC( 93) HP 596/ 596 MP 186/ 186 名前 : 林石隆 性別 : 男性 年齢 51才 腕力 ! 18/180 種族 : ドゥナダン 身長 187cm 知能 ! 18/160 職業 : 魔法戦士 体重 75kg 賢さ ! 18/140 魔法 : 仙術 社会的地位 41 器用 ! 18/180 守護神 : トゥルカス 耐久 ! 18/170 魅力 ! 18/150 打撃修正 (+18,+36) HP 596/ 596 打撃攻撃 :伝説的 [5] MP 186/ 186 射撃攻撃 :伝説的 [12] 打撃回数 7 魔法防御 :英雄的 平均ダメージ 294 レベル 32 隠密行動 :卓越 経験値 348163 射撃修正 (+27,+10) 最大経験 348163 知覚 :卓越 射撃倍率 x6.00 次レベル 440000 探索 :大変良い 射撃回数 0.83 所持金 1059022 解除 :超越 魔法道具 :超越 AC [30,+63] 日付 23日目 10:17 加速 (+11) プレイ時間 87:30:46 赤外線視力:0 feet 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 18/100 1 1 6 18/180 .4.....2..... 知能 18/100 2 2 2 18/160 .........2... 賢さ 18/100 2 0 2 18/140 .........2... 器用 18/100 2 1 5 18/180 ..........5.. 耐久 18/100 3 0 4 18/170 .4..........s 魅力 18/100 2 1 2 18/150 .......2..... abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : .*.....+..... 加速 : ...+..+...... 耐麻痺 : .+........... 耐電撃: .......+..... 反射 : .....+....... 透明視認 : ......+...... 耐火炎: .......+..... 魔法道具: ............. 生命保持 : +.....+...... 耐冷気: .......+..... 火オーラ: ............. テレパシ : .........+... 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: .+........... 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: .......+..... 魔力減少: ............. 急回復 : ............+ 耐盲目: .........+... 乱テレポ: ............. 浮遊 : ...........+. 耐混乱: ..+....+.+... 反テレポ: ............. 永遠光源 : ......+...... 耐轟音: .+........... 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ............. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ....+........ a) | 右手 : (吸血)ロング・ソード (2d5) (+9,+9) {経|吸} 6.5 kg b) ) 左手 : ★トーリン王の金属製スモール・シールド [5,+11] (+4) {+腕耐*酸r轟恐;麻} 3.3 kg c) } 射撃用 : 強力射のクロスボウ (x5) (+13,+10) {r乱;倍} 3.0 kg d) = 右手指 : スピードの指輪 (+10) 0.1 kg e) = 左手指 : 追加攻撃の指輪 (+2攻撃) {呪われている} 0.1 kg f) " 首 : 反射のアミュレット 0.2 kg g) * 光源 : ★丈高きエレンディルの星 (+1加速) {+速;視経明!!} 0.3 kg h) [ 体 : ★アルヴェドゥイ王の鎖かたびら (-2) [12,+10] (+2) {+腕魅r酸電炎冷暗乱} 11.0 kg i) ( 体の上 : エルフのクローク [4,+6] (+3隠密) 0.3 kg j) ] 頭 : ★スランドゥイル王の硬革帽子 [2,+9] (+2) {+知賢r盲乱;感} 0.8 kg k) ] 手 : 俊敏のセスタス [5,+7] (+5) {+器} 2.0 kg l) ] 足 : 浮遊の軟革ブーツ [2,+7] {浮} 1.0 kg a) ? 4冊の 仙術の魔法書[仙術入門] {50%引き} 6.0 kg b) ? 5冊の 仙術の魔法書[魔道大成] {Elbereth} 7.5 kg c) ! 28服の ヒーローの薬 {50%引き} 5.6 kg d) ! 28服の 致命傷の治癒の薬 {25%引き} 5.6 kg e) ! 11服の 経験値復活の薬 {50%引き} 2.2 kg f) ? 11巻の テレポートの巻物 {25%引き} 2.8 kg g) ? 3巻の レベル・テレポートの巻物 0.8 kg h) - 6本の トラップ感知のロッド 4.5 kg i) - 5本の イルミネーションのロッド 3.8 kg j) - 2本の 癒しのロッド {!k!!} 1.5 kg k) - 5本の 岩石溶解のワンド (60回分) 2.5 kg l) _ スターライトのスタッフ (4回分) {Elbereth} 2.5 kg m) _ アイテム感知のスタッフ (22回分) {75%引き} 2.5 kg n) = 耐暗の指輪 0.1 kg o) ( 耐性の硬革よろい (-1) [6,+6] {r酸電炎冷毒獄} 5.0 kg p) | (聖戦者)グレート・ソード (4d6) (+14,+13) [+2] (+1攻撃) {+攻賢r恐;視祝/邪デ死(魅 劣化しない} 10.0 kg q) \ モーニング・スター (2d6) (+10,+8) 7.5 kg r) { 69本の 鋼鉄のクロスボウの矢 (3d5) (+6,+6) (150/125) 10.4 kg

 レベル32の中堅の魔法戦士、通称「魔法男爵」である。多分自称じゃないと思う。

 基礎体力はすべて18/100に達している。このゲームでは、@はこれ以上のレベルに上がることができない。理由は分からないが。そして、それゆえに、ここから先は「装備」での強化しか残されていない。そこまで到達している「超人」だ。

 また、こちらには酸免疫の『★トーリン王の金属製スモール・シールド』が実戦配備されているおかげで、少し安心できる。ありがたや。

 自宅を見ると、「怪しい指輪」が7つほど転がっていた。ナズグルを7体倒しているようだ。これはすごい。第2世代の@達の中ではトップを走っている。さすが林老師。実力は随一であろうか。

 だが、なぜか『追加攻撃の指輪』が呪われている。なんだなんだ。
 持ち物なども、なんだか微妙に中途半端な感じだ。なんか途中だったのか?という気もしたが、確認したところ、これが前回(第144週)の最終段階だったようだ。ほとんど休みが取れていなかった頃のことなので、こういうこともあるのだろう。

 とりあえず、このまま進んでみよう。

 解呪して、雑貨屋さんでご飯を買い入れて、地下に戻してもらう。

地下20階にて

 地下20階だ。
 普通にドラゴンもいるのが見えている。うわあ、結構深いな。

 ドラゴンを退治したところ、こんなモノを拾った。

ザック中: 18本の 電撃の追尾クロスボウの矢 (6d5) (+10,+9) (218/181)

 おおお、『電撃の追尾クロスボウ矢弾』とは、これはありがたい。すべて拾って背嚢にしまう。18本というのはそれほど多くはないので、大事に使いたい。

世界の横縞

 どうも画面の様子がおかしい。
 一部が縞模様になってしまう。驚いたが、一瞬で戻る。ホッとする。

 このゲームはいくつかのコンピュータ世界で運用しているのだが、そのなかで古いマシンで動かしていると、時折こうした現象が起きる。なんといってももう10年以上前のコンピュータだ。何がどうなっても不思議ではない。
 いつまで保つのか、わからない。
 できるところまで使わせてもらおうと思う。

魔法戦士あるある

 ふと気が付くと『鑑定のスタッフ』を忘れていたので、魔法で鑑定をしていた。
 こういうところは魔法戦士が少しだけ楽なところだ。

 だが、ドラゴンを倒して出てきた大量のドロップにかけていたら、あっという間にMPが赤くなった。おまけにすべてただの上質品だった。
 こういうところは魔法戦士が少しだけ辛いところだ。

ソーサラー迎撃など

 隣の部屋からオレンジpがいきなり近づいてきたので、弓矢で迎撃した。幸いにも召喚はされなかった。怖いなあ。下手をするとユニークを呼び出されるので、油断できない。

 この@、浮遊はしているはずなのだが、溶岩の上ではなぜか火傷をしてしまう。なんだろう、これ。他の@もそういうところがあったのだが、レベルが上がるとなくなるのだろうか。

 新しいワンドとして、『ドラゴンの火炎のワンド』を発見する。そうか、まだ出てきていなかったのだな。

たたずむ鬼

 一度地上に戻り再度また潜る。

 道の途中に、オークキャプテンが一人で佇んでいた。普通はこのオーク・キャプテンという人は、たくさんのオーク軍団を率いてその中にいることが普通だ。こうしてたった一人でいることは極めて珍しい。

 だが、戦い自体は一瞬で終わった。一人でいたからといって特に強いというわけではなかったようだ。

 また、この頃、赤いアリの炎で高級魔術書である『魔道大全』が燃やされてしまった。とはいえ、まだ手持ちでも4冊あるので問題はあまりない。

 また、遭遇した「キリス・ウンゴルの番人」に腕力を減らされてしまう。ハチといい番人といい、こういう嫌味な攻撃は嫌いだ。

 再度沸きした緑Tの群れを吸血装備で平らげて地上に戻り、自宅にあった腕力回復の薬で腕力を戻す。蜂にしても番人にしても、どうやって”腕力だけ”を選択的に減らすのだろうか。疑問である。

装備概観

 改めてみると、吸血装備の打撃力は280しかない。『追加攻撃の指輪(+2)』の効果を含んでもこの値である。

 一方、聖戦者は+1打撃を含んで416もある。魔法戦士にしてはなかなか強いと思われた。追加攻撃+1があるとは、よく見ると、この聖戦者さんはすごい。だが、通常は安全のために吸血装備をせざるを得ない。吸血が効かない相手の時のみ、聖戦者さんに持ち替えている。

 正直、割と面倒だ。面倒だが、これがこの@の戦い方だ。ここは手を抜けない。

いろいろ登場!

 さらにもう一度地下に潜る。

 オークの群れを退治していたところで、
『アニマルスレイヤーのグレート・アックス (4d4) (+7,+8) (+2)』
が出てくる。ありがたく荷物に入れる。

 さらに、ここで新しいアミュレットが出てくる。
『賢者のアミュレット [+9] (+4探索)』
 なるほど、まだ出てきていなかったのだ。

 さらにさらに、ぽつんと佇んでいたドラゴンを倒したところ、こんなものが。

ザックには流木のアミュレットを入れる隙間がない

 おお、また新しいアミュレットだ。あと何が残っていたんだっけなあ。
 鑑定してみようっと。

床上: ★宝石『夕星』 (+2)。

 おおおお、なんと、あの宵の明星『★ゆうづつ』が。これを拾ったのはハーフオーク戦士以外では初めてだ。
 しかし、彼はいろいろな事情でこの装備を使っていなかったはずだ。

 これ、確かに使えるのであれば使いたいのだけれど、今現在はアミュレットは「反射機能」を充当している。実は反射機能のある『ミラーシールド』も前回拾っていることは分かっているのだが、しかし、現状では『酸免疫シールド』を使いたいので、『ミラーシールド』は出番がない。
 よって、この老師においても、このありがたいアミュレットの出番は当面はなさそうだ。

 この装備が使われる条件は、実はなかなかないのかもしれない。というか、この宝石、本当は原作ではもともと”冒険の後”にいただいたものだったしなあ(後述)。


 そんなことを考えているうちに、今度は蜂にまたもや「腕力」を減らされてしまう。幸いにも、現場で拾った『腕力回復の薬』で戻すことに成功する。

 ともあれ、他にも『*破壊*の巻物』などを拾って持ち帰る。

商品の逼迫

 地上に戻ると、錬金術師の店にほとんど何もない。こんな感じだ。

商品の一覧 重さ 価格
a) ? 6巻の 鑑定の巻物 1.5 57
b) ? 3巻の 空腹充足の巻物 0.8 11
c) ? 4巻の パニック・モンスターの巻物 1.0 34

 これだけだ。何がどうなってこういうことが起きるのだろうか。謎だと思った。
 本当は『*鑑定*の巻物』を購入しようかと思っていたのだが、ないものは仕方がない。こんなこともあろうかと、自宅に貯めておいたものを使って*鑑定*を行うこととした。

宵の星

 ということで、ありがたい★アミュレットを*鑑定*してみましょう。

★宝石『夕星』 (+2)
この純白の宝石は、アルウェン王女が最後にフロドに贈ったものだ。フロドはかつて一つの指輪をぶら下げた鎖を使ってネックレスにするつもりである。
始動したときの効果...
全ステータスと経験値復活 : 750 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは耐久力に影響を及ぼす
それはあなたの知能を維持する。
それはあなたの賢さを維持する。
それはあなたの耐久力を維持する。
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは暗黒への耐性を授ける。
それは地獄への耐性を授ける。
それは永遠の明かりを授ける。
それは体力回復力を強化する。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 この説明文ではよくわからないが、この首飾りはもともとがアラゴルンの奥様のアルウェン王女の持ち物で、フロドが冒険を終えてゴンドールからの暇乞いをしたときに、「いずれ役に立つでしょう」という感じで王女からいただいたものだった。

 その時には、それが何のことなのかはわからなかったのだが、フロドがホビット荘に戻った時に、フロドが”世界を救った代償”として負ってしまった”黒の病”の苦しみを和らげてくれたものだ。

 フロドは、きっとこのアミュレットの始動機能を用いて回復したのかもしれない。750ターンごとなので、あまり頻繁には使えないけれど、一日に一度くらいは使えるのではなかろうか。

 だが、やはり、この@においては実際に装備することまではないのかもしれない。

 ちなみに、これは「宝石」というカテゴリで「アミュレット」枠なのだが、一方で「石」扱いである『★アーケン石』は光源枠に入っている。この辺りの違いというか区別はよくわからない。

 また、こちらの新アミュレットはこんな感じだった。

賢者のアミュレット [+9] (+4探索)
それは探索能力に影響を及ぼす
それは赤外線視力に影響を及ぼす
それはあなたの知能を維持する。
それはあなたの賢さを維持する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは盲目への耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは危険に対して警告を発する。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 知能や賢さを維持してくれるので、この魔法戦士には有効かもしれない。だが、よく見ると上の『★夕星』にも同様の機能が備わっているし、さらに耐久性の維持もある。こちらを装備するのは「警告」機能に期待する場合に限られそうだ。強いていえば、+9という数値は破格だ。探索能力にしても赤外線視力にしても、+9というのは激しすぎる気がした。

 さらに、ドラゴン装備を確認してみた。

ドラゴン・ブーツ [5,+5] {r酸冷盲乱轟恐}
それは恐怖への完全な耐性を授ける。
それは酸への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは盲目への耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 おお、このドラゴンブーツはなかなかの逸品である。いろいろな耐性を持っているので、『アーティファクト生成の巻物』をかけるのに向いていそうだ。

 ついでにこちらも。

アニマルスレイヤーのグレート・アックス (4d4) (+7,+8) (+2)
それは知能に影響を及ぼす
それは赤外線視力に影響を及ぼす
それは自然界の動物に対して特に恐るべき力を発揮する。
それは体力回復力を強化する。

 なるほど、これは普通の高級品だ。普通で悪いことは何もない。

 とりあえず上記はすべて自宅に保管した。

 現状、耐性は暗黒耐性を除いてすべて埋まってはいるが、しかしなんだか微妙な感じがする。

ゼリーピット突撃!

 テレパシーでは何も感知できない四角い空間があった。おそらくはゼリーピットだろうと推測して「モンスター感知」を仕掛けたところ、まさにその通りだった。

 こういうところは魔法戦士がただの戦士と一味違うところである。打撃の弱さを魔法で補うことで、有利に戦う「環境」を作り出すことができるのだ。
 これは、戦士の「技能的パワー」とはことなる、魔法戦士の「戦術ないしは戦略的なパワー」の表れなのだ。

 そこで、酸免疫の活用事例として、突撃を敢行した。

 まずは薄い緑色のjと濃い緑のjをひたすら倒す。ブレスを吐かれるが、酸免疫のおかげでノーダメージだ。

 正直面倒な作業だが、これをやっておかないと後からドロップが消えて悲しいことになる。ちなみに、酸免疫を持っていると、ゼリー類は@に対しての被害はまるでないため、吸血装備の意味はあまりない。そこで、攻撃は与ダメージの大きな『聖戦者』さんにお願いした。

 緑のjを最後の一匹まで倒したところで、おもむろに灰色のjに取り囲んでいただき、トゥルカス様のご加護である「全方位攻撃」で一斉に倒してしまう。魔法戦士にして、この技は強力だ。

 いくつかのドロップを回収してこのエリアでの戦いを終えた。

 次レベルまで残り経験値8万。

獲得の巻物実験

 自宅に『獲得の巻物』が2巻あった。なんとなく使うのが惜しかったようだ。

 地上にある「魔法の店」に売ると3万$するらしい。ついでに、ケチで有名なあの「ブラックマーケット」ですら3万$したのが面白かった。明らかに期待値としての価格である。実際に出てきたアイテムは正味価値よりもはるかに安く買いたたかれることは言うまでもない。

 さて、期待を込めて地下20階に出向いて読んでみた。
 すると、『ドラゴン・アーマー』が出てきた。正体が何かはお楽しみ。

 もっとも、周囲の雰囲気は真っ白。出てきたものがとても何かいいものであるとは期待できないと思っていたし、この後の探索でも何かすごいものを拾うという感じでもなかった。

 そう、そういう状況だったのだ。

赤い石

 そんなこんなで、引き続いてそのまま地下20階を探索していたと思いねえ。

 お部屋の中で一人佇んでいた赤いDを倒したところで、不意に赤い*が落ちてきた。

 おっと、これは!
 石だ!未鑑定の赤い石だ!
 そう、20階で出てくる石といえば? 

 つ『鑑定のスタッフ』ミ ぶるんぶるん

★スラインのアーケン石 (+3加速)』

 うおおおおお!ついに出てきた!

 伝家の宝刀、『★アーケン石』だ!やったぞ!これで千里眼を使って階をすべて見通すことができる!ついでに帰還もできて速度も+3される優れものだ!

 これで林老師の探索も第二段階に入ったといえるだろう。

肉隠し

 最後に、隠された祭壇から、肉ゴーレムが守っていた『獲得の巻物』を入手した。

 結局、その『獲得の巻物』を持って帰ってきてしまったので、『獲得の巻物』を使って、『獲得の巻物』を持って帰ってきたことになる。

 さらに言えば、この階では『獲得の巻物』どころではないものを手に入れてしまったわけだ。文句はない。

正体判明

 さて、神様から賜ったドラゴンアーマーはどんなものなのだろうか。

ドラゴン・アーマー [15,+11] {r冷毒轟}
それは寒さへの耐性を授ける。
それは毒への耐性を授ける。
それは轟音への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なるほどなあ。『アーティファクト生成の巻物』のベースとしてはいいかもしれない。もっとも、そっちはまだ拾ってないけどね。

 ついでに、おなじみ『★アーケン石』も。

★スラインのアーケン石 (+3加速)
月光を凝縮させたかのような輝く大珠、名高き「山の精髄」で、降り注ぐ光を幾千もの輝きの小片に変えて発散する。
始動したときの効果...
体力と引き替えに千里眼と帰還 : 20+d20 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは永遠なる明かり(半径 3)を授ける。
それは知能に影響を及ぼす
それは賢さに影響を及ぼす
それはスピードに影響を及ぼす
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは混乱への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 ありがたいことだ。
 貯めていた『啓蒙の薬』が無意味になったが、まあ気にすることでもなかった。

 さらに、こんなものも拾っていたので、確認してみた。

ドワーフの軟革ブーツ [2,+6] (+2)
それは腕力に影響を及ぼす
それは耐久力に影響を及ぼす
それは酸では傷つかない。

 なるほど、今の『浮遊のブーツ』を交換する日が来たら出番もあるかもしれない。

 この日はそれほど疲れてはいなかったので、さらにもう一度潜った。

ありがたい微妙

 隣の部屋に突然沸いてきたドラゴンを倒したところ、こんなものが。

つ『☆ローブ『サリオンラライス』 [2,+16] (+4探索) 』

 おお、これはどんな防具だろう。

 あらためて地上に戻って鑑定した。

☆ローブ『サリオンラライス』 [2,+16] (+4探索) {+探r電[電}
それは探索能力に影響を及ぼす
それは電撃への耐性を授ける。
それは電気のバリアを張る。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 うーん、微妙感あふれる☆装備。使えるか? どうか? 電気のバリア、欲しいか?
 ともあれ、神様ありがとうございます。自宅に置かせていただきます。

魔法の力技

 自宅に買い溜めておいた『武器精度強化の巻物』を6巻使って、『吸血ロングソード』を(+9,+10)から(+10,+10)に押し上げた。ほぼほぼ力業である。
 これでいい。いや、これがいいんだよ。普段からちまちまと巻物を買いためておいた意味が出てきたのだから。

ピンクpンサー?

 地下20階にもう一度出向く。終わらせる前にあともう一勝負、と思ったのだ。
 これがある意味悲劇の始まりとなることは知る由もない。なぜ知る由もないのかは知る由もない。

 さて、出現してすぐに、早速『★アーケン石』を始動させる。やっぱり便利だなあ、これ。

 すると、出現したダンジョンのすぐ近所に2x2の駐屯地が崩れかけた地形を発見した。崩れている箇所は溶岩が侵入している。
 なんだか少々面倒な気がするな。

 しかし、テレパシーでは空白が多く、実態が見えない印象だ。

 そこで、魔法で「モンスター感知」をしたところ、結構うじゃうじゃとモンスターがいることが分かった。

 そこで、ふと気が付いた。

 よく見ると、そこに赤いDと、そしてピンクの豹ならぬ「ピンクのp」がいる。


 ピンクのpねえ…。


 ってことは、たぶんこれはあの「万色のサルマン」だろう。
 また、これまでのパターンでは、ドラゴンもまたユニークである可能性が否定できない。

 さて、どうしたものだろう。

まとめ

 ということで、今週はここまでとした。
 今週は、いろいろと新しい物事に出会った気がした。

 特に、あの『★アーケン石』を手に入れたということで、ここから先は新しいフェーズに入ったという感じがする。

 また、ナズグルの残り2体も迫ってくることだろう。そう、件の強敵「アングマールの魔王」との接触も近いかもしれない。ダメージを受けた場合に備えて、20数服貯めてある「体力回復の薬」の実戦投入も、ついに視野に入ってきた。


 そして、最後になんとも緊迫感あふれる状況で終わった。
 サルマン(推定)とドラゴンユニーク(推定)とのエンカウンターの場面である。後者はスマウグあたりだろうか。

 次に老師にお会いするときには、覚悟を決めなければいけないということになる。@も、そしてプレーヤーも、そして読者もだ(ホント?)。
 果たしてどうなりますやら。

 林老師最大の冒険が、今始まる!

第158週

 今週はアランゴルの兄貴をお呼びした。
 兄貴、最近の調子はいかがですかい。風邪とか引いていませんか。昨今の風邪は質が悪いですからね。なんだか「新型」だそうですよ。

ドゥナダン 戦士 英雄 レベル 32 経験 250319 $ 880232 |)}=="~((]]] 腕力 !18/180 知能 :18/215 賢さ :18/148 器用 !18/190 耐久 :18/197 魅力 !18/110 AC( 95) HP 709/ 709 名前 : アランゴル 性別 : 男性 年齢 78才 腕力 ! 18/180 種族 : ドゥナダン 身長 200cm 知能 : 18/215 職業 : 戦士 体重 85kg 賢さ : 18/148 社会的地位 56 器用 ! 18/190 守護神 : トゥルカス 耐久 : 18/197 魅力 ! 18/110 打撃修正 (+29,+43) HP 709/ 709 打撃攻撃 :伝説的 [22] MP 0/ 0 射撃攻撃 :伝説的 [15] 打撃回数 6 魔法防御 :超越 平均ダメージ 330 レベル 32 隠密行動 :超越 経験値 250319 射撃修正 (+26,+9) 最大経験 250319 知覚 :良い 射撃倍率 x4.80 次レベル 324000 探索 :大変良い 射撃回数 1.00 所持金 880232 解除 :超越 魔法道具 :超越 AC [27,+68] 日付 18日目 21:14 加速 (+6) プレイ時間 84:19:53 赤外線視力:0 feet 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 18/100 1 4 3 18/180 3............ 知能 18/95 2 -2 12 18/215 ......5..124. 賢さ 18/98 2 -2 5 18/148 3.........2.. 器用 18/100 2 2 5 18/190 ......5...... 耐久 18/97 3 2 5 18/197 ......5.....s 魅力 18/100 2 -1 0 18/110 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : .+.....+..... 加速 : ...+......... 耐麻痺 : ..........+.. 耐電撃: .+.....+..... 反射 : ............. 透明視認 : ............. 耐火炎: .+.....+..... 魔法道具: ............. 生命保持 : ............. 耐冷気: .+.....+...*. 火オーラ: ............. テレパシ : .....+....... 耐毒 : .......+..... 電オーラ: ............. 警告 : ............. 耐恐怖: ............+ 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: .+........... 魔力減少: ............. 急回復 : ............+ 耐盲目: ..+.......... 乱テレポ: ............. 浮遊 : ....+........ 耐混乱: ............. 反テレポ: ............. 永遠光源 : +............ 耐轟音: ......+...... 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ......+....+. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) | 右手 : 神罰の首切りソード『紅燕』 (4d5) (+13,+16) (+3) {+腕賢;明祝|電凍/デ死!!} 13.0 kg b) ) 左手 : 耐性の金属製ラージ・シールド [8,+10] {r暗} 6.0 kg c) } 射撃用 : 強力射のロングボウ (x4) (+10,+9) {r盲;倍} 2.0 kg d) = 右手指 : スピードの指輪 (+6) 0.1 kg e) = 左手指 : 浮遊の指輪 0.1 kg f) " 首 : テレパシーのアミュレット 0.2 kg g) ~ 光源 : ☆フェアノールのランプ『碧狼』 (+5) {+知器耐r轟獄(知!!} 3.0 kg h) ( 体 : エルフの硬革よろい (-1) [6,+8] (+3隠密) {+隠r酸電炎冷毒} 5.0 kg i) ( 体の上 : 忍びのエルフのクローク [4,+7] (+3隠密) { } 0.3 kg j) ] 頭 : 知能の硬革帽子 [2,+5] (+1) { } 0.8 kg k) ] 手 : 隠者の革グローブ [1,+7] (+2) 0.3 kg l) ] 足 : ☆鉄鋲底の靴『サリオンモルニエ』 [6,+17] (+4) {+知*冷r獄} 4.0 kg a) ! 25服の ヒーローの薬 {50%引き} 5.0 kg b) ! 25服の 致命傷の治癒の薬 {25%引き} 5.0 kg c) ! 22服の 経験値復活の薬 {50%引き} 4.4 kg d) ? 17巻の テレポートの巻物 {25%引き} 4.3 kg e) ? 4巻の 対邪悪結界の巻物 1.0 kg f) - 6本の トラップ感知のロッド 4.5 kg g) - 2本の 鑑定のロッド {@!k!!} 1.5 kg h) - 3本の 帰還のロッド 2.3 kg i) - 5本の イルミネーションのロッド 3.8 kg j) - 4本の 癒しのロッド 3.0 kg k) - スピードのロッド {!k!!} 0.8 kg l) - 4本の 岩石溶解のワンド (48回分) 2.0 kg m) _ 鑑定のスタッフ (21回分) 2.5 kg n) _ 2本の スターライトのスタッフ (2x 4回分) 5.0 kg o) _ 周辺感知のスタッフ (11回分) 2.5 kg p) { 34本の 火炎の追尾の矢 (6d4) (+7,+7) (148/148) 3.4 kg

 冷気免疫があるありがたい靴を装備した戦士の英雄である。
 戦士なので基本的には強靭だが、モンスター感知などの魔法が使えないため、意外なところで強敵に遭遇して苦戦することがある。たとえばg系などだ。

 さて、兄貴、腹ごしらえをして、ついでに弁当を持って出かけましょうか。

ドラゴンとトロル

 地下18階に出現する。割と深い。やや緊張するプレーヤーだ。

 この@には今現在「反射機能」がないので、戦う相手を選ぶ必要がある。特に、東夷の皆さんとの対決は避けたいところだ。

 まずは隅っこにたたずんでいたドラゴンと戦う。最初にブレスを吐かれて割と痛い目に合う。だが最終的には『吸血装備』が機能した。辛うじてなんとかなった。

 ここで雰囲気が茶色に。何かありそうだ。

 通路に細長く詰まっていた緑のTの群れを倒したところ『強力射のクロスボウ』を手に入れる。今の装備が『強力射のロングボウ』なので、次の探索からこれに交換することにしよう。

 全般的に、通常の矢よりもクロスボウの矢のほうが強力だからだ。だが、とりあえず、今はまだ『火炎の追尾の矢 (6d4) (+7,+7) 』が有効だ。こちらはこちらで、メイン飛び道具が『ロングボウ』であるうちに使っておかないと、少々もったいない感じもするのだった。

 さて、東の端にT軍団が控えていた。なるほど、茶色の理由はこれか。
 そこに、白いTがいるのが見えた。なるほど、岩トロル3兄弟のだれかだ。

 ここは「ビル」がリーダーとして群れを率いていたようだ。
 そういえばこの三人、いつの間に一人ずつ独立したのだろうか。あの三人は三人がそろってこそ力を発揮するのだと思っていた。いつか毛利元就の「三本の矢」の逸話を聞かせてあげたい。

 とりあえず、吸血装備をふんだんに活用してTの群れを倒した。

 ここでは、貴重な『追尾クロスボウの矢』を手に入れた。弓の交換を考えると、今後とても役に立つだろう。

地上にて

 地上に戻り、先ほどのありがたい『高級品クロスボウ』を*鑑定*してみた。

強力射のクロスボウ (x5) (+8,+10) {r暗}
それは暗黒への耐性を授ける。
それは矢/ボルト/弾をより強力に発射することができる

 ああ、惜しい。暗黒耐性はすでにあって被っているんだよねえ。残念。せめて混乱耐性なら、と惜しく思う兄貴@であった。

 また、同じ階でドラゴンを倒した際に、こんなものも拾っていた。

護りのバスタード・ソード (3d4) (+7,+8) [+10] {(耐}
始動したときの効果...
全耐性(期間 20+d20) : 111 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それはあなたの耐久力を維持する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは生命力吸収に対する耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それはあなたの新陳代謝を遅くする。
それは体力回復力を強化する。
それは危険に対して警告を発する。

 なるほど、ありがたいものではあるが、現在必要としている浮遊や反射、テレパシーといった機能は備わっていない。
 ということで、自宅に安置させていただく。使うのか、といえば、あまり使わないかもしれないが。

うっかり

 さて、飛び道具装備を交換した。追尾の矢を自宅に戻し、『鋼鉄のクロスボウの矢(+6,+6)』を持っていこうと思った。

 ところが、だ。
 実際に潜っていって、V相手に先手必勝とばかりに、まずは矢弾で遠距離攻撃を仕掛けたところ、次の瞬間、何やら妙な感じに、


 あれ、矢弾がない。


 どうやら、自宅から取り出すときに間違えて、『鋼鉄のクロスボウの矢』をたった”一本”しかもっていかなかった?らしい。そう、一本だけだ。

 一本撃ったらなくなったのは@も衝撃だったことだろう。っていうか、現場の@的には見て気が付かないのだろうか? 結構大きくて重いものなので、一本しかなかったらすぐにわかるのではないかという気がする。
 とはいえ、もちろんこれはプレーヤーのミスだ。
 しかし、こういうミスもあるのか。我ながら驚いた。

 仕方なく直接戦闘で戦う。何とかなる。

 また、このあたりで、『周辺感知のスタッフ』をドラゴンに燃やされてしまい苦労する。やっぱり火免疫がないと辛いなあ。くっそう。

指輪の効能

 さて、不思議なことだが、この@、これだけ進めてきているのに、ここまでまともな『盾』装備が本当に一つしかない。これまで装備してきた、まさにその『耐性の盾』しかない。ないのだが、その耐性は実はすべて鎧のものと被っている。実質的にはACを増加させるためのものにしかなっていなかった。
 だからと言って二刀流にすると、今度は(そのままでは)打撃精度が大幅に落ちる。

 また、現状でこの@には反射機能がない。これは危険で仕方がない。本当はミラーシールドが必須なのだが、それが手元にないのだ。
 他の方法で実現するしかない。

 そこで、アミュレットを『反射のアミュレット』にすべく、装備交換を考えた。ただし、テレパシー装備をなんとか代替する必要がある。

 すると、偶然、お寺にテレパシー機能のある『人殺しのムチ』と浮遊機能のある『防衛者』さんが売られていたので、両方ともに購入してみた。幸いにも、多少お金に余裕はある。

 そこで、この@が純粋戦士であるということもあり、機能を持った攻撃装備で二刀流を試みた。
 ただし、そのままだと命中精度があまりに低下するため、『殺戮の指輪』と『精度の指輪』を各々右と左に付け替えて試験をした。さすがに『スピードの指輪(+6)』を外すわけにはいかないので、選択肢はこちらしかない。

 いろいろ試したが、結局、『殺戮の指輪』のほうがいろいろお得感がある気がした。

 とりあえず、いつの日にか『ミラーシールド』が手に入るまで二刀流で行ってみよう。
 おかげさまでACが77と下がりまくりだが、トゥルカス様のご加護を持った強い戦士なので、たぶん何とかなるだろう。

 というか、このゲーム、以前も書いたが、ACの大小によるプレイ感の差異があまり感じられないのも事実だ。ACを上げた際に「硬くなったなあ」「敵の打撃が通らなくなったなあ」という感想を抱いた記憶がない。それは、主たるモンスターが行うダメージの大きな攻撃が、ACに関係ない「ブレス」が多いことによるのかもしれない。あるいは、「岩投げ攻撃」もACが何であれ、原理的に「防げない」ことになっている。

 このあたりのシステムはあまり良いとは言えないだろう。
 他の面のバランスがとてもよくできているだけに、いささか残念である。

茶色のp等

 地下18階に出現した瞬間に、茶色のpがご近所にいることが分かった。ユニークのどなたかであろう。

 とりあえず、ヒーローと加速で対応するほかない。

 と思ったら、普通に「東夷の隊長」さんだった。勘違いをしていたようだ。
 あちらからは見えない場所だったのか、何も反撃もされずに倒してしまった。


 その次は緑のoが群れている部屋だ。問題なく消滅させる。

 緑Tの群れを退治したところで、ありがたい『獲得の巻物』をゲットした。
 迷ったが、どうせ読むならもっと深い場所がよいだろう。そう考えて自宅に持ち帰ることにした。


 地上に戻る。
 BMに『追加攻撃の指輪+2』が36万$で売られているのを眺める。買えないことはないが、現状で指輪枠が”精度の向上”に使われる以上、当面は不要だ。また、いずれは道端で手に入るだろうと思われるためだ。しかも、それほど遠くではないだろう。

お池にはまって

 池の中で、対レイス仕様に装備交換をして『防衛者』を外した瞬間に、さくっと溺れた。あれまあ。それはそうか。浮遊機能は防衛者さんに負っていたのだった。うっかりしていた。

 慌てて付け直したのだが、どうもしばらくは溺れたままだったように見えた。あっという間にHPが200くらい減らされたのには驚いた。結構ダメージでかいな、水。その辺のモンスターよりもはるかに恐ろしい。

 ちなみに、テレパシー担当の『人殺しのムチ』が見事に呪われた。恐るべし、レイス。とはいえ、これによってテレパシーが使えなくなるわけではなかったようだ。助かった。

 次レベルまであと6万。

"デリ ウルクデン"

『"デリ ウルクデン"と書かれた巻物 』を拾う。この段階であらためて出てくる巻物とは何だろうか。『*獲得*の巻物』とかかなあ。おら、わくわくしてきたぞ!

ザック中: アーティファクト生成の巻物(g)

 どわあわああああ。なんとさらにすごいものが出てきたぞ。予想を上回った。確かに、この巻物は出てきていなかったような気がするなあ。
 
 引き続いて、雰囲気が黄色の状態でガレ場を掘っていたら『金メッキのロッド』を発見した。また新しいアイテムのようだ。何だろうか。

床上: 全復活のロッド。

 ああ、なるほど、これもまだだったのか。

怒りと悲しみ

 何か緊張する。そうだ。

 すると、近づいてきた怒り狂ったナーガにいろいろなものを破壊されてしまった。悲しい。ナーガ自体は矢玉一発で倒したが、精神的なダメージが大きかった。

 ちなみに、さっきから『追加射撃の指輪』ばかり拾う気がする。もう3つめだ。
 

 BMに『スターライトのスタッフ』が売られていたので即買いする。これな何かの予兆かもしれないと思った。
 
 しかし、機能的に必要とはいえ、予備の武器を2本も持ち歩いているのはどうかという感じだ。

自己分析

 自己分析の薬を拾ったので、なんとなく飲んでみる

現在の体力ランクは 101/100です。
あなたは透明なモンスターを見ることができる。
あなたは飛ぶことができる。
あなたは麻痺知らずの効果を持っている。
あなたは素早く体力を回復する。
あなたはテレパシー能力を持っている。
あなたは矢やボルトを反射する。
あなたは行動の前に危険を察知することができる
あなたは酸への耐性を持っている。
あなたは電撃への耐性を持っている。
あなたは火への耐性を持っている。
あなたは冷気に対する完全なる免疫を持っている
あなたは毒への耐性を持っている。
あなたは暗黒への耐性を持っている。
あなたは音波の衝撃への耐性を持っている。
あなたは地獄の力への耐性を持っている。
あなたは全く恐怖を感じない。
あなたの知能は維持されている。
あなたの賢さは装備によって影響を受けている。
あなたの器用さは装備によって影響を受けている。
あなたの耐久力は装備によって影響を受けている。
あなたの隠密行動能力は装備によって影響を受けている
あなたの探索能力は装備によって影響を受けている。
あなたのスピードは装備によって影響を受けている。
あなたの武器は敵を毒で侵す。
あなたの武器は人間に対して強い力を発揮する。
あなたの耐久力は維持されている。
あなたの知能は装備によって影響を受けている。

 うーん、何とか装備のやりくりで必要な機能をひねり出しているが、実質的には厳しい戦いだ。

すまない

 地上の街の魔法の店にて。

反魔法のアミュレット {未鑑定}(t)を売却する。
即座にこの金額にまとまった。
よし!
反魔法のアミュレット {呪われている}を $30000で売却しました
誰かがむせび泣く声が聞こえる...。
もう反魔法のアミュレット {呪われている}を持っていない。

 おっと、いつもすまないねえ。
 意外に商売上手な兄貴である。

 一方で、拾った『追加攻撃の指輪』が立て続けに3つ呪われていた。まだ+2が出ていないので、鑑定しないで売るということもできない。難しい状況だ。

 次レベルまであと5万。道はまだ遠い。

ドラゴンの呪い

 ドラゴンを倒してドラゴンシールドをゲットする。その代償に呪われるが、落ちていた解呪のスタッフで元に戻す。

 このシールドは最終的にはこんな感じになった。
『ドラゴン・シールド [8,+7] {r冷盲}』

巻物運用

 精度が低かった武器を巻物で強化する。
 二刀流でも少しは使えるようになっただろうか。

宿泊

 なんとなくだが、宿に二泊する。
 丸一日を休んだことになる。

 これまでずっと休みなしで働いてきたので、少し骨休めをした。弟のことなどを考えつつ、ビールを飲んだ。弟も仔馬亭のビールが好きだと聞いている。長らく会っていないが、苦労して旅をしていると風の噂で聞いている。

 自分が表に出ると面倒なことになるとわかっているので、この@は自分から弟に会いに行くことも、目立つ戦場で戦うこともしない。ただ、今はこのダンジョンで神から与えられた任務を果たすのみだ。

 多少お金がたまってきたので、もしBMなどに役に立ちそうなシールドなどが売られていたら買ってみようか、という希望もあったが、一日経っても店舗の品ぞろえにはあまり変化がなく、この面についてはあまり意味はなかったような気もした。

曲がった杖

 さて、また改めて地下18階だ。しばらく同じ階層で探索を繰り返しているが、そろそろ次に進んでもいいのかもしれないという気もしている。

 だが、そこで一つ新しいアイテムを入手した。

曲がったスタッフがある。

 あれ?また新しいスタッフか。なんだろうか。

床上: *破壊*のスタッフ (3回分)

 なるほど。これはありがたい。
 押し頂いて自宅に持ち帰る。

 いつかこのスタッフを使うときが来るのだろうか。これを使うということは、あたり一面を灰燼に帰せしめるということだが、そういう状況というのは最終局面以外には考えにくいし、この@については、最大に成長すれば最終局面であっても力押しで行けてしまうような気がしないでもない。

 まだ新しい知見が出てくる。地下19階になると、どんなものが出てくるのだろうか。

 次レベルまで残り4万。

ミニvault

 地下18階に出現したところ、茶色の永久壁に囲まれた構造体が見えた。規模はそれほど大きくはないが、アイテム感知のスタッフで確認したところ、ありがたそうな箱などが置かれている。



 さて、そうなると、そこを最終目標地点として、なんとか周りを先に制圧していくことになるだろう。

 見たところ、ナズグルやドラゴンはいないように見えるが、油断はできない、

 まずは、大きく西側に迂回し、オーガやスナガなどを退治していく
 雰囲気が茶色になる。いい兆候だ。

 西側からのルートがなかったため、元の部屋に戻り北からじわじわと東の部屋を回り、予備兵力と思しきモンスターを先に退治していく。

 南に回ったところで、ジャイアントピラニアが群れている池に差し掛かった。面倒だったので、テレポートの巻物を使ったところ、見事に池を超えて向こう岸の部屋に出現した。これはラッキーだった。

 そこから北上し、吸血鬼とトロル軍団をせん滅させたところで、残すは問題の永久壁構造体のみとなった。
 中にはキメラなどがいるのが見えるが、おそらくそれ以外にも何かがいるはずだ。

 さて、ここまで温存していた『スピードのロッド』を使う時が来た。
 接近して、侵入口を確認してからおもむろに突撃した。

 戦闘自体は問題はなかったが、永久壁の中で掘れる場所が分かりにくかったのと、外にいたはずの水色Sに位置をずらされたりしたのが少々面倒だった。

 ここではこんなものを入手した。

電撃の首切りソード (4d5) (+9,+6)
始動したときの効果...
電撃への耐性(期間 20+d20) : 40+d40 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは電撃によって大きなダメージを与える
それは電撃への耐性を授ける。
それは電撃では傷つかない。

追加攻撃のヘヴィ・フレイル (3d6) (+8,+13) (+1攻撃)
それは打撃回数に影響を及ぼす

 両者ともに世に出ていただくことにした。

啓蒙効果

 ブラックマーケットで『啓蒙の薬』が売られていたので、周辺感知とアイテム感知のスタッフを自宅に置いて出かけてみた。

 濃い灰色に見えるWがいた。
 ヒーローの薬とスピードのロッドで対応する。
 だが、ただのレイスだった。画面の色調整が必要なのかもしれない。

 しかし、北西の地域に駐屯地が見える。

 途中、オークピットを武器の始動機能で溶かす。一瞬でほぼすべてのモンスターが消え、ドロップだけを残した。

 その後、『邪悪存在退散のスタッフ』を拾う。これはこれでとてもありがたい。武器指導の一撃で倒せない相手を追撃できるためだ。

色違いのW

 さて、北西の駐屯地の中身がテレパシーで見えてきた。

 すると、明らかに色違いの灰色のWがいるのが見えた。濃いほうは間違いなくナズグルだろう。ドラゴンもいる。おそらくだが、見えない敵も多いだろう。もしかしたら、御大シェロブさんなども隠れている可能性が高い。あれはテレパシーではよく見えないのだ。

 心の中で非常警報が鳴る。
 総員、第一級戦闘態勢。俺しかいないけど。
 スターライト砲、スタンバイ。とりあえず、どうやったら穴を掘ってスターライト光線をすべて直撃させられるのかを考えてみよう。

 さて、皆さんならここからどう攻める。

まとめ

 ということで、今週はここまでとした。

 先週に引き続いてクリフハンガー的な引きとなったが、読者(いるのか?)への練習問題としても残しておこう。

 皆さんもぜひ挑戦していただきたい。

第159週

 さて、今週は蛮野君と一緒に出掛けることにしてみよう。
 蛮野君、お久しぶり、元気だった?

ドゥナダン パラディン 重騎士 レベル 32 経験 373483 $ 1122387 |[}=="*((]]] 腕力 !18/130 知能 :18/115 賢さ :18/157 器用 :18/112 耐久 :18/166 魅力 :18/111 AC( 112) HP 570/ 570 MP 179/ 179 名前 : 蛮野ゼロ 性別 : 男性 年齢 55才 腕力 ! 18/130 種族 : ドゥナダン 身長 203cm 知能 : 18/115 職業 : パラディン 体重 84kg 賢さ : 18/157 魔法 : 生命 社会的地位 57 器用 : 18/112 守護神 : トゥルカス 耐久 : 18/166 魅力 : 18/111 打撃修正 (+19,+45) HP 570/ 570 打撃攻撃 :伝説的 [7] MP 179/ 179 射撃攻撃 :英雄的 打撃回数 5 魔法防御 :英雄的 平均ダメージ 255 レベル 32 隠密行動 :卓越 経験値 373483 射撃修正 (+24,+18) 最大経験 373483 知覚 :英雄的 射撃倍率 x5.75 次レベル 430000 探索 :英雄的 射撃回数 1.66 所持金 1122387 解除 :卓越 魔法道具 :超越 AC [25,+87] 日付 23日目 20:08 加速 (+25) プレイ時間 74:26:14 赤外線視力:60 feet 能力修正 能力基本種族/職業/装備合計現在 abcdefghijkl@ 腕力 18/100 1 2 0 18/130 ............. 知能 18/85 2 -2 3 18/115 .....s3...... 賢さ 18/97 2 1 3 18/157 .....s3...... 器用 18/92 2 0 0 18/112 ............. 耐久 18/96 3 2 2 18/166 .......2....s 魅力 18/71 2 2 0 18/111 ............. abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ abcdefghijkl@ 耐酸 : .......+..... 加速 : ...+..+....+. 耐麻痺 : .....+....... 耐電撃: .......+..... 反射 : .+........... 透明視認 : .....++..+... 耐火炎: ..*....+..... 魔法道具: ............. 生命保持 : +.....+...... 耐冷気: .......+..... 火オーラ: ............. テレパシ : .........+... 耐毒 : ............. 電オーラ: ............. 警告 : .....+....... 耐恐怖: .......+..... 冷オーラ: ............. 遅消化 : ............. 耐暗黒: ..........+.. 魔力減少: ............. 急回復 : ............+ 耐盲目: .....+...++.. 乱テレポ: ............. 浮遊 : ............. 耐混乱: .....++...+.. 反テレポ: ............. 永遠光源 : ..+...+...... 耐轟音: ............. 反魔法 : ............. 反感 : ............. 耐地獄: ..........+.. 経験吸収: ............. 邪悪呪 : ............. a) | 右手 : (吸血)ロング・ソード『焔狼』 (2d5) (+10,+10) {経|吸/死} 6.5 kg b) [ 左手 : ミラー・シールド [10,+10] 5.0 kg c) } 射撃用 : ☆クロスボウ『アエゴロド』 (x5) (+15,+18) [+5] {*炎;明倍射|焼} 3.0 kg d) = 右手指 : スピードの指輪 (+13) 0.1 kg e) = 左手指 : ダメージの指輪 (+13) 0.1 kg f) " 首 : 賢者のアミュレット [+6] (+6探索) {+探赤r盲乱;麻視警(知賢} 0.2 kg g) * 光源 : ★スラインのアーケン石 (+3加速) {+速知賢r乱;視経明!!} 0.3 kg h) ( 体 : 耐性の軟革よろい『燦虎』 [4,+13] (+2) {+耐r恐} 4.0 kg i) ( 体の上 : エルフのクローク [4,+9] (+4隠密) 0.3 kg j) ] 頭 : 鋭敏の宝冠 [0,+9] (+7探索) {感!!} 2.0 kg k) ] 手 : ドラゴン・グローブ [4,+8] {r暗盲乱獄} 1.5 kg l) ] 足 : ★フェアノール王の硬革ブーツ [3,+20] (+10加速) {+速!!} 2.0 kg a) ? 4冊の 生命の魔法書[一般祈祷] 6.0 kg b) ? 7冊の 生命の魔法書[上級祈祷] 10.5 kg c) ! 22服の ヒーローの薬 4.4 kg d) ! 22服の 致命傷の治癒の薬 {25%引き} 4.4 kg e) ! 14服の 経験値復活の薬 {50%引き} 2.8 kg f) ? 16巻の テレポートの巻物 {25%引き} 4.0 kg g) ? 8巻の レベル・テレポートの巻物 2.0 kg h) - 4本の トラップ感知のロッド 3.0 kg i) - 6本の 岩石溶解のワンド (72回分) 3.0 kg j) _ 鑑定のスタッフ (21回分) 2.5 kg k) _ 3本の スターライトのスタッフ (3x 4回分) 7.5 kg l) _ 癒しのスタッフ (8回分) 2.5 kg m) _ 体力回復のスタッフ (4回分) 2.5 kg n) _ スピードのスタッフ (8回分) {Elbereth} 2.5 kg o) _ 邪悪存在退散のスタッフ (8回分) {Elbereth} 2.5 kg p) / (聖戦者)ヘヴィ・ランス (5d8) (+7,+15) [+2] (+1攻撃) {+攻(耐} 20.0 kg q) { 73本の 鋼鉄のクロスボウの矢 (3d5) (+6,+6) (189/315) 11.0 kg

 レベル32の重騎士と呼ばれるパラディンだ。素の加速がいろいろ合わせて+25になっている、超高速ナイスガイである。

 加速+13の『スピードの指輪』に加速+10の『★フェアノールブーツ』に加速+3にいろいろな機能のある『★スラインのアーケン石』、そして『☆火免疫のクロスボウ』、そして実は重宝する「テレパシー&モンスター感知」機能付きの『鋭敏の宝冠』、といった結構な好装備群で、深層に潜っている。

 さて、久々に地下に出向きましょうか。

いきなり危機一髪!

 出現は地下20階。ドラゴンなどが徘徊する危険な階層だ。
 蛮野君はすでに「万色のサルマン」を退けている。あとはナズグルに用心するところだ。
 そう思っていた。

 出現したのはダンジョンの北東の角。
 中原の南方には広大な水場が広がっており、緑のTなどが群れていることがテレパシーでうかがえる。

 北東からそのまま北辺を西に向かい、西から南に下る。
 その間に、赤いドラゴンなどを倒す。この@は火免疫を持っているので、炎のブレスは恐れるに至らないが、いかんせん打撃力が弱いため、対ドラゴンの鉄板装備であるはずの『吸血装備』をもってしても倒すのには時間がかかった。
 とはいえ、倒せないわけではない。

 この階では最終的に2体のドラゴンを倒し、またいくつかのありがたい『箱』をこじ開け、『ドラゴンブーツ』や『レベルアップの薬』を含めた、そこそこのアイテム群を手に入れた。持ち物が多すぎて、仕方がなく、『鑑定のスタッフ』を使いつぶして置き去ってしまったくらいだ。

 また、トロルピットを『邪悪存在退散のスタッフ』で消滅させたりもした。全8回の利用回数のうち6回を消費してしまうが、しかしそのまま正面から戦うよりも効率は良い。そこそこの経験値を手に入れた。


 さて、最後に、残していた中原の水場に向かってみた。オログの群れで、多少なりとも経験値を稼げれば、と考えたのだ。

 水場の空間は広大だ。
 とりあえず、素の+25の加速を生かして突撃する。

 と、ふと見ると、水中にキリス・ウンゴルの番人がいるではないか。
 これにまじめに動かれたら大変だ。この広大な空間でモンスター一斉召喚がなされたら、手が付けられなくなる。一瞬でも早く倒してしまわなければ。


 この焦りが視野を狭めた。


 番人に走り寄り、そのままの装備で斬りつける。速度はこちらがはるかに有利だ。

 だが、実は、この段階ですでに戦術として誤っていた。

 そもそも『吸血装備』は番人には効果がない。せめて「こんなこともあろうかと」手持ちで準備していた『聖戦者』に交換してから挑むべきだったのだ。
 だが、@もプレーヤーもそれに気づくことなく、番人に向かって打撃攻撃を繰り出していた。戦士のように。

 すると、番人がヒドラを呼んだ。幸いにも一匹だけだ。ヒドラについては、確かに硬いが、生命力吸収が有効なので、現状の『吸血ソード』で何とか対応できる。そう思っていた。

 これ以上の召喚を防ぐため、まずはなにより番人を倒そう。そう思いこんで、事実上ヒドラを無視してキリス・ウンゴルの番人に向き直り、ひたすら殴っていた。


 そこで、この戦いを父の横で見ていた息子その1が叫んだ。

「HPが赤い!」

 ふと見ると、HPが残り「12」。真っ赤である。


 え?
 12? たったの12? 二桁!?
 いつの間に!?!


 うわあああああああ!


 慌てて巻物でテレポートした。
 何とか敵のいない部屋で事なきを得る。手持ちの『体力回復のスタッフ』を2回かけて、元の体力まで辛うじて戻す。
 …何とかぎりぎり生き延びた。


 ふうう。マジで危なかった。
 本当に死の寸前まで行ってしまった。
 というか、息子が横にいて警告してくれなければ確実に死んでいた。

大反省会

 それにしても、もともとこの@には570のHPがあったはずだ。実は結構多いのだ。
 それがわずか数ターンでこの状況とは、蛮野君にいったい何があったんだ。

 落ち着いてログを見返すと、以下のようなことが分かった。

(1)浮遊機能がない状況で深い水辺で溺れていたこと
(2)毒耐性がない状態でヒドラの毒のブレスを受けていたこと
(3)上記が複数回繰り返されていたこと

 なるほどなあ。

 確かに、以前から蛮野君は浮遊していないというところが少し気になっていた。だが、火免疫のおかげで(だと思うのだが)、溶岩の上では何もダメージがなかったため、あまり気にしていなかったのだ。水辺でも、浅い水辺では影響がなかったので、問題がないのかと感じていた。
 だが、そんなことはなかったのだ。

 また、毒耐性についても、これまでの様々な@のプレイ経験では、そこまでのダメージを食らうことがなかった。なので、欠けていてもどうということがないのではないか、と思い込んでいた。
 だが、こちらもそんなことはなかったのだ。

 このプレーヤー、いろいろな@とともに旅をしているので、ついつい自分の性質にあった@のイメージでプレイをしてしまう癖がある。基本的には、頑健屈強な「戦士」のイメージだ。だが、「パラディン」や「魔法戦士」は戦士ではない。打撃は弱いし、身体も弱い。戦士と同じプレイ方針では無理があるのだ。

 このことは前から分かっていたはずだった。にもかかわらず、今回もまた、戦士と同様の戦術を押し通そうとして、半死半生の目にあった。

 蛮野君は、第二世代の@の中では、早くから加速を得て、またアーケン石の入手も早く、さらに火免疫も手に入れており、とても優秀な@だった。それゆえに、プレーヤーが油断したのだ。

 また、もしかしたら、息子の指摘がなければ、父は番人への打撃戦に夢中で、赤くなったHPに気が付かなかった可能性すらあった。次ターンには確実に死んでいただろう。第三者の目というものがどれだけ大事なのかを思い知った事案でもあった。

 また、「ヒドラ」も極めて”危険な敵”であるということがあらためてわかった。


 いろいろな意味で、本当に危ないところだった。


 HPは回復したが、そのまま「毒状態」が続いていたので、『癒しのスタッフ』で何とか毒を解除した。せっかく持ってきたのだから、こういう時にはきちんと使おう。


 本当に「油断大敵」だ。気を引き締めなければ。


 とはいえ、もう元の場所に戻る気はなかった。
 あの場所に戻っても、番人の目が覚めている以上、戦う術はない。出向いても、ヒドラの毒ガスと召喚の群れに押しつぶされて、あっという間にあの世行きだからだ。おまけにヒドラも番人も、戦って何か益があるかといえば、実はそれほどない。ヒドラは倒しても小銭を落とすばかりだし、番人に至っては何も落とさない。多少の経験値を目当てに戦うには相手が悪すぎる。

 蛮野君は決して無敵ではない。強靭でもない。むしろ、知恵と機転で切り抜けるべき@なのだ。

 ということで、ここでの戦いを終えることとした。

地上にて

 『★アーケン石』を再始動させ、文字通りの意味で”這う這うの体”で地上に戻って、自宅に戻る。

 とはいえ、ありがたい『レベルアップの薬』を含めて、戦果自体は大きかったので、そこは悪くはなかった。
 さらに、箱から出てきた『ドラゴンブーツ』を*鑑定*してみる。

ドラゴン・ブーツ [5,+7] {r暗}
それは暗黒への耐性を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 暗黒耐性だけか…今一つという感じだ。

 あとは、持ち帰り品を店に持って行って商売を行う。

 武器を『吸血ロングソード』から『聖戦者』に持ち替えるとMPが179から188まで増えることが分かった。器用さが増えるため?だろうか。

 次に潜ったときは、『鑑定のスタッフ』を忘れており、あわてて帰る。いつもの「うっかり」である。
 この階層であれば、『鑑定のロッド』が欲しいなあ、と改めて思う。もちろん、この装備にして、贅沢な希望かもしれない。

虚しさ

 次に地下に出向いた時には、こんなものを@が勝手に拾った。

ヘヴィ・フレイル (4d6) {%}(u)を拾った。

 おおお、これは何だろう何かしら。

ザック中: モルグルのヘヴィ・フレイル (4d6) (-26,-8) [-3] {呪われている, %}

 ええええ…なんとも空しい。

 さらに、こんな感じのものも拾おうとした。

ザックには(妖刀)グレート・ソード (5d6) (-14,+12) (-2) {呪われている, %}を入れる隙間がない。
(妖刀)グレート・ソード (5d6) (-14,+12) (-2) {呪われている, %}を自動破壊します。

 こちらも『妖刀』とか、微妙にむなしい感じだった。世間とはこういうものなのだ、と蛮野君と二人で納得しあう。

 さらに、新しく出てきた『ドラゴンの冷気のワンド』は、実質的な意味がないと思われたので、現場に残してしまう。むしろ、『魔力復活の薬』や『スピードの薬』のほうが将来の資源として大切だからだ。ついでに言えば、あのお高い『*解呪*の巻物』が2巻も落ちていたのも大きかった。
 とはいえ、いささか悲しかったのも事実だ。

 だが、悪いことばかりではなかった。
 こんなものも拾ったためだ。

追加攻撃のモーニング・スター『紅鷲』 (2d6) (+12,+10) (+1攻撃)(v)を拾った。

 おお、本物の高級品だ。

 地上に戻って*鑑定*してみる。

追加攻撃のモーニング・スター『紅鷲』 (2d6) (+12,+10) (+1攻撃) {r恐}
それは打撃回数に影響を及ぼす
それは恐怖への完全な耐性を授ける。

 うーん、打撃はあるが、耐性が恐怖以外は何もない。惜しいなあ。とりあえず自宅に置いておこう

 他にも、『穴掘りのつるはし』という高級品も手に入れたが、こちらは売ることにした。ついでに、『スピードの指輪(+8)』も売る。他の@なら間違いなく装備対象になるところだが、蛮野君はすでに『スピードの指輪(+13)』を装備しているので、こちらは不要となるのだった。

 財産は117万$。ほどほどに増えた。

装備選択の悩み

 浮遊機能があった方がよい、ということはよくわかったのだが、しかし対応方法がよくわからない。

 自宅を見ると、浮遊とテレパシー機能のある☆武器などもあるのだが、これを『聖戦士』に換えて持っていくということがよいことなのかどうか、自信がない。

 と思ってみたのだが、なんとこの☆装備、毒耐性も持っていた。
 こんな具合だ。

☆ハルベルト『ヒンメルロン』 (3d5) (+20,+20) (+4) {+知r毒;感浮}
それは知能に影響を及ぼす
それは毒への耐性を授ける。
それは宙に浮くことを可能にする。
それはテレパシー能力を授ける。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なるほど、後は轟音耐性が揃えば、耐性については完全になるようだ。打撃は236とかなり減るが、これは致し方ないということになりそうだ。

 と、自宅を見回してふと気が付いた。

 最近使っていなかった『尊厳の金の冠 [0,+11] (+2) {+賢魅r轟;明(賢魅}』に、轟音耐性があるのだ。

 これを装備してみたら、すべての耐性が埋まった。さらに、MPが180から196まで大幅にアップした。

 ということで、武器は『聖戦者』さんに代えて『☆ヒンメルロン』を装備し、さらに『鋭敏の宝冠』に代えて『尊厳の金の冠 [0,+11] (+2) {+賢魅r轟;明(賢魅} 』を背嚢に入れて持っていくことを考えた。


 ところが、だ。


『☆ヒンメルロン』を外すと、テレパシーが消える。ということは、吸血装備に交換した瞬間に、事実上周辺が見えなくなるに等しくなるようだ。

 これはあまりよろしくない気がした。

 そこで、やはり轟音耐性を充当することはあきらめ、元の鋭敏の宝冠を装備することにした。MPは多少下がるが、仕方がない。

 また、吸血装備を持ち、『聖戦者』さんを自宅に置いておくこととした。ナズグルが出てこないといいなあ、と思う。

 もっとも、こちらは『スターライト砲』で対処することが戦術的な対応手段になるだろう。うまく状況を誘導できるかどうかはプレーヤーの腕次第だ。

 また、『ダメージの指輪(+13)』に代えて、『殺戮の指輪(+10,+8)』を装備する。これにより、直接攻撃だけではなく、飛び道具の命中精度も上がるためだ。おかげで、飛び道具の評価も「伝説的」にアップした。

 次レベルまでは残り6万の経験値が必要となる。

戦技

 あらためて地下20階に潜る。

 中原の広い空間に踊り出てしまう。あまり良いことではない。
 静かに足音を立てずに東に向かう。幸いにも、ここまでは誰にも見つかっていないようだ。

 ドラゴンを『追尾クロスボウの矢』で退治する。数ターンが必要だった。念のため、寝ていた火アリも退治しておく。後から目が覚めて、遠距離から炎のブレスを吐かれ、ドロップが燃やされてしまうのが一番腹が立つからだ。

 さらに、もう一匹のドラゴンを直接攻撃で退治するが、吸血装備ではなかったため、そこそこのダメージを食らう。やはりマメな装備交換が必要だ。手を抜いてはいけない。

 一度東に出向いた後、西に進む途上で、再び出発地点の広い空間に戻ったが、そのまま進むのには抵抗があった。
 そこで、下に空いていた細い通路を進むべくして、なんとか穴をあけたところで、待ち構えていたのが錆の怪物だった。

花崗岩の壁に穴を掘っている。 <21x>
穴を掘り終えた。
錆の怪物が目を覚ました。
錆の怪物に触られた。
酸を浴びせられた!
しかしドラゴン・グローブには効果がなかった!
テレポートの巻物 {50%引き}(f)が何個か壊れてしまった!

 倒したが、いささかがっかりした。やはり「モンスター感知」はしておくべきなのだ。

 その後、再度沸きしてきたオログやオーガ、ヴァンパイアなどを倒した。今回は『追尾クロスボウの矢』がたった一撃でヴァンパイアを倒したのには驚いた。出目の運次第とはいえ、すごいな、これ。

 最後に、またまた沸いてきたドラゴンを倒したところ、こんなものが落ちてきた。

(破邪)レイピア (2d6) (+11,+15) (+2) {%}(u)を拾った
床上: 浮遊の鉄鋲底の靴 [6,+8]

 おお、これは一体。

(破邪)レイピア (2d6) (+11,+15) (+2) {+器r毒}
それは腕力に影響を及ぼす
それは器用さに影響を及ぼす
それは耐久力に影響を及ぼす
それはデーモンに対して聖なる力を発揮する。
それはアンデッドに対して聖なる力を発揮する。
それは邪悪なる存在に対して聖なる力で攻撃する。
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは毒への耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。

 おお、これにも毒耐性があるなあ。しかも、デーモンやアンデッドに対応できる。
 しかも、与ダメージは270に、さらにHPが610まで上昇した。

 うーん、悪くない。
 だが、採用は難しい。

惜しい

『追加攻撃の指輪』を発見する。もしかして、「+2回」の追加攻撃の指輪だろうか。もしそうだとしたら、かなりの攻撃力強化が期待できるのだが。

追加攻撃の指輪 {未鑑定}がある。
床上: 追加攻撃の指輪 (-1攻撃) {呪われている}。

 うーん、こちらも惜しいなあ。

自己分析

 ふと気が付くと、雰囲気が茶色だ。
 久々に何かありそうだ。

 と、ここで『自己分析の薬』を見つけたので、飲んでみる。

あなたの状態:
現在の体力ランクは 96/100です。
あなたの瞳は赤外線に敏感である。
あなたは透明なモンスターを見ることができる。
あなたは麻痺知らずの効果を持っている。
あなたは素早く体力を回復する。
あなたはテレパシー能力を持っている。
あなたは自己の生命力をしっかりと維持する。
あなたは矢やボルトを反射する。
あなたの身体は光っている。
あなたは行動の前に危険を察知することができる。
あなたは酸への耐性を持っている。
あなたは電撃への耐性を持っている。
あなたは火に対する完全なる免疫を持っている。
あなたは冷気への耐性を持っている。
あなたは暗黒への耐性を持っている。
あなたは混乱への耐性を持っている。
あなたは地獄の力への耐性を持っている。
あなたは全く恐怖を感じない。
あなたの目は盲目への耐性を持っている。
あなたの知能は維持されている。
あなたの賢さは維持されている。
あなたの耐久力は維持されている。
あなたの知能は装備によって影響を受けている。
あなたの賢さは装備によって影響を受けている。
あなたの耐久力は装備によって影響を受けている。
あなたの隠密行動能力は装備によって影響を受けている。
あなたの探索能力は装備によって影響を受けている。
あなたの赤外線視力は装備によって影響を受けている。
あなたのスピードは装備によって影響を受けている。
あなたの武器は敵から生命力を吸収する。
あなたの武器は敵を燃やす。
あなたの武器はアンデッドに対して神聖なる力を発揮する

ここで出てくる
「麻痺知らずの効果を持っている」
というこの表現、他の@でよく見る
「麻痺に対する完全な免疫を持っている」 とは何かが異なるのだろうか。

 少し疑問になる。

 ついでに、こんなものも拾った。

人殺しのグレート・ソード (3d6) (+7,+7) (+1)(t)を拾った。

 だが、まだ雰囲気が変わらない。あいかわらずの「多少は運が向いてきたか...」という含みを持たせた状況だ。

 すると、現場で拾った『*武器強化*の巻物』のおかげで、
『人殺しのグレート・ソード (3d6) (+7,+7) (+1)』

『人殺しのグレート・ソード (3d6) (+9,+7) (+1)』
になった。
 地味だがいい処置だったと思った。

 だが、これが問題の「運」だとは思えない。こんなものではないはずだ。

吸血鬼の女王様、登場!

 西の方に向かうと、2x2の駐屯地が見つかった。

 モンスター感知を行うと、赤と青のDが一匹ずつ、さらには灰色のgが見えた。

 なるほど、これが楽しそうな「雰囲気」の原因か。

 すると、接近してしばらくしたところで、こんなお言葉が世間様より降ってきた。

『スリングウェシル』が目を覚ました。

 おお、なるほど、灰色のVが見える。この方がいたのか。
 ヴァンパイアの一番偉い人だ。
 仕掛けるとしたら、先にこちらかな。

 とりあえず、このユニークモンスターがどんな人なのか、確認してみよう。

『スリングウェシル』 ('V')/('V'):
サウロンとモルゴスの間を取り持つ使者達の隊長であるスリングウェシルは、バンパイア族の中で最も恐るべき存在だ。一見したところ彼女はかわいらしい女性だが、その羽と瞳を見ればそんな思いはどこかに吹き飛んでしまうだろう。
彼女はかなり素早く動いている。彼女の攻撃については何も知らない。

 なるほど。そういう人か。このゲーム的には極めて珍しい「女性の人型モンスター」である。特に、人型の女性はほぼ唯一ではないだろうか。性別としての「女性」は蜘蛛のユニークモンスター(シェロブやウンゴリアント)に見受けられるが、人間の姿かたちをしているとなると、この方しかいらっしゃらないと思われる。

 そして、まだ戦っていないので、攻撃手法については”知らない”ということになっている。実際、プレーヤーも以前ハーフオーク戦士の時に戦ったはずなのだが、あまり覚えていない。気が付いたら倒していた、という感じだった気がする。

 ここで戦術の考案を行う。
 息子1の提言で、タイマンを張るために、この灰色Vの直下に穴をあけて戦うことを提案された。
 なるほど、その手は確かにある。

 そこで、『ヒーローの薬』を飲み、自分で自分を祝福し、最後に加速して(なんと総合加速+35!)近づき、気合とともに壁をぶち破って突撃した。
 こちらが壁を破ったところに、すかさず灰色のVが割り込んでくる。こちらもまた素早い。

 ということで、正面からの激戦となった。

 こちらは『☆ハルベルト』で打ちかかる。
 この御大スリングウェシルさん、実際かなり固いモンスターだった。打っても打ってもなかなか減らない。そうこうしているうちに、仲間のヴァンパイアの支援を呼ばれてしまった。ただし、周囲は通路なので、それほどのダメージはない。

 この方の攻撃の特徴らしく、数回にわたって経験値吸収がなされたが、そのたびに『経験値復活の薬』を飲んで復活させる。こんな時のためにたくさん持っていたのだから。

 じわじわとかなりの回数の打撃を加えつつ、苦労しつつ、最後には何とかこの”ヴァンパイアの女王様”を退けることに成功した。
 パラディンとしてはよく頑張った方だと思う。

 スリングウェシルさんを倒した後で、引き続きトゥルカス様のご加護機能である「全方位攻撃」を仕掛け、残りの手下のヴァンパイアを蹴散らした。特に問題はなかった。

王の威光

 さて、この辺りで、ありがたい新アミュレットを拾った。
 近くに落ちていた『*鑑定*の巻物』で正体を明らかにしてみた。

★上級王イングウェのアミュレット (+3)
ヴァラールの島に渡り中つ国に戻ることのなかったヴァンヤール族の上級王イングウェの家系伝来の家宝。イングウェに対抗できる邪悪なものはいなかった。
始動したときの効果...
邪悪退散(x5) : 50 ターン毎
...ただし装備していなければならない。
それは賢さに影響を及ぼす
それは魅力に影響を及ぼす
それは赤外線視力に影響を及ぼす
それは麻痺に対する完全な免疫を授ける。
それは酸への耐性を授ける。
それは電撃への耐性を授ける。
それは寒さへの耐性を授ける。
それは透明なモンスターを見ることを可能にする。
それは酸・電撃・火炎・冷気では傷つかない。

 なるほど。邪悪退散機能のある素晴らしいアミュレットだ。
 少し迷ったが、今回すぐには装備せず、いったんは持ち帰った。

必要経費

 地上に戻って、いつもの通り、まず重点を行う。

 ところが、この再充填になんと7770$もかかってしまった。これは驚いた。
 内実は、といえば、『鑑定のスタッフ』2本と『体力回復のスタッフ』と『癒しのスタッフ』2本と『邪悪存在退散のスタッフ』と、割とよく使った『スピードのスタッフ』をすべて充填したためだ。

 こういうところでかかった費用は、業務上の必要経費として、税制上の控除の対象となっているといいと思った。

 さらに、途中で拾って強化してみた”こちら様”についても詳しく調べてみた。

人殺しのグレート・ソード (3d6) (+9,+7) (+1) {明}
それは器用さに影響を及ぼす
それは敵を毒する。
それは人間に対して特に恐るべき力を発揮する。
それは永遠の明かりを授ける。

 なるほど、これはこれで、という感じだが、当面は必要がないかもしれない。

 試しに『★上級王のアミュレット』を装備してみたところ、MPが25上昇した。これで205である。少し魔法力に余裕が出てきたというべきだろうか。

 次レベルまで残り17000。

酸の嘆き

 次に潜った時には、重宝していた『スピードのスタッフ』を酸で破壊されてしまった。悲しい。どうしたものかという感じだ。もっとも、自宅にはあと4本ほどあるので、とりあえず使える限りは使おうと思った。

 最終的に『スピードのロッド』(これはこれでかなりの貴重品だが)が複数本出てきてしまうと、スタッフは用済みになってしまうし、最終局面で本当に大切なのはおそらく『スピードの薬』だからだ。
 一方で、『スピードのスタッフ』は”中盤の要”でもある。これがあれば『スピードの薬』を貯めこむことができるためだ。

 また、酸免疫の『★トーリン王のスモールシールド』を拾ったら装備の対象になるか、というと、現行のシールドで賄われている反射機能を何か別な装備で充当しない限りは難しいだろう。
 相変わらずバランスが難しいゲームだ。

新しいロッド

 戦いの途上で、新しい『白銅メッキのロッド』を手に入れる。新しいアイテムというのは、いつものことながらワクワクしますなあ、蛮野君。
 はて、いったいこれは何でしょう。

白銅メッキのロッド(k)を拾った。
ザック中: 体力回復のロッド(k)。

 あああ、すごいものではあるのだけれど、期待していた『鑑定のロッド』ではなかった。むしろ、もっとレアものを先に拾ってしまった印象だ。
 これも、一本だけではいささか運用しにくいロッドである。

硬すぎる敵

 2体の鉄ゴーレムの再度沸きに遭遇し、冷気のブレスであっという間に体力を減らされる。戦っても益がないので、すかさずテレポートする。
 経験値的にはそれなりに魅力的だが、おそらくパラディンには厳しすぎる。

 次レベルまであと6000。

レベルアップ?

 地下20階で戦い続ける。

 2x2の駐屯地があり、そこのワイバーンを倒したところで、どうやらレベル33になっていたらしい。

能力 基本 種族/職業/装備 合計 腕力 18/100 1 2 0 18/130 知能 18/85 2 -2 3 18/115 賢さ 18/97 2 1 6 18/187 器用 18/92 2 0 0 18/112 耐久 18/96 3 2 2 18/166 魅力 18/71 2 2 3 18/141

 HPが595に、MPが211に達した。だが、ステイタスの向上はなかったようだ。残念だった。

 最後に、サラマンダーの群れを平らげて帰還を行う。

 地上に戻って資源を保管し、いつものように商売をする。

まとめ

 今回はここで終えた。

 全般的に、なかなかの激戦だった。そもそもの最初にキリス・ウンゴルの番人とヒドラのタッグに瀕死にさせられたところから、吸血鬼の女王様を倒し、鉄ゴーレム相手に逃げ帰るところまで、冒険に次ぐ冒険という感じだった。
 いささか疲れた。

 久々のレベルアップもあった。とはいえ、あまり大きな変化はなかった。レベルアップで次に目につく変化が起きるのは、レベル35で「武器祝福の魔法」を覚えるときだ。かなり遠い世界の話である。さらに言えば、レベル38で覚える「地獄の劫火」がこのパラディンの最大の武器となるらしい。

 自宅には『レベルアップの薬』は4服あるので、いっそレベル34になった段階で一気飲みしてもよいかもしれない。


 さて、蛮野君、今週もお疲れさま。またいずれ。

(続く)


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