006 | chopstick! No.1 | ****** | フライングワークス 2000 | ***** | ***** |
「食のサブカルチャー」を標榜している小冊子.あやしい輸入雑貨を扱っている店の片隅においてあったのをもらってきた.体裁は薄いが内容は濃い.
最初に世界各国のカレーの簡単な写真入りの紹介があるが,最後に「エチオピアシチュー」が目を引いた(が、レシピが掲載されているわけでもない)。アジア地域の料理の本はたくさんあったが,アフリカの本は全くなかったので初めてみた. 山田五郎VS川勝正幸のカレー対談はかみ合っているのかいないのかよくわからないところがよいようだ.カレー相談室においては「カレーライスとライスカレーはどちらが正式なのか」の質問に対して「ライスカレーという言葉がすでに死語となりつつある」と切って捨てている.潔し.また,この冊子を出しているところで「インドメン」という即席カレー麺を企画して売出しているらしい.高城剛,女子高生モデル,リリー・フランキー,となんの共通点もない人々が試食をしている.この麺についてはインターネット上での目撃談もあるのだが,でもわざわざミラノで喰うのか.な ぜミラノなのか.謎は深まる.深まるが,解決しなくてもどうでもいいのであった.