008 | 美味しんぼ 「食欲増進!欲望のエスニック編」 | 原作:雁屋 哲 画:花咲アキラ | 小学館 | 2000 | ISBN4-09-109362-0 C9479 | 286円 | 蘊蓄 |
料理全般蘊蓄マンガの、アジア地域の料理の段をまとめた一冊.
「ベトナム風春巻」「トムヤムクン」などがあるが、レシピというよりも絵による描写と文章の説明が数行あるという程度。全般的に生のハーブを多用して味と香りを重層的に構成するものが多いようだ.いつかきちんと食べてみたい.
コミックの間に「美味しんぼ塾」という名前でエッセイがある。「エスニック」という言葉の解説があり、自分は初めて意味を知った。また、世界中でスシを人々が食べ出すと(もう食べてるけど)、これまで我々だけが食べていた(?)ウニだのなんだのの値段が上がってしまうかもしれない、という見解には、そうなのかもしれないと思ったが、しかし今でも十分高いのである。ちなみに「欲望の」というサブタイトルの意味は不明。
ハーブが多く、ミント、コリアンダーなどを使っている。あらためて眺めると,ハーブとしてどんな葉を食べているのかというのは国によってずいぶん違う.日本にも山椒、紫蘇、蓼などがあるわけだが、日本の場合には各々を単品として利用し、ベトナムのようにそれらを積極的に複合して利用することは少ないように感じる。