031 | アジア「カレー」紀行 | 高野たけし | 東京書籍 | 1997 | ISBN4-487-79284-3 C0077 | 1500円 | エッセイ レシピ |
アジア各国のカレーについてのエッセイ
全体として会話形式のエッセイ表現だが,レシピとしてはタイの「ケーン・ペッ・プラー(アジの赤カレー)」,「ケーン・キャオワン・カーイ(鶏肉のグリーンカレー)」,インドの「パレク・パニール(ほうれん草とチーズのカレー)」,「チキン・ビリヤーニ(鶏の炊き込みご飯)」,ネパールの「ダル・バート(ネパール式カレー定食)」,シンガポールの「フィッシュヘッド・カレー(タイのお頭入りカレー)」,ミャンマーの「カオ・ソイ(カレーラーメン)」,モルディブの「モルディブ・フィッシュ・カレー(カツオ入りカレー)」である.どの写真も実にうまそうにみえる.
アジアの各地域(インド,タイ,ミャンマー,ネパール,シンガポール,バリ)のカレーについて,全体を通じて会話体で記述している.最後には各国のカレーのレシピ.作者が雑誌の取材などで実際に現地に出向いて感じたことをまとめているのでリアリティを感じる.しかしやはり会話体はセンスを問われる.料理の写真はこれまた実にうまそうだ.