042 | 森枝卓士のカレー・ノート | 森枝卓士 | 雄鶏社 | 1995 | ISBN4-277-66126-2 C0077 | 1600円 | エッセイ レシピ |
王様森枝さんの興味と経験から得られた各種カレーのレシピが掲載されている.
「簡単だが味は本格」という基本方針の下に、まず初めにインドの“基本のチキンカレー”があり、そのベースの上でいろいろと自分なりにいじっていけるようになっている。そのベースの上で、“ほうれん草のカレー”“キーマ・マタール”があり、さらに簡単な“魚のココナツミルクカレー”がある。一方で「美味しんぼ」に登場した手の込んだカレーのレシピもある。ターリー上でのいくつかのカレーでは、自作の“パニールカレー”もよさそうだし、“豆カレー”や“野菜カレー”もすごい。また、タンドールチキンや付け合わせ(サモサ、カブの炒め物、青菜の炒め物など)もある。次に、東南アジアのカレーが紹介される。“キェーン・ペット”や“キェーン・キューアン”、マレーシア風の卵カレー、タイの茶碗蒸し“ホーモック”、さらにカニのカレーいため、薩摩揚げの“トートマン”、尾頭つきの“フィッシュヘッドカレー”、カレーラーメンの“オーノカウスェー”、佃煮“ルンダン”など。最後に和風・洋風カレーの項目があり、志摩観光ホテルの伊勢エビのカレーを家庭向けに翻案した“エビカレー”、“ベジタブルカレー”、“貝柱のカレー”、“オックステールのカレー”、最後に“お蕎麦屋さんのカレー”が並んでいる。
途中の見開きに、この本で使うようなアジア地域で利用されているスパイスや調味料が紹介されている。基本的にはデパートなどで手に入るもので大丈夫である。