046 | スパイス塾 50のスパイスと100のレシピ | 武政三男 園田ヒロ子 | グラフ社 | 1998 | ISBN4-7662-0508-1 C9477 | 1000円 | スパイス解説 レシピ 蘊蓄 |
アニスから始まりローズマリーで終わるスパイス解説&レシピ本
カレー的なものに限らず、スパイスハーブ類を用いた料理全般を掲載している。たとえば「アニスクッキー」「くちなしのおかゆ」「焼酎の水割りクローブ風味」「サフランゼリー」、紫蘇を使った「洋風茶漬け」、スターアニスを使った「中華風冷や奴」、タラゴンを使った「よもぎ風味の団子」、ナツメグを使った「スパイスミルクコーヒー」、ベイリーブスの「アユの香り焼き」。レモングラスの「タイ風薩摩揚げ」、そして七味唐辛子をまぶした「のりのつまみ」などなど。一つのスパイスあたり必ず2種類のレシピがあるのも特徴。多くの本のように、レシピが1種類だけではスパイスの特性がつかみにくいということがあるかもしれず、2種類あれば、二つの料理の幅からそのスパイスの使い方のおよそのイメージがつかめる可能性は上がるだろう。
スパイス一つについて2種類程度のレシピが掲載されている.各スパイスの歴史等が「とっておきのはなし」として、また特性が各紹介の左側にまとめられている。レモングラスが2種類に分類される事はこの本で初めて知った.