「Cooking CONNIE PART1 9 カレー・シチュー」
| 057 | Cooking CONNIE PART1 9 カレー・シチュー | 学研 | 1983 | 600円 | レシピ |
概論
中学生くらいの少女向けの料理手引書。別に男の子が見てもいいけど。
各論
レシピ
カレーを中心とした煮込み料理のレシピが30種類ほど並ぶ。最初の「じゃ
がいもコロコロ昔風カレー」はいい。しかし、その次にいきなりやってくる、
全て具がフルーツのみの「フルーツカレー」の発想は半端ではないぞ．おまけ
にひょっとしたらうまいかもしれないような気すらする。その次の「野菜カレー」
は普通なので、まあ全体的に奇を衒っているばかりではないようだ。本格チキ
ンカレーはそれなりにうまそうだ．がそのまま作ると味が多少薄かろう．カレー
の他にも「ビーフシチュー」「ボルシチ」「ポトフ」と続くが、個人的には
「塩ぶたと野菜の煮込み」が一番失敗なくできそうな印象を持った。塩を擦り
込んでおけば、肉は長持ちするし、自然に風味ももつくものだ。ほかに、なぜ
か「ガンボ」が3種類あるのだが、この本の中では浮いている。
「薬味カタログ」には16種類の薬味があって、「タマネギの酢漬け」「あんずの
甘煮」「カレラピクルス」など。
蘊蓄・エッセイ
巻末の「クッキングコニー相談室」にて。「レイ・ブラッドべりの“タンポ ポのお酒”を読んでみたいのですが、どこの出版社から出ているのですか？」 「（いろいろ解説があり）日本語訳は晶文社から出ています」そうだったのか。 知らなかった。早川か創元かと思ていたあるよ。
スパイス・ハーブ等解説
「スパイスコレクション」と銘打って、オールスパイスやカルダモン、ク ミン等、一般的なスパイスを簡単に解説してある。